医学のあゆみ278巻2号
災害メンタルヘルス
災害メンタルヘルス
企画:金 吉晴(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所所長)
・日本では毎年のように多くの自然災害,人為災害が生じており,心のケアが社会の関心事となっている.どのような支援であっても,本来の回復力が引き出されるような環境を整え,自然の回復を促進することが基本となる.
・急性期に生じる多くの症状の回復には個人差があり,さまざまな回復の経過を示す.われわれはその歩みを見守りながら,必要なときに手を差しのべることができるような支援を行いたいと考えている.
・被災者にも被災地にも,個別の特性があり,なかなか一般的な対応法を機械的に当てはめることはできない.必要なのは事例に則したケーススタディであり,本特集には多分にそうした視点が織り込まれている.
J-IDEO (ジェイ・イデオ) Vol.5 No.4
2021年7月号
【Special Topic】病原微生物の消毒をもう一度考える
【Special Topic】病原微生物の消毒をもう一度考える 今号のSpecial Topicは「病原微生物の消毒をもう一度考える」.新型コロナウイルス感染症の流行から1年以上が経った今,感染対策の基本でありながら最も有効な手段でもある消毒・滅菌について,改めて解説していただきます.HOT TOPICでは「抗菌薬供給状況」「ワクチン供給状況」として現在の供給状況一覧を収載します.
実験医学増刊 Vol.39 No.10
【特集】相分離 メカニズムと疾患
【特集】相分離 メカニズムと疾患 細胞内にある“膜のないオルガネラ”が相分離によって形成された液滴であるという発見は,生命科学に大きなインパクトを与えました.本書では,多くの生命現象や疾患発症に関わる相分離研究の最新知見を紹介します.
学校に行けない/行かない/行きたくない
不登校は恥ではないが名誉でもない
「将来、この社会で生活していくには、義務教育の学校にも行けないようでは困る」
学校にのみ責任を押し付け、学校へ行かない子どもの自由・権利を主張する不登校肯定論を真っ向から否定!30年以上不登校児とつきあってきた著者だから言える、新しく、そして当たり前のこと・・・
今まで数多く出版されている「不登校」に関する書籍とは一線を画す著者の思いを詰め込んだ一冊。医師のみならず、不登校児に関わるすべての人に捧げた渾身の一冊!
「病院船」が日本を救う
海洋国・災害多発国 日本に今必要なもの
四方を海に囲まれた日本は、古くから「海洋国家」として、海と密接な関わりをもって発展してきた。四季が織りなす美しき日本である一方、台風、豪雨・土砂災害、河川氾濫に大洪水、高潮災害、加えて火山噴火災害から地震・津波災害等、ありとあらゆる自然災害が発生する災害大国でもある。阪神淡路大震災の直後、わが国に病院船が必要という政治機運が高まったことがあるが、結局実現していない。非常時においても、過度に陸路に頼る発想が重きをなし、海上からのアプローチは軽視され検討の跡すらない、今後は国民の命を守るためにも海上からのアプローチは必須である。災害は忘れた頃に本当にやってきたではないか。未曾有の大津波を伴い、福島原子力発電所を破壊された。福島原発事故しかり、地下鉄サリン事件しかり、これまで多くの想定外を経験している。本書はこうした事象を危惧する専門家六氏が、各々の専門領域から熱い議論と、海洋国日本、災害大国日本に相応しいアプローチに、グローバルな政策課題であるレジリンスも(創造的回復)も加えて議論している。東京オリンピック開催も控え、「病院船」を望む多くの読者の声によって、本書を出版することにした。
福祉は誰のために
ソーシャルワークの未来図
「福祉」とは、「人の存在と生活の安全保障」である。(本文より)
「福祉」とは何か。なぜ福祉は必要なのか。「自己責任論」が蔓延する現在、「本来の福祉」を実現するためにソーシャルワーカーは何をすべきなのか。福祉の現場・教育・財政の視点から現代社会の課題を考究し、ソーシャルワークのあるべき姿を提起する。
周術期看護 はじめの一歩
●手術を受ける患者のケアを、最低限おさえたいことだけスッキリ理解。
●病棟・外来・手術室のスムーズな連携にすごく役立つ。
●「はじめてでも大丈夫!」と、きっと思える入門書。
役立つ!使える!
看護のエコー
●患者さんの負担が少なく、病態をその場で可視化できるエコー機器は、近年、小型化や画質の向上など大きく進化し、病院でも在宅においても使いやすくなってきました。
●血圧計や聴診器のようにエコーを使いこなせるようになれば、より正確な看護アセスメントができるようになります。
●エコーの基礎知識、画像の見かた取りかたを、さまざまな臨床シーン別にわかりやすく解説しました。
日ごろの?をまとめて解決
整形外科ナースのギモン
●整形外科の治療・ケアで気になるギモンを、現場のナースが根拠を示しながら、わかりやすく解説!
●よくわからない・・・でも、ちょっと聞きづらい・・・。モヤモヤを自信に変える 116のQ&A。
改訂版 看護学生のための臨地実習ナビ
・病棟で行うケアの目的や日常生活援助の実際が、根拠をもってわかります。
・はじめて患者さんに接するときのポイントや指導者への報告の仕方も解説。
・各ケアについて、行動計画の立て方・振り返り方のコツがつまった記録例を紹介しています。
人工呼吸ケア はじめの一歩
・人工呼吸器の導入が決まってから、装着前、装着中、離脱の流れに沿って「見るべきこと」
「やるべきケア」がよくわかる。
・呼吸生理の基礎やグラフィックの見かたから、人工呼吸療法を必要とする患者さんの苦痛や記憶への
アプローチなど、臨床で役立つ知識が満載。
細胞診アトラス
細胞・組織相関と最適なマネジメントのために
病理医をはじめ,細胞診に携わる全ての人に贈る,細胞診テキストの決定版.総論では,標本作製技術,スクリーニング,細胞形態の解釈など,細胞診の基礎を詳細に解説.各論では,各領域・臓器に特有の標本作製技術や報告様式をまとめるとともに,各疾患について良質の細胞像を多くのページを割いて掲載し,細胞診断のポイントを目でみて理解し,日常診療に役立てられるようにした.丁寧な解説と豊富な細胞像が詰まった究極の一冊.
皮膚科サブスペシャリティーシリーズ
1冊でわかる皮膚病理
本書は,「皮膚病理は苦手」という医師が楽しく学べるような工夫を満載し,豊富な写真とポイントを押さえた解説で,すらすらと読める構成になっている.ごく基本から学び,臨床像と病理を結びつけて理解し,この1冊で皮膚疾患全体を総括できる,まさに皮膚病理テキストの決定版.初級者のつまずきやすい点を十分に配慮した具体的なアドバイスが疾患ごとに満載で,皮膚病理が好きになり,臨床もますます自信がつく.
看護ケアのための摂食嚥下時の誤嚥・咽頭残留アセスメントに関する診療ガイドライン
看護研究成果を臨床実践に還元することを目的に作成された日本看護科学学会による初のガイドライン.Minds診療ガイドライン作成マニュアル2017に準拠.病院・療養施設・在宅の場で重要な摂食嚥下時の誤嚥,咽頭残留のアセスメントや看護ケアについて,臨床上の疑問をCQ(clinical question)で表し,それぞれのエビデンスと推奨度の強さを提示した.誤嚥性肺炎を予防する標準的な摂食嚥下ケアを導く1冊.
J. of Clinical Rehabilitation 30巻7号
臨時増刊号
がんのリハビリテーション-成果と展望
がんのリハビリテーション-成果と展望
がん治療の急速な進歩とがんサポーティブケアの充実に伴い,がん患者の生命予後の延伸と,がん患者のQOLの向上が図られ,がん対策基本法に掲げられた崇高な理念「がん患者がその居住する地域にかかわらず,科学的知見に基づく適切ながん医療を受けることができるようにすること」に着実に近づいていることは,国民の2人に1人ががんに罹患する時代の福音です.
2007年4月に施行されたがん対策基本法は,故山本孝史参議院議員が自らの体験を通して,がん対策の法制化の必要性を強く訴え続けた結果,議員立法として提出され成立した画期的な法律でした.がん対策基本法によって,わが国のがん診療が大きく変化し,進歩したことは誰もが認めるところでしょう.
2016年に改正されたがん対策基本法では,このような成果を踏まえて,次の段階へ内容を進化させ,医療の充実にとどまらず,がんサバイバーのQOL向上を目指す意思が強く表れています.2018年3月に策定された第3期がん対策推進基本計画には,がんゲノム医療,AYA世代がん対策,がんサバイバーシップ支援,支持療法の推進等,この10年間で新たに認識された課題が施策に加えられました.
がんのリハビリテーションは2010年にがん患者リハビリテーション料が保険収載され,がんのリハビリテーション研修会により,そのすそ野は確実に広がりました.また,がんリハビリテーションのTextbook,『CANCER REHABILITATION』が2019年に10年ぶりに改訂されたのと時期を同じくして,日本リハビリテーション医学会の「がんのリハビリテーション診療ガイドライン第2版」が発行されたように,リハビリテーション医学の中で臨床,研究レベルの成長が著しい分野です.一方で,がん治療の進歩は驚くほど速く,がんリハビリテーションの技術も当然進化しなければなりません.
そこで,これまでのがんリハビリテーションの成果を振り返り,最新のがん治療にふさわしいがんリハビリテーションの将来像を示すことをこの臨時増刊号の狙いとしました.第1章ではわが国のがん治療の最先端で活躍する第一人者により,リハビリテーション関連職種にとって必須ながん治療の知識がわかりやすく解説されているだけでなく,今後のがん治療の明るい未来が語られています.第2章ではがんリハビリテーションの各論について臨床経験豊富な筆者に,ご自身の実践と関連研究のReviewから成果をまとめていただき,望ましい未来について解説をしていただきました.さらにコラムでは,がん対策,がんリハビリテーションに関連する多くのトピックスを取り上げ,第一線で活躍されている方々に簡潔にまとめていただきました.
結果として,がんリハビリテーションに加えて現代がん治療とがん対策全体がupdateできる素晴らしい1冊が出来上がったと感動しています.
いまだ出口の見えないコロナ禍であり,日々の生活の閉塞感にとどまらず,診療における感染対策やTelemedicine対応,職員の健康管理にワクチン接種,研究活動の制約等,精神的にも物理的にもストレスの多い時期に執筆を快くお引き受けいただき,玉稿を賜った筆者の方々に心より御礼を申し上げます.(編者:水落和也)
胎児中枢神経のMRI診断 正常脳と奇形画像アトラス
より正確な出生前診断につなげるためには、どのように読影を行えばよいのか?代表的な胎児期の中枢神経疾患を取り上げ、症例ごとに読影のポイントを基礎から解説。
実践対談編 臨床研究立ち上げから英語論文発表まで最速最短で行うための極意
-すべての臨床医そして指導医にも捧ぐ超現場型の臨床研究体験書-
知識を経験に落とし込め!極意を実践した8人のストーリー。
本書は極意本の「実践・対談編」として、実際に極意を実践して論文を発表した8名の先生との対談を通して、臨床研究を行って英語論文を発表するまでの過程を疑似体験していただくためにまとめました。
医療情報を見る、医療情報から見る エビデンスと向き合うための10のスキル
論文は難しいと思っている医療従事者・医療系学生のために、読解の際に陥りやすいバイアスと、その相対化をわかりやすく説明した。
貧血に出会ったら やさしくわかる貧血の診かた
日常診療で非常に頻度の高い「貧血」の、基礎知識から診断手順、外来・病棟・在宅での対応、マネジメントまでを、イラスト・図表を豊富に用いてわかりやすく解説。
乳管造影アトラス
乳頭異常分泌は早期乳癌の一症状でもあり、その適切な診断は大変重要である。本書では、乳頭異常分泌症例の診断に役立つ乳管造影の検査手順や読影のポイントを、多数の写真を用いてわかりやすく解説。適応症例では病変の根治的切除が期待できる乳管腺葉区域切除(microdochectomy)の実施手順や動画も収載。乳頭異常分泌症例手術時の乳頭温存可否の判断にも乳管造影は有用であり、乳腺外科医が習得すべき「乳管造影」が学べる1冊。
