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日本嚥下医学会 学会誌

嚥下医学 Vol.9 No.2

2020年2号

出版社:中山書店

印刷版発行年月:2020/09

嚥下医療に携わるすべての専門職のための新雑誌。
超高齢社会に入ったわが国においてますます重視される嚥下の問題に焦点を当て、動画配信サイトとの連携も図りながら、現場で役立つ有用な情報をわかりやすく提示・解説する。
嚥下機能評価、嚥下障害の治療・ケア・リハビリテーションに関する原著論文や解説を多数提供。メディカルスタッフに親しみやすい連載も充実。

関節外科 基礎と臨床 Vol.40 No.2

2021年2月号

【特集】人工股関節再置換術 最前線から難易度の高い症例まで

出版社:メジカルビュー社

印刷版発行年月:2021/01

【特集】人工股関節再置換術 最前線から難易度の高い症例まで

臨牀透析 Vol.37 No.1

2021年1月号

腎性貧血治療のこれまでと,その新しい展開

出版社:日本メディカルセンター

印刷版発行年月:2021/01

腎性貧血治療のこれまでと,その新しい展開
 2019年に登場したHIF安定化薬(PH阻害薬)は,2020年になって新たに3種が臨床の場に登場した.これは従来の治療とは全く異なり,内因性EPOを生理的濃度まで増加させる治療法であり,腎性貧血治療の革命的な転換ともいえる.HIF安定化薬の「光」の面だけでなく,「影」の部分からも目を反らさない配慮も加えた.

医学のあゆみ269巻4号

ncRNAの医科学と医療Ⅱ――機能性ncRNA

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2019/04

ncRNAの医科学と医療Ⅱ――機能性ncRNA
企画:林崎良英(理化学研究所科技ハブ産連本部予防医療・診断技術開発プログラム)
・microRNAとRNA干渉の発見からsiRNAを主軸とするRNA医薬ができたように,non-coding RNA(ncRNA)の新しい分子メカニズムの解明は,新規核酸医薬の開発への大きな手がかりとなる.
・そのため,物質としてのncRNAを発見する必要があり,その発見には理化学研究所のプロジェクトが大きく貢献した.今後は,それぞれのncRNA分子に焦点を当て,機能を解明する研究の推進が必要である.
・267巻8号(2018年11月24日発行)ではncRNAの“医科学分野や医療応用への展開”について特集したが,本号では遺伝子発現調節をはじめとするncRNAの“新たな分子メカニズム”に焦点を当てる.

医学のあゆみ269巻11号

災害時の医療の最前線:オリンピック開催中のCBRNE災害にいかに備えるか

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2019/06

災害時の医療の最前線:オリンピック開催中のCBRNE災害にいかに備えるか
企画:森村尚登(東京大学大学院医学系研究科救急科学)
・2020年東京オリンピック・パラリンピック開催まで残り70週を切った.世界最大級のマスギャザリング(集団形成)を生むイベントが,地域の救急医療と災害時の医療体制に大きな影響を及ぼす可能性がある.
・近年,特殊災害はChemical(化学),Biological(生物),Radiological(放射性物質),Nuclear(核),Explosive(爆発物)のアクロニムを用いて,“CBRNE(シーバーン)災害”と呼称されている.
・本特集では,“マスギャザリング時の医療対応”計画策定上のリスクとして,テロリズムや感染症による特殊災害の対応と,CBRNE災害時の対応に関する医療従事者教育の現況について解説いただく.

医学のあゆみ269巻9号

第1土曜特集

レクチン医学最前線

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2019/06

レクチン医学最前線
企画:山本一夫(東京大学大学院新領域創成科学研究科先端生命科学専攻)
・レクチンの定義に関する論文が『Nature』誌に掲載されたのは1980年代のことである.当時はまだ知名度も低く,レクチンが認識する糖鎖の生物学的意義に関しても知見は乏しかった.
・その後,免疫系にC型レクチン受容体の遺伝子が見出され,リガンドの特定と機能が明らかになるにつれて,レクチンの意義が注目されるようになった.現在では,さまざまな分野の研究者がこの領域に参画している.
・レクチンは教科書ではあまり触れられていないが,臨床では癌などの診断に活用されるなど決して遠い存在ではない.本特集では,今後レクチン研究がどのように進展するかを概説し,他の研究分野との連携を考察する.

医学のあゆみ269巻13号

第5土曜特集

脂質クオリティ研究の基礎と臨床

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2019/06

脂質クオリティ研究の基礎と臨床
企画:有田 誠(慶應義塾大学薬学部・薬学研究科代謝生理化学講座,理化学研究所生命医科学研究センターメタボローム研究チーム,横浜市立大学大学院生命医科学研究科代謝エピゲノム科学研究室)
・脂質は生体膜成分,エネルギー源,シグナル分子,表皮バリア成分など多彩な機能をもち,脂質の構造多様性(リポクオリティ)の変化はこれら脂質の生体機能に大きな影響を与える.
・近年の質量分析技術の発達により,リポクオリティの多様性やバランスの制御が生体恒常性の維持においてどのような意義があるのか,またそれが破綻したときにどのような疾患につながるのかといった根源的課題に迫る研究が進んでいる.
・本特集では,リポクオリティの多様性や秩序が生み出される機構,生体がリポクオリティの違いを認識する機構,さらにリポクオリティバランスの破綻から生じる疾患の分子メカニズムについて,“基礎から臨床”の観点から最新の知見を紹介する.

医学のあゆみ269巻10号

胎盤学と胎児学の新たな国際展開

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2019/06

胎盤学と胎児学の新たな国際展開
企画:佐村 修,岡本愛光(東京慈恵会医科大学産婦人科学講座)
・胎盤と胎児は同じ受精卵から発生し,同一の遺伝情報を持つはずであるが,実際はその働きはまったく異なる.本特集では胎盤と胎児に関して,各分野における国際展開について概説いただく.
・まずは,ヒトの胎盤・胎児の発生を理解するうえで重要な分子遺伝学について解説し,さらに,胎盤のエピジェネティックな機構と妊娠母体合併症の関連について説明する.
・また,胎盤とバイオマーカーの関連,胎盤由来のcell-free DNAの臨床応用,妊娠高血圧症候群(HDP)の発症,胎児・胎盤の超音波やMRI検査についても,最先端の情報を紹介解説いただく.

医学のあゆみ269巻12号

AMPキナーゼと医学

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2019/06

AMPキナーゼと医学
企画:庄嶋伸浩,山内敏正(東京大学医学部附属病院糖尿病・代謝内科)
・AMPキナーゼは,骨格筋や肝において糖脂質代謝を制御することから,運動療法と同様に統合的に代謝を改善する可能性があり,創薬の標的分子として注目されている.
・AMPキナーゼが代謝の恒常性を保つメカニズムについては,多くの研究により解明されている.また代謝疾患に加えがんや神経疾患など幅広い病態に関連することから,治療への応用が期待されている.
・本特集では,注目を集めるAMPキナーゼの役割について,基礎医学から臨床まで最新の知見を第一線で活躍されている先生方に解説いただく.

医学のあゆみ269巻3号

悪性腫瘍の病理・遺伝子診断に基づくプレシジョンメディシン

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2019/04

悪性腫瘍の病理・遺伝子診断に基づくプレシジョンメディシン
企画:西原広史(慶應義塾大学病院腫瘍センターゲノム医療ユニット)
・従来のがん治療は殺細胞性抗がん剤の投薬が中心であったが,近年はがん細胞の生存に重要な特定の遺伝子(ドライバー遺伝子)を標的として個別化治療を行うプレシジョンメディシン(PM)が主流となりつつある.
・欧米ではすでに遺伝子パネル検査の導入により,多くの癌腫においてゲノム解析結果が臨床現場に還元され,PMが実践されている.わが国でも2019年中には遺伝子パネル検査の実施が認められる予定である.
・本特集では,従来の臓器別・組織型別の腫瘍の分類ではなく,ドライバー遺伝子に基づく悪性腫瘍の特徴と治療戦略を取りまとめることで,PMを適切に実施するための統合的病理・遺伝子診断の確立をめざす.

医学のあゆみ269巻2号

心エコーの最近の話題

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2019/04

心エコーの最近の話題
企画:神﨑秀明(国立循環器病研究センター心臓血管内科)
・心エコー診断装置は高性能化と小型化が進み,心臓をより鮮明に観察することが可能となった.本特集では,心エコーの新技術が臨床でどのように役立っているのかという視点で現場で活躍する先生方に概説いただく.
・Structural heart disease(SHD)に対する低侵襲なカテーテル治療,成人先天性心疾患,アブレーションなどの不整脈治療,バルーン肺動脈形成術(BPA)など,いずれの分野でも心エコーの専門化が進んでいる.
・しかし一方で,ボリュームレート,3D en face,スペックルトラッキング,ベクターフローマッピングなど次々と新しい言葉や概念が登場し情報が氾濫している.本特集では,これらの情報をわかりやすく整理する.

医学のあゆみ269巻1号

第1土曜特集

更年期診療UPDATE

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2019/04

更年期診療UPDATE
企画:寺内公一(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科女性健康医学講座)
・日常診療において,産婦人科は生殖を担当する部門であったはずだが,超高齢化が著しい社会は,われわれ産婦人科医に対して,生殖という役割を終えた女性の健康維持を引き続きサポートするよう要請している.
・閉経移行期に生じるエストロゲンのゆらぎと,積み重なる心理・社会的負担はさまざまな症状として現れる.また,症状が軽快した後もエストロゲンの枯渇によって急増する慢性疾患のリスクに曝される.・本特集では,更年期女性への対応から,閉経後女性の疾患リスク管理,保険診療と医療政策に至るまで,更年期診療の“今”を切り取るために,産婦人科に限らず各分野における第一人者の先生方にご執筆いただく.

医学のあゆみ269巻7号

腎臓病のエンドポイント

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2019/05

腎臓病のエンドポイント
企画:南学正臣,碓井知子(東京大学医学部附属病院腎臓・内分泌内科)
・慢性腎臓病(CKD)をはじめとする腎臓病の多くは,自覚症状に乏しく慢性に進行する.そして末期腎不全(ESRD)に至ると,腎代替療法が必要となるだけでなく,心血管病などの合併症のリスクが上昇する.
・腎臓病が進行する前に治療介入することで,QOLの上昇やESRD患者数の減少,医療費の抑制が期待できる.現在,腎臓病の治療効果判定に有効なサロゲート(代替)エンドポイントを模索する研究が進んでいる.
・本特集では,CKD,糖尿病性腎症(DKD)など代表的な腎臓病と,その合併症について,今後利用が期待される新たなエンドポイントに関する最近の研究を,それぞれの疾患の専門の先生に概説いただく.

医学のあゆみ269巻8号

バーチャルリアリティ(仮想現実)機器の医療応用に向けて

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2019/05

バーチャルリアリティ(仮想現実)機器の医療応用に向けて
企画:住谷昌彦(東京大学医学部附属病院緩和ケア診療部,同麻酔科・痛みセンター)
・バーチャルリアリティ(VR)とは,その使用者がビデオディスプレイを通じて提示される3D-CGで描画された仮想空間内で,視覚だけでなく聴覚や触覚など複数の感覚環境をリアルタイムで経験できる技術である.
・近年はVRの医学応用も進められ,とくに神経リハビリテーションの分野で活用されている.その治療領域は運動障害(脳卒中後麻痺)や感覚障害(幻肢痛)だけでなく,精神疾患領域にも広がってきている.
・本特集では,急速に医療界でも臨床応用が進んでいるVRの実例について紹介する.VRのさらなる進歩と,現実空間と3D-CGの組み合わせによる拡張現実(AR)の医療応用を考える礎としたい.

医学のあゆみ269巻6号

抗菌薬耐性(AMR)と闘う

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2019/05

抗菌薬耐性(AMR)と闘う
企画:舘田一博(東邦大学医学部微生物・感染症学講座)
・今日,150を超える抗菌薬が開発され,その応用範囲が広がり使用量が増加するなかで,人類はこれまでにない危機的局面に直面している.耐性菌の出現とその蔓延の問題である.
・耐性菌問題は病院内だけではなく,市中・環境・社会,そして地球規模で考えなければいけないグローバルな問題であり,アカデミア,企業,行政の連携に加えて,国家間での協調・協力がきわめて重要になる.
・本特集では,日本のAMR対策アクションプランの目標と戦略,グラム陽性薬剤耐性菌の最新動向,抗酸菌感染症,次世代感染症診断法など,注目のトピックを第一線で活躍される先生方に概説いただく.

精神科臨床 Legato Vol.6 No.2

2020年8月号

座談会 アスリートのメンタルヘルス

出版社:メディカルレビュー社

印刷版発行年月:2020/08

座談会 アスリートのメンタルヘルス
統合失調症や気分障害を中心に精神科領域全体を広く取り上げ,そのときのトレンドに沿った話題や読者が診療において役立つ情報を提供し,精神科臨床の向上に貢献することを目指したものである。

Frontiers in Alcoholism Vol.8 No.2

2020年7月号

特集 アルコール依存症と家族

出版社:メディカルレビュー社

印刷版発行年月:2020/07

特集 アルコール依存症と家族
アルコール依存症の心理社会的治療、薬物治療の現状と関連疾患をわかりやすく解説した学術誌。

Bella Pelle Vol.5 No.4

2020年11月号

特集 血管

出版社:メディカルレビュー社

印刷版発行年月:2020/11

特集 血管
「美肌をつくるサイエンス」をテーマに,美容皮膚科領域における「科学的検証を経た正しい知識」を発信することにより,適正な診療のあり方を啓発する「日本初の美容皮膚科専門学術誌」。(「Bella Pelle」はイタリア語で「美しい肌」の意味)

医学のあゆみ268巻13号

第5土曜特集

制御性T細胞研究の現在

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2019/03

制御性T細胞研究の現在
企画:坂口志文(大阪大学免疫学フロンティア研究センター実験免疫学)
 堀 昌平(東京大学大学院薬学系研究科免疫・微生物学教室)
・制御性T細胞(Treg)は,1980~1990年代にかけて,免疫自己寛容の導入・維持に必須のリンパ球として研究がはじまった.本特集では,Tregの基礎研究から臨床応用まで広く研究の現状を紹介する.
・近年,Tregの発生・分化,機能の分子的基礎,転写因子とのネットワークなどが明らかになりつつある.また,単なる免疫抑制だけでなく,組織の恒常性・再生にも重要な役割を担っている可能性も示されてきた.
・Tregの強化による自己免疫疾患の治療・予防,逆にTregの減弱によるがん免疫の惹起・強化なども期待されており,研究が進められている.本特集ではこれらの最新の知見についても解説いただく.

医学のあゆみ268巻12号

創薬インフォマティクス

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2019/03

創薬インフォマティクス
企画:広川貴次(産業技術総合研究所創薬分子プロファイリング研究センター分子シミュレーションチーム)
・近年のビッグデータ解析やAI技術,遺伝情報データの進歩に伴い,創薬インフォマティクスは今後の創薬研究を支える技術として注目されている.本特集では,本分野の第一人者の先生方に最新情報を紹介いただく.
・創薬インフォマティクスは,バイオインフォマティクス(生物情報科学)とケモインフォマティクス(化合物情報科学)を融合した横断的分野で,病態生理に関する情報管理に関する多様な領域が含まれている.
・近年では,PubChemやChEMBLを代表する膨大な化合物情報データが公開されるようになり,アカデミア創薬という選択肢が生まれるなど,創薬インフォマティクスはまさに学問として黎明期にあるといえる.

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