
皮膚科の臨床 Vol.66 No. 10
2024年9月号
薬疹
薬疹
今月号の特集は「薬疹」です。皮膚科では他科からコンサルトされる症例も多く,また新薬の登場もあり,常に知識のアップデートが必要な領域です。本特集ではさまざまな薬疹の症例報告をまとめました。エッセイ『憧鉄雑感』などの人気連載も好評掲載中!

産婦人科の実際 Vol.73 No.9
2024年9月号
婦人科がん治療における下肢リンパ浮腫―センチネルリンパ節生検の保険適用はなぜ必要なのか
婦人科がん治療における下肢リンパ浮腫―センチネルリンパ節生検の保険適用はなぜ必要なのか
臨床に役立つ知識や技術をわかりやすく丁寧に紹介する産婦人科医のための専門誌です。面白くてためになる,産婦人科の“実際”をお届けします。2024年度の診療報酬改定において,子宮がんに対するセンチネルリンパ節生検の新規保険収載が見送られました。センチネルリンパ節生検の保険適用化は,患者さんのQOLを著しく低下させる下肢リンパ浮腫の発生を防ぐことにもつながります。本特集では,次期改定で保険適用を掴み取るために,センチネルリンパ節生検,骨盤リンパ節郭清,下肢リンパ浮腫に対する治療法などについて,日本の診療の「現在地」を浮き彫りにしました。

眼科 Vol.66 No.9
2024年9月号
乱視を知ろう!
乱視を知ろう!
どこから読んでもすぐに役立つ、気軽な眼科の専門誌です。今月の特集は「乱視を知ろう!」と題し、快適な視機能を保つためにはその管理が重要となる乱視に関するトピックや問題点を、7名の先生方に論じていただきました。細隙灯顕微鏡と生体染色の重要性を再認識できる綜説や新たな緑内障治療法の開発動向に関する綜説、ドライアイの診断機器「idra」を紹介する連載や投稿論文、学会抄録など盛り沢山な9月号を是非ご一読ください。

産科と婦人科 Vol.91 No.10
2024年10月号
【特集】母児を感染から守る―妊産婦の感染症アップデート―
【特集】母児を感染から守る―妊産婦の感染症アップデート―
妊産婦の感染について最大の課題は,感染による母体死亡の撲滅です.近年,妊産婦死亡の原因として劇症型A群溶血性レンサ球菌感染症が注目されています.また,胎児についても,母体からの感染の影響を考えなければならない場面に多々遭遇しますので,今回は小児科医の先生方にも執筆いただきました.ぜひ臨床でお役立てください!

小児看護2024年10月号
重症心身障害児の安全で楽しい食事をささえるために
重症心身障害児の安全で楽しい食事をささえるために 重症心身障害児にとっての食事が単に栄養を摂取するだけの行為となるか、人との社交や文化を感じる機会となるかは支援者のサポートによって左右される。また、子どもの摂食嚥下や消化器官の機能によって、一人ひとりに適した食事形態や方法を選択する必要があり、個別性が高い。本特集では、摂食嚥下障害や胃瘻・腸瘻などの重症心身障害児の食事に関する基礎的な知識に加えて、彼らが“食事を楽しむ”ための支援の実際、家族の思いについて紹介する。

関節外科 基礎と臨床 Vol.43 No.10
2024年10月号
【特集】生物学的関節再建の現況と展望
【特集】生物学的関節再建の現況と展望

まるごとわかる!がん 第3版
フルカラーの豊富なイラストでがんの基礎知識をわかりやすく解説した好評書の改訂3版.前版から引き継いだ「がんとはどのような疾患か」「がん治療のしくみはどのようなものか」「各がん種の病態や治療」などの解説に最新の治療や新たに8つのがん種についての解説も追加され,大幅にボリュームアップ.がんについて学びたいと考えている初学者に最適な1冊.

日本内視鏡外科学会雑誌 Vol.29 No.5
2024年 09月号
日本内視鏡外科学会の機関誌。1万5千人を超える学会員から寄せられた投稿論文を、厳正な審査を経て掲載している。2023年より、教育的な症例や独自の手技の工夫、術中合併症への対応症例、困難症例などを動画で紹介することを主眼として、「video articles」欄を新設。 (ISSN 1344-6703)
隔月刊(奇数月)、年6冊、電子版のみ

≪新スタンダード薬学シリーズ 6≫
薬学情報科学Ⅰ. データサイエンス基礎
基礎統計からデータ解析へ
医療人としての薬剤師養成教育に資する標準テキスト

小児科診療 Vol.87 No.10
2024年10月号
【特集】つながる内分泌学-古典的な内分泌学から多分野への新たな展開-
【特集】つながる内分泌学-古典的な内分泌学から多分野への新たな展開-
近年の内分泌領域の進歩は著しく,実は脳や心臓,骨なども内分泌臓器として様々な臓器をつないでいることがわかってきました.さらにはオキシトシンなどホルモンが個人同士をつなぎ,社会をつくる機能をもつ可能性も示されています.
本特集では日常の小児科臨床に役立つ知識の整理にとどまらず,内分泌から広がる可能性と面白さを知っていただける特集となっています.

園部式歩行改善メソッド
歩行こそ最高のボディメンテナンス
▶1日たったの5分!メディア出演多数の予約が絶えない治療家の歩行改善メソッドを大公開!
▶重要なのは『後ろの歩幅』だった!
▶『踏み出す』のではなく、『越える』意識で!
▶足の指を意識すると姿勢が変わる!
近年、体の痛みや、動きにくさから、長く歩けないなどの不調を訴える中高年者が急増しています。
何歳からでもボディメンテナンスを適切に行えば、健康を維持することができます。
そして、最も簡便で、効果的なボディメンテナンスの方法が、歩行を取り入れることなのです。
しかし、実はただ歩くだけでは本当の健康は得られません。なぜならば、日常的に歩く習慣がある人でも「悪い歩き方」をしている人が決して少なくないからです。歩くことでかえって痛みや様々な関節疾患を引き起こしてしまう人も実は多いのです。それでは本末転倒です。
そこで、この本で推奨しているのが『園部式歩行』です。
【園部式歩行とは?】
以下の2つのことを合わせて『園部式歩行』と呼びます。
①「良い歩き方」の基盤つくり(体の柔軟性と姿勢を維持・改善する)
加齢や運動不足に伴い体の柔軟性が低下したり、姿勢が悪くなったりすると、「良い歩き方」をすることができなくなります。そこで、運動習慣として歩行を取り入れることと並行しながら、「良い歩き方」の基盤となる、体の柔軟性と姿勢を維持・改善するためのトレーニングを行うことが大切です。人の体は、加齢により至る所が硬くなりますが、特に予防すべき部位があります。このことを知り、その部位の柔軟性を維持する方法をこの本で説明します。また姿勢の変化においても、なぜ姿勢が悪くなるのかを理解すれば、その予防に努めることができますので、姿勢を良くすることが習慣化しやすくなります。
②「良い歩き方」の習得と実践(本当に良い歩き方とは何かを理解し練習する) 「良い歩き方」と言われても今の段階では漠然として良く分からないと思います。そのため、「良い歩き方」とは何かを言語化して理解する必要があります。そして、その上で、「良い歩き方」を習得するためのトレーニングを行えば、30日で体が変わっていく実感が得られると思います。そうすれば、運動習慣が必然と身につき、健康づくりの基盤が構築されていきます。まさに、一石二鳥のトレーニングと言えます。
これら2つの要素を押さえることができれば、それほど努力を要さず、運動機能を維持しやすくなります。ですから、何もしない10年先より、この本でお伝えすることを継続する10年先では、格段にあなたの健康状態が変わります。そして、あなたにとって『園部式歩行』が最高のボディメンテナンスになると信じています。
【こんな人にオススメ】
医者に歩けと言われたがどう歩いて良いのかわからない
外反母指・扁平足が気になる
姿勢が最近悪くなってきた
膝に痛みがある
おしりに痛みや痺れがある
趣味のスポーツをこれからも続けたい
時間がなくても簡単に肩甲になりたい
いくつになっても元気な体を手に入れたい。
●著者について
園部 俊晴(そのべ としはる)
理学療法士
コンディション・ラボ 所長
運動と医学の出版社 代表取締役社長
関東労災病院リハビリテーション科で26年間勤務ののち、『コンディション・ラボ』を開業。足・膝・股関節など、整形外科領域の下肢障害の治療を専門としている。一般の人だけでなく、スポーツ選手にまで幅広く支持され、自身の治療院は約1年待ち。多くの一流アスリートや著名人などの治療も多く手掛ける。身体の運動連鎖や歩行に関する研究および文献多数。著書多数。専門家からの評価も高く、全国各地で講演活動を行う。

はじめての講義 リハビリテーションのための臨床心理学
理学療法士・作業療法士養成課程の学生のために、臨床心理学を効率的に学べるよう簡潔にまとめたテキスト。臨床で出会いうる症例に沿って心理療法の各理論を解説しているため、興味をもって読み進められるだけではなく、患者に対する臨床心理学的アプローチの方法が頭に入りやすくなっている。コラム、練習問題も充実した最強の初学者向け教科書。通読すれば国家試験への対応力が自然と身につく一冊。

診療参加型臨床実習サバイバル
CBT・OSCE合格後の医学部5・6年生必見!
病院実習(診療参加型臨床実習)に安心して臨むための1冊
2023年の法改正を受け、近年医学生が行う病院実習は、見学主体から指導医の下での実践的な内容へと変わりつつあります。
本書では「病院実習では何を学ぶのか」「実習時の様々なトラブルにはどう対処すればよいのか」など、実習に臨む学生に知っておいてほしい知識を、実際に指導医を担当している医師が具体的にまとめました。
医学生はもちろん、指導医となる先生方にもおすすめです。

心臓移植後診療の指針
伴走する医療者のためのガイドマップ
心臓移植は手術がゴールではありません
検査入院はどの程度の頻度で必要ですか?
身体障害者手帳は維持できますか?
免疫抑制薬が必要なくなるケースはありますか?
旅行に行ってもいいですか?
スポーツに復帰できますか?
正しい知識で心臓移植後の患者さんの生活をサポートしましょう
本書は、心臓移植後の患者さんに伴走する医療者のための指針です。心臓移植というと「移植手術」の一点にスポットライトが当たりがちですが、それは決してゴールではありません。心臓移植後の患者さんは、免疫抑制療法や拒絶反応モニタリングなどを受け続けることが必要で、日常生活でも気を配る必要がある注意点があります。心臓移植という医療は、移植後により自由な生活を送れるようにするためのものであり、それに寄り添う医療者の存在が不可欠です。高い心臓移植後生存率に伴い移植後の患者さんが増えている現在、心臓移植実施施設と地域の施設が連携して診ていく必要があります。

別冊「医学のあゆみ」世界の食生活 人類学の視点から紐解く食習慣と食文化
食卓から世界を見る――多様性と地域性が織りなす人類の食文化
本書では,①先住民族の食生活,②ユネスコ無形文化遺産の食文化,③暮らしを支える作物,の3つの観点から世界の食事を紹介する.これらの視点を通じて,食が単なる生存のための行為ではなく,満足感や幸福感をともなう文化的な営みへと発展してきた過程を明らかにする.

事例で学ぶ
医療機関で起きる法的トラブルへの対処法
弁護士×医療現場の専門家による法的トラブルQ&A!
病院、クリニックでは日々様々なトラブルが生じている。本書は具体的な事例を紹介しつつ、トラブルへの対処や予防の方法を、Q&A形式でわかりやすく解説する。弁護士の豊富な実務経験をもとに、医療現場の専門家の視点も加わり、最新の法改正やトピックにも対応。医療事故や労務管理のみならず、SNS、サイバー攻撃、医師の働き方改革など多岐にわたるテーマを取り上げている。医療現場のお悩み解決に役立つ一冊。

医学のあゆみ290巻11号
拡大新生児スクリーニング検査の成果と展望
拡大新生児スクリーニング検査の成果と展望
企画:八角高裕(京都大学大学院医学研究科子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)京都ユニットセンター)
・遺伝性疾患治療の革新的な進歩に伴い,新生児スクリーニングによる早期診断の重要性が高まっている.
・国内では20疾患のスクリーニングが公費化されているが,さらに疾患を追加した“拡大新生児スクリーニング”も各地で実施されており,出生後まもなく診断されることで高い治療効果を得た症例も報告されている.
・本特集では,“拡大新生児スクリーニング”の公費化など,社会実装に向けた社会的・倫理的・技術的な問題を解説し,原発性免疫不全症,脊髄性筋萎縮症,ライソゾーム病,副腎白質ジストロフィーの4疾患について,スクリーニングの実際と陽性例への対応を紹介する.

検査と技術 Vol.52 No.10
2024年 10月号
若手臨床検査技師、臨床検査技師をめざす学生を対象に、臨床検査技師の「知りたい!」にこたえる総合誌。日常検査業務のスキルアップや知識の向上に役立つ情報が満載! 国試問題、解答と解説を年1回掲載。年10冊の通常号に加え増大号を年2回発行。 (ISSN 0301-2611)
月刊、増大号2冊※を含む年12冊 ※2024年は3月・9月、2025年は2月・8月

臨床皮膚科 Vol.78 No.10
2024年 09月号
さまざまな症例や治療成績が全国から寄せられる原著系皮膚科専門誌。写真はオールカラーで、『臨床皮膚科』ならではのクオリティ。注目の論文は「今月の症例」として、編集委員が読み処のアドバイスを添えて掲載する。増刊号「最近のトピックス」は、知識を毎年アップデートできる定番シリーズ。 (ISSN 0021-4973)
月刊、増刊号を含む年13冊

≪シリーズ ケアをひらく≫
異界の歩き方
ガタリ・中井久夫・当事者研究
行ってきます!──精神医療を刷新する意外な到達点。
精神症状が人をおそうとき、世界は変貌する。異界への旅が始まるのだ。そのとき〈旅立ちを阻止する〉よりも、〈一緒に旅に出る〉ほうがずっと素敵ではないだろうか。フェリックス・ガタリの哲学(「機械」!)と、べてるの家の当事者研究(「誤作動」!)に、中井久夫の「生命」への眼差しを重ね合わせると、新しいケアとエコロジーの地平がひらかれてくる! これまで交わらなかった三者による、発見と生成と意外な到達点。