子どもの訴えを見極める ナースのための小児フィジカルアセスメント バイタルサイン、生理学的徴候、トリアージ、症状別の見るべきポイントまで完全カバー
病院を訪れる子どもは、何がつらいのか症状をうまく訴えられない。その訴えを気づく方法としてフィジカルアセスメントが有効な手段である。本書の小児フィジカルアセスメントの基本編では全ての主訴に共通するABCDアプローチとバイタルサイン、それらを組み合わせたうえで行うトリアージについてまとめ、症候編では様々な症候に対して、症例を提示し、解剖学的用語の説明、除外すべき怖い疾患、問診・視診・触診・聴診を通して情報を集めて、患児の状態・状況を判断する。この書籍で看護師さんがそれぞれの身体所見を正しく確認し、自信をもって患児の状態を評価できるようになる。
産婦人科内視鏡手術ガイドライン 2024年版
5年ぶりの改訂となる今版はMinds 2020に準拠、14のBQ、40のCQ、7つのコラムとともに、新設のFRQ(future researchが推奨される臨床疑問)2つが収載される。保険収載あるいは先進医療の術式を原則としながら、国外で施行され質の高いエビデンスが得られた術式についても紹介。
「帝王切開瘢痕症」「遺伝的素因を有する卵巣がん未発症者」「再発婦人科がん」「組織切除回収法」などに関するCQが追加された必読の一冊。
社会保険旬報 №2983
2025年12月1日
《論評》「看護師不足の本質的原因と対応策」島崎謙治
《論評》「看護師不足の本質的原因と対応策」島崎謙治
介護の人材不足に比べ看護師不足はそれほど真剣に論じられてこなかったきらいがある。また、看護師不足は今に始まったことではなく、昔からあった問題だという識者もいる。図表1は看護職の有効求人倍率の推移である。たしかに、この7年半の期間だけとってみても、看護職の有効求人倍率は高止まりしており、大きな変化はないように見える。しかし、現場の感覚はこれとは異なる。この数年の間に看護師不足は急速に深刻の度を増したというのが病院関係者の実感である。実際、看護師が充足できず病棟閉鎖に追い込まれた例は枚挙に暇がない。局面は明らかに変わったのである。これはコロナ禍の影響といった一過性の理由によるものではない。
なぜ看護師不足が急速に深刻な状態に陥っているのだろうか。本稿の目的は、その本質的原因を究明し、対応策について考察することである。
まず、これまでの看護職員(看護師、准看護師、保健師、助産師を指す。以下同じ)の需給の見通しについて押さえておこう。
精神障害のある救急患者対応マニュアル 第2版
精神障害とその関連疾患のある救急患者を対象にした治療マニュアル。救急現場でよく遭遇する幻覚・妄想、急性覚醒剤中毒、せん妄などの症状について、「診断のポイント」「治療フローチャート」「精神科医にうまく引き継ぐコツ」を示しながらコンパクトに解説。また臨床で必須の医薬品を厳選し、それらの特徴と実践的な使い方のポイントをまとめた。救急科と精神科の双方に通暁する著者だから書きうる、現場目線の実践知がここに!
大腸EMR・ESDの基本とコツ
エキスパートならではの治療手技・戦略を伝授
必要な機器・器具から実際に治療を行う際の戦略まで,ポリペクトミー・EMR・ESDのすべてをまるっと解説.若手内視鏡医から集めた「現場での疑問」も多数掲載し,「そこが知りたかった!」が解決できる!
小児科医のための 子どもの整形外科外傷
子どもの「骨折」・「肘内障」エキスパートへの入門書!
エコーや整復操作の動画で詳しく・見やすく・易しく解説!
◆必ず知っておくべき「子どもの整形外科外傷」の診断・治療・経過観察について、「症例ベース」で解説。
◆図やイラストを多用し、見やすく・易しい内容です。
◆「小児科医」だけでなく、「研修医」や子どもを診る機会のある「プライマリ・ケア医」などの若手医師にも、ぜひ手に取っていただきたい1冊です。
でる兄 無双の東洋医学概論! -よく出るぜ!ここがポイント- 国家試験対策問題集
国家試験で出題されるのはここだ!
苦手な「東洋医学概論」を克服!
あん摩マッサージ指圧師、はり師・きゅう師 国家試験対策問題集
受験生に選ばれている「でる兄 魂の解剖学! 国家試験対策問題集」シリーズの「東洋医学概論」編です。
執筆は、弊社ロングセラー書籍のイラストで楽しく学べるテキスト「インパクト」シリーズの著者でもある原田晃先生。国家試験に必要な知識を可能な限り明確かつ簡潔にまとめて、この一冊で国家試験対策ができるように構成されています。
言葉だけでは複雑な内容も、学ぶ側の目線で一目で理解できるように工夫されたイラストからイメージを膨らませ、情報が整理されたチャート形式の問題を解くことで楽しく暗記。基本から応用までしっかり段階を追って理解と記憶をしていけるので、東洋医学概論科目に苦手意識がある方にとくにおすすめです。
本書に登場するキャラクターは、でる兄、ゴロツキ、明白(みんぱい)。キャラクターたちのコメントにはヒントが満載。すきま時間にも効率よく勉強しやすく、国家試験対策だけでなく授業の予習・復習にも使える問題集です!
診断と治療 Vol.113 No.3
2025年3月号
【特集】これで慌てない! 消化管出血マネージメント
【特集】これで慌てない! 消化管出血マネージメント
消化管出血のリスクを事前に把握・評価して未然に防ぎ,出血を抑えるために,消化管出血をきたす主な疾患や問診のポイント出血部位・状態の把握,初期治療方法の選択など消化管出血患者の診療に必要な知識を解説します.
遺伝性腫瘍症候群に関する多遺伝子パネル検査(MGPT)の手引き 2025年版
多遺伝子パネル検査(MGPT)と遺伝性腫瘍症候群・関連遺伝子に関する情報や臨床上の扱いについて包括的にまとめた、初の指針。
遺伝性腫瘍症候群の診療に関する基礎的な事項、MGPTを用いた診療・管理体制など、詳しく解説している。さらに臓器・遺伝子ごとのマネジメントに関する記載も充実。
診療科を問わず、遺伝性腫瘍症候群の診断・治療に携わるすべての医療従事者にオススメの一冊。
小児四肢骨折治療の実際 第2版
おもな改訂点と特色
1)治療側が治療法の選択や患者への説明資料として,また学会発
表の際の参考書として利用できるように,新旧文献,症例など可能
な限り収載。文献数は初版の516から1150と大幅に増。
2)重要性がますます増大しているインフォームド・コンセントに
ついて追加記載。
3)誤診と医療過誤あるいはミスを少なくするために,各部位で比
較的に稀な骨折脱臼症例を記載し,読者の認識を喚起。
4)代表症例,図数も増やし初版の425図にさらに158図を追加。
研修医のための
整形外科診療「これだけは!」 第2版
好評を博した初版のコンセプト「重大な見逃しなく、かつ要領よく」はそのままに、今版からは日本整形外科学会の各ガイドラインの内容を新たに盛り込み、時間がない研修医をさらに強力サポート! 実際の診療場面に即して“リスト化”された項目をそのまま読み進めることができるため、研修医として最低限マスターしておかなければならない事項が手に取るようにわかる。整形外科医を目指す研修医、必携の1冊!
看護に活かせる 画像かんたんガイド
もっと画像をケアに活かしたいナースに向けた、画像の入門ガイド。
画像を学ぶ“はじめの1歩”として、ナースが見ることの多い「X線」と「CT」の画像に焦点を絞り、誰でもかんたんに画像を見るポイントを紹介します。
大きめサイズで見やすい画像解説と、しくみを理解しやすいイラストで、
画像(病態)ごとの特徴や最低限おさえたい注目点、看護への活かしかたをやさしく学べます。
「実践」では医師の視点もわかるので、目の前の患者さんに照らし合わせながら読めて、毎日の観察やアセスメントがステップアップできます。
カラダの中を映し出す画像の情報を、明日からもっと看護に役立てるための1冊です。
≪画像診断の勘ドコロNEO≫
心臓・大血管 画像診断の勘ドコロNEO
「勘ドコロNEO」シリーズ第5弾は,心臓・大血管の画像診断の要点をコンパクトにまとめた一冊。「どこから学び始めたら良いか,基本がわからない」「循環器疾患や末梢血管の診断レポートを知りたい」といった声に応える。エキスパートによるとっておきの画像をとともに,画像所見や鑑別点を端的に解説。目玉となる「ここが勘ドコロ」はもちろん,押さえておきたい文献やガイドラインを取り上げた「必読」,教科書にない経験知が凝縮された「ここだけの話」など欄外も充実。経験者にも役立つ入門書。
医学研究のための
因果推論レクチャー
因果推論の知識と手法を会得し、ワンランク上の研究をめざそう!
『週刊医学界新聞』の好評連載に大幅加筆をして待望の書籍化! 原因と結果との関係を統計学的に推定するデータサイエンスの手法である因果推論を、医学研究にどう用いればよいのか。本書では、因果推論のアプローチを、研究の「問い」に応じた手法ごとに解説。適切なリサーチクエスチョンを立て、実現可能性の高いデータソースを探し、因果推論を研究に適用するための実践的なプロセスを示す。入門者からステップアップを図りたい方まで幅広く活用できる1冊。
ひと目でわかる! 免疫チェックポイント阻害薬
免疫チェックポイント阻害薬の適応とirAE対策を視覚的かつ実践的に解説!
免疫チェックポイント阻害薬(ICI)のレジメンと免疫関連有害事象(irAE)への対応などについてまとめた.I部ではレジメンごとに投与スケジュールや中止基準,生存曲線などを見開きでコンパクトに記載し,II部では主なirAEの症状とICI投与時や発症時に注意すべきポイント,治療介入などについて実践的に説明.III部ではICIや病理・コンパニオン診断薬についてより踏み込んで解説.免疫療法に携わる医療従事者必携の一冊.
胃X線検診のための読影判定区分アトラス
日本消化器がん検診学会編集の胃X線検診のためのアトラス書。同学会が策定した「胃X線検診のための読影判定区分」に基づき、胃X線検診における画像診断のノウハウをビジュアルに解説。実臨床に基づいた内容として、実際のケースも豊富に収載し、標準化された読影区分/管理区分を知り、活用するのに最適。わが国の高水準の胃がんスクリーニング検査に携わる医師、医療スタッフ必携の一冊。
わかりやすい予防接種 改訂第7版
予防接種の対象者や禁忌などの基本的事項から最新の情報をわかりやすい文章で解説した予防接種の定番の入門書.今回の改訂版では,前版刊行以降に定期接種化されたロタウイルスについての記載,その他の経年に伴うアップデートや昨今の感染症をとりまく環境についても最新の知識・情報を追加した.
各ワクチンについて具体的な注射法等がテーマ別に解説されており,スケジュールから外れた場合の対応や接種時の取り違えを防ぐ方法など,具体的に予防接種を行うにあたり必要な情報を網羅した.
みえる!わかる!女性内分泌
“大事だけど難しい”,そんな女性内分泌のメカニズムを基礎から丁寧にビジュアル解説。さらに,「ホルモンの理解と臨床がどう直結するのか」という視点から,各種検査の意義や補充療法の狙いなど,実臨床で有用な考え方やその根拠となる知識もしっかり解説。
ポーリット & ベック 看護研究 第3版
「新訳」で生まれ変わる看護研究の羅針盤
初学者にとって、看護研究の全容を掴まんとすることは、果てしない大海原に漕ぎ出すに等しい困難がある。航海を可能とする羅針盤のように、本書は看護研究に臨む皆さんの道標となるだろう。明瞭な「新訳」により、さらに可読性が増した本書は、これまで以上に多くの読者の支えとなることは間違いない。
軟部組織損傷・障害の病態とリハビリテーション
組織特性に基づくアプローチ法の構築
運動器リハビリテーションにおいて重要である筋や腱,靱帯などの軟部組織について,体系的に解説した1冊。各組織の解剖や損傷機序,治癒過程に対して好影響と悪影響を与える因子が具体的に何であるかについて,多数の文献に基づいて丁寧に解説している。
セラピストの判断に委ねられることの多い治療方針については,最新のエビデンスに基づいた評価法やプロトコル,判断基準を解説し,また組織の機能回復を促すために必要な運動負荷を病期や組織特性に応じて判断する具体的な臨床アプローチについてケーススタディで学べる内容となっている。
