実験医学 Vol.41 No.4
2023年3月号
【特集】COVID-19重症化・後遺症のメカニズム
【特集】COVID-19重症化・後遺症のメカニズム 新型コロナ感染者の症状に差があるのはなぜか?重症化やlong COVIDの背景にある,各人の免疫系や遺伝因子の違いに分子レベルで迫る/恐怖臭刺激で生体保護能力を引き出し,治療へつなげる「感覚創薬」
FMCテキストブック
出生前検査・診断と遺伝カウンセリングの実際
国内における胎児診療の専門家集団が、出生前検査・診断の正しい知識や手技の実際、診療の問題点、遺伝カウンセリングの心構えやノウハウに至るまで、余すことなく解説しました。
出生前検査・診断をこれから行おうとしている医療従事者はもちろん、産科・胎児・周産期医療に携わるすべての医療従事者の道しるべとなる1冊です。
現代の組織学 改訂第3版
今回の改訂では、新しい知識のうちから「是非これだけは」と思うものだけを取り入れるようにした。また、第15章の「感覚器」は肉眼レベルの話を極力除いて簡潔にした。
よくわかる精神科治療薬の考え方,使い方 4版
精神科薬物療法の基本を診療の実際に即して易しく学べる好評書が8年ぶりに改訂!
精神科における的確な薬物治療を行う上でどの薬剤を選択し,どのように使えばよいのかを平易に解説した書の改訂4版.疾患のポイントや薬物療法の成否のカギを握る患者・家族に対する説明など,できるだけ具体的に解説している.今回はWHOから公開された新たな診断基準(ICD-11)を踏まえ,新薬や既存薬の適応追加などを盛り込み、全体をアップデートした.精神科医だけでなく,精神科医療に携わる医療職の学習の一助となる一冊.
臨牀消化器内科 Vol.38 No.3
2023年3月号
黄疸を極める
黄疸を極める
本特集は,黄疸について幅広くかつ最新の情報を学べる貴重な機会となったと思う.また学問としても非常に面白く,とくに腸肝循環についてはまだまだ未知の部分が多い領域であり,今後のさらなる発展を期待したい.
エキスパートナース Vol.39 No.3
2023年3月号
◆ずっと気になっていた漢方薬の基礎知識
◆ナースがやるべきことがわかる!超実践的検査ガイド
◆ずっと気になっていた漢方薬の基礎知識
◆ナースがやるべきことがわかる!超実践的検査ガイド
やさしい生理学 改訂第7版
医療系学生のために生理学の基本的な内容について、文献的考察は極力省略し、一般的に認められていることを分かりやすく、かつ簡単に解説したテキスト。改訂第7版では半分以上の章を全面改訂し、とくに運動療法にかかわる「代謝」「体温」「筋」の章をアップデート。また全ページフルカラーとし、視覚的理解を促進する紙面構成とするとともに、各章冒頭に「Starter Question」を設けて学習内容を俯瞰できるよう工夫している。
≪インフェクションコントロール別冊≫
感染対策のためのサーベイランス まるごとサポートブック 改訂版
【実践に役立つデータやフォーマットが満載!】コロナ禍を経て、2022年の診療報酬改定によりサーベイランス強化加算が加わり、サーベイランスを実施する施設が増加している。本書では、初心者にも役立つように、サーベイランスの準備からフィードバック方法まで、わかりやすく解説した。「サーベイランスが苦手」というICTや感染管理認定看護師のための一冊。
呼吸ECMOおたすけハンドブック
【現場の生の声を集めたECMO超実践集!】ECMOを使用する医療従事者がモヤモヤを感じている、ちょっとした疑問・難問100テーマを総勢73人の専門家がすみずみまで解説! 医師・看護師・臨床工学技士・理学療法士・薬剤師・管理栄養士がそれぞれの視点から、経験に基づいたヒント・テクニックを紹介する。
≪YORi-SOU がんナーシング2023年春季増刊≫
がん薬物療法のレジメン56+経口抗がん薬14やさしくまなべるBOOK
【最新の頻出レジメンに一新しパワーアップ!】がん薬物療法に携わるすべてのナースと患者・家族のために、「患者さんとまなべる」「ナースが知識を深められる」の2つの側面から頻出レジメンを解説する。免疫チェックポイント阻害薬併用で変わる副作用対策にも対応。患者さんのセルフケアをサポートするシート&動画つき。
がんゲノムデータ解析
学生,院生,研究者,医師,臨床検査技師・・・
がんの解析を始めたいすべての人へ 最初の一歩をこの本から!
がんゲノム医療において不可欠な、がんゲノムのデータを解析する知識と技術が身につく、実践に即した解説書。各章とも「教科書パート」(教師役が執筆)でソフトウェアのインストールから解析データの取得、データ解析、そして結果の可視化までを学び、「再現・検証レポート」(生徒役が執筆)で実際に解析を体験。つまずいた箇所は「教科書パート」にフィードバックし再確認できる、初学者の独学に効果的な学習形式を採用。データ解析未経験者でもよくわかる必携書。
産科と婦人科 Vol.90 No.3
2023年3月号
【特集】子宮体部悪性腫瘍の最前線
【特集】子宮体部悪性腫瘍の最前線 標準治療や新規治療法,温存療法や低侵襲手術の考え方やコンセンサス,子宮平滑筋肉腫と子宮内膜間質肉腫の最新知見など盛り沢山.子宮体部悪性腫瘍の今がわかる特集です.
J. of Clinical Rehabilitation 32巻2号
リンパ浮腫の診断と治療~むくみのすべて~
リンパ浮腫の診断と治療~むくみのすべて~
リンパ浮腫とはリンパ管やリンパ節の先天性の発育不全,または二次性の圧迫,狭窄,閉塞等によって,リンパ流の阻害と減少のために生じた浮腫である.本疾患は医療者側の認識不足のために,適切な治療がなされず放置されることで徐々に進行することが多い.リンパ浮腫が重度になると,手指や肘・肩の拘縮も生じ廃用手に陥ったり,浮腫の重みで歩行が困難になったりして,機能障害やADLの低下を引き起こす.しかし,リンパ浮腫の病態を十分に理解し,発症早期から適切な生活指導・治療を行えば,たとえ進行例であっても浮腫をある程度改善させて,患者自身がセルフケアを行うことで自己管理可能となる.
国際リンパ学会のコンセンサス文書では,リンパ浮腫の保存的治療の中心は複合的理学療法(complex physical therapy;CPT)であると提言されている.CPTはスキンケア,圧迫療法,圧迫下での運動,用手的リンパドレナージを包括的に行うことにより,患肢にうっ滞した過剰なリンパ液の排液を行う治療法である.現在,わが国でリンパ浮腫の入院治療を行える施設は数少ないため外来通院で実施していることが多い.外来での治療においては,CPTのみでは不十分であり,日常生活に対する指導を加えることが重要である.したがって,わが国においては,CPTに日常生活指導を加えた「複合的治療(CPTを中心とする保存的治療)」がリンパ浮腫に対する標準的治療として,「リンパ浮腫診療ガイドライン2018」において推奨されている.
リンパ浮腫は,がんサバイバーシップにおいて重要な問題であるが,リンパ浮腫診療を行っている医療機関はいまだ少ない.そこで,厚生労働省委託事業(2014年度から後援事業)がんのリハビリテーション研修の一環として,2009年度にリンパ浮腫研修運営委員会が発足した.運営委員会委員は関連する12学協会により構成され,1)人材育成,2)治療の質の向上,3)普及啓発活動をミッションとして活動を行っている.委員会では専門的なリンパ浮腫研修に関する教育要綱を作成し,研修プログラムの標準化に取り組んでいる.また,座学のリンパ浮腫研修(LEARN)を開催し,現在までに約3,000名が受講した.その後は,全国の養成校へ進み実習部分の研修が行われる.診療報酬に関しては,2008年に弾性着衣等に係る療養費支給およびリンパ浮腫指導管理料,2016年度には念願であった「リンパ浮腫複合的治療料」が新設された.リンパ浮腫治療が医療として認められたという意義は大きい.
リンパ浮腫の主な治療内容は,多層包帯法と弾性着衣による圧迫と圧迫下での運動であるにもかかわらず,今まで,リハビリテーション科医およびリハビリテーション専門職のかかわりが十分でなかったことは否めない.今後,関係諸団体の活動により,リハビリテーション分野においても,リンパ浮腫診療の卒前・卒後教育体制が整備され,全国の医療機関で地域格差がなく,リンパ浮腫診療が実践されることを望んでいる.
そこで今回,リンパ浮腫に関して豊富な経験をもつ先生方に,総論,生理・解剖,診断から保存的・手術治療まで解説して頂き,リハビリテーション専門職種にリンパ浮腫診療へ関心をもってもらうことを目的として,この特集を企画した.
本特集が,リンパ浮腫診療の質の向上に貢献し,がんサバイバーのQOL向上の一助となることを期待している.(編集委員会)
Medical Technology 51巻2号
対比アトラス 病理組織像vs.細胞診標本 腎/泌尿器・唾液腺・甲状腺・リンパ節 編
対比アトラス 病理組織像vs.細胞診標本 腎/泌尿器・唾液腺・甲状腺・リンパ節 編
本特集は「組織像」と「細胞像」を対比することで,形態学検査への知識・理解を深めていただく企画です.領域ごとに,病理・細胞診検査に臨むうえでの基本をご説明いただいた後,おもな疾患・症例を複数取り上げ,それぞれについて① 疾患・症例の概要,② 組織所見,③ 細胞所見の3点を軸にご解説いただきます. (編集部)
臨床栄養 142巻2号
時間栄養学UPDATE―最新研究が明らかにする健康との多彩なかかわり
時間栄養学UPDATE―最新研究が明らかにする健康との多彩なかかわり
時間栄養とは,私たちの体内の時計遺伝子のリズムからできる概日リズム,概日時計を考慮した食事・栄養のことで,クロノニュートリションともいわれる.いつ,何を,どのくらい食べると健康によいか,すなわち,1日のうち実際に食事を摂取するタイミングや1日の食事回数,食事中のたんぱく質,脂質,炭水化物の割合,1日3食の食事の量について考慮して食事をすることで,疾病発症を予防し,健康を維持して健康寿命の延伸をめざすものである.
この分野の研究は近年精力的に進められており,実験動物を用いた時計遺伝子の乱れがどのようなメカニズムでさまざまな病態を引き起こすのかといった研究のほか,ヒトを対象とした疫学研究,介入研究も進んでおり,報告は年々増加している.
今回の特集は「時間栄養学UPDATE―最新研究が明らかにする健康との多彩なかかわり」と題し,総論を田原 優先生,食事摂取と血糖変動について今井佐恵子先生,運動と時間栄養学について畑本陽一先生,睡眠と時間栄養学について志内哲也先生,腸内細菌と時間栄養学について佐々木裕之先生,生活習慣の季節変動で考える時間栄養学について吉村英一先生,と第一線で活躍されている先生方にご執筆をお願いした.疾患と時間栄養学に関しては筆者が執筆した.
本特集が,時間栄養という考え方を知っていただき,自分のリズムを感じながら健康に過ごせる毎日につながることを期待する.(特集にあたって)
脂肪乳剤ナビゲータ
●日本製の脂肪乳剤がなくなってしまうかもしれない!
●そんなことにならないよう、医療現場でしっかりと、きちんと、脂肪乳剤を使うための手引書
●脂肪乳剤の歴史から、代謝と特徴、適切な投与と管理など、基本から実践までを詳述
●目次を見渡して自信がない項目があるなら、ぜひ読んでください
≪プラクティス耳鼻咽喉科の臨床 3≫
耳鼻咽喉科 薬物治療ベッドサイドガイド
耳鼻咽喉科領域の最新薬物治療マニュアル.抗菌薬,抗ウイルス薬,抗真菌薬,ステロイド,NSAIDs,抗がん薬,漢方薬,抗ヒスタミン薬・アレルギー薬,抗めまい薬などから精神系薬剤,消化器系薬剤,さらに局所療法まで,それぞれの分類・選び方,耳鼻咽喉科臨床での実際を詳細に解説している.各種薬剤の処方のコツや最新のトピックスをまとめたコラムも充実.
運動学×解剖学×エコー
関節機能障害を「治す!」理学療法のトリセツ
運動器理学療法の限界を突破!
運動器疾患の特徴は、「患者が痛みに困っていること」である。そして、運動器理学療法の醍醐味は「治すこと」にある。解剖学で関節周辺の構造を把握し、運動学で機能障害のメカニズムを理解し、エコーで徒手・運動療法を「見える化」する。関節機能障害において、関節周囲の疎性結合組織に着目し、アプローチすることで、即時効果を存分に引き出せる可能性がある。本書では、その可能性を具体的かつ詳細に可視化して提示する。
はじめてでもやさしい ナースができる透析運動療法
透析運動療法が新たな診療報酬の対象に認められた.
ナースができる透析運動療法を写真や図表と平易な文章で表現,初心者でもわかるようにやさしく解説.
施設でカンタンに取り組める工夫,評価や効果判定も解説し,今日から透析運動療法に取り組めます.
医学のあゆみ284巻7号
医師が知っておくべき薬物相互作用の最近の話題
医師が知っておくべき薬物相互作用の最近の話題
企画:高田龍平(東京大学医学部附属病院薬剤部)
・薬物相互作用は,薬物の組み合わせによらず起きているものと考えられるが,血中濃度変動の程度が大きい組み合わせ,厳しい副作用が生じる組み合わせなどが,いわゆる“飲み合わせ”が悪いものとして特に注目される.
・本特集では,医薬品規制調和国際会議により策定された薬物相互作用評価のためのガイドラインの歴史的背景から最新の動向にはじまり,比較的機序がわかっているものが多い薬物動態学的相互作用を中心に紹介していただく.
・近年急速に進みつつある,バイオマーカーをいかした定量的予測,モデリング&シミュレーションなどの最新の話題を含む本企画が,読者の先生方の薬物相互作用の理解の一助になれば幸いである.
