
そうだったんだ!認知症
治療・ケアがうまくいかないのは認知症のせい?
「認知症=もの忘れ」程度の認識でいる医療従事者は多く,一般病院の外来や病棟では軽度~中等度の認知症患者が数多く見逃されており,適切な治療・ケアを受けていない.本書は忙しい臨床の場でもすぐに認知症に気づくためのポイントを,わかりやすい文章とイラストで解説.せん妄・うつ病・その他疾患との鑑別ポイント,適切な治療・ケアの技法に加え,現場で役立つ上手な環境調整や退院後のフォローの方法をレクチャーする.

徹底解説!糖尿病合併症 管理・フォローアップ
包括的治療のポイント
糖尿病では,糖尿病網膜症,糖尿病性腎症,糖尿病性神経障害,糖尿病性足病変など,さまざまな合併症が引き起こされる.また,患者の高齢化に伴い,認知症,フレイル・サルコペニアなどの併存症にも注意が必要であり,糖尿病は合併症や併存症も含めた包括的な治療が必須である.本書は,さまざまな合併症や併存症に対して,どう治療し,どう管理・フォローアップしていくかを具体的に解説した,すべての臨床医に必携のテキスト.

入門・看護診断 改訂第3版
●看護診断の基礎知識から、臨床実践への活用のしかたまでがよくわかる。
●具体的な事例にそって、アセスメント、診断、介入、評価の流れを、わかりやすく解説。
●「NANDA-I看護診断2018-2020原著第11版」、「看護介入分類(NIC)原著第7版」、「看護成果分類(NOC)原著第6版」に準拠。

ナースのためのスキントラブル解決Q&A
●皮膚の構造と機能を解説し、皮膚の正常と異常の見きわめ方を紹介。
●がん化学療法・放射線療法施行患者、ICU患者、透析患者、高齢者の脆弱な皮膚など
場面別の対処法を具体的に解説。

形成外科診療ガイドライン 3 2021年版
創傷疾患
旧2・3巻で解説した「急性創傷/感染創/ケロイド・肥厚性瘢痕/慢性創傷」を「創傷疾患」として1巻にまとめて改訂(全3巻)。推奨の強さはエビデンスの強さを参考にし、益と害のバランス、形成外科の治療では重要である患者の価値観や希望、コストや資源を考慮して決定しました。

看護管理 Vol.31 No.10
2021年10月発行
特集 看護管理者のキーコンピテンシー――5つのキーコンピテンシーと教育プログラム
特集 看護管理者のキーコンピテンシー――5つのキーコンピテンシーと教育プログラム 社会の変化を的確にとらえながら、看護管理者として直面するさまざまな問題について解決策を探る月刊誌。看護師長を中心に主任から部長まで幅広い読者層に役立つ情報をお届けします。 (ISSN 0917-1355)
安全で質の高いケアを提供していくためには,看護管理者のマネジメント能力の向上が欠かせません。
金子さゆり氏を研究代表者とする科学研究「看護管理者のコンピテンシー獲得メカニズムの解明と組織的人材育成に関する研究」および「看護管理者のキーコンピテンシー獲得に向けた教育プログラムの開発と有用性の検証」では,看護管理者が効果的に役割を果たすためのキーコンピテンシー獲得モデルの開発と効果の検証を進めています。
本特集では,これまでの研究から導かれた5つのキーコンピテンシー「状況認識」「メタ認知」「自己管理」「キャリア支援」「意思決定」について概説するとともに,これらを獲得するための教育プログラムを,中間報告として共有します。

助産雑誌 Vol.75 No.10
2021年10月発行
特集 母子と家族・社会をつなぎ止める,オンラインの活用方法
特集 母子と家族・社会をつなぎ止める,オンラインの活用方法 助産師は、妊産褥婦と児のケアはもちろんのこと、思春期や更年期の女性からも期待される、女性の一生に寄り添う職業です。加えて、医療技術が進歩した現代では、より高度で専門的な知識が求められています。『助産雑誌』では、そのような臨床現場で欠くことのできない最新の知識と情報を毎月発信しています。助産学生から新人、ベテランまで、幅広い年代の助産師に向けた雑誌です。 (ISSN 1347-8168)
新型コロナウイルスの流行により,立ち会い出産や対面での相談事業,集団指導を取り止めざるを得ない医療機関はとても多かったと思います。こういった状況下でお産に臨むことになり,妊産婦や家族の不安はこれまで以上に大きなものだったのではないでしょうか。そんな中,注目されたのがスマートフォン,タブレットなどを用いたオンライン技術の活用です。立ち会い出産や,相談をオンラインで行うことによって,感染予防対策を取りながら,さまざまな現場で母親や家族のニーズに沿ったケアを提供する試行錯誤がなされています。本特集では,オンライン立ち会い出産や相談事業に挑戦されている方々から,その実践や事例を紹介していただきました。

訪問看護と介護 Vol.26 No.10
2021年10月発行
特集 多疾患併存患者への在宅ケアの展開――シナリオで学ぶ「バランスモデル」
特集 多疾患併存患者への在宅ケアの展開――シナリオで学ぶ「バランスモデル」 「在宅」の時代、暮らしを支える訪問看護師に、情報とパワーをお届けします。制度改定の情報やケア技術はもちろん、「気になるあの人/あのステーションがやっていること」を取材。明日の仕事に活かせるヒントが見つかります。 (ISSN 1341-7045)
2型糖尿病、慢性心不全、骨粗鬆症、認知症、変形性膝関節症を併せ持っている人──。
こうした主たる慢性疾患を複数抱える療養者の存在は決して珍しいものではありません。
多疾患併存の状態(=マルチモビディティ)に対しては、単一疾患を念頭に置いたアプローチではなく、総合的に関わっていく必要があります。
しかし、「総合的」といってもどのようなことを考慮すればよいのでしょうか?
本特集では、「多疾患併存」であることによって生じるリスクや負担について解説。
その上で、「本人の能力」と「治療負担」に注目する「バランスモデル」という考え方を軸とした、多疾患併存患者へのケアについて学びます。

保健師ジャーナル Vol.77 No.10
2021年10月発行
特集 元気の出る会議――「参加して良かった!」を引き出すコツとワザ
特集 元気の出る会議――「参加して良かった!」を引き出すコツとワザ 公衆衛生活動の現場で働く保健師に向けた、「保健師」と名の付く唯一の専門誌。保健活動の「いま」と「これから」を、確かな情報と具体的な実践を伝えることで描きます。 (ISSN 1348-8333)
保健師は,事業や活動を進める上で,行政内外の関係機関や住民と会議を行う機会が多い。ただ,中には開催が形骸化し,手応えや有意義な成果を得られずに徒労ばかり感じてしまう会議もあるだろう。
そこで本特集では,参加意義や手応え,成果などが得られ「参加して良かった」と思えるような会議を「元気の出る会議」と捉え,そのような会議とするための会議の在り方について,あらためて考える。

看護教育 Vol.62 No.10
2021年10月発行
特集 ウィズコロナ時代に向けた新人看護師・看護学生への支援
特集 ウィズコロナ時代に向けた新人看護師・看護学生への支援 変わりゆく医療の構造、そして教育界全体の動きをみすえ、今求められる看護教育を、みなさんとともに考えていきます。ベテランの先生方はもちろん、学生への指導に不安を感じていらっしゃる新人教員の方々にも役立つ内容をお届けします。 (ISSN 0047-1895)
昨年度は全国の多くの看護基礎教育機関で臨地実習が中止となりました。最終学年の学生は、十分に実習経験を得られないまま卒業することとなり、就職にあたって大きな不安やとまどいがあったことでしょう。2021年度に入っても、特に緊急事態宣言やまん延防止等重点措置に該当する地域では、臨地実習が制限されている状態です。このような状況においては、学生に対して、学習面はもちろんのこと、精神的な面でも支援が求められます。
一方、卒業生を受け入れる臨床においても、教育・研修にさまざまな工夫をこらして、新人看護師の適応を促しています。看護職が必要とされる今だからこそ、このような支援は必要不可欠です。今回の特集では、兵庫県で看護の基礎教育ならびに新人教育に携わっている方々の取り組みをご紹介します。

理学療法ジャーナル Vol.55 No.10
2021年10月発行
特集 タッチ――触れることと触れられること
特集 タッチ――触れることと触れられること 理学療法の歴史とともに歩む本誌は、『PTジャーナル』として幅広い世代に親しまれている。特集では日々の臨床に生きるテーマを取り上げ、わかりやすく解説する。「Close-up」欄では実践的内容から最新トピックスまでをコンパクトにお届けし、その他各種連載も充実。ブラッシュアップにもステップアップにも役立つ総合誌。 (ISSN 0915-0552)

臨床皮膚科 Vol.75 No.10
2021年9月発行
さまざまな症例や治療成績が全国から寄せられる原著系皮膚科専門誌。写真はオールカラーで、『臨床皮膚科』ならではのクオリティ。注目の論文は「今月の症例」として、編集委員が読み処のアドバイスを添えて掲載する。増刊号「最近のトピックス」は、知識を毎年アップデートできる定番シリーズ。 (ISSN 0021-4973)

臨床眼科 Vol.75 No.10
2021年10月発行
特集 第74回 日本臨床眼科学会講演集[8]
特集 第74回 日本臨床眼科学会講演集[8] 読者からの厚い信頼に支えられた原著系眼科専門誌。厳選された投稿論文のほか、眼科領域では最大規模の日本臨床眼科学会の学会原著論文を掲載。「今月の話題」では、気鋭の学究や臨床家、斯界のエキスパートに、話題性の高いテーマをじっくり掘り下げていただく。最新知識が網羅された好評の増刊号も例年通り秋に発行。 (ISSN 0370-5579)

臨床婦人科産科 Vol.75 No.10
2021年10月発行
今月の臨床 産科手術を極める(Ⅱ)――分娩時・産褥期の処置・手術
今月の臨床 産科手術を極める(Ⅱ)――分娩時・産褥期の処置・手術 産婦人科臨床のハイレベルな知識を、わかりやすく読みやすい誌面でお届けする。最新ガイドラインの要点やいま注目の診断・治療手技など、すぐに診療に役立つ知識をまとめた特集、もう一歩踏み込んで詳しく解説する「FOCUS」欄、そのほか連載も充実。書籍規模の増刊号は、必携の臨床マニュアルとして好評。 (ISSN 0386-9865)

臨床整形外科 Vol.56 No.10
2021年10月発行
特集 脊椎転移の治療 最前線
特集 脊椎転移の治療 最前線 整形外科医の臨床の質を高める情報を発信。一流の査読陣による厳正な審査を経た原著論文「論述」「臨床経験」「症例報告」などを収載。「特集」では話題のテーマを多面的に解説する。好評連載も。2020年から増大号がスタート! 運動器診療でいま知りたいことにフォーカスし、困った時の1冊、を目指します。 (ISSN 0557-0433)

循環器ジャーナル Vol.69 No.4
2021年10月発行
プレシジョン・メディシン時代における腫瘍循環器学の重要性
プレシジョン・メディシン時代における腫瘍循環器学の重要性 2017年1号から 『呼吸と循環』 誌を全面的にリニューアルし、循環器領域に特化した季刊誌として刊行。循環器専門医、および専門医を目指す循環器科医・研修医を対象に、臨床の現場で必要とされている情報を的確に提供する。特集では、循環器領域の重要なテーマを最新の知見に基づいてプラクティカルに解説。 (ISSN 2432-3284)

medicina Vol.58 No.11
2021年10月発行(増大号)
鑑別診断を意識した非専門医のための胸部画像診断
鑑別診断を意識した非専門医のための胸部画像診断 「いかに診るか」をコンセプトに、内科診療に不可欠な情報をわかりやすくお届けする総合臨床誌。プラクティカルにまとめた特集に加え、知識のアップデートと技術のブラッシュアップに直結する連載も充実。幅広い診療に活かせる知識・技術が満載の増刊号も発行。 (ISSN 0025-7699)

ICUとCCU 2021年8月号
特集:決心不全/糖尿病パンデミック的現状とICU
特集:決心不全/糖尿病パンデミック的現状とICU

失敗しない処方のしかた
84ケースから学ぶ有害反応と適正使用
たとえば高度な徐脈と著しい高カリウム血症。これはARBと抗アルドステロン薬の併用によるものである。本書は薬物療法のエキスパートが、このような報告された84の失敗例ををもとに処方の際に必要な臨床薬理学(相互作用、薬物動態、腎障害・高齢者との関連など)をわかりやすく解説。医薬品の適正使用が無理なくわかり、有害反応のない処方が身につく。

医学のあゆみ279巻1号
第1土曜特集
自殺の予防と危機・救急対応――新たな局面を迎えた日本の自殺対策にどう対応するか
自殺の予防と危機・救急対応――新たな局面を迎えた日本の自殺対策にどう対応するか
企画:杉山直也(沼津中央病院院長,日本精神科救急学会理事長)
・1998年の自殺の急増以降,その対策についてさまざまな分野の論説を目にするようになった.日本の動向はかねてより経済状況との連動が特徴で,1983年ごろのピークも中高年男性の増加で説明される.
・COVID-19パンデミック以降の様相はこれまでとは異なり,まさに“新たな局面”を迎えた.キーワードは“女性”,そしてパンデミック以前,急増後の対策が効果を発揮するにつれ課題となった“若年者”とされる.
・自殺の要因は多岐にわたる.多方面からの専門家による解説は,施策の最大特徴である“総合”対策に資することが期待される.本特集が“新たな局面”にあるわが国の現状と,今後の対策に向けた知識集となることを願う.