脳卒中の下肢装具 第4版
病態に対応した装具の選択法
下肢装具のベスト・フィッティングを学ぶ一冊、待望の動画付きで改訂!
脳卒中の下肢装具療法は種類が多く(短下肢装具:約30種類、長下肢装具、股装具、膝装具など)、患者の病態もさまざまなため、フィッティングは容易でない。本書は装具の機能分類だけでなく、片麻痺患者の身体機能を加味し、個々の状態に適した装具の機能および選定方法を紹介する。今版では、装具の特徴や症例の歩行訓練の様子を動画で示し、より実践的に充実した内容に改訂されている。
アセスメントができる検査値の読み方
【本書の特徴】
☑検査値の変化と疾患・病態の関連をふまえた検査値の読み方を解説しているから、検査値のアセスメントができるようになる!
☑日々の報告に検査値の根拠がもてるようになる!
☑呼吸機能・心機能など、高齢者特有の加齢に伴う検査値の変化を解説しているから、検査値のアセスメントに迷ったときに参考にできる!
【異常な検査値の読み方の例】
●感染症で、CRPとWBCが上がるのはなぜ?
●炎症で、Albが下がるのはなぜ?
●心不全で、BNPが上がるのはなぜ?
●肝障害で、ASTとALTが上がるのはなぜ?
●脱水で、BUN/Cre比が上がるのはなぜ?
解剖から理解する頚椎診療
頚椎の解剖から疾患の本質までを「見える化」した一冊
◆頚椎への愛に満ちた編者2人による頚椎の解剖と疾患解説はわかりやすいのはもちろん、読み進めるとワクワクが止まりません。本書を読めば、頚椎診療の新しい魅力がわかります。
◆圧倒的に詳しい「首下がり症候群」の解説は頚椎に関わる医師なら必読。
◆最新の論文を引用しつつ、実際に多くの患者さんを診る中で得たEBMに依らない知見も満載。
◆フルカラーAB判で、見やすく、わかりやすくまとめました。本書を読んで、奥深い頚椎診療の真髄に迫ってみませんか?
ケースで学ぶ徒手理学療法クリニカルリーズニング
国際的に通用する水準の徒手理学療法を解説した実践テキスト.総論では,各体系の基本原理・代表的手技について症例を提示して簡潔にまとめ,各論では部位別に症例の典型的な機能障害に対する評価治療手技とクリニカルリーズニングが解説されている.それぞれの症例はSOAP形式に沿って記述され,経験豊富な臨床家のクリニカルリーズニングが各段階ごとに詳細に解説されている.さらなる技術の向上を求める臨床家必読の一冊.
リハビリテーションのための姿勢と動作
理学療法士(PT)と作業療法士(OT)は、リハビリテーションの現場で対象者の動作を観察し、その特徴から運動機能と生活動作の障害を推察している。
本書は熟達したセラピストの視点、解釈、練習例を示し、PTとOTの初学者に「姿勢と動作」の理解と整理を促すことを目的として編纂された。
最新バイオメカニクス研究をもとに、ヒトの動作から運動機能と生活動作の障害を理解して支援するための実践ガイドブックである。
別冊整形外科 No.74 しびれ・痛みに対する整形外科診療の進歩
本号では、日常診療で最も頻度の高い主訴であるしびれ・痛みなどの神経症状に対する診断・治療の進歩をテーマとした。超音波やMRIなどの画像機器や電気生理学的検査の進歩による診断精度の向上、インターベンショナル治療や手術的治療の進歩はもちろん、近年登場した鎮痛薬の実際的なプロトコルや処方のコツ、ブロック療法や理学療法など、多岐にわたって取り上げている。
別冊整形外科 No.50 脊椎疾患における鑑別診断と治療法選択の根拠
医療機器の発達,科学的な研究手法の導入に伴い,脊椎脊髄病の診断および治療法は近年大きく発展した.しかし多くは,実験的な研究手法を用いることができず,今もって確固たる結論を導き出すことができていない.このような状況下,この領域の全体的な治療成績の向上,独りよがりの治療法の排除に貢献できればと考え,その診断にいたった経緯,あるいは決断した治療法に対する根拠を提示した論文を多数掲載することとした.
≪臨床工学技術ヴィジュアルシリーズ≫
動画と写真でまるわかり!体外循環
臨床現場で臨床工学技士に必要な手技を解説する初のシリーズ.
その第3弾の体外循環編.
「なぜその手技が必要なのか」を根拠に基づいて説明.
一連の手技を動画で,ポイントとなる箇所は写真でみせるため,「実際にはどうなっているのか」がわかる.
腰痛の理学療法
医師と理学療法士のタッグで腰痛患者を治す!
腰椎の解剖から腰痛の病態、診断、リハビリテーションまでチーム医療として行う腰痛治療の流れをわかりやすく解説!
医師と理学療法士の連携・相互理解が腰痛治療をより良いものにします。
腰痛治療に深い知識と経験を持った医師と理学療法士が病態や理学療法を解説しています。
若手の理学療法士や「腰痛治療に関する知識や実践力を深めたい」と考えている理学療法士に向けた1冊です。
腎と透析92巻2号
【特集】MGRS―血液内科との連携
【特集】MGRS―血液内科との連携
腎と透析83巻4号
2017年10月号
【特集】補体と腎疾患
【特集】補体と腎疾患
治療戦略に活かす!
心臓CT活用マニュアル
心臓CTを「使う」から「使いこなす」へレベルアップ! 「こう撮像すれば治療に活かせる」「ここを読影すれば治療がうまくいく」を2大テーマとして、徹底解説。
心臓CTを撮像・読影するうえで役立つ心臓の解剖とともに、主要な心疾患の心臓CT画像を掲載。「心臓CTではこう見える」がわかる! 心臓CTをうまく撮像するためのポイントが満載! 低被ばくかつアーチファクトの少ない画像を得るための、造影剤や前処置薬の使い方のコツ、撮影タイミングの取得方法や再構成法のコツまで丁寧に解説。治療戦略を考慮した撮影方法がわかる。
どう読む? どこを読む? 各疾患における評価項目や所見を豊富な症例画像とともに解説。治療のプランニングに必要な情報をいかに得るかがわかる!
Thiel法だから動きがわかりやすい!筋骨格系の解剖アトラス 下肢編(Web動画付)
解剖体の固定のためにW.Thielが開発したThiel法は、固定後のご遺体の組織硬化が抑えられ、柔らかさと可動性をある程度残したまま固定することが可能である。そのため、従来の固定法では得られなかった関節などの動きを実際に確かめながら解剖できる画期的な方法となっている。実際の関節の動きに合わせて、筋肉の動きを観察することで、複雑な運動器の理解を深めることができる。
本書は、この「Thiel法」を用い、撮影した618点におよぶ画像、81本の動画をもとにした解剖学テキストである。第二弾となる本書は、骨盤帯、大腿上部/大腿下部、下腿上部(膝部)/下腿下部、足部など、下肢に特化した内容となっている。
関連書籍:Thiel法だから動きがわかりやすい!筋骨格系の解剖アトラス 上肢編(Web動画付)
■序文■
はじめに、ご献体いただきました故人に対し、またその崇高なご遺志を受け入れ、支えられたご家族、ご親族の皆様に、敬意を表すとともに、心より感謝の意を申し上げます。
2020年に「上肢編」を上梓して約2年を経て、このたび「下肢編」の上梓に至りました。「上肢編」制作時から「下肢編」「頭頚部体幹編」の3部作を想定して、同時進行的に資料収集、整理を行っていたつもりでしたが、実際に資料を選出し、構成していく過程で、もう少し見やすく、もう少し分かりやすくしたいとなってしまい、また資料の不足も多々ありまして、新たに資料を収集したりしているうちに約2年の時間を要しました。
内容および構成につきましては、「上肢編」同様、本書が、解剖学的知識を種々の機能と関連づけ、さらに臨床における病態の理解と治療実践へと進展させていくことに役立つものであるための観点から、下肢編においても、資料は、原則、解剖学的肢位をとっている状態で、体表から深部へ剖出を進める形式で提示し、撮影は正面に加え上方、下方、斜方と異なる角度からも行い、資料は敢えて左右を統一せずに選定いたしました。動画においても、筋の作用、筋以外の軟組織の緊張変化、関節内運動等が連想できるよう撮影いたしました。
提示いたしました資料は、見やすいものであること、わかりやすいものであることの観点に立って選出しておりますので、結果的に多くのご遺体から選出いたしました。また、脆弱な組織はホルマリン固定のご遺体から収集いたしました。
資料標本を選出いたしましたご遺体の特性ですが、大部分が80歳台の標準的体型の男性です。見やすさ、分かりやすさの観点で選出した資料は、結果的に多くが男性のものでした。残念ながら、誌面の都合上、性差を対比させて提示するところまでは至りませんでした。
本書の刊行にあたり、多くのご指導を賜りました、名古屋大学客員研究員安井正佐也先生、ご遺体の準備、環境整備等で多大なるご協力を賜りました、技官の方々に感謝の意を申し上げます。適切な助言を下さり、無理なお願いに対しても工夫を凝らした対応をしていただいた、株式会社金芳堂のスタッフの皆様に対しましても感謝の意を申し上げます。
2022年1月
一柳雅仁
●本書をご覧いただくにあたり
Thiel 固定遺体においては、細い神経、脈管をきれいに剖出することが困難であり、本書では、細部に至るまで示すことはできていません。写真撮影においては、むしろ、筋膜組織、脂肪組織などとともに取り除いてしまっていることが多いことをご承知おきください。
動画においては、以下の事項に留意をお願いいたします。
1.骨運動に伴って緩む筋肉・腱が働筋、引っ張られる筋肉・腱が拮抗筋であると考えてください。関節包、靱帯は、緊張が増すもしくは引っ張られる場合、その運動方向への制限要因と考えてください。
2.関節内運動においては、運動の規定要因となる構造体の多くを取り除いているので、生体で実際に起きている運動とは言えない可能性もあることを念頭に置いてご覧ください。
3.撮影時に起こった運動は、そのご遺体における現象であり、多くのご遺体を比較検証して、標準的なものを呈示しているわけではないので、安易な決めつけを避けるため解説は最小限にとどめました。
■監修のことば■
本書は2020年に刊行された上肢編に次ぐ第二弾の下肢編となります。下肢編は股関節や膝関節、足関節などの動的解剖学がわかりやすく写真と動画にまとめられております。上肢編においても記載いたしましたが、本書を刊行する経緯について少しご紹介し、監修のことばといたします。
名古屋大学では人体解剖トレーニングセミナーを1981年から40年の長きに亘って開催しており、解剖学教室(機能組織学/解剖学第二)がそのお世話をさせていただいております。このセミナーでは全国の医育機関の解剖系教員の肉眼解剖実習の研修の場として、夏休みに1週間かけて解剖実習を行なっており、2021年度までに受講生は1006名に及び、本セミナーが医学医療の教育の質向上に果たした役割は大変大きいものがあります。本書をまとめた一柳雅仁先生は長年このトレーニングセミナーに参加され、肉眼解剖学の知識を深め手技を磨かれるとともに、トレーニングセミナーではチューターとしてご活躍いただいておりました。そのような背景のもと、一柳先生は最近名古屋大学にも導入されたThiel法による新たな動的解剖教育への可能性に挑まれました。
1992年にW.Thielが解剖体の固定のために開発したいわゆるThiel法は、固定後のご遺体の組織の硬化が抑えられ、柔らかさと可動性をある程度残したまま固定することができる方法で、従来の固定法では得られなかった関節等の動きを実際に確かめながら解剖できる点で画期的です。実際の関節の動きに合わせて筋肉の動きを観察することができれば、複雑な運動の理解が格段に進みます。このような解剖を医学生のみならず理学療法士や作業療法士、看護師など医療に実際に携わる方々にも動画を用いて勉強してもらえたらと常々考えておりましたが、一柳先雅仁生の熱意と金芳堂さんのご理解とご支援でここに再び下肢編として上梓することができました。
本書を上梓するにあたり、企画から動画の組み込み方など編集のすべての過程でご尽力をいただいた金芳堂の一堂芳恵氏、また古くから懇意にしていただきご支援をいただいてきた金芳堂の現社長宇山閑文氏および元社長の市井輝和氏に心よりお礼申し上げます。最後に、名古屋大学の篤志献体の団体である不老会の皆様の医学教育や研究に対する深遠なるご理解とご支援に心より敬意を表し、ここにお礼申し上げます。
2022年1月
名古屋大学教授
木山博資
胃と腸 Vol.55 No.4
2020年04月発行
主題 内視鏡医も知っておくべき病理診断リファレンス 上部消化管腫瘍
主題 内視鏡医も知っておくべき病理診断リファレンス 上部消化管腫瘍 -
臨床スポーツ医学 2015年9月号
膝関節靱帯損傷の保存療法
膝関節靱帯損傷の保存療法
「膝関節靱帯損傷の保存療法」特集として,膝関節靱帯の機能解剖とバイオメカニクス,競技種目と膝関節靱帯機能,膝関節靱帯損傷の診断法,損傷靱帯の修復過程,膝関節靱帯損傷の手術的治療と保存的治療の適応,膝関節靱帯損傷に対する対症的保存療法,膝関節靱帯損傷急性期における膝関節および全身のリハビリテーション,陳旧性膝関節靱帯損傷に対する競技復帰のためのトレーニング などを取り上げる.
小児代謝疾患マニュアル 改訂第3版(原著第5版)
世界10か国語に翻訳される名著が,カラーになって10年ぶりに帰ってきました!エネルギー代謝,脂質代謝,糖化,神経伝達物質,ビタミン代謝異常などの大幅ブラッシュアップはもちろん,各疾患の原因遺伝子を網羅し,遺伝子索引も収録.カラーとなった今版では代謝図がさらにみやすく・わかりやすくなりました.小児科をはじめ,代謝疾患にかかわるすべての先生方にご活用いただける1冊です.
令和の心不全治療ガイド
近年,心不全患者は増加の一途を辿り,同時に新規治療薬が続々と登場し,治療にも大きな変化が起こった.本書では,そんな変化の激しい心不全診療についていけないという声に応えて,最新の知識を効率よくアップデートできるよう要点を絞って解説.現在の治療戦略の考え方から,在宅医療,心不全緩和ケアの話題まで,最新のガイドラインのさらに一歩先の内容も含めて記載.心不全診療に携わる医師,メディカルスタッフ必携の一冊.
十二指腸腫瘍の内視鏡治療とマネジメント
本邦屈指のエキスパートたちによる十二指腸腫瘍内視鏡治療手技のすべて
消化器内視鏡治療の最前線。十二指腸腫瘍の内視鏡治療手技のすべてを集約。第一人者たちによる、十二指腸腫瘍に対する内視鏡治療の決定版。実施可能なあらゆる手技を網羅。基本技術から、エキスパートならではのコツ、そして多彩な症例から治療手技の真髄を学ぶ。
腎臓内科Controversy
多くの難題に直面する日々の臨床で本当に役立つ知識とエキスパートの叡智が1冊に! ガイドラインを補完する,専門医ならではの視点や工夫、対応法を伝授.薬の上手な使いかたや尿検査・腎生検でどこまで診断できるのか,ガイドラインで適応外となっている治療の考えかたなど,おわりも正解もない臨床現場で奮闘するあなたに光を照らす1冊.
日常診療のための検査値のみかた
医学の各領域で日常的に使用される検査値の臨床的意義や,診断プロセスにおける基準値や異常値のみかた考え方,また検体採取のノウハウなどについてわかりやすく解説した.