
訪問看護と介護 Vol.26 No.7
2021年7月発行
特集 退院直後の「2週間」に欠かせない在宅ケア——早期からの介入で機能回復を目指す
特集 退院直後の「2週間」に欠かせない在宅ケア——早期からの介入で機能回復を目指す 入院関連機能障害は高齢者の約30%に生じると言われています。とくに要介護の高齢者の場合、入院を契機に生活のありようが変わってしまう人も少なくありません。そこで重要になるのが、退院直後の早い段階からの「機能回復を目指したケア」です。
中でも重要なのが、積極的な栄養ケア、口腔・摂食嚥下機能ケア、日中の離床(ギャッジアップ)、そして社会へと目を向けてもらう声掛けです。これらの実現には、明確な方針を共有した在宅多職種チームによる力強いサポートが欠かせません。
本特集では、退院直後の「2週間」にフォーカスし、その期間に欠かせないケアの具体に迫ります。

保健師ジャーナル Vol.77 No.7
2021年7月発行
特集 DVと子ども虐待
特集 DVと子ども虐待 本特集では,DVへの対応が虐待予防につながるという視点から,あらためてDVと子ども虐待との関係や支援のための法制度等に関する知見や課題を整理した上で,母子保健の現場等においてDVが疑われた場合や,DVの被害が分かった時の対応について,事例を基に紹介する。保健師としてのDVへの対応や役割を学び,その先にある虐待予防について考えたい。

看護教育 Vol.62 No.7
2021年7月発行
特集 看護技術の効果的な習得をめざして
特集 看護技術の効果的な習得をめざして 「看護師等養成所の運営に関する指導ガイドライン」が改正され、別表に示された「看護師に求められる実践能力と卒業時の到達目標」「看護師教育の技術項目と卒業時の到達度」の内容が一部変更されました。2022年度からのカリキュラムの編成にあたり、これらを達成するべく教育内容や指導方法をあらためて検討されている学校も多いと思います。また、昨年からの新型コロナウイルスの影響により、対面授業が制限されたことで、学生に何を伝えれば自学自習ができるかを考える機会が増え、同時に遠隔での指導の限界もみえてきたのではないでしょうか。今回の特集では、コロナ禍においても学生が十分な看護実践能力を身につけられるよう、看護技術の教育・指導に取り組まれた実践例を取り上げるとともに、より多くの学生が卒業時の到達目標に達するための指導方法の研究・実践をご紹介します。

病院 Vol.80 No.7
2021年7月発行
特集 地域包括ケア時代における病院の在宅への関わり方
特集 地域包括ケア時代における病院の在宅への関わり方 新型コロナ禍の下で,日本人の受療行動が変わったと言われている.これが一過性の変化か否かはしばらく経過を見ないと結論は出ないが,いずれにせよ病院は生き残りの試練に直面している.さらに地域包括ケアシステムの構築と地域医療構想策定が進む中で病院は機能分化を迫られているが,コロナ禍がこれらの政策を含め病院のあり方に大きな影響を与えるのは間違いない.本特集では,このような状況の中でこれからの病院はどこまで在宅支援を行うべきかを考える.[企画・今村 英仁]

臨床整形外科 Vol.56 No.7
2021年7月発行
特集 手外科と労災
特集 手外科と労災 -

BRAIN and NERVE Vol.73 No.7
2021年7月発行
特集 グリアと神経——相補的な制御系として
特集 グリアと神経——相補的な制御系として -

循環器ジャーナル Vol.69 No.3
2021年7月発行
成人先天性心疾患 エキスパートコンセンサス
成人先天性心疾患 エキスパートコンセンサス -

総合診療 Vol.31 No.7
2021年7月発行
特集 新時代の「在宅医療」——先進的プラクティスと最新テクノロジー
特集 新時代の「在宅医療」——先進的プラクティスと最新テクノロジー -

medicina Vol.58 No.8
2021年7月発売
特集 ジェネラリスト・漢方——とっておきの漢方活用術
特集 ジェネラリスト・漢方——とっておきの漢方活用術 -

医学のあゆみ278巻2号
災害メンタルヘルス
災害メンタルヘルス
企画:金 吉晴(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所所長)
・日本では毎年のように多くの自然災害,人為災害が生じており,心のケアが社会の関心事となっている.どのような支援であっても,本来の回復力が引き出されるような環境を整え,自然の回復を促進することが基本となる.
・急性期に生じる多くの症状の回復には個人差があり,さまざまな回復の経過を示す.われわれはその歩みを見守りながら,必要なときに手を差しのべることができるような支援を行いたいと考えている.
・被災者にも被災地にも,個別の特性があり,なかなか一般的な対応法を機械的に当てはめることはできない.必要なのは事例に則したケーススタディであり,本特集には多分にそうした視点が織り込まれている.

実験医学増刊 Vol.39 No.10
【特集】相分離 メカニズムと疾患
【特集】相分離 メカニズムと疾患 細胞内にある“膜のないオルガネラ”が相分離によって形成された液滴であるという発見は,生命科学に大きなインパクトを与えました.本書では,多くの生命現象や疾患発症に関わる相分離研究の最新知見を紹介します.

学校に行けない/行かない/行きたくない
不登校は恥ではないが名誉でもない
「将来、この社会で生活していくには、義務教育の学校にも行けないようでは困る」
学校にのみ責任を押し付け、学校へ行かない子どもの自由・権利を主張する不登校肯定論を真っ向から否定!30年以上不登校児とつきあってきた著者だから言える、新しく、そして当たり前のこと・・・
今まで数多く出版されている「不登校」に関する書籍とは一線を画す著者の思いを詰め込んだ一冊。医師のみならず、不登校児に関わるすべての人に捧げた渾身の一冊!

「病院船」が日本を救う
海洋国・災害多発国 日本に今必要なもの
四方を海に囲まれた日本は、古くから「海洋国家」として、海と密接な関わりをもって発展してきた。四季が織りなす美しき日本である一方、台風、豪雨・土砂災害、河川氾濫に大洪水、高潮災害、加えて火山噴火災害から地震・津波災害等、ありとあらゆる自然災害が発生する災害大国でもある。阪神淡路大震災の直後、わが国に病院船が必要という政治機運が高まったことがあるが、結局実現していない。非常時においても、過度に陸路に頼る発想が重きをなし、海上からのアプローチは軽視され検討の跡すらない、今後は国民の命を守るためにも海上からのアプローチは必須である。災害は忘れた頃に本当にやってきたではないか。未曾有の大津波を伴い、福島原子力発電所を破壊された。福島原発事故しかり、地下鉄サリン事件しかり、これまで多くの想定外を経験している。本書はこうした事象を危惧する専門家六氏が、各々の専門領域から熱い議論と、海洋国日本、災害大国日本に相応しいアプローチに、グローバルな政策課題であるレジリンスも(創造的回復)も加えて議論している。東京オリンピック開催も控え、「病院船」を望む多くの読者の声によって、本書を出版することにした。

福祉は誰のために
ソーシャルワークの未来図
「福祉」とは、「人の存在と生活の安全保障」である。(本文より)
「福祉」とは何か。なぜ福祉は必要なのか。「自己責任論」が蔓延する現在、「本来の福祉」を実現するためにソーシャルワーカーは何をすべきなのか。福祉の現場・教育・財政の視点から現代社会の課題を考究し、ソーシャルワークのあるべき姿を提起する。

急性期の検査・治療・看護・リハビリまで
やさしくわかる脳卒中
●脳卒中に関する基礎知識から、専門知識、最新の知見を、図表や写真を使ってわかりやすく解説。
●さまざまな分野の経験豊富な専門スタッフが、初期対応から、治療・看護・リハビリテーション・退院支援までを、ポイントを示しながら具体的に解説しました。

ヘンダーソン看護論と看護実践への応用
ヘンダーソン看護論研究の第一人者による長年の成果の集大成。
◆本書序文より
私が『看護の基本となるもの』に出会ったのは1960年の公表時で、まさに看護を模索していた看護学生のときであった。そして今日に至るまで、私の職業人生は、『看護の基本となるもの』とともに歩んできたように思う。
その歩みのなかで、最重要課題があった。それは『看護の基本となるもの』を看護実践に生かすことである。それによって個別性を大切にした密度の高い看護の質を示すことが可能になる。そして、看護実践への有効的な生かし方を、看護の現任者および将来現任者となる看護学生に教育・啓蒙することであった。この重要課題に50余年傾注し、集大成を一冊の本としてまとめた。 この一冊が、すべての看護専門職者にとって有益であってくれることが私の最高の喜びであり、至上の幸せである。

改訂版 看護学生のための臨地実習ナビ
・病棟で行うケアの目的や日常生活援助の実際が、根拠をもってわかります。
・はじめて患者さんに接するときのポイントや指導者への報告の仕方も解説。
・各ケアについて、行動計画の立て方・振り返り方のコツがつまった記録例を紹介しています。

人工呼吸ケア はじめの一歩
・人工呼吸器の導入が決まってから、装着前、装着中、離脱の流れに沿って「見るべきこと」
「やるべきケア」がよくわかる。
・呼吸生理の基礎やグラフィックの見かたから、人工呼吸療法を必要とする患者さんの苦痛や記憶への
アプローチなど、臨床で役立つ知識が満載。

細胞診アトラス
細胞・組織相関と最適なマネジメントのために
病理医をはじめ,細胞診に携わる全ての人に贈る,細胞診テキストの決定版.総論では,標本作製技術,スクリーニング,細胞形態の解釈など,細胞診の基礎を詳細に解説.各論では,各領域・臓器に特有の標本作製技術や報告様式をまとめるとともに,各疾患について良質の細胞像を多くのページを割いて掲載し,細胞診断のポイントを目でみて理解し,日常診療に役立てられるようにした.丁寧な解説と豊富な細胞像が詰まった究極の一冊.

皮膚科サブスペシャリティーシリーズ
1冊でわかる皮膚病理
本書は,「皮膚病理は苦手」という医師が楽しく学べるような工夫を満載し,豊富な写真とポイントを押さえた解説で,すらすらと読める構成になっている.ごく基本から学び,臨床像と病理を結びつけて理解し,この1冊で皮膚疾患全体を総括できる,まさに皮膚病理テキストの決定版.初級者のつまずきやすい点を十分に配慮した具体的なアドバイスが疾患ごとに満載で,皮膚病理が好きになり,臨床もますます自信がつく.