
科学的根拠から考える 助産の本質
助産師が,母子にとって最良の助産ケアを提供するためには,「助産の本質」を自らの軸としてもつことが欠かせない.疫学,助産,母性保健,国際保健医療,民俗学を専門とする筆者らが,科学的根拠から助産の本質とは何かを語る.

ピンポイント解説!
アロマ&ハーブ療法Q&A
本書は,多忙な業務の限られた時間の中で,知りたい情報をピンポイントで得られるように一つひとつの内容を簡潔にまとめた.アロマ&ハーブ療法の基本的なことから臨床で悩む疑問までを解決でき,患者さんからの質問や日常生活の指導にも役立つような内容をQ&A形式で解説している.

耳鼻咽喉科・頭頸部外科 Vol.93 No.4
2021年4月発行
あたらしい聴覚・平衡機能検査の見方と臨床応用
あたらしい聴覚・平衡機能検査の見方と臨床応用 -

臨床眼科 Vol.75 No.4
2021年4月発行
第74回 日本臨床眼科学会講演集[2]
第74回 日本臨床眼科学会講演集[2] -

臨床外科 Vol.76 No.4
2021年4月発行
特集 肥満外科A to Z
特集 肥満外科A to Z 肥満症は糖尿病や高血圧,高脂血症といった代謝異常に加えて,心不全や冠動脈疾患,睡眠時無呼吸症候群,腎臓病,精神疾患を合併して臓器機能障害を引き起こす疾患です.肥満症は欧米では一般的な疾患で,手術治療も広く行われており,その有用性が確立されています. わが国においても,BMI 25 kg/m2 以上の肥満者の割合は男性32.2%,女性21.9%(平成30年度 厚生労働省の国民健康・栄養調査)と,決して稀ではありません.肥満症に対する外科治療は,単に手術や術後急性期の合併症に対する管理を施行して終わるのではなく,多職種と力を合わせて術前後の栄養療法・心理サポート・併存疾患の管理を行うことではじめて十分な効果を発揮します.本特集号では,肥満症に対する手術治療および,外科医が知っておくべき併存疾患,栄養管理,術後フォローアップにもスポットライトを当てました.手術のみならず肥満症外科治療全体について理解を深めていただけたら幸いです.編集室より:本号では関連する動画を配信しています。ぜひご覧ください。※ 配信・閲覧期限:発行後3年間※ ファイルは予告なしに変更・修正,または配信を停止する場合もございます。あらかじめご了承ください。

medicina Vol.58 No.5
2021年4月発行
その考えはもう古い! 最新・感染症診療
その考えはもう古い! 最新・感染症診療 -

公衆衛生 Vol.85 No.4
2021年4月発行
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医学のあゆみ277巻1号
第1土曜特集
脳・神経系の感染症――診断と治療の最前線
脳・神経系の感染症――診断と治療の最前線
企画:山田正仁(金沢大学大学院脳老化・神経病態学(脳神経内科学))
・脳・神経系の感染症は医師の診療能力が最も発揮される領域である.早期に的確な診断と治療がなされないと,脳・神経系に不可逆的なダメージを負い,予後不良の転帰をとることになるからである.
・神経感染症の診断と治療の基本的な知識・技能を有し,最新情報を得て,迅速に適切な診断と治療を行うことが必須である.本特集では総論として診断や治療の進歩を概説し,各論として疾患ごとの最新情報を解説した.
・本特集が示すように,神経感染症の領域は拡大し続けている.本特集が神経感染症に悩む方々の診療のお役にたつことができればまことに幸いである.

医道の日本 Vol.76 No.8
2017年8月号
鍼灸と緩和ケアのリアル
鍼灸と緩和ケアのリアル 医療は日々進歩し、今日治せなかった病気も、明日には治せるようになるかもしれない。
しかし、その明日を待つことができない人もいる。
「緩和ケア」の現場では、そんな死に向かう患者のために何ができるのかが求められている。
巻頭座談会では、立場こそ違うものの、同じ「緩和ケア」の現場を知る鍼灸師に、
思い通りにいかず挫折したこと、そこから得た新たな観点などを語ってもらう。
そのほか、緩和ケアを推進する政策である「第3 期がん対策推進基本計画」や、
6月に開催された第22回日本緩和医療学会学術大会の模様を取り上げた。
「鍼灸」「政策」「他職種」から緩和ケアに触れる内容となっている。

医道の日本 Vol.76 No.7
2017年7月号
鍼灸×ヨガ
鍼灸×ヨガ ヨガというと、女性に人気の習い事、美容目的というイメージがあるかもしれない。
しかし、ヨガの背景には「身体を流れるエネルギーの状態を整える」という
鍼灸を始めとする東洋療法にも通ずるインドの伝統的な身体観があるのをご存じだろうか。
巻頭インタビューでは、自らもヨガの実践者である総合診療医の伊藤京子氏に、
ヨガの医学的な効用に関する海外の研究事例と、鍼灸やヨガを含むさまざまな療法の
専門家をコーディネートする先進的な統合医療の取り組みについて聞いた。
さらに、「ヨガインストラクターからみた東洋医学の世界」について、
日本のヨガ業界を牽引してきたヨーガ瞑想協会会長の綿本彰氏に語ってもらった。
ヨガとのコラボレーションを実践している治療院のレポート、コラムや解説に加えて、
特集も連動して「ヨガと鍼灸マッサージ」に関する研究事例や治療法を紹介する。

医道の日本 Vol.76 No.6
2017年6月号
臨床に直結する 鍼灸の国際問題最新動向
臨床に直結する 鍼灸の国際問題最新動向 鍼灸の臨床に、なぜ国際標準化や諸国の利権競争がかかわってくるのか。
今月の巻頭ではまず漫画とイラストで解説し、さらに法律や知的財産の専門家を招いた座談会で掘り下げていく。
もぐさ用ヨモギの研究の現場では、灸機器の国際標準化について聞いた。
用語の分類化、規格化にも言及する。
これを読めば、日本の鍼灸がいかに深刻な国際問題に直面しているかが見えてくるだろう。

医道の日本 Vol.76 No.4
2017年4月号
治療に活かすマインドフルネス
治療に活かすマインドフルネス マインドフルネスとは、一言でいえば「今この瞬間に集中する」こととされる。
仏教をルーツに持ち、アメリカで心理療法として発展したマインドフルネス瞑想には
ストレス低減や創造性向上の効果があるとして、研修に取り入れる企業も増えている。
逆輸入された東洋思想実践法のエッセンスともいえるマインドフルネスに、
東洋医学の実践者である鍼灸マッサージ師が臨床に活かすためのヒントを探りたい。
巻頭インタビューでは、聖路加国際病院リエゾンセンター長の保坂隆氏に、
医療現場でのマインドフルネスの応用について語ってもらった。
さらに、治療家が日々実践できるマインドフルネス活用法のイラスト解説、
オープンな空間で「鍼+リラクセーション」を提供する新しい治療スタイルの海外事例、
マインドフルな意識で治療に臨むマッサージの極意を述べた海外記事を紹介する。

医道の日本 Vol.76 No.3
2017年3月号
今、あえて、灸にこだわる
今、あえて、灸にこだわる 台座灸によるセルフケアが普及し、灸自体が一般に広く知れわたることは喜ばしい。
一方で、鍼灸師が臨床を通してそのパワーを実感しているはずの灸がある。
硬さや大きさを工夫してもぐさをひねり、肌に置く際の接着も、
着火も温度調節も消火のタイミングも、その一つひとつのプロセスに意義がある。
もっと脚光を浴びてもよいし、鍼灸師自身が忘れるべきではない、本来の灸。
今月の巻頭では座談会、インタビュー、治療院レポートを通して、鍼灸師にとっての灸の在り方を問いたい。
巻頭連動企画として灸メーカーへのアンケート調査報告を掲載、特集も「灸の臨床」を組んでいる。

医道の日本 Vol.76 No.2
2017年2月号
オフィスワーカーの身体を治す! 企業と鍼灸マッサージ
オフィスワーカーの身体を治す! 企業と鍼灸マッサージ 鍼灸院の門を叩く患者のうち、オフィスワーカーの割合は相当数に上るだろう。
だからこそ、オフィスワーカーが集まる企業にも、鍼灸マッサージのニーズが生まれている。
実際に、企業では鍼灸マッサージがどのように導入されているのか、企業で行われたセミナー、および企業へ往療する術者に取材を行った。
また、巻頭インタビューでは、世界で今取り沙汰されている、「座り続けること」が心身にもたらす、さまざまなリスクを聞いた。
加えて、デスクワーク中の姿勢を解剖学的に解析し、効果的なセルフケアの方法も紹介。
特集では、巻頭と連動してオフィスワークにかかわる症状への治療を掲載している。

医道の日本 Vol.76 No.12
2017年12月号
耳の疾患に対する鍼灸
耳の疾患に対する鍼灸 難聴、めまい、耳鳴といった耳の症状の治療に、鍼灸師はどのようにかかわっていくべきだろうか。
耳鼻咽喉科高度専門病院の聴覚診療科医長である林賢氏と、同病院で耳鼻咽喉科専門の鍼治療を行う鍼灸師らに話を聞いた。
大学医学部の研究者で鍼灸臨床家でもある鳥海春樹氏による耳管開放症への治療の一例も紹介する。
また、耳に関する古医書の記述について、天野陽介氏に寄稿いただいた。
特集では、突発性難聴などの症例を取り上げる。

医道の日本 Vol.76 No.11
2017年11月号
読売巨人軍・澤村投手への鍼施術報道の検証
読売巨人軍・澤村投手への鍼施術報道の検証 検証1 関係団体の見解
検証2 鍼の安全性 安全性に関する全日本鍼灸学会の回答
検証3 解剖学の視点から
検証4 報道の影響 緊急アンケートで浮かび上がる風評被害

医道の日本 Vol.76 No.10
2017年10月号
認知症の予防とケア
認知症の予防とケア 内閣府の「平成28年版高齢社会白書」によると、2025年には日本の人口の3人に1人が65歳以上の高齢者、そしてその5人に1人が認知症になるとされている。
認知機能が低下した高齢者と信頼関係を築き、施術を受け入れてもらうためには特別な配慮が必要となる。
日頃から認知症を専門に扱っているわけではない開業鍼灸マッサージ師であっても、認知症の徴候を早期に発見し、適切な予防や治療に導く役割を果たすことが期待される。
巻頭インタビューでは国立病院機構東京医療センター総合内科医長の本田美和子氏に、フランス発の認知症ケア技法「ユマニチュード」について語ってもらった。
また、認知症の人やその家族を支える制度の活用事例、現場の声などを紹介。
さらに、認知症治療に携わる医師および、認知症の予防とケアに取り組む鍼灸マッサージ師による特集記事を掲載する。

医道の日本 Vol.76 No.1
2017年1月号
患者から見た鍼灸
患者から見た鍼灸 心身のケアやキュアに鍼灸を取り入れて、ライフスタイルの一環とする患者がいる一方で、
まだまだ世間一般での鍼灸の認知度は低く、受療率は伸び悩んでいる。
鍼灸院の敷居を低くするにはどうすればよいのか。
鍼灸治療を継続して受けてもらうには、どんな工夫が必要なのだろうか。
今月の巻頭では、鍼灸を受療する患者の声に耳を傾けた。
術者と患者の対談では、当事者ではない立場だからこその気づきがあるだろう。
また、現在鍼灸を受けている患者(84人)へのアンケート結果を紹介。
普段は表に出てくることのない、リアルな「患者から見た鍼灸」を浮き彫りにしたい。

12人の医院経営ケースファイル II
理想のクリニックを創り上げた私たちがこれから開業するあなたに伝えておきたいこと
クリニック経営を軌道に乗せることに成功した十二人の先達が「開院準備」「自分がはまったトラブル事例」「転機となった取り組み」を惜しみなく公開する経営ケースファイルの第二弾.さまざまな事例を読み進めることで,経営学やマネジメントの端緒に触れることが出来ます.これから開業する方や現在医院運営に苦戦している院長先生の理想のクリニックづくりのヒントが存分に詰まっています.

糖尿病性腎臓病の病態と治療
近年,糖尿病性腎臓病という疾患概念が定着してきた.治療法においても,薬物療法から腎代替療法,生活指導まで,幅広い範囲で著しい進歩がみられる.本書は,そのような現状を踏まえ,同疾患の病態生理と治療を最新のエビデンスを反映して包括的に解説した.実現場で問題に直面した時にはポイントを絞って,全体を総体的に学びたい時には通読してほしい.基礎,臨床,ケアの実践的な知識を身につけられる,最適な1冊だ.