ひとと集団・場 新版
治療や援助、支援における場と集団のもちい方
初版の基本姿勢を踏襲しながら昨今の社会情勢に応じ、職種職域を越えて利用できる新版として生まれ変わったベストセラー
エビデンス・ベイスドにより医療の科学性、客観性とは何かが問われ、治療援助の場が入院、入所といった専門施設からひとが暮らす生活の場が中心に遷るなかで、虐待や引きこもり、うつによる就労への影響、さまざまなハラスメント、震災時の緊急支援やそれにともなって生じる精神的問題など地域コミュニテイに関するものを統合した療法や関与が必須の時代を迎えている。それにともない、集団療法も対象や関与の視点が大きく変化してきている。
こうした社会情勢に応じ新版として生まれ変わった本書では、従来の集団療法の成書ではみられなかった、個と所属集団の間、および集団間のダイナミックスなど新たなダイナミックスや、パラレルな場(トポス)と称されている成熟させるが凝集させない、並行集団の特性を活かした作業療法特有の場の利用のしかたなどについて、その理論、技法、臨床の知と技をまとめて紹介する。
10章で採りあげた、「入院医療中心から地域生活中心へ」という医療の改革にむけて、新たな治療やリハビリテーションとして転換をはかる精神科領域における作業療法がどのような問題や課題を抱え、それをどのように改変したのかを調査分析し、こうした問題や課題を解決する課程におきたダイナミックスを詳述した事例は、ひとの集まりや場で見られる現象や精神科医療改革にむけた集団のもちい方の具体的な理解のために多くの示唆を与えるだろう。
新たに加わった終章では、ひとが集団や場の影響を受けて自分に気づき自己変容する個人の経緯を、著者の小集団体験を通して紹介する。
IDストレッチング 第2版
あの『IDストレッチング』が装いを新たに、オールカラーで再登場!
1999年、「IDストレッチング」が〔個別的筋ストレッチング〕という新しい概念をセンセーショナルに世に登場させてから、約6年の歳月が経った。その間、鈴木重行氏の探究心は衰えることなく、今回、より研鑽された新しい『IDストレッチング』を提示するに至った。
今回の改訂では、(1)ストレッチング技術のブラッシュアップ! (2)新たに7筋(頭半棘筋、頭板状筋、前鋸筋、深指屈筋、長母指屈筋、恥骨筋、短内転筋)を追加! (3)広汎性侵害抑制調節(DNIC:diffuse noxious inhibitory controls)を利用した疼痛抑制法の掲載! (4)B5モノクロ→A4オールカラーに! (5)写真を拡大し、ピンポイントアップも入れて200点以上掲載、さらに見やすく! (6)解剖図を、ターゲット筋だけでなく周辺筋との関連がわかるようリニューアル! と見所満載!!
初版読者の皆様も、ぜひ新生「IDストレッチング」をご覧いただき、もう一度、徒手的理学療法の真髄を再確認していただきたい。
≪医師による医師のためのChatGPT入門≫
医師による医師のためのChatGPT入門 3
アイデアがパッと論文に変わる!AI超・時短執筆術
AIを最強の相棒に、最高の論文を書こう
好評の『医師による医師のためのChatGPT入門』シリーズ最新刊。本書では、医師をはじめ医療者の多くが頭を悩ませる「論文執筆」に真正面から向き合う。AIを頼れる相棒に、アイデア出しから構成、下書き、ブラッシュアップ、文献管理、投稿までをステップ別に解説。AI伝道師の皮膚科医・おーつか先生から迷える若き医師・花咲アイさんへのレクチャー形式で、楽しく実践的に学べる一冊。世界に発信できる論文力を養おう。
看護学テキストNiCE
病態・治療論[7]腎・泌尿器疾患 改訂第2版
専門基礎分野において疾病の病態・診断・治療を学ぶためのテキストシリーズ(全14冊)の腎・泌尿器疾患編.医師と看護師の共同編集により,看護学生に必要な知識を網羅.さまざまな症状を理解できる,診断の進め方・考え方がわかる,臨床看護に結びつく知識が得られる,の3点を重視して構成している.今改訂では腎代替療法などの看護を概説する項目を新設したほか,各種情報を更新した.
高血圧管理・治療ガイドライン2025
最新のエビデンスを踏まえ,6年ぶりに改訂!
日本の高血圧者は約4,300万人といわれています。放置しておくと動脈硬化が進行し,脳卒中や心臓病,腎臓病など重大な病気になる危険性が高まりますが,治療によって血圧が良好にコントロールされているのはわずか27%程度と,主要経済国のなかの最低レベルの血圧管理状況です。
これについて,高い血圧を下げるメリットが国民に十分に理解されていない,医療者においても高い血圧に対して積極的な対応が十分にはなされていないなどの問題点が指摘されており,今回の改訂では医学的な基本事項や最新のエビデンスの説明のみを記載するのではなく,国民,患者,医療者が血圧を下げる行動につながるガイドラインにすることを作成方針に掲げました。
教科書的解説文と19項目のClinical Question(CQ),11項目のQuestion(Q)からなる第1章~第16章を,読者対象を考慮して3部構成とし,国民・実地医家・専門医それぞれに対して「誰が,誰に,どのように」管理・治療すべきかを明示し,実地臨床のあらゆる場面に即したアプローチを可能にしています。
最新のエビデンスを土台としつつ,「実装」を目指して再構築された本ガイドラインは「未来を変えるための実践書」であり,すべての高血圧診療に携わる人々の手に託された「行動の羅針盤」そのものです。
学会が総力をあげて議論を重ねた高血圧管理・治療ガイドライン2025,6年ぶりの改訂です!
PT・OT自己学習 解剖学
人体の構造・仕組みをしっかり理解すれば、暗記することも少なくなる。応用もきく。真に役に立つ解剖学となる。「暗記より理解」をコンセプトとして、著者の40年にわたる解剖学教育のノウハウを詰め込んだ1冊。解剖学理解の命ともいえる参考図は著者自ら作成したもので、この図と設問・解説文によって必要な知識はほぼ手中におさめることができる。著者は学生が、どこがわからないかを知っている。著者に代わって本書が自学自習の個人教授になってくれる。
[本書の構成と特色]
日々の授業・講義に沿った自学自習用に編集。サブテキストに最適。
・設問:領域のエッセンス・必須知識を確実に身につけるため空欄穴埋め方式を採用。自習、学内試験・国家試験対策・学習成果のチェックに役立つ
・解説:設問内容についてより深い知識、補足などを記す
・解答:スピーディーに学習できるよう必ず設問と同じページに配置
・参考図:著者自筆またはディレクトしたもので、カラーで掲載。解剖用語には読み仮名をつけている
※図解解剖学辞典としての活用:意味のわからない解剖学用語を索引から引けば、そのページにわかりやすい解説と理解を助ける図が載っている
疾患と看護の知識
主要22疾患+正常分娩について、疾患理解や看護過程に活かせる「解剖生理」と「病態生理・症状・検査・治療・看護ケア」の知識をビジュアルに解説。患者さんの情報収集に役立つヘルスアセスメントも充実
療養者が望む暮らしを支える 地域・在宅看護過程
地域・在宅看護ならではの視点を統合したアセスメント枠組みで看護過程を展開.演習・実習に臨む学生の必携書
●「地域・在宅看護論」における看護過程の展開に焦点をあてたテキスト.演習と実習に活用できる.
●地域・在宅看護ならではの視点を統合したアセスメント枠組みを紹介.本書独自の枠組みではあるが,学習した看護理論を問わず違和感なく活用できるよう配慮した.
●得られた各情報を,療養者にとっての「自立した暮らし」「安全な暮らし」「その人らしい暮らし」の観点から再整理し,療養者が望む暮らしを実現するための支援につなげる.事例編では,5つの事例にこのアセスメント枠組みを適用し,看護過程を展開する.
●療養者本人と家族,そして支援者たちにとって,その療養生活にどのような意味があったのかを振り返る場面を設けていることも本書の特徴である.
根拠がわかる疾患別看護過程 改訂第3版
大好評参考書がオールカラーになって大改訂! 実習でよく出合う78疾患について,看護過程の展開に必要な医学的知識,病期・治療に沿ったアセスメント,看護計画とケアの「根拠」「留意点」がますます充実.好評の「関連図」では発症から病態生理学的変化,治療経過,看護問題の抽出までを図式化し,患者の経過が一目でわかる.さらに第2部以降で「治療別看護」「経過別看護」「感染症看護」「臨床検査値一覧」を収載し,患者の状況に応じたアセスメントと臨床判断ができる.看護学生や新人看護師の「なぜ・どうして」に応える,実習で役立つ頼れる味方!
看護に必要な やりなおし数学・物理
計算のやりかたをわかりやすく解説、国試に出る計算問題がスラスラ解けるようになる。看護技術の実施時に生かせる、ボディメカニクスの基礎となる物理の法則のおさらい。放射線の基礎知識も学べる。
ひとりで学べる看護研究
研究の意味から研究方法、研究のプロセスまで、一連の流れが理解できる入門に最適な1冊。解説と図解の見開き単位で、ポイントが理解しやすい構成。研究論文の実践例・指導教員の講評収載。
改訂版 看護場面の再構成
学生や看護師が自身の体験した看護場面を振り返り、内省を深める技法「看護場面の再構成」を通して、患者との人間関係やコミュニケーションを学ぶための実践書。患者とのやり取りの間で「何を感じ、何を考えたか」をプロセスレコードに記録することで言語化し、“自分らしさ”を生かしたケアの力を身につける。初版から20年以上も愛読されてきたロングセラーの改訂版。
作業療法管理学 第3版
作業療法管理学があって,はじめて質の高い作業療法が提供できる!
●本書では,作業療法管理学で基本となる組織マネジメント,医療安全,医療サービス,作業療法業務に関連する職業倫理,諸制度,臨床実習,さらに作業療法の臨床現場に必要となる感染対策,ハラスメント防止などについて掲載している.
●第3版では,作業療法における教育,作業療法士の大学院進学,国際貢献,社会保障制度改定の最新情報,就労・就学支援などについて,その分野のエキスパートを執筆者に迎えて完成させた.
●本書は令和6年版作業療法士国家試験出題基準「Ⅱ 作業療法管理学」に対応している.
今だからこそ知りたい
臨床で倫理的問題にどう向き合うか
日ごろの看護業務や、多職種とのやりとりで感じる「これでいいのだろうか?」というモヤモヤのほとんどは、倫理的問題によって生じています。社会情勢や価値観が大きく変化している今だからこそ、逃げずに正面から向き合ってみませんか?
また、倫理カンファレンスを導入したものの、「うまくいかない」「結論が出ない」「必要な情報をうまく集められない」などといった現場の悩みを解決するヒントも、可能な限り盛り込みました。
完全版 ビジュアル臨床看護技術ガイド
この1冊で、臨床現場で必要な看護技術のすべてがわかる!
51項目の看護技術について、何を準備して、どのように行うか、どこに注意するかを、手順にしたがって写真で解説しました。
初期研修医・総合診療医のための
小児科ファーストタッチ
●まずは何をすべきか。どのタイミングで小児科医に相談するか。専門医でないからこそ知ってほしいファーストタッチ
●くどいくらいの総論とシンプルな各論で、わかる“子どもの診かた”
「専門医ではないけど、小児科外来の初期対応くらいは身につけておきたい」そんな風に思ったことはありませんか?
本書は、見落としなく診療を進めるためのファーストタッチのポイントを、気鋭の小児科医が“くどい”ほど丁寧に解説。「発熱と発疹がある場合の鑑別は?」「レントゲンは撮るべき?」「帰宅させても大丈夫? それとも入院?」「処方はどうしよう」「保護者への説明って難しい」…そんな現場の“困った!”を解消する、ポケットにあると安心な1冊。
Intensive Care NEXT Vol.51 No.1
Vol.51 No.1
特集:とにかくわかる凝固異常
特集:とにかくわかる凝固異常
脳卒中理学療法の理論と技術 第5版
進化している脳卒中医療とリハビリテーション医学・医療の知見を収載して,『脳卒中治療ガイドライン2021〔改訂2023〕』に合わせて内容のアップデートを行った。「栄養管理」「機能的電気刺激」の項を新規に設けるとともに,一部項目を刷新,Ⅱ章「病態と治療」も最新の治療トレンドを盛り込んだ。“エビデンスに基づく治療理論を,技術として臨床に導入する”という初版からのコンセプトはそのままに,最新ガイドラインに対応する充実の第5版,脳卒中リハビリテーションに関わる医療従事者必携の一冊。
対話でリカバリーを支える
ストレングスモデル実践活用術[Web動画付] 第2版
対話を通じて、リカバリーに向かうストレングスをともに見出すための1冊
ストレングスモデルは個人がもつ強み・希望や、その人を取り巻く環境の強みに着目し、ケアの資源として活かす支援方法。当事者中心のこのモデルを真に実践し活用するためには、わかりやすい強みに着目して弱点から目をそらすのではなく、当事者と対話するなかで、本人の言葉を通じてストレングスを理解する必要がある。著者オリジナルのストレングス・マッピングシートを使った対話の様子を、付録動画として収載した。
ステロイドの虎
初学者にとってステロイド処方は難しい。これほど臨床で使われているにもかかわらず、薬物動態について不明瞭なことが多く、実際の処方についてのエビデンスも充実しているわけではない。患者さんのなかには副作用について強い不信感を持っている人も少なくなく、ICはとても憂鬱。もちろん実際に副作用は生じるので対策を念頭にいれないといけない。
しかし目の前の患者さんは不調を訴えている、あるいはそれどころかここでパルスをしなければ最悪の転帰になるにもしれないときにステロイドを躊躇する理由はないのではないでしょうか。
本書では基本となるステロイドの使い方を、明瞭にわかりやすく、今すぐどうしたらよいのかを示します。リウマチ専門医や血液内科専門医を指向する方は成書でさらに勉強をしていただく必要がありますが、いま患者にステロイドを処方できるのはあなた一人です。一匹の虎になり、診療ジャングルを駆け抜けていくのは今なのです。
序文
「ステロイドを使えるようになりたい」
このような気持ちは、初学者でなくても日頃ステロイドを処方し慣れていない臨床医なら、誰しも持っていると思います。ところが、「ステロイドの使い方」というのはいくら教わっても本を読んでもいまいち掴めた気にならないという人が多いようです。
その理由を考えてみました。それは、「総論が頼りない」からだと思います。医師は割と、「キチッとした総論」を体系基盤にしてそれを拠り所にしたい人が多いと思います。ステロイドに関しても、総論や原理・原則をきっちり理解すればその先に、応用があると信じているのでしょう。しかし実際には、いくら勉強しても盤石な理論とは程遠い総論記述がそこにあることがわかり、結局実地臨床では、臨床家の“さじ加減”に委ねられることに不安を覚えることになります。
実際、ステロイドの作用・効果には謎が多く、その使い方はただの慣習が普及してしまっている部分も多いです。にもかかわらず、あたかもそれなりの根拠があるかのように語れることも多いです。理論で攻めても結局は、詰めて行けばいくほど、つまりきちんと誠実に書けば書くほどエビデンスが示せないことがわかり、最後の核心的なところになってごまかした形になったりします。
すると残るは実践派の実践内容を知りたいところです。しかし、ちゃんとしている先生ほど、「根拠を示せないから」「なんとなくでやっているからとても公表などできない」などと言い、明るみになってきません。施設ごとの格差も大きいと聞きます。
ただ実地の臨床諸家たちは、言うほど盤石な理論を望んではいません。ステロイドの処方が頭をかすめたときに、すぐにとりあえずの解が欲しいものです。それは忙しいからです。臨床家はいつでも忙しいです。それなりのロジックは欲しいけれども、困っているまさに今、それなりの解が欲しいのです。あの人 or この施設ではこうやって使ってるのか、じゃあ私たちもこうしてみようみたいなサンプルを求めているのだと思います。ちゃんと伝えたいからこそ無難なことしか書けない著者(という立場の者。多くが専門家)と実地の臨床諸家たちとの間に、こうしてすれ違いが生まれるのです。
そこで本書です。というか、そこで國松です。私はこれまでそこかしこで、単著で本を書くというのは公衆の面前で全裸になるくらいの行為であり、単著を仕上げるには「いったん正気を失う」必要があると説いてきました。臨床ステロイド界隈のそうした“モヤっと感”を本などで著せるのはまあ自分かなという 全裸になれる勇気 謎の使命感が湧いてきたのです。これが本書執筆の初期衝動でした。
本書『ステロイドの虎』(ステトラ)では、それなりの理論も記述しました。これは私見も多く含みますが、ちゃんと分けて記述したつもりです。「真理!」のようなものではなく、しなやかなロジックを心がけました。
また、ある程度は「あんちょこ本」のように使えるようにも記述を工夫しました。具体的な処方箋を示し、その解説をしました。理論の部分が理屈っぽくて鬱陶しく感じる人は「あんちょこマーカー」なるものを國松自ら施しました。時間のない人、手を抜きたい人、とにかく大事なところだけ読みたい人、などは、見出しや囲みの他は、この「あんちょこマーカー」のところだけ読んでください。ロジックや情報も書きましたが、「安直」な利用の仕方で構わないと著者は思っています。ぜひぜひ、安直にこの本を使ってみて欲しいです。
この本「売り」をもうひとつ。ステロイドの処方というくらいだから重症例、つまり入院患者を想定していると思うかもしれませんが、外来患者さんにも十分利用できるという点です。かなり色々な診療科でステロイドは処方されます。大病院でも、クリニックでも。特に実地医家という“種族”は、(自分もそうだからわかりますが)何でも自分でやれたらいいなと思うものです。外来でステロイドを自分でうまく処方できたら、世界が広がります。
この本は、「エビデンスなんていいから、処方や処方の仕方を教えて欲しい」という読者に寄り添いたいと思って書き始めましたが、かなりの文献読んでいるうち、ちゃんとした解説をすることも大事だなと思い始め、その結果「あんちょこ本」にはなりませんでした。ただ、この本を読んでいただければ、ステロイドってこうやって使うんだという一例を垣間見ることはできるはずです。かつてまったくステロイドの使い方を教わらなかった先生、あるいは今は使っていないが自分でも使ってみたい臨床諸家のすべての先生にお役に立てるものと思っています。
医療法人社団永生会南多摩病院
國松淳和
