検査値を読むトレーニング
ルーチン検査でここまでわかる
検査値の推移と組み合わせから、「病態を読み解く力」を身につける本。「RCPC」の手法では、病歴や身体所見の情報なしで、検査所見のみから病態を推論する。本書はこれに時間軸と複数検査値の組み合わせを加え、患者の病態を13の基本項目に分け、全39症例の検査値の推移から病態の変化を読み解いていく。「患者の体に何が起こっているのか?」を推論する力を磨きたいすべての医師、臨床検査技師に。
改訂第11版 救急救命士標準テキスト
さらに充実の改訂第11版,救急救命士に求められる知識がこの1冊で! 救急救命士を目指すための教科書/現場で活躍する救急救命士の指針として
【本書の特徴】
1.「救急救命士国家試験出題基準」への対応
出題基準準拠を基本とし,学習しやすいように構成を工夫
2.第10版の内容を徹底的に見直し
1) テキスト編集委員会による検討とアップデート
2) 関連学会等の各種ガイドラインとの照合・対応
3)「到達目標」を見直し,救急救命士に求められる知識をより明確化
4) 救急救命士法改正に伴う医療機関内での業務など,救急救命士の活躍の場が広がるなかで求められる知識を新たに追加
5) 理解を深めるために効果的な写真・図表を厳選
結果の出せる評価と治療 ー筋緊張から紐解く機能障害ー初版
【❝筋が硬いからほぐす❞から卒業する!】
末梢神経・力学・触察・中枢神経の4つの視点から「筋緊張」の正体を紐解き、臨床の迷いを解決する決定版!■ 商品説明
「筋を十分に緩めたはずなのに関節可動域制限が残る」
「痛みが改善しない」
「筋力トレーニングを行ってもなかなか出力が上がらない」
臨床現場で、このような「筋緊張」の壁にぶつかったことはありませんか?本書は、「筋が硬い=ほぐす」「収縮が弱い=鍛える」といった対症療法的なアプローチから抜け出し、筋緊張が生じる「本当の原因」に迫るための一冊です。
末梢神経のエントラップメント、荷重位における力学的負荷(関節モーメント)、筋腱移行部への正確な触察、そして中枢神経系の姿勢制御。これら4つの全く異なる視点から、筋緊張をコントロールするための評価と介入方法を徹底解説します。現象にとらわれず、本質的な原因を追究したいすべての臨床家へ贈る、実践的ガイドブックです。■ 本書で学べること
・末梢神経の「滑走・疎通・緊張・伝導」を評価し、神経障害性疼痛と筋攣縮を鑑別・治療する手順
・歩行や動作における関節モーメント(力学的負荷)が筋緊張に与える影響とその改善方法
・触察技術(MCP:MES/MBS)を用いた、解剖学に基づく高再現性の筋コンディショニング
・エコー(超音波診断装置)を用いた末梢神経・筋動態の可視化と臨床推論への応用
・疼痛抑制姿勢や「ステルス短縮痛」など、動作に隠された能動的な回避戦略の読み解き方
・脳卒中後遺症など中枢神経障害における姿勢筋緊張のメカニズムと、重力に抗する5つの治療原則■ この本が向いている読者
・痛みが取れず、現在のアプローチに限界を感じている理学療法士・作業療法士・柔道整復師
・「なぜ筋が硬くなるのか」を力学・神経生理学の観点から深く理解したい実務者
・徒手療法や運動療法の効果を、その場限りではなく持続させたい方
・歩行分析から関節モーメントを予測し、インソール処方やアライメント修正に活かしたい方
・整形外科疾患から中枢神経疾患まで、幅広い症例の「筋緊張」に悩むセラピストや医療系学生■ 本書の特徴
【多角的な臨床推論の融合】
河端将司(末梢神経)、園部俊晴(力学)、祝広孝(触察)、真鍋清則(中枢神経)という第一線で活躍する臨床家4名が、それぞれの専門領域から「筋緊張」を紐解きます。【現象ではなく「原因」へのアプローチ】
「硬いから緩める」のではなく、末梢神経の滑走不全や関節モーメントの増大、反射システム(Ib抑制など)を利用したメカニズムを丁寧に解説。根拠に基づく介入が学べます。【明日から使える高い再現性】
「ゴッドハンド」の感覚に頼らない、解剖学的事実と標準化された手順に基づく評価・治療技術を収録。豊富なイラストやエコー画像により、臨床にすぐ落とし込める実践的な内容です。★ 読者特典:力学的推論の無料動画講義
コラム内にて、著者の園部俊晴氏による『力学的推論シリーズ(ベーシック編)』を無料で学べるQRコード・URLを収録。書籍と動画を合わせることで、さらに学びが加速します。■ 著者紹介
【園部俊晴】
「組織学的推論」と「力学的推論」を融合させた評価・治療を実践。数万足のインソール作成経験を持ち、トップアスリートから高齢者まで、力学的負荷の適正化による痛みの改善で多大な実績を誇る。
【河端将司】
痛みと機能障害の間に「末梢神経」が介在するという視点から、エコーを活用した再現性の高い臨床推論を展開。組織レベルでの詳細な評価・治療に定評がある。
【祝広孝】
解剖学的知識と標準化された触察手順に基づくMCP(Muscle Conditioning using Palpation)を提唱。施術者の感覚に頼らない、誰にでも再現可能な徒手療法を伝えている。
【真鍋清則】
中枢神経疾患における姿勢筋緊張や運動制御の評価・治療を専門とする。神経リハビリテーションの理論をベースに、重力下での機能的な動作獲得に向けた介入を牽引。
解剖と正常像がわかる!
エコーの撮り方 完全マスター 第2版
見たらわかる。読めばもっとわかる
好評を博した『解剖と正常像がわかる!エコーの撮り方完全マスター』が待望の改訂。「見たらわかる。読めばもっとわかる」 エコー初心者のためのビジュアルテキストが、さらにパワーアップしました。プローブの持ち方から、すべての領域の正常像・シェーマ、解剖イラスト、さらに典型的な疾患の異常像とその特徴までを網羅。より美麗になった画像・イラストとともに、エキスパートが簡潔明瞭な解説でコツを伝授します。
≪プロメテウス解剖学≫
プロメテウス解剖学アトラス 解剖学総論/運動器系 第4版
解剖学を美しく学ぶ。定番書にして最高峰の一冊
言わずと知れた解剖学アトラスの最高峰が待望の改訂。第4版では、「筋膜」や「肘関節の画像診断」など、近年の医療に合わせた項目が新規に収載。読者の理解を深めるため、イラストの美しさを追求する姿勢はとどまることを知らず、少しずつ解釈が変遷する細かな変化にも対応し、内容面にもさらなる磨きがかかっている。職種を問わず、人体の構造を学ぶすべての人に──。
試験対策模擬問題111問
心電図マイスターによる3→1級を目指す鑑別力grade up演習
「まずは3級,その後に2級・1級を目指したい!」という中級から上級受験者向けのシームレスな検定対策を実現する!
波形類似パターンに惑わされない根拠のある鑑別力を鍛えるため,基礎的な判読法,患者の臨床的背景から注視すべきディテールにたどり着くための解法を伝授。波形成因となる解剖・電気生理・興奮機序に関する基礎だけでなく,病態とのリンク,模式イメージだけではたどり着けない問いにも対応できるよう,出題者の意図や選択肢の意味付け,類推テクニックも取り込み,選択肢ごとの除外根拠を示す。
目標級ごとにモジュール型の解説“BOX”による演習形式に基づき,3級受験向けにはベーシック編,2級,1級受験向けのアドバンス編として問われる内容の違いを分解して示し,苦手領域の克服と反復学習が捗る検定攻略の強い味方!
はじめはみんな初心者だった
ゼロから始める運動器エコーマスターへの100ステップ[Web動画付]
運動器の超音波(エコー)診療の初学者に向けて,技術の習得を段階的に解説した書籍。まず,自分の体にプローブを当てて見るところから始まり,次に1人では見られない部位をパートナーと2人で練習する。その後,患者を対象に比較的見やすい部位の診療から行うというように進んでいき,全100ステップで全身の運動器エコー診療をマスターできる。
1部位を見開きでコンパクトに解説し,動画も収載。各章末には,日本の運動器エコー診療のパイオニアの先生方によるコラムを掲載。
基礎から“その先”まで
実践! 胎児超音波検査
ーどこを見て,なにを診るのか—
超音波の原理から母児解剖,病態生理,そして検査法まで,胎児超音波検査に必要な知識(コンテンツ)を1冊で網羅。初学者へのわかりやすさを念頭に置き,豊富なイラストと写真を駆使しつつ直接現場で指導を受けるかのような平易な語り口で,胎児のスクリーニングにおける正常と異常を繰り返し解説する。
さらに解剖等の知識が,「どこを見て,なにを診るのか」に活きてつながり,検査の基本と描出のコツがわかりやすい。また胎児スクリーニングにおけるさまざまな基準値を巻末資料にまとめた。
超音波検査士,産科婦人科医,助産師,胎児スクリーニングの現場にいるすべての人へ,待望の一冊!
介護報酬の解釈 2 指定基準編 令和6年4月版
『指定基準と関係通知を6月実施分も集成した基本書』
『条例制定や事業所・施設運営で大いに活躍』
介護報酬の算定の前提となる事業者・施設の「指定基準」について、国が発出した省令・通知を網羅しています。
各サービスについて、「サービス提供の基本方針」「人員基準」「設備基準」「運営基準」を掲載。指定基準の各条文に解釈通知を配置し、他サービスからの準用規定を読み替えたうえで掲載するなど、実務本位に編集しています。
個別サービス提供についての関係告示・通知も併載しています。
自治体の条例制定に役立つよう従うべき基準や標準とする国の基準をわかりやすく示しています。
令和6年度介護報酬改定では、書面掲示規制の見直しや管理者の兼務範囲の明確化、身体的拘束等の適正化の推進のほか、協力医療機関との連携体制の構築、利用者の安全・介護サービスの質の確保・職員の負担軽減に資する方策を検討するための委員会の設置、福祉用具貸与・販売の選択制の導入など、指定基準が多岐にわたり改正されています。
「介護報酬の解釈 2 指定基準編」では、改正点がわかるように掲載するとともに、指定基準改正のポイントをまとめた資料を掲載しました。
「介護報酬の解釈 1 単位数表編」、「介護報酬の解釈 3 QA・法令編」とあわせてご活用ください。
本書は令和6年9月発刊の第2刷を電子化したものです。
やさしくわかる! 術中脳波モニタリング
全身麻酔管理中の脳機能を把握する!
術中の脳波波形は,患者の状態や外科手術の種類,投与している麻酔薬など,複雑に絡み合って変化する.
BIS値だけではなく,脳波波形を観察することで,より安全な麻酔管理ができるようになる.
難しそうな脳波モニタリングの極意を,やさしく解説した1冊.
今さら聞けないIVUS
多施設のIVUSを行っている医師,技師にアンケートを実施し,基礎的内容から実際の検査上の疑問点を抽出し,Q&A形式にて解説した書籍です。
「ちょっと人に聞くには恥ずかしい」と思われる内容や疑問点を解説していただき,すでに検査に携わっているが知識に自信のもてない方,自分の行っている方法が正しいのか疑問に思われる方々に対して知識の確認として,これから本検査にかかわる方には,本検査の要点を押さえ活用していただけるような書籍です。
成田崇矢の臨床 腰痛
評価に"確信”を、治療に"革命”を
▶“機能的腰痛”の大半は4つの病態に分別できる!
▶各病態の評価と治療の真髄を一流治療家が徹底解説!
▶"非特異的腰痛”という言葉に逃げていい時代は終わった。
運動器疾患の治療で避けては通れないのが腰痛改善。しかし、その治療結果に相手が、そして自分自身が納得していない臨床家は多いはず。様々な治療法を学んだり、文献を読み漁ってもなぜ、結果につながらなかったのかが本書を読めば納得できるはずだ。
本書では腰痛治療の極意を次のように示した。それは、『痛みを発生させている組織を仮説し、その組織および、その組織への負荷を改善させる』だ。言葉にするとシンプルだが、実際には多くの治療家が『原因組織の仮説』の段階でつまづいている。なぜなら、一般的に腰痛の85%は「非特異的腰痛」と呼ばれ、原因が特定しきれないと言われ、かつその言葉に逃げてきたからだ。
しかし、筆者の成田崇矢はこれらを「機能的腰痛」と名付け、大半の腰痛は機能を変えれば痛みも変わると断言している。さらに、この『機能的腰痛』は「椎間関節障害」「仙腸関節障害」「椎間板障害」「筋・筋膜障害」の4つの病態に収まるとしている。それぞれの鑑別・評価・治療法を体得することで、その場で改善することが可能になった。本書を通じて適切な仮説と、適切な検証の方法を学べば、腰痛患者に対し、「何をすべきか」がみえてくるはずだ。
さあ、今こそ圧倒的な結果を出すための“確信”と“自信”を手に入れよう。
≪プロメテウス解剖学≫
プロメテウス解剖学アトラス 頭頸部/神経解剖 第4版
脳・神経の解剖学アトラスの最高峰
美しいイラストで解剖学の学びを支える「プロメテウスシリーズ」の第3巻。頭頸部の骨、靱帯、関節、筋、血管、リンパ管、神経の位置や走行が鮮やかに描かれている。神経解剖はミクロからマクロまで丁寧に解説されていることはもちろん、感覚路や運動伝導路、小脳の伝導路など、複雑な神経ネットワークも一目瞭然。日本語版第4版では、喉頭・甲状腺・咽頭の動脈、静脈、リンパ、神経それぞれの経路の要約も追加されている。
*「プロメテウス/PROMETHEUS/プロメテウス解剖学」は株式会社医学書院の登録商標です。
動作分析 臨床活用講座
バイオメカニクスに基づく臨床推論の実践
患者の動作遂行能力を調べる「動作分析」。臨床の場で欠かせない重要な評価法であるが,「どこを見るか」「どのように解釈するか」「どのように治療プログラム立案につなげるか」といった点が難しく,修得するのは容易ではない。
本書は基本動作である「寝返り」「起き上がり」「起立・着座」「歩行」を掲載。写真やイラストを豊富に用いて動作メカニズムを詳細に解説するとともに,分析で得られた情報をもとに動作障害の要因を探る臨床推論についても記載している。
≪関節拘縮シリーズ≫
膝関節拘縮の評価と運動療法 改訂版
累計5万部突破の大人気シリーズ。膝関節治療の決定版が128本の動画を追加してリニューアル!
▶“静”と“動”の調和!膝関節の全てがこの1冊に!
▶著者の実技映像を128本追加!
本書は、2020年に出版された『膝関節拘縮の評価と運動療法』の改訂版です。
シリーズ5万部を越えている『拘縮』シリーズでも特に人気の本書に新たに実技映像を追加し、読者がより効果的に学ぶことができるようになっています。
【三本柱を極めて、膝関節の全てを学ぶ】
本書は膝関節拘縮に関して大きく分けて、機能解剖、屈曲制限、伸展制限の三本柱でまとめてあり、膝関節拘縮を軟部組織である皮膚・皮下組織、筋、靭帯、関節包に分けてとらえる評価、腫脹浮腫管理、疼痛の配慮、可動域の優先順位、筋収縮・筋力強化方法、関節可動域制限の病態を示しながら、具体的な運動療法が記載されています。また、運動器リハビリテーションの現場で最も遭遇することが多いTKA(人工膝関節全置換術)などを中心に術前・術後アプローチが網羅されています。
【128本の実技動画でさらにわかりやすく】
QRコードを読み取ることで、本書で紹介された運動療法を実際に実践している著者の解説映像を128本視聴することができます。本書を読むことで、膝関節拘縮の適切な評価と効果的な運動療法の実際を学ぶことができます。前作を読んだ読者はもちろん、新たに知見をブラッシュアップしたい方にもオススメの書籍となっています。
≪関節拘縮シリーズ≫
肩関節拘縮の評価と運動療法 改訂版
▶肩関節治療の決定版が10年ぶりにリニューアル
もっと軽く!もっと自由に!
肩関節をさらに解き放て!
▶イラストと写真を刷新。さらにわかりやすく!
▶著者の実技映像を59本追加!
本書は、10年前に出版された『肩関節拘縮の評価と運動療法』の改訂版です。
シリーズ5万部を越えている『拘縮』シリーズでも特に人気の本書に新たに実技映像を追加し、読者がより効果的に学ぶことができるようになっています。改訂版では、イラストや図が一新され、より解説がイメージしやすくなっています。
また、肩関節拘縮の評価方法から、運動療法の実施方法までを詳しく解説し、運動療法に興味がある理学療法士やスポーツトレーナー、医師、学生などに向けた内容となっています。
QRコードを読み取ることで、本書で紹介された運動療法を実際に実践している著者の解説映像を59本視聴することができます。本書を読むことで、肩関節拘縮の適切な評価と効果的な運動療法の実際を学ぶことができます。前作を読んだ読者はもちろん、新たに知見をブラッシュアップしたい方にもオススメの書籍となっています。
マンモグラフィ診断の進め方とポイント 第5版補訂版
[Webでみる拡大画像付]
最新『乳癌取扱い規約 第19版』における病理組織記載法の改訂や新設に伴う用語変更を反映した。保険診療の現況もアップデートされている。
これまでどおり全119症例の読影術を実践的に解説し、Web上でマンモグラムを拡大できる画像サービスにより実践対策が可能である。各種認定試験、レベルアップ試験に活用されているマンモグラフィ診断の決定版。
リハビリテーションの「質」が上がるカルテの書き方
「何を書けばいいの?」がわかれば「何をすればいいの?」がわかるようになる。
今日から使える“生きた記載例”満載。カルテは、診療報酬や病院機能評価の根拠となるだけでなく、臨床の質を底上げし、業務効率を高める強力なツールです。カルテを的確に記載すれば、臨床推論は整理され、リハビリテーション方針が明確になり、その結果として、業務効率も患者のアウトカムも確実に向上します。評価が伝わる。思考が見える。臨床が変わる。そんな誰もが読みたくなるようなカルテが書けるようになります!
心臓超音波テキスト 第3版
●12年ぶりに改訂!心臓超音波検査に携わる人に必携のテキストが大幅バージョンアップ!!
●「日本超音波検査学会」監修の定評あるテキスト.心臓超音波検査を行ってゆくうえでの技術的なノウハウを中心にまとめた.
●基本的な計測法や走査についての解説はもちろん,新技法で重要な,正確な評価をするための記録・計測に関するコツを実際の症例を提示し解説している.
●全編にわたり豊富な写真と見やすいシェーマにより丁寧でわかりやすい構成となっている.また,随所に「ひとくちメモ」「ワンポイントアドバイス」を収載して,検査のコツなどを具体的に記述.
クイズで学ぶ画像診断「1手詰」 読影のキホンが身につく必修手筋101
画像診断コンテスト世界チャンピオン(Radiology誌Diagnosis Please7年連続受賞)と詰将棋看寿賞作家の異色の師弟コンビによる、基本的な診断の手筋を学べる詰将棋(クイズ)形式の書籍が登場。
本書は、画像診断について楽しく学ぶことができるよう、詰将棋の「1手詰」を模した、即診断可能な問題で構成。初学者向けに基本に忠実で、臨床的に診断意義の大きい症例をPart1:頭部、Part2:頸部、Part3:胸部、Part4:腹部、Part5:骨軟部と部位ごとに、100症例以上掲載しています。
また、解答ページでは「診断への一手」として、画像診断に必要な覚えておきたい手筋(ポイント)を詳しく解説。診断結果の後に、臨床→画像所見→鑑別疾患など、診断内容のフォローも記載されているので、大いに役立つこと間違いなし。
医学生、研修医・放射線専攻医を始めとする初学者はもちろん、臨床医・開業医、読影補助を担う診療放射線技師など多くの方におすすめです。
序文
“画像診断と将棋は似ている” ― 将棋観戦が趣味の私が以前からそう思っていたところに、一人の青年が当院に臨床研修医としてやってきた。彼は有名なトップレベルの詰将棋作家で、将棋と画像診断の類似性についても深く共感され、後に放射線医学の門を叩いた。本書の共著者、山路大輔先生である。
画像診断が将棋なら画像診断クイズは詰将棋である。詰将棋は読みの力を鍛えるのに良い訓練と聞く。画像診断クイズも同様で、クイズ症例となった疾患の勉強だけでなく、画像所見の考え方や病態の理解、鑑別診断の知識等、多くのことを学ぶことができる勉強法である。画像診断クイズでの勉強が好きで、普段から自己研鑽に取り入れている私であったが、ある日突然書籍のアイディアを閃いた。抜群の詰将棋作成センスを持つ山路先生に画像診断クイズの問題を作ってもらい、それを私が解説・監修するような形式とすれば、良い画像診断クイズ集が作れるのではないかと。
画像診断の本は専門医向けから初学者向けまで数多くの書籍が存在するが、クイズ形式のものは少ない。特に普段から画像診断を生業としていないが画像に関わる方(医学生・研修医・他科臨床医・放射線技師など)向けの、楽しく勉強できるようなクイズ形式の書籍はほとんどない。
本書は、初学者向けに基本に忠実で、かつ臨床的に診断意義の大きい症例を用意し、難易度を抑えクイズ要素を加えることで、詰将棋で言う「1手詰」に近いニュアンスの即診断可能な問題で構成されている。また、自信がついてきた方向けにも、付録として上級者向けチャレンジ問題を用意した。繰り返し解いていただき基本の手筋を身に付けていただければ、画像診断の基本的考えを理解していただけると思うとともに、筆者にとってこの上ない幸せである。
最後に、共著を快諾し多くの部分を執筆して下さった山路大輔先生と、編集・出版にあたり大変お世話になった金芳堂の皆様に謝意を表します。
2022年初夏
木口貴雄
“詰将棋” - これは自分の趣味の1つです。共通の趣味をきっかけとして、初期臨床研修では師匠の木口貴雄先生に懇意にしていただきました。その際、先生の高い診断力を間近で見て、憧れ、いつしか放射線科医を志すようになりました。
“画像診断と将棋は似ている” - これは先生のお考えですが、中でも強調されたのが、画像診断にはクイズ性があり、画像診断クイズを解くことが大きな勉強法である点です。これは将棋に例えれば詰将棋を解くことに相当します。将棋で勝つためには相手の玉を詰ませる必要がありますが、そのためには基本的な詰みの形・手筋を覚える必要があり、1手詰や3手詰などの短手数の詰将棋を解けるようになることが目安になります。この基本をマスターすることで、より長手数の詰将棋が解けるようになり、実戦において詰みを見つけることができるようになります。画像診断も同様で、正しい診断のためには、まずは基本的な診断の形・手筋を習得する必要があります。基本的な症例の診断ができるようになることで、さらに難症例の診断に辿り着くことができるようになります。
先生のお考えを聞いてふと思いました。「画像診断においても基本的な診断の手筋を学べる詰将棋(クイズ)形式の書籍があったら面白いのではないか」と。このアイディアをお話しすると、先生も同様のお考えを持っておられ、意気投合。瞬く間に本書の構想が浮かび上がりました。
今回、幸運にも放射線科医として駆け出しの自分が、木口先生という世界的トップレベルの画像診断医との共著の機会をいただきました。それに見合う、それ以上の内容に仕上げるべく奔走させていただきました。
本書は医学生・研修医をはじめとした初学者、画像診断は専門ではないものの日常診療で画像と関わる先生方を主な対象としておりますが、本書をきっかけに画像診断の世界に少しでも興味を持っていただければ嬉しいです。
最後になりましたが、執筆および研究会でご指導いただいております木口貴雄先生と、出版に向けて尽力していただいた金芳堂の皆様に深くお礼申し上げます。
令和4年7月
山路大輔
