理学療法41巻10号
理学療法における技術を科学する―動作支援編【動画付き】 理学療法におけるさまざまな技術を科学的な視点から整理することを目的とする、「技術を科学する」シリーズ第二弾では「動作支援」を取り上げます。
本号では、疾患別の理学療法について、①動作支援の考え方、②動作支援の技術的な要点、③動作支援の技術について、科学としての説明が最もなされているのは、どのような点か、④動作支援の技術について、科学としての説明が最もなされていないのは、どのような点か、⑤動作支援の技術をより科学的に表現していくための課題として、どのような事柄が挙げられるか、に分けて述べていただきます。
また、疾患別、病期別の動作支援の考え方と実際の技術的な要点について、イラスト、写真、動画などを用いて分かりやすく理解していただくことを狙いとしました。
小児看護2024年12月号
こどもとの対話;小児看護におけるコミュニケーションの重要性 こどもにとって、看護師とのコミュニケーションは単なる情報の共有だけでなく、主体性の育成や癒やしにつながるものである。本特集では知っておきたい知識として、こどものことばの発達、母子の対話、コミュニケーションに影響するこどもの心理や遊び、協働意思決定(shared decision-making)に関することを紹介する。また、こどもの発達段階・発達の特性・状況ごとに行われている対話の実際や、障害があるこどもへのICTを活用したコミュニケーション支援についても紹介する。
エキスパートナース Vol.40 No.15
◆精神症状を見分けるコツと対応・ケア
◆インシデントのしくみを学んで インシデントレポートの疑問・不満を解決しよう!
産婦人科の実際 Vol.73 No.12
がんサバイバーにおける女性医学―産婦人科医にできること
臨床に役立つ知識や技術をわかりやすく丁寧に紹介する産婦人科医のための専門誌です。面白くてためになる,産婦人科の“実際”をお届けします。
がん治療の進歩により,現代のがん患者の生命予後は飛躍的に改善しました。それに伴い,がんサバイバーにおける女性医学や性と生殖に関する健康のそのほかの側面についても,今一度考えていかなければなりません。本特集号では,各種がんの疾患や治療による影響を考慮しながら,その特性を踏まえた適切な医療・ケアを実践するために,産婦人科医ができる対応策や,果たしうる役割について解説いただきました。
小児科 Vol.65 No.11
正しく指示する子どもの栄養・病気のときの食事指導Ⅰ
一般論としては知っていても,なかなか個別の病態・疾患ごとに深堀りする機会が少ない「栄養・食事指導」が今回のテーマ。食物アレルギーや肥満・糖尿病をはじめ,腎疾患・肝疾患,心不全,神経筋疾患,鉄欠乏性貧血,口内炎に至るまで。病院勤務の先生にとっても,クリニックの先生にとっても,かゆいところに手がとどく内容を目指しました。
皮膚科の臨床 Vol.66 No. 12
壊疽性膿皮症の最新知見と実践的アプローチ
壊疽性膿皮症は慢性に経過し繰り返す皮膚潰瘍,いわゆる「治らない傷,拡がっていく傷」を特徴とする疾患です。皮膚潰瘍を形成する他疾患に比べて頻度は低いですが,難治性皮膚潰瘍として常に頭の片隅に置いておくべき疾患です。壊疽性膿皮症の臨床像から治療まで,最新情報も含めて役立つトピックスをまとめました。症例報告も多数収載。人気連載『憧鉄雑感』もボリュームを増やして掲載!
整形・災害外科 Vol.67 No.12
超高齢社会における手外科疾患の治療
人口の高齢化に伴い,手の変性疾患,手外科手術件数が増加している。高齢者が早期に日常生活や仕事に復帰すること,手の健康を維持することは健康寿命の延伸の観点からも重要である。本特集は手の変性疾患,高齢者の手外科疾患の病態と治療について経験豊富な著者が解説しており,日常診療に役立つ内容となっている。
胆と膵 2024年臨時増刊特大号
特集:胆膵Interventional Endoscopyを極める
胆と膵 2024年10月号
特集:胆膵手術のちょっとしたコツ【動画付】
関節外科 基礎と臨床 Vol.43 No.12
【特集】見逃さない 間違えない 骨・軟部腫瘍と骨転移
臨牀消化器内科 Vol.39 No.13
良悪性肝門部胆管狭窄への内視鏡的アプローチ
肝門部胆管狭窄は、良性・悪性を問わず、診断から治療まで高度な専門性が求められる領域である。特集は診断ストラテジーの概説から始まり、経口胆道鏡を用いた進展度診断、そして切除可能性分類と治療戦略へと進んでいく。
訪問看護、介護・福祉施設のケアに携わる人へ
コミュニティケア Vol.26 No.12
特集:被災経験から学ぶ 地域BCPにおける訪問看護ステーションの役割
訪問看護ステーションは医療機関と異なり、利用者が地域に点在し、有事の際、職員も必ずステーションにいるとは限りません。そのため、災害時には職員や利用者の安否確認等が必要となりますが、1つのステーションだけでは解決し切れない問題が生じる可能性も高くなります。自ステーションの事業継続に加え、地域全体の医療・ケアの提供を継続するという視点からも、平時からの地域BCPへの参画、ステーション同士での連携体制の構築が重要です。
本特集では、〈インタビュー〉〈特別報告〉において、令和6年能登半島地震発災時から訪問看護師として活動し続ける中村悦子さん、後方支援として役割を発揮した石川県訪問看護ステーション連絡会が、当時から今に至る状況について報告します。また、〈論考〉で地域BCPの重要性について述べた上で、〈報告〉はさまざまな被災経験を踏まえた、訪問看護ステーションや訪問看護ステーション連絡協議会から地域における災害への備えを紹介します。
あなたのステーションのBCP、この機会にあらためて見直してみませんか?
産科と婦人科 Vol.91 No.12
【特集】子宮内膜・子宮内腔とその異常
月経はサルとヒトにしかないとされ,毎月新しいものが形成されるような臓器はほかにありません.子宮内膜は産婦人科領域において臨床的に大変重要な部位であり,研究対象としても興味深いものと思われます.
本特集では,子宮内膜症の病因やがん化メカニズムなどの基礎的な話題や,慢性子宮内膜炎や着床障害など子宮内膜・内腔の異常とその治療など,14のトピックスについて解説いただきました.
医学のあゆみ291巻7号
脳血管内治療の最前線と近未来
企画:吉村紳一(兵庫医科大学脳神経外科)
・カテーテルを使用した脳血管内治療は,脳血管障害の治療に不可欠な方法として確立されている.
・硬膜動静脈瘻などの一部の疾患では第一選択となっているが,頸動脈狭窄症など外科手術との選択が必要となる疾患もある.また,脳動静脈奇形や頭蓋内動脈狭窄症では有効性がまだ確立されていないなど,適切な治療法の選択には深い知識が求められる.
・この分野は急速に進歩しており,新しいデバイスが次々と開発されている.本特集では,第一線の専門家たちが各疾患に対する最新の治療法と近い将来の展望について解説する.
手術 Vol.78 No.12
誌上ディベート ロボット支援肝胆膵外科手術のpros and cons—近未来のスタンダードとなり得るか
ロボット支援手術の適応拡大が進み,その施行症例数が着実に増加してきた現在,ロボット支援手術が「スタンダードとなり得るか」は,外科医にとっての大きな関心事であろう。向こう10年ほどの「近未来」において,「ロボット」という新たな選択肢を手にした肝胆膵外科手術がどう変わっていくのか,あるいはさほど変わらないのか……。現時点におけるエキスパートの考えを,それぞれの立場からディベート形式で論じた特集となる。
J. of Clinical Rehabilitation 33巻12号
災害リハビリテーション ─能登半島地震での経験を経て
●2024年1月1日,石川県能登地方でマグニチュード7.6の能登半島地震が発生し,多くの死者や負傷者が出た.ライフラインや交通インフラにも甚大な被害が及び,住民生活や経済活動に大きな支障が生じた.
●高齢化が進む日本において,災害時には被災者の生活不活発や災害関連死が懸念される.災害リハビリテーションの重要性が増す中,JRAT(日本災害リハビリテーション支援協会)は災害に備え,各地域で支援チームを整備してきた.今回の地震でもJRATは迅速に対応したが,組織的対応の課題も浮き彫りとなった.
●本特集では,能登半島地震におけるJRATの災害リハビリテーション活動を振り返り,初期対応や地域リハビリテーションへの移行,R-スタッフの機能と課題について解説する.さらに,各地域からの支援活動や今後の課題に焦点を当て,平時の体制構築についても議論する.
Medical Technology 52巻11号
この検査データから考えられる疾患は? 微生物検査編
●感染症の診断は培養検査の結果だけでなく,患者背景や身体所見,生化学検査や血液検査などのさまざまな検査データを総合的に判断して行われる.微生物検査に携わる臨床検査技師として,まずは尿路感染症や肺炎などの一般的な感染症に関する基本的な知識を身につけておく必要がある.
●さらに,感染症に対して医師目線で患者を診ることも重要だ.通常の検査プロセスでは検出不可能な微生物も,検査室特有の“ひらめき”で正確な診断に導くことができるのではないだろうか.
●今月は代表的な感染症疾患から少しレアな疾患までを取り揃え,各種検査データと微生物検査の結果から推測される疾患を,読者の方に考えていただく特集をお届けする.解説部分では医師と臨床検査技師がペアとなり,感染症を専門とする医師の先生方には各疾患の着眼点とともに診断のポイントを,臨床検査技師の先生方には,検査データと微生物検査について基礎からピットフォールまでを,ていねいにご解説いただいた.
日本内視鏡外科学会雑誌 Vol.29 No.6
日本内視鏡外科学会の機関誌。1万5千人を超える学会員から寄せられた投稿論文を、厳正な審査を経て掲載している。2023年より、教育的な症例や独自の手技の工夫、術中合併症への対応症例、困難症例などを動画で紹介することを主眼として、「video articles」欄を新設。 (ISSN 1344-6703)
隔月刊(奇数月)、年6冊、電子版のみ
小児科診療 Vol.87 No.12
【特集】学校における医療行為と医療的ケア
医療的ケア児支援法の施行から3年が経ちました.
医療行為と医療的ケアが必要な子どもたちが通学し,より充実した学校生活を送れるようになるためには,特に医療関係者,学校関係者の協同が不可欠です.
本特集では小児科医はもちろん,教育,看護,福祉の専門家,当事者,家族の視点もふまえ,ぜひ知っていただきたい実践方法を解説いたします.
臨床栄養 145巻6号
糖尿病治療・支援の最新情報 ―併存疾患へのアプローチを中心に
●令和4年国民健康・栄養調査によると,「糖尿病が強く疑われる者」の割合は男性18.1%,女性9.1%であり年齢が高いほど糖尿病有病者の割合が高くなることから,今後,糖尿病有病者は高いレベルで維持されることが予想されます.一方で,治療や支援の進歩を背景に糖尿病有病者の平均死亡時年齢は延伸しています.
●また,糖尿病有病者の主要死因において血管障害の比率は一貫して低下していることから,糖尿病有病者において糖尿病に併存する疾患の治療の重要性が高まっていることがうかがわれます.
●本特集では,はじめに「糖尿病診療ガイドライン2024」における食事療法のポイントや,糖尿病有病者にとくに多い併存疾患である心不全,糖尿病関連腎臓病,がん,肥満症などに焦点を当て,糖尿病に併存するときの治療と栄養支援のポイントについてご解説いただきます.そのほか,行動科学・社会医学的視点を踏まえた支援やケアのポイントと,低栄養を合併する糖尿病や予防のための時間栄養学の視点,能登震災における栄養支援についてご解説いただきます.