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わかる!身につく! 病原体・感染・免疫 第3版【電子版】

藤本 秀士(編著) 目野 郁子・小島 夫美子 (著)

出版社
南山堂
電子版ISBN
978-4-525-98482-3
電子版発売日
2023/02/07
ページ数
394ページ
 判型
B5
フォーマット
PDF(パソコンへのダウンロード不可)

電子版販売価格:¥3,080 (本体¥2,800+税10%)

印刷版ISBN
978-4-525-16233-7
印刷版発行年月
2023/02
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概要

イラストが豊富で,楽しみながら読み進めることができるやさしい教科書.各病原体の特徴とその感染機構を理解しやすいよう工夫している.また,話題となっている感染症等の新しい情報の提供にも力を入れている.「臨床現場」を意識した記述となっており,将来医療従事者を目指す方にぜひお勧めしたい.

目次

第1章 ヒトと感染症

1 感染症とは
 A.人間の社会生活と感染症
 B.学習の目的と目標
2 ヒトと感染症の歴史
 A.感染症の原因をめぐって
 B.感染症の予防と治療,検査・診断のあゆみ

第2章 感染・感染症の機構と種類

1 感染の機構(しくみ)─感染はどうやって起こるのか─
 A.病原体の種類と生物学上の位置
 B.感染(症)の成立と経過
 C.感染(症)発生の三大要因
2 感染症の種類
 A.感染症と伝染病
 B.感染症の流行
 C.感染症の病名と分類
3 感染症の現状
 A.新興・再興感染症
 B.輸入感染症
 C.人獣共通感染症
 D.病院内感染(院内感染)
 E.食中毒・食品媒介感染症
 F.性感染症(性行為感染症)
4 感染症の検査・診断・治療の概要
 A.感染症の検査・診断
 B.感染症の治療

第3章 免疫と生体防御機構

1 免疫・生体防御の機構
 A.免疫とその種類
 B.自然免疫と生体防御
 C.獲得免疫と生体防御
 D.感染防御免疫と腫瘍免疫
2 医療における免疫の利用
 A.予防接種,免疫血清・免疫グロブリン療法
 B.血清反応と臨床検査
3 移植・輸血と免疫
 A.移植と免疫
 B.輸血と免疫
4 免疫病(免疫異常)
 A.アレルギー
 B.自己免疫疾患
 C.免疫不全

第4章 感染症の予防と感染制御対策・技術

1 感染(症)予防の考えかた
 A.感染源対策
 B.感染経路対策
 C.宿主の感受性対策
 D.個人の取り組みと衛生教育
2 滅菌と消毒
 A.滅菌と消毒の区別
 B.滅菌法
 C.消毒法
 D.医療現場における滅菌・消毒の実際
3 予防接種
 A.ワクチンの種類
 B.ワクチンの実施
 C.予防接種スケジュール
4 院内感染予防対策
 A.院内感染
 B.標準予防策と感染経路別予防策
 C.医療従事者の感染予防
 D.医療行為と感染
 E.医療廃棄物対策
 F.病院全体での院内感染対策
5 法律による感染症対策
 A.「感染症法」による対策
 B.その他の法律による対策
6 感染症の疫学と監視体制
 A.感染症の疫学(感染疫学)
 B.感染症発生動向調査(感染症サーベイランス)

第5章 細菌感染症

1 細菌の形態・構造と分類
 A.細菌の形態
 B.細菌の染色性
 C.細菌の構造
 D.細菌の化学的組成
 E.細菌の分類・命名
2 細菌の生活現象
 A.栄養と代謝
 B.発育・増殖と環境の影響
3 細菌の遺伝と変異
 A.細菌の遺伝
 B.細菌の変異
4 細菌の病原性
 A.細菌と宿主とのかかわり
 B.細菌感染と疾病の成り立ち
 C.細菌感染に対する生体防御・免疫応答
 D.細菌感染の経過
5 細菌感染症の検査・診断
 A.感染・排泄部位からの検体検査
 B.細菌感染症の血清診断法
6 細菌感染症の治療と予防
 A.化学療法(抗菌薬療法)の概念とあゆみ
 B.化学療法の原理
 C.主な抗菌薬
 D.薬剤耐性
 E.薬剤感受性試験
 F.細菌感染症と化学療法の実際
 G.細菌感染症の予防
7 主な病原細菌と疾患
 A.グラム陽性通性嫌気性球菌
 B.グラム陰性好気性球菌
 C.グラム陰性通性嫌気性桿菌
 D.グラム陰性好気性桿菌
 E.グラム陽性有芽胞好気性および通性嫌気性桿菌
 F.グラム陽性無芽胞桿菌
 G.抗酸菌
 H.アクチノマイセス属・ノカルジア属
 I.グラム陰性微好気性らせん菌
 J.偏性嫌気性菌
 K.スピロヘータ
 L.マイコプラズマ
 M.リケッチア
 N.クラミジア

第6章 ウイルス感染症

1 ウイルスの形態・構造と分類
 A.ウイルスの形態と構造
 B.ウイルスの分類
2 ウイルスの感染と増殖
 A.ウイルスの増殖(部品ごとの大量複製)
 B.ウイルスの遺伝と変異
3 ウイルスの病原性
 A.ウイルスと宿主とのかかわり
 B.ウイルスと感染臓器とのかかわり
 C.ウイルス感染細胞の変化
 D.ウイルスと発癌
 E.ウイルス感染と発病の成り立ち
 F.ウイルス感染に対する生体防御・免疫応答
 G.ウイルス感染の経過
 H.宿主間のウイルスの広がり(ウイルスの伝播様式)
4 ウイルス感染症の検査・診断
 A.感染・排泄部位からの検体検査
 B.ウイルス感染症の血清診断法
5 ウイルス感染症の治療と予防
 A.ウイルス感染症の治療
 B.ウイルス感染症の予防
6 主な病原ウイルスと疾患
 A.DNAウイルス
 B.RNAウイルス
付.プリオンとプリオン病

第7章 真菌感染症

1 真菌の形態と構造
 A.真菌細胞の基本構造
 B.真菌三要素
 C.二形性と二形性真菌
 D.真菌の抵抗性
2 真菌の生活現象と分類
 A.栄養と増殖
 B.有性世代と無性世代
 C.真菌の分類
3 真菌の病原性
 A.真菌(感染)症
 B.真菌アレルギー症
 C.真菌中毒症(マイコトキシン症)
4 真菌感染症の検査・診断
 A.患者検体からの病原真菌検査
 B.深在性真菌症に対する免疫学的検査法
5 真菌感染症の治療
 A.真菌感染症の化学療法
 B.主な抗真菌薬
6 主な病原真菌と疾患
 A.深在性(内臓)真菌症を起こす主な真菌
 B.深部皮膚真菌症を起こす主な真菌
 C.表在性皮膚真菌症を起こす主な真菌

第8章 寄生虫感染症および衛生動物

1 寄生虫とは
 A.寄生虫の分類
 B.寄生虫症
 C.宿主との関係
 D.寄生部位
 E.侵入方法
 F.寄生虫の生殖
 G.寄生虫の発育
 H.寄生虫感染と免疫
2 線虫類
 A.形態と構造
 B.消化管に寄生する線虫
 C.血液・組織に寄生する線虫
 D.幼虫が感染する線虫
 E.蠕虫類の検査と診断
3 吸虫類
 A.形態と構造
 B.消化管に寄生する吸虫
 C.肝臓に寄生する吸虫
 D.肺に寄生する吸虫
 E.血管に寄生する吸虫
 F.検査と診断
4 条虫類
 A.形態と構造
 B.消化管に寄生する条虫
 C.幼虫が感染する条虫
 D.検査と診断
5 原虫類
 A.形態と構造
 B.消化管に寄生する原虫
 C.泌尿器に寄生する原虫
 D.血液・組織に寄生する原虫
 E.食中毒を起こす原虫
 F.検査と診断
6 衛生動物
 A.形態と構造
 B.シラミ
 C.ノ ミ
 D.ダ ニ