臨床雑誌内科 Vol.132 No.4
2023年10月号
血栓・止血の異常を理解する 広くて深い基礎知識
血栓・止血の異常を理解する 広くて深い基礎知識 1958年創刊。日常診療に直結したテーマを、毎号"特集"として掲載。特集の内容は、実地医家にすぐに役立つように構成。座談会では、特集で話題になっているものを取り上げ、かつわかりやすく解説。
産科と婦人科 Vol.90 No.10
2023年10月号
【特集】血栓に強くなる―産婦人科診療に活かす最新知識―
【特集】血栓に強くなる―産婦人科診療に活かす最新知識―
血栓は産婦人科診療に深く関わります.たとえば,妊娠はVirchowの3徴のうち血流うっ滞と血液凝固性亢進を満たし,静脈血栓症のリスク因子であったり,がんも血栓のリスクを孕んでいたり,OC・LEPの副作用としても要注意です.
本号では,血栓の形成機序や関連薬剤の薬理,血栓・凝固系の診断と評価,血栓性素因,血栓がかかわる病態の管理,関連薬剤を使用する際の留意点など,基礎から臨床まで幅広くご解説いただきました.
病理像+臨床写真で一目でわかる!
臨床医が知っておきたい皮膚病理の見かたのコツ
皮膚科臨床医のための病理入門書!1疾患を見開き2ページで手軽に学べます.病理写真だけでなく,体表写真・ダーモスコピー写真もついています!
症例から学ぼう ぶどう膜炎診療のストラテジー
多岐にわたる病態を紐解き、的確な診断と最適な治療法を導き出すエキスパートの戦略
眼内炎症の総称「ぶどう膜炎」をきたす疾患は多彩であり、適切な治療を施さないと重篤な視力障害に至ることもある。しかし、ぶどう膜炎の見極めや診療には臨床の経験が大きな比重を占める一方で、十分な経験を専門施設以外で積むことは容易ではない。また、ぶどう膜炎の特徴や活動性が数回の診察で把握できることは少なく、診断の決め手となる典型的な所見が一度の診察ですべてみられることはまれである。そして、ぶどう膜炎の原因疾患は3割が不明であり、診療に苦手意識を抱く眼科医も多い。
そこで本書では、実際の経験を積むことができなくても書籍を通じて実臨床での診療を学べるよう、日常で出会うぶどう膜炎症例をエキスパートがどのように考え、どのように対応したか経時的に提示した。様々な原因や所見を紐解きながら、的確な診断を導く重要なポイントを示してエキスパートの思考の流れを詳細に解説し、最適な治療法と具体的な処方例(治療レシピ)を示している。
この1冊で、一例一例が異なるぶどう膜炎への診断と治療方針に通底するエキスパートの戦略が身につく構成である。
●心当たりはありませんか?●
1.原因疾患を十分に検索せず「ステロイドと散瞳薬の点眼をとりあえず処方しておけばよい」と治療を開始することがある
2.炎症が軽度ですぐに良くなるだろうと思ったら急激に悪化、何度も再発を繰り返す、前眼部炎症がなかなか消失しない慢性症例を経験した
3.眼症状が改善せず、続発緑内障、眼底透見障害、長期のステロイド点眼によるステロイド緑内障や併発白内障を合併した
↓
●本書で学べる診療戦略(ストラテジー)●
⇒ 日常臨床におけるぶどう膜炎症例を難易度で基本編、中級編、上級編、番外編(眼以外の症状の把握が診療に必須な疾患・ぶどう膜炎と誤診されやすい非炎症性疾患)に分類
⇒ エキスパートが症状や所見の何に着目し、どのような鑑別疾患を挙げて絞り込んでいくか、思考の流れを詳細に解説
⇒ 診断に重要な所見・見逃しによるピットフォール・治療方針と具体的な処方例がわかり、エキスパートからのアドバイスが身につく
3週間de消化器病理2
臨床医のための病理のイロハ
好評書の前書『3週間de消化器病理~臨床医のための病理のイロハ』(2017年刊)では取り上げられなかった疾患・内容を扱い、前書とともに読み通すことで、さらに臨床医が知っておきたい消化器病理の知識を網羅できる、待望の続編!前書同様、シェーマによる丁寧な解説、研修医と指導医の軽快な会話を1日1回ずつ読み通せば、3週間で消化器病理の基本知識が身につき、消化器疾患の病態理解が深まる1冊。
皮膚病アトラス 第5版
皮膚科学教科書として定評のある西山皮膚病アトラスが大幅改訂.皮膚病診療においては,発疹が炎症か,循環障害か,沈着か,腫瘍かを眼で見て区別する必要があるが,本書では総論「発疹のみかた」で1つ1つの発疹の特徴をつかみ,その上で各論に進んで,非常に臨床に即した力をつけることができる.今回の改訂では,新しい皮膚疾患や全身疾患関連の皮膚症状(デルマドローム)を追加.また新たに口腔粘膜,舌の疾患の項を設けた.
≪BEAM(Bunkodo Essential & Advanced Mook)≫
Step Up式 感染症診療のコツ
初期研修から後期研修まで
これから臨床に出る若手医師,臨床感染症を学び直したい医師に便利な入門ガイド.読者が自分のレベルに応じて必要なことが学べるよう,到達目標(Step)別の構成とした.Step①では臨床感染症を学ぶ上での大前提,Step②では初期研修医クラスのドクターが到達すべきレベルのこと、Step③では後期研修医レベルの内容を解説.第一線で活躍するエキスパートたちがその診療エッセンスを余さず披露した,とっておきのClinical Pearl満載の一冊.
プチナース Vol.31 No.6
2022年5月臨時増刊号
人間をまるごと理解しよう! おもしろくなる解剖生理
人間をまるごと理解しよう! おもしろくなる解剖生理
解剖生理って苦手(っていうかキライ)
→マンガ・図解・身近なたとえでこれならわかる!
プチナースから、解剖生理がおもしろくなる決定版の1冊が登場!
実習、国試に役立つのはもちろん、“一生モノ”の知識が身につきます。
あん摩マッサージ指圧師、はり師・きゅう師国家試験対策
ゆるゴロ経穴学
経絡経穴概論をらくらくインプット!
難解な経絡経穴概論は「ゴロ合わせ」と「ゆる〜いイラスト」で楽しみながら覚えよう! イラスト,マンガ,解剖図,練習問題など,さまざまな角度からのアプローチで経脈・経穴が無理なく学べます.学生の国家試験対策はもちろん,治療家にも役立つ「ゆるゴロ」が満載です.
Medical Technology 48巻9号
消化管エコーの基礎とテクニック
消化管エコーの基礎とテクニック
超音波検査は非侵襲的で高い空間的分解能を有し,リアルタイムに観察可能といった特長を活かして,多くの診療科で用いられる必要不可欠な検査となっています.一方でその診断能は検者の技量に依存するところも大きく,特に消化管領域では腸管内ガスの影響などにより,難しさを感じている方も少なくないと伺います.
そこで本特集では,消化管エコーのスペシャリストである先生方より,解剖・装置設定といった知識面から,描出のコツ・ピットフォールといったテクニック面まで,幅広くご解説をいただきます.ぜひ本特集を日常検査にお役立てください.(編集部)
「感染ってよくわからない」初心者さんに伝える!感染対策“教え方”ブック
【Q&Aなので指導のポイントがすぐわかる!】コロナ禍を経て、ICT、リンクナース、感染係は、知識の少ない医療スタッフ、事務担当者、清掃担当者などに、すぐに実践できる感染対策をわかりやすく伝える必要がある。本書では、高齢者施設や療養型病院などのスタッフに直接指導している著者が、自らの経験をもとに、「いかにわかりやすく伝えるか?」を中心に解説している。すぐに使えるイラストや指導ツールが揃った現場目線の実践書。
認知症支援ガイド 最期まで本人の意思を酌み取ったケアを実現するために
厚生労働科学研究班が作成した2つの研究成果報告書を1冊にまとめた本。認知症患者の人生に寄り添い、最後まで本人の意志を尊重したケアを実践するためのガイドライン。認知症が進行すると、意志の疎通が難しくなり、本人が何を望んでいるのか、何を苦痛に感じているのか把握するだけでも困難になる。そんな状況を打開して、緩和ケアを実践するための研究と、認知症患者や家族が直面する可能性がある様々な場面や、生活場所別の支援方法をまとめている。
臨床スポーツ医学 2018年10月号
インナーマッスルとアウターマッスル
インナーマッスルとアウターマッスル
「インナーマッスルとアウターマッスル」特集として,インナーマッスルとアウターマッスルの解剖学/肩関節周囲,骨盤帯・体幹部のインナーマッスルとアウターマッスル/体幹のインナーマッスルトレーニング/股関節周囲のインナーマッスルとアウターマッスル/CKCトレーニング,PNFトレーニング,ヨガ,呼吸エクササイズとインナーマッスル ほか,連載として,【スポーツ医・科学に基づく筋力トレーニング】を取り上げる.
医学のあゆみ286巻1号
第1土曜特集
ARDSの治療戦略――個別化診療への道筋
ARDSの治療戦略――個別化診療への道筋
企画:竹内宗之(国立循環器病研究センター集中治療科,大阪母子医療センター集中治療科,奈良県総合医療センター集中治療科)
・新型コロナウイルスとの闘いのなかで,われわれは急性呼吸窮迫症候群(ARDS)の管理や治療に関する多くの知識を習得することができた.
・成人のARDS診療においてはECMO以上に用いられる頻度が少なかったかもしれない腹臥位や,同じ大きな換気量なら強制換気より自発呼吸のほうが肺水腫は悪化することなどを,呼吸器の専門家だけでなく一般の臨床医が当たり前の知識として吸収し,臨床に活かすようになった.
・本特集では,こうして得られたARDSに関する最先端の知識を提供できる日本のトップランナーたちに執筆していただく.読者の皆様にとって,ポストコロナ時代のARDSの治療戦略の一助になることを願ってやまない.
術中神経モニタリングバイブル 改訂版
術後神経合併症を防ぐ、多職種チーム医療の実践法
神経モニタリングに関わる全医療者必携!術中の異常に気づくために不可欠な,各種モニタリング法の基礎知識と実践法を解説.術後神経合併症予防に欠かせない術中神経モニタリングのポイントを網羅した濃密な1冊!
インスリン療法マニュアル 第5版
インスリン療法の基本から応用まで,実地診療に即しコンパクトにまとめたマニュアル.第4版(2008年)以降の進歩を踏まえ,インスリン製剤の種類と選び方・組み合わせ方,強化インスリン療法など各種インスリン療法の実際,持続皮下インスリン注入療法(CSII)の具体的な方法,小児や妊婦など様々なケースにおけるインスリン療法,副作用への対応など,内容を大幅にアップデート.最新のインスリン療法の実際を,丁寧に解説した一冊.
図説人体寄生虫学 第10版
初版刊行から40年以上にわたり最新情報を提供し続ける寄生虫学分野を代表する成書.顧みられない熱帯病(NTDs)としての寄生虫疾患も国際的に重要視されているなか,日本寄生虫学会の編集委員会により,新たな知見を取り込み全面改訂された.主に医学生,医師,臨床検査技師の方々に向け,多くの寄生虫・衛生動物,それらに起因・関連する疾患の情報を網羅,簡潔な文章と豊富な図表で解説した「見る寄生虫学書」.
寄生虫学テキスト 第4版
第3版から11年ぶりの改訂.近年,海外渡航者の増加に伴い,寄生虫病が持ち込まれるケースや,分類・学名の変更,遺伝子検査などによる診断・治療法の進歩など,寄生虫学を取り巻く環境は大きく変わってきている.第4版では,最新の知見を盛り込み,重要度の高い疾患を中心に解説.コラムや貴重な写真も豊富に掲載し,学生が効果的に学習できる工夫を施している.
病院&クリニック リーダー心得&チームマネジメント術
医療機関の管理職・リーダーが知っておくべき50の秘訣
職場の人間関係を円滑にする秘訣,組織活力とチームワークを向上させるマネジメント術を,ケーススタディで実践解説。病院・クリニックの管理職・リーダー必読の1冊!!
★病院・クリニックでは様々な人間関係のトラブルや葛藤と,それに伴う組織やチームの機能不全や停滞があります。本書は,そんな問題に日々直面する,管理職と職場リーダーのための“とっておき”の1冊です。
★病院・クリニックでの,①人間関係をスムースにする秘訣,②個々人の仕事に対する姿勢を前向きに変えモチベーションを上げるノウハウ,③組織の活力とチームワークを最大化し成果を向上させるマネジメント術――全50メソッドを実践解説。
★“できる”管理職の秘訣,“頼られる”リーダーの心得,“活気に溢れた”チーム作りの要諦を,実際の事例に基づくケーススタディで,具体的なセリフ例・指導例・改善例を示して,わかりやすく解説しています。
アトピー性皮膚炎のみかた,考えかた
アトピー診療にこの1冊! 患者に寄り添い,必ず良くなる診療をマスター
評価・診断の基本から,各種外用薬,生物学的製剤など最新の治療まで網羅.
保湿剤の使い分け,寛解導入時と寛解維持期 それぞれの薬物療法,「ステロイド外用薬を塗るのをやめるとすぐに再燃する,ステロイドが効かなくなったときにどうするか」,合併症・感染症の見極めと対応など臨床で出会う疑問や困りごとに答えるコツが満載.