
みんなの急性期リハビリテーション・栄養療法
ICUやHCUでの多職種連携によるリハビリと栄養がわかる!
ICUやHCUなど多職種が協働する急性期病棟でのリハビリテーション,栄養療法について医師看護師のみならず,理学療法士,作業療法士,言語聴覚士,薬剤師,管理栄養士など多くのスタッフが実際の現場でどのように協働していくべきか,またそれによっていかにPICS(集中後症候群)を減らすことができるのかを,臨床の流れにそったわかりやすい解説と理解を助けるイラストとを交えて解説.急性期病棟スタッフ“みんな”のための入門書.

社会保険旬報 №2966
《論評》高額療養費上限額引き上げ案の衝撃と教訓 ―「治療断念」と「家計破綻」を防ぐ医療保険の再構築に向けて― 安藤 道人
2024年11月に突如として表舞台に浮上した高額療養費制度の自己負担上限額の引き上げ案(以下、引き上げ案)は、この制度に関わる患者やその家族、そして医療関係者に大きな「衝撃」を与えた。医療保険制度の根幹に関わる改革案にもかかわらず、議論の経過や透明性には疑問が残り、かつ引き上げ案が実現した際の患者へのインパクトは極めて大きかった。結果的に、2025年3月に参議院での予算案審議が始まったタイミングで引き上げ案の見送りが決まり、2025年秋までに改めて議論が進められることとなった。

月刊/保険診療 2025年5月号
特集 2025年から2040年へのロードマップ~医療と介護の経営環境はどう変わるのか~ 特集 2025年から2040年へのロードマップ~医療と介護の経営環境はどう変わるのか~
Part1 2025年問題と2040年問題とは何か/武藤正樹
Part2【対談】ポスト2025年から2040年へ向けて/高林克日己,吉村健佑
Part3 2040年に向けた医療・介護のモデルケース
急性期を手放し,自治体病院との連立・連携を実現/三友堂病院
「屋根のない総合病院」を目指す連携で地域医療を支える/板倉病院
Part4 2025 to 2040──その問題と解決策
1 地域包括ケアシステムの完成に向けた課題と解決策/川越雅弘
2 「互助」と「共助」を問い直す/飯田高
3 医療問題の将来展望──2025年から40年へ/浜田淳
視点 “スマホ脳”が招来する社会/榊浩平
連載
厚生関連資料/審査機関統計資料
月間NEWSダイジェスト
介護保険/医学・臨床/医療事故NEWS
めーるBOX
■エッセイ・評論
こうして医療機関を変えてきた!/長堀薫
プロの先読み・深読み・裏読みの技術/工藤高
TREND/大江和郎
NEWS縦断「OTC類似薬」/武藤正樹
■医事・法制度・経営管理
医療機関のDATA分析“特別捜査官”シーズン2「入院経路の分析で経営戦略を見直せ!」/流石学
病院&クリニック経営100問100答「医療機関におけるリース取引利用のメリット・デメリット」/堀田雄哉
かがやく!事務部門/寿泉堂綜合病院
■臨床知識
カルテ・レセプトの原風景【脳梗塞】脳梗塞の急性期治療/名月論,武田匤弘
教えて! 川上先生 新型コロナウイルスのホントのこと/案:川上浩一,画:ぼうごなつこ
■請求事務
実践DPC請求Navi/須貝和則
レセプト点検の“名探偵”/駒井三千典
点数算定実践講座/大西正利
保険診療オールラウンドQA
読者相談室/杉本恵申
休載:日本の元気な病院&クリニック,医療事務Openフォーラム

視る内分泌代謝疾患診療マニュアル
内分泌代謝・糖尿病内科領域の主要疾患61個を取り上げ,見開き単位でコンパクトに解説.
最新のガイドラインに準拠し,診断・治療のエッセンスをまとめた.
疾患を象徴するイラストや図表は左ページに配置し,右ページではより具体的に解説をするという形となっている.
短時間で疾患の要点を把握したい研修医・医学部学生,診療の知識をアップデートしたい専門医・指導医,内分泌疾患に関する理解を深めたい関連診療科の医師におすすめしたい一冊.

内分泌代謝・糖尿病専門医のセルフスタディ230 改訂第2版
内分泌代謝・糖尿病疾患に特化した230問題を収録.前版となる「内分泌代謝専門医のセルフスタディ230」発行から10年が経過し,主な診断基準・診断ガイドラインに対応し大幅に刷新.内分泌代謝・糖尿病内科領域専門医にも対応.8つの分野ごとに問題と解説をまとめて掲載.各問題には3段階の難易度を示し,通常の索引の他に出題テーマから各問題にたどりつける問題索引を設けた.内分泌にかかわる臨床医必携のセルフスタディツールとなる1冊.

褐色細胞腫・パラガングリオーマ診療ガイドライン2025
作成プロセス,エビデンスの強さ,推奨度はMinds 診療ガイドライン作成マニュアルに準拠して作成した.
前回2018年からの主な変更点は,1)神経内分泌腫瘍の位置づけが明確となったPPGLの疾患概念の変更,2)診療アルゴリズム,診断基準の精緻化,3)新規の機能検査,画像検査の位置付け,4)遺伝学的検査の実診療での施行と注意点,5)新規核医学治療,6)頭頸部PGLの追加,7)小児発症例の診断・治療,などであり,そのほか近年話題の分子標的薬の現状と展望についても掲載している.

小児科診療 Vol.88 No.7
【特集】発生から考えてみよう!早産児診療の諸問題とその対応
早産という出来事は,この愛着形成のプロセスにも物理的・時間的な大きなずれを生じさせ,結果として母子間の関係構築に困難をもたらすことがあります.
本特集号では,このような「身体とこころの発生の連続性」に着目し,早産児診療における様々な側面を多角的に再考しました.
早産児診療を単なる「未熟児医療」としてではなく,生後の発生を支える包括的な医療として考える契機となれば幸いです.

LiSA Vol.32 No.6 2025
徹底分析シリーズ:麻酔科医・手術室スタッフの健康管理学:産業医学的ヘルスケア/症例カンファレンス:100 kg超の短時間の腹臥位手術/快人快説:CALSのすゝめ/医学教育お悩み相談室:評価のやり方がわかりません/こどものことをもっと知ろう:免疫性血小板減少症(ITP)/ちょっと拝見 となりのDAMカート:湘南鎌倉総合病院 の巻/diary:千葉県木更津市/みんなのプロフィール帳:良質な医療資源であること/夕ご飯 何にする?:自家製塩豚でさっぱりお鍋

≪医療事務【実践対応】ハンドブック≫
Q&Aでわかる 医療事務【実践対応】ハンドブック 2025年版
★2025年4月現在の最新の法制度,診療報酬,医学知見等に準拠し,さらにマイナ保険証・資格確認書の取扱い,長期収載品の選定療養の取扱い,高額療養費の上限額引上げ――等につき新たに解説を加えた最新2025年版!!
★「データBOX」では,医療保険制度,公費負担医療,指導・監査,臨床知識,人体解剖図,ICDコーディング,統計用語・計算式,外国語対応など,医療事務の必須知識を一覧表とポイント解説で総まとめ‼
★「対応事例Q&A」では,医療現場や窓口で発生する法解釈や対応がむずかしい500事例──保険資格,実費徴収,保険外併用療養費,公費負担,労災,自賠責,患者クレーム等をQ&Aでずばり解決‼
★本書1冊あれば,医療事務のいかなる疑問・トラブルにも対応可能。膨大なデータ・知識を凝縮させた高性能ハンドブックです!!
医療関連データBOX
(1)医療保険制度一覧,(2)入院時食事療養費・入院時生活療養費一覧,(3)保険給付と患者負担,(4)高額療養費・高額介護合算療養費一覧,(5)保険外併用療養費一覧,(6)実費徴収可能な費用一覧,(7)病院の病床種別と基準一覧,(8)意見書・文書料の費用請求一覧,(9)公費負担医療制度一覧,(10)公費負担医療の概要,(11)診療関連記録の保存期間一覧,(12)感染症届出一覧,(13)労災保険制度,(14)自賠責保険,(15)介護保険制度,(16)法別番号一覧,(17)疾患別リハの施設基準一覧,(18)指導・監査・立入検査,(19)地域包括ケア・地域医療構想,(20)ICDコーディングの基礎知識,(21)DPCの基礎知識,(22)保険請求・審査・支払いチャート,(23)診療報酬の対象疾患一覧,(24)カルテ略語一覧,(25)人体解剖図,(26)統計用語・計算式一覧,(27)和暦・西暦による満年齢一覧,(28)敬語の使い方一覧,(29)外国語対応(4カ国語)一覧,(30)各地方厚生(支)局の連絡先,(31)マイナ保険証とオンライン資格確認
33の実践対応事例
(1)保険資格,(2)保険給付,(3)一部負担金,(4)高額療養費,(5)実費徴収,(6)療養費,(7)保険外併用療養費と混合診療,(8)診療報酬・レセプト審査・再審査請求,(9)指導・監査,(10)立入検査(医療監視),(11)介護保険,(12)公費負担医療,(13)労災保険,(14)自賠責保険,(15)外国人の保険診療,(16)未収金,(17)医療機能評価,(18)病院報告,(19)文書料,(20)患者クレーム,(21)個人情報保護・守秘義務,(22)カルテ開示・レセプト開示,(23)インフォームド・コンセントと同意書,(24)入院時食事療養費・入院時生活療養費,(25)特定健康診査・特定保健指導,(26)退院証明書,(27)後発医薬品,(28)DPC/PDPS,(29)生活保護法,(30)後期高齢者医療,(31)障害者総合支援法,(32)医療費控除,(33)地域包括ケア・地域医療構想

≪医療事務100問100答≫
医療事務100問100答 2025年版
医療事務の必須基礎知識 ――1冊まるごとQ&A
穴埋め・三択・○×問題などのクイズ形式で,全600問を網羅!! 1日20問で,1月で医療事務の幅広い基礎知識を習得。繰り返し取り組めば,確固たる知識に!!
★2025年4月現在の最新の法制度・診療報酬に準拠した,医療事務初級者のためのクイズ式QAハンドブック!! 1日何問か,クイズ感覚で気軽に楽しみながらチャレンジでき,解答とワンポイント解説を読めば,医療事務の基礎知識が自然と身につきます!!
★専門学校の学生,医療機関の新入職員,知識を定着させたい中堅職員などに最適!! 医療保険・介護保険・公費・労災制度などから窓口業務・情報システム・患者接遇まで,医療事務の基礎知識が1冊(全600問)に凝縮されています。
★ポケットサイズなので通学・通勤途中でも手軽に取り組め,授業や職員研修のサブテキスト・復習テキストにも最適です。解説書で勉強する前に,まずはこの1冊から始め,基礎知識のアウトラインをつかむのもお勧めです!!

脊髄腫瘍診療ガイドライン2025
脊髄腫瘍に対する診断と治療の最適解を導くガイドライン
脊髄腫瘍は中枢神経系腫瘍の中で比較的まれな疾患であり、発生部位・病理診断により治療法が異なるため、診療には高度な専門性が求められる。本ガイドラインは、脊髄腫瘍の診断・治療に関する最新のエビデンスをもとに、臨床における最適な意思決定を支援することを目的として策定された。これにより、診断精度の向上、治療効果の最適化、副作用の軽減を図り、患者および医療従事者の双方に有益な情報を提供することを目指している。
総論では疫学・自然経過・遺伝的要因・診断・治療を、各論では発生頻度が高く、主に硬膜内髄外に発生する神経鞘腫と髄膜腫、主に髄内に発生する血管芽腫、海綿状血管腫、上衣腫、星細胞腫・膠芽腫、悪性リンパ腫を取り上げた。
脊髄腫瘍は脊髄あるいは脊髄近傍に発生した腫瘍の総称である。発生部位により髄内腫瘍、硬膜内髄外腫瘍、硬膜外腫瘍に分類され、病理学的には脊髄・脊髄神経・髄膜・血管・リンパ組織・椎骨などに由来するもの、転移性のものなどが知られている。

本肝臓学会肝臓専門医認定試験問題・解答と解説 第7集
日本肝臓学会の監修により,肝臓専門医認定試験の過去問題とその解答・解説をまとめた第7集.問題は日本肝臓学会誌『肝臓』に2022~2024年掲載のものから106題を収載した.第6集と同様に,疾患ごとに関連した知識が学びやすいような章立てとしており,専門医認定試験対策だけではなく,肝臓診療に必須の知識を再確認できる一冊.

FALD診療の手引き
日本肝臓学会,日本成人先天性心疾患学会,日本小児循環器学会の3学会合同編集による,国内初のFALD診療専門書.Fontan手術の歴史的変遷からFALDの外科的/内科的治療,移行期医療,病態の予後まで,幅広い情報を網羅している.診断の章では各種画像検査について多くの検査写真と共に解説.Fontan手術の術後経過の改善に伴い,術後合併症として注目度の高まっているFALDを診るすべての医師にとって必携の一冊である.

医学のあゆみ293巻11号
データシェアリングと個人情報保護の課題
企画:米村滋人(東京大学大学院法学政治学研究科)
・医療データの利活用は,症例報告や観察研究といった小規模な研究から,大規模情報集積による臨床医療・産業応用まで飛躍的に拡大しつつある.この潮流を加速させる鍵となるのがデータシェアリングである.
・その実現には,データの標準化や管理システムの構築,費用負担モデルの確立といった技術的課題と,個人情報保護法制との整合性確保など法制度・社会的課題が複雑に絡み合う.国内外の先進事例から学び,新たな制度設計の可能性を探る時機が到来しているといえる.
・本特集では,医療情報学の第一人者,法律の専門家,バイオバンク運営者,製薬企業の実務者など多様な立場から,データシェアリングの意義と現状を解説し,課題に立ち向かうための道筋を示す.