
上肢臨床症候の診かた・考え方
画像検査に頼りがちになってしまう昨今,あらためて診察室で行う問診や診察の重要性,身体所見の取り方などを再整理した上肢疾患を診るための実践書.「下肢臨床症候の診かた・考え方」の体裁を踏襲した姉妹本である.本書では診察室で行える上肢の超音波像の見かたを新設した.

ワンポイントアドバイス 大腸内視鏡検査法
本書の特徴は,大腸内視鏡検査に必要な事項を細部に分類し,同じテーマをベテランの先生方にポイントをしぼって解説していただいた点にある.したがって読者は,同じテーマに対する複数の意見や方法を知ることができ,その中から自分のやり方にあった解決法を見い出すことができる.また,図表も入れて解説していただいているので非常に理解しやすくなっている.本の形態もポケットにはいるような大きさとなっており,本棚から取り出して読んでいただくというより,ポケットに常に入れ,検査中の現場で役立ていただきたいと考えている.また,本書は,基礎的な手技の解説も含まれており,手技の向上のみならず新しく検査をはじめようとする先生方の入門書としてもお役に立てるものと自負している.

地域とつながる
高齢者救急実践ガイド
研修医・若手医師らが救急医療の現場で高齢者の対応をするときに知っておくべき,高齢者によくみられる症状・疾患や診療のポイント,専門医へのコンサルトのタイミング,地域医療との連携,看取りについて,各領域の専門家が基礎知識や診療の実際を示した症例を解説.臨床ですぐに活用できる「高齢者救急」の実践的なガイドブック.

抗凝固療法の神話と真実
適切な心房細動管理のために
心房細動診療に長年携わってきた著者が、一般内科医が抱きがちな思い込み(神話)に対する“真実”を科学的視点から解説。「DOACはモニタリングできないから使いにくい」「ワルファリンはビタミンKで中和できるからDOACより安全」などの“神話”を取り上げた。より正確な根拠をもってワルファリンとDOACを使い分けるための知識が身につき、読んですぐに実践できる。

New Image-Enhanced Endoscopy NBI/BLI Atlas
We hope that the material included in this book will give our readers the confidence to take on the challenge of pioneering the use of second-generation NBI, which has surmounted the problems associated with conventional NBI and/or BLI in routine procedures, and to perform evaluations and studies in order to establish more sophisticated diagnostics and advance new functional studies.

在宅医療×感染症
終末期がん患者の肺炎にどこまで積極的治療をする?介護者がインフルエンザになった時の対応は?在宅患者は独自の感染リスクをもつ集団だが,エビデンスは,ほぼない状況である.本書では,感染症と在宅医療それぞれの専門家が,臨床上の疑問について対話し,お互いの診療ロジックへの理解を踏まえ,患者を中心に両者をつなぐ道を探る.

ぶらなび
血液疾患診療ナビ 第2版
あなたが診ても,ここまでわかる!
~血液を専門としない医師のために~かかりつけ医が診る血液疾患だけを,わかりやすく解説するコンセプトはそのままに,アップデートを施した.「思春期女子の貧血への対処」「血液疾患患者が風邪をひいて来院したら」など,知って得する項目も増補.さらに実践で使える書籍になっている.

完璧マスター! 救急エコー
初期診療でのエコーの使い勝手のよさはすでに広く伝えられており、医師も積極的にスクリーニング検査として使用している。心エコーや腹部エコーなど各科専門医にも有用な検査であるが、救急外来・当直時に緊急性のある疾患かどうかを判断するのにもエコーは非常に有用であり、専門科を問わずあらゆる医師が身につけておきたい技術である。
そこで本書は、〈エコー画面からどうやって疾患を見つけるか〉を詳細に解説。エコー画面の解説では、よく若手医師が勉強方法として採用しているというCT・MRIなどとの比較をし、「患者の体内がこうなっているからエコーではこう見える」ということがよくわかる内容となっている。救急現場でエコーが読める技術を身につけられる1冊。

≪OS NEXUS 8≫
スポーツ復帰のための手術 股関節,足関節・足部
スポーツ選手が起こしやすい,股関節と足関節・足部疾患を取り上げ,低侵襲な鏡視下手術を中心に,精緻なイラストで詳細にわかりやすく解説。保存療法が主流であるなか,手術に踏み切るタイミングから術後スポーツ復帰の目安まで,経験豊富な著者が随所にコツをちりばめながら,手技の最前線を紹介。

キャリアUPをめざす
学会発表と研究スタートアップ
修練医「宇野さらら」が指導医「葛城先生」と繰り広げる医局での日常を描くストーリーの中で,キャリアアップの観点から「初めての学会発表」「初めての研究」を任される過程,そして結婚出産等,医師としての「ライフプラン」の形成の仕方について,それぞれの局面に応じてHOW TOを示した書籍。
スライドの作り方,プレゼンテーションの仕方などの解説にとどまらず,大学院生・修練医にとって,これからのキャリアアップを考えるにおいて,有用なテクニックを手に入れるための実用的な情報を,ストーリー形式でやさしく解説している。

医学論文執筆のための
臨床研究と医療統計
まずはここからはじめよう!
臨床研究を行うためには、大切な要素がいくつもある。自分がどんなことに疑問をもっていてどんな研究がしたいのか、正しくデザインできなければ、そもそも研究をスタートすることができない。研究をスタートさせても無計画にデータを集めていては、求めるゴールに辿り着くことは難しい。たくさんの解析ソフトと解説書があっても、やはり統計解析は難しい。
本書は、臨床研究を始めるための足掛かりになるように構成されている。若い先生が日常の疑問点から臨床研究を始め,データを収集し,統計解析の結果をまとめるまでが,ストーリーとして準備されている。また、随所に練習問題と大切な項目のチェックリストも準備されており,「自分で考える」過程によって,新しい知識が身につき,理解できていなかった部分を確認することができる。また気軽に統計を体験できるように,いくつかの統計ソフトを使用して解析を行っている。
はじめて臨床研究を行う読者にとって、道しるべとなる1冊である。

こんなに役立つ肺エコー
救急ICUから一般外来・在宅まで
気胸の診断では第1選択となっており,救急の現場においては特に重要視されている肺エコー。肺水腫と気胸の鑑別や肺炎の診断,さらに,肺超音波で過剰な液体の貯留を確認することで心不全の早期発見も可能となる。また,携帯型エコーで容易に見られるため,開業医や高齢者の在宅医療,当直時の救急対応にも役立ち,活用の場も広い。本書では,肺自体ではなく,肺の表面を覆う胸膜の動きを見る肺エコーの撮り方,読み取り方等をコンパクトにまとめ,だれでも簡単に肺エコーが撮れるようになるコツとテクニックを34本の動画も交えて紹介。(動画は本電子版では端末から視聴可能です)

心電図鑑
何万という記録の中から選ばれた,言葉を必要としない説得力のある心電図100枚を掲載! 各疾患の典型的な画像を中心に,波形を見て学んでもらう,自身の感性を磨くためのいままでにない1冊。

加齢黄斑変性 診療20のコツ
加齢黄斑変性診療のスペシャリストの約20年にわたる臨床経験から得られた診断の決め手や治療方針の確定につながる診療のコツを,具体的に症例を提示・比較しながら解説した1冊。プライマリケア医を中心としたすべての眼科医にとって役立つ内容を,多数の写真を中心にわかりやすく示した実践書。

今日から役立つ!
医師のための英会話フレーズ500 学会発表編
英会話フレーズが聞ける! 本書は国際学会で頻用される英会話のフレーズを,参加登録,演題発表,質疑応答などのシチュエーションごとに分類して紹介し,(解説は最低限にとどめて)音声で耳から覚えてもらうことを目的としている。
学会会場で最初に向かう受付デスクにおいても,“Can I register here?”だけでは不十分なのは明白である。事前登録をしているときの表現,演者登録をする言い方,懇親会の申し込みの言い回しなど,会話用のボキャブラリー(=常套句)のバリエーションを増やし,英会話力をレベルアップさせる必要がある。
日本人が得意とする文法知識や語彙力を,“国際学会での実践的な英会話力”に進化させる1冊である。

今日から役立つ!
医師のための英会話フレーズ500 外来診療編
英会話フレーズが聞ける! 本書は外来診療の現場で頻用される英会話のフレーズを,問診,臨床検査,生活指導などのシチュエーションごとに分類して紹介し,(解説は最低限にとどめて)音声で耳から覚えてもらうことを目的としている。
例えば痛みを感じる箇所を訊ねる場合でも,“Show me where it hurts.”“Where do you feel the pain?”など様々な言い回しがある。1つのことを訊ねるときの言い方を何種類か覚えておき,会話用のボキャブラリー(=常套句)のバリエーションを増やせば,英会話能力は飛躍的にレベルアップする。
日本人が得意とする文法知識や語彙力を,“外来診療での実践的な英会話力”に進化させる1冊である。

絶対に知るべき臨床研究の進め方
PMDAで得た研究者の心構え48
臨床研究を行う臨床医に向けて,PMDAに勤務して初めて知って驚愕した一般臨床研究の極意を,臨床医の目線でアドバイス。今まで臨床医が知らなかったPMDA目線の考え方,これからの臨床研究に必要な48の心構えを,カラーイラスト満載の紙面でどこからでも読めるよう構成し,やさしく解説。社会に還元される真の臨床研究のためのレギュラトリー哲学を伝える,臨床医必携の入門書。

ガイドラインを上手に使うための
消化器癌のひろがり診断スキル
治療アルゴリズムへの入り方
消化器癌診療のガイドラインに示されている治療アルゴリズムは,治療方針の決定に大変役立つものである。しかしながら,アルゴリズムの出発点・分岐点では,「癌のひろがり診断」を行い,病期を正しく判断することが求められる。
本書では,食道・胃・大腸・肝臓・胆道・膵癌の各アルゴリズムに必要な「癌のひろがり診断」を取り上げ,身につけるべき知識・スキルを,多くの画像やシェーマ,症例とともにQ&A形式でわかりやすく解説。また,すべての項目には著者オリジナルの「癌のひろがり診断のアルゴリズム」を完備。ガイドラインの治療アルゴリズムに入るためには何をどう診断したらいいのか,順序立てて整理することができ,明日からの診療に役立つ1冊。

サルコペニア診療マニュアル
サルコペニア研究のトップが集結し,その研究成果を反映して作成した診療マニュアル。
概念や判定法,類縁疾患との関連,予防,改善の実際,薬剤やバイオマーカーの今後の展望などを網羅し,最新の知見を踏まえて簡潔に解説。コンセンサスの得られているエビデンスだけでなく,研究者達の経験・データに基づく提言も織り込み,実臨床に役立つ内容となっている。

胸腔鏡・腹腔鏡併用食道癌根治手術
手術から周術期管理まで
「低侵襲」で「合併症の少ない」食道癌の鏡視下手術である,胸腔鏡・腹腔鏡併用手術「昭和大方式」について解説した1冊。
昭和大学消化器・一般外科学教室で約20年間,800例の臨床経験から築き上げた手術手技・周術期管理のノウハウを,豊富な術中写真・シェーマとともに余すことなく伝授する。また,安全な手術の施行・術後管理の徹底には不可欠な「チーム医療」も念頭に置き,術者や助手,麻酔科医,看護師の役割についても解説。手技全体の流れを押さえながらポイント・コツ・注意点が把握できるわかりやすい構成で,「低侵襲」にこだわりぬいた工夫や考え方が満載の1冊。