胃癌取扱い規約 第16版
約9年ぶりの改訂となる本版は、TNM 悪性腫瘍の分類第9版との整合性、翻訳可能性を重視し、さらに食道癌や大腸癌の規約との整合性も図っている。
病理診断においては改訂時期を同じくするWHO分類消化器腫瘍第6版と可能な限り翻訳・対応可能性を確保した。
肉眼型・組織型写真の更新、内視鏡写真の追加など、ビジュアル面も刷新され、これからの胃癌診療の指針・記録上の基本的ルールとして、より利用しやすいものとなった。
ICU/CCUの薬の考え方,使い方 ver.2
ICU/CCUで頻用される薬剤の解説を中心に,著者が日々の臨床で培ったクリティカルケアの技術,経験をまとめた好評書の改訂版.大幅改訂によりボリュームが倍増した.
ステロイドの虎
初学者にとってステロイド処方は難しい。これほど臨床で使われているにもかかわらず、薬物動態について不明瞭なことが多く、実際の処方についてのエビデンスも充実しているわけではない。患者さんのなかには副作用について強い不信感を持っている人も少なくなく、ICはとても憂鬱。もちろん実際に副作用は生じるので対策を念頭にいれないといけない。
しかし目の前の患者さんは不調を訴えている、あるいはそれどころかここでパルスをしなければ最悪の転帰になるにもしれないときにステロイドを躊躇する理由はないのではないでしょうか。
本書では基本となるステロイドの使い方を、明瞭にわかりやすく、今すぐどうしたらよいのかを示します。リウマチ専門医や血液内科専門医を指向する方は成書でさらに勉強をしていただく必要がありますが、いま患者にステロイドを処方できるのはあなた一人です。一匹の虎になり、診療ジャングルを駆け抜けていくのは今なのです。
序文
「ステロイドを使えるようになりたい」
このような気持ちは、初学者でなくても日頃ステロイドを処方し慣れていない臨床医なら、誰しも持っていると思います。ところが、「ステロイドの使い方」というのはいくら教わっても本を読んでもいまいち掴めた気にならないという人が多いようです。
その理由を考えてみました。それは、「総論が頼りない」からだと思います。医師は割と、「キチッとした総論」を体系基盤にしてそれを拠り所にしたい人が多いと思います。ステロイドに関しても、総論や原理・原則をきっちり理解すればその先に、応用があると信じているのでしょう。しかし実際には、いくら勉強しても盤石な理論とは程遠い総論記述がそこにあることがわかり、結局実地臨床では、臨床家の“さじ加減”に委ねられることに不安を覚えることになります。
実際、ステロイドの作用・効果には謎が多く、その使い方はただの慣習が普及してしまっている部分も多いです。にもかかわらず、あたかもそれなりの根拠があるかのように語れることも多いです。理論で攻めても結局は、詰めて行けばいくほど、つまりきちんと誠実に書けば書くほどエビデンスが示せないことがわかり、最後の核心的なところになってごまかした形になったりします。
すると残るは実践派の実践内容を知りたいところです。しかし、ちゃんとしている先生ほど、「根拠を示せないから」「なんとなくでやっているからとても公表などできない」などと言い、明るみになってきません。施設ごとの格差も大きいと聞きます。
ただ実地の臨床諸家たちは、言うほど盤石な理論を望んではいません。ステロイドの処方が頭をかすめたときに、すぐにとりあえずの解が欲しいものです。それは忙しいからです。臨床家はいつでも忙しいです。それなりのロジックは欲しいけれども、困っているまさに今、それなりの解が欲しいのです。あの人 or この施設ではこうやって使ってるのか、じゃあ私たちもこうしてみようみたいなサンプルを求めているのだと思います。ちゃんと伝えたいからこそ無難なことしか書けない著者(という立場の者。多くが専門家)と実地の臨床諸家たちとの間に、こうしてすれ違いが生まれるのです。
そこで本書です。というか、そこで國松です。私はこれまでそこかしこで、単著で本を書くというのは公衆の面前で全裸になるくらいの行為であり、単著を仕上げるには「いったん正気を失う」必要があると説いてきました。臨床ステロイド界隈のそうした“モヤっと感”を本などで著せるのはまあ自分かなという 全裸になれる勇気 謎の使命感が湧いてきたのです。これが本書執筆の初期衝動でした。
本書『ステロイドの虎』(ステトラ)では、それなりの理論も記述しました。これは私見も多く含みますが、ちゃんと分けて記述したつもりです。「真理!」のようなものではなく、しなやかなロジックを心がけました。
また、ある程度は「あんちょこ本」のように使えるようにも記述を工夫しました。具体的な処方箋を示し、その解説をしました。理論の部分が理屈っぽくて鬱陶しく感じる人は「あんちょこマーカー」なるものを國松自ら施しました。時間のない人、手を抜きたい人、とにかく大事なところだけ読みたい人、などは、見出しや囲みの他は、この「あんちょこマーカー」のところだけ読んでください。ロジックや情報も書きましたが、「安直」な利用の仕方で構わないと著者は思っています。ぜひぜひ、安直にこの本を使ってみて欲しいです。
この本「売り」をもうひとつ。ステロイドの処方というくらいだから重症例、つまり入院患者を想定していると思うかもしれませんが、外来患者さんにも十分利用できるという点です。かなり色々な診療科でステロイドは処方されます。大病院でも、クリニックでも。特に実地医家という“種族”は、(自分もそうだからわかりますが)何でも自分でやれたらいいなと思うものです。外来でステロイドを自分でうまく処方できたら、世界が広がります。
この本は、「エビデンスなんていいから、処方や処方の仕方を教えて欲しい」という読者に寄り添いたいと思って書き始めましたが、かなりの文献読んでいるうち、ちゃんとした解説をすることも大事だなと思い始め、その結果「あんちょこ本」にはなりませんでした。ただ、この本を読んでいただければ、ステロイドってこうやって使うんだという一例を垣間見ることはできるはずです。かつてまったくステロイドの使い方を教わらなかった先生、あるいは今は使っていないが自分でも使ってみたい臨床諸家のすべての先生にお役に立てるものと思っています。
医療法人社団永生会南多摩病院
國松淳和
精神診療プラチナマニュアル 第3版
わかりにくい精神科を、さらにわかりやすく
精神医療に必要かつ不可欠な内容をハンディサイズに収載、臨床における迷いを払拭するコンパクトマニュアル。4年ぶりの改訂に際し、精神医療に最低限必要な知識に加えて、「もう少し踏み込んで知っておきたい知識」も記述。原則として『DSM-5-TR』に疾患名を統一し、またDSMにない概念も取り上げた。全編アップデート、30頁増。拡大版(Grande)も同時発売。精神科専門医・専攻医はもちろん、他科の医師、初期研修医、看護師、薬剤師、さらには臨床心理士・公認心理師、精神保健福祉士など、幅広い職種に。
ICUブック 第5版
これがスタンダード 思考するICU診療 約10年ぶりに大改訂
集中治療医学テキストのベストセラーにしてロングセラー、約10年ぶりに大改訂。重症患者管理の基本と実践を、著者Dr. Marinoの豊富な臨床経験とエビデンスに基づき明快かつ簡潔に解説。新たな知見を反映すべく、「輸液管理」、「臨床的ショックへのアプローチ」、「非侵襲的換気」などの章を加え、構成を16のセッションと53章の章立てへと変更、各章の末尾には最新の参考文献と臨床ガイドラインを追加。集中治療医のみならず、臨床医全般に。
医師1年目からの わかる、できる!栄養療法
患者にあわせた投与ルートや輸液・栄養剤の選択など、根拠をもって実践するためのキホン
その栄養処方,本当に適切ですか?投与経路の決定,栄養剤・輸液の組立て方,段階的な増減量など症例をまじえ解説.なぜそうするか?どう実践するか?がわかれば自信をもってできる!臨床にでたらまず読むべき1冊
心電図の読み方パーフェクトマニュアル
理論と波形パターンで徹底トレーニング!
150点以上の豊富な心電図症例で心電図の読み方がマスターできる決定版.たくさんの実物大の心電図を呈示しながら,見開き2ページ完結で見やすく,わかりやすく,ベテラン医師が心電図のどこをどんな順番でみているかを示します.目次は波形パターンからひけるので実践的.各章,トレーニング問題が充実していて,判読力アップに役立ちます!
≪ガイドライン≫
MASLD診療ガイドライン2026 改訂第3版
代謝機能障害関連脂肪性肝疾患
日本消化器病学会・日本肝臓学会の共編による診療ガイドライン.NAFLD/NASHの疾患名称がMASLD/MASHに変更されたことに伴い,大幅改訂を行った.今版でも Mindsの作成マニュアルに準拠し,臨床上の疑問をCQ(clinical question),BQ(background question),FRQ(future research question)に分けて記載.CQではエビデンスレベルと推奨の強さを提示し, MASLD診療における,疫学,病態,診断,治療,フォローアップ等について,エビデンスに基づき現時点の標準的な指針を示した.
レジデントのための感染症診療マニュアル 第4版
感染症診療全般を網羅したバイブルの改訂第4版。病原の同定と適切な薬剤選択を基本に、臨床の実践知が学べる。トピックとして新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、ゾーニング、薬剤耐性菌(AMR)対策、最新の検査法などを収載。一線で活躍するエキスパートらの臨床知が凝縮された渾身の一冊。
京都ERポケットブック 第2版
救急診療のバイブルとして、ぜひ白衣のポケットに!
ER研修の壁を乗り越えるサポーターとして、上級医の頭の中を言語化してコンパクトにまとめるという趣旨はそのままに、第2版では日々の臨床の中で研修医との対話を通じて浮かび上がった皆が躓くERでのポイントを意識して改訂。また主訴別アプローチの「アタマの中」は文字+イラストやフローで図示し、緊急性の高い病態対応の大きな幹をイメージ化し捉えやすくすることを目指した。
重症患者管理マニュアル
グローバルスタンダードを超える!?
“純国産”集中治療本
重症患者管理において頻度の高い疾患・病態を中心に取り上げ、日々の臨床、ベッドサイドでの検証を踏まえて、診断・治療のより所となる知識をまとめた実践的手引。ガイドラインやエビデンス偏重にならず、しっかりとした患者評価と最適な治療を実現するために、病態生理の理解も含めたベストバランスを提示。医学生・研修医から指導医までの幅広い対象に、重症患者管理のスタンダードとなる知識と診療の指針を提供する。
≪ガイドライン≫
大腸憩室症(憩室出血・憩室炎)ガイドライン2026 改訂第2版
日本消化管学会編集による大腸憩室症(憩室出血・憩室炎)ガイドラインの改訂版.今版では,臨床上の疑問をCQ(clinical question),BQ(background question),FRQ(future research question)に分けて記載.前版刊行以降の最新情報を盛り込み,大腸憩室症診療に関する最新の内容を詳述.臨床医の日常診療を支援する必携の一冊.
改訂第5版日本救急医学会ICLSコースガイドブック
急変患者の蘇生処置を迷わず行うために!胸骨圧迫や気道管理,電気ショック等,医療従事者が必ず身につけたいチーム蘇生を日本救急医学会公式ガイドで完全マスター.JRC蘇生ガイドライン2020対応の改訂第5版
みんなで楽しくホスピタリストになろう!
エビデンスと実臨床の架け橋
●初期研修で必修の知識とスキルをこの1冊で完全網羅!
●みんほす勉強会のエッセンスを厳選濃縮!
本書は、初期研修終了時までに必要な内科診療と二次までの救急診療の「当たり前のことが当たり前にできる」、「常に患者さんを中心に考え、行動できる」が身につく1冊で、生粋のホスピタリストや、そのマインドをもった医師たちが、他のどの書籍よりも実践的な知識を提供することを最も大切にして執筆しています。エビデンスに基づきながら、実際の現場で「どのように考え、どのように行動すべきか」を詳しく解説し、初学者でも「明日から実践できる」内容となっています。
ジェネラリストのための内科診断リファレンス 第2版
エビデンスを根拠に、病歴、身体所見から検査まで、診断学の流れを網羅したテキスト。
10年の歳月をかけ、何と3万本以上もの論文に目を通し徹底的な文献吟味を経て、遂に完成したまさに待望の改訂版。今版では、外部リンク(QRコード/ハイパーリンク)を採用し論文などに掲載されている教育的な画像や動画にアクセスできるようになった。また指定難病の診断基準・調査票へのリンクも掲載。若手医師、総合診療医のみならず、全ての内科医にとって臨床の現場で必ずや役立つ一冊。医学生にもおすすめ。
当直ハンドブック2026
よく出会う17の症状や症候に“最初の30秒でチェック”することが追加され,さらに充実!
“現場の疑問が2分で解決!”.第一線での現場で使える“黒本”と好評をいただいている『当直ハンドブック』の最新版.2026年版では,第1章“よくある症状へのアプローチ”の17項目に“最初の30秒でチェック”することが追加され,_x000d_
・パッと読めて何をすべきかが,すぐわかる_x000d_
・網羅的に掲載されている_x000d_
・毎年最新情報がアップデートされる_x000d_
のコンセプトがさらに充実.ひとり一冊の必携本!
ブラッシュアップ急性腹症 第2版
腹痛診療のバイブルが,およそ4年半ぶりに全面改訂.腹痛の初期診療とは「手術が必要な疾患をピックアップす
る作業」である,とのコンセプトにさらに磨きをかけた.グローバルスタンダードの流れを踏まえた修正を施し,
画像診断を中心に最新の知見を追加.著者の個人的経験に基づく記述にはこの間に得られた新たなエビデンスを
付記した.
≪Gakken KEYBOOK Beginners≫
CT診断一問一答
研修医が最初の1か月で知るべき基礎知識
放射線科に研修に入ったが,数多く撮影されるCTを何からどう読めばよいかわからない.
そんな初学者のために,まず最初におさえておくべきCT診断の基礎知識を,Q&A形式でやさしく解説.
豊富なイラスト・解剖・実症例でよくわかる!
JRC蘇生ガイドライン2025に基づく
新生児蘇生法テキスト[Web動画付] 第5版
「新生児蘇生法(NCPR)講習会」公式テキスト。日本周産期・新生児医学会 新生児蘇生法委員会が『JRCガイドライン2025』に基づき制作。標準的な新生児蘇生法の理論と技術をわかりやすく解説しており,予習・復習にも役立つ。すべての分娩に新生児蘇生法を習得した医療スタッフが新生児の担当者として立ち会うことができる体制の確立を目指し,出生時に胎外呼吸循環が順調に移行できない新生児に対して,いかにして心肺蘇生法を行うべきかを学ぶことを目的としている。
第5版では,分娩室に掲示され蘇生現場で利用することを念頭に,JRCアルゴリズム2025年版を現場において必要な情報に限定したうえでスリム化。蘇生の「救命の流れ」「安定化の流れ」に沿って構成も一新し,「PBLSとの違い」などの新規項目も加え,より理解しやすく使いやすい内容へと更新した。ストリーミング動画(QRコード)や講習会のスライド・問題集も掲載。分娩に携わるすべての医療従事者必携の書。
エビデンスに基づいた 胆道癌診療ガイドライン 改訂第4版
エビデンスに基づいた胆道癌診療ガイドラインが6年ぶりに改訂されました!
今回の改訂では、「Minds診療ガイドライン作成マニュアル2020」に準拠し、システマティックレビューをもとに論文エビデンスの質評価を行い、それに加えて、利益と害・負担のバランスに関する確実性、患者の嗜好性、資源の影響を考慮し、エビデンスレベルだけに推奨度の決定が左右されることがないよう、より実臨床での応用が行えるよう、心がけ作成しましたので、胆道癌の患者さんの診療に役立ててください。
