
医学のあゆみ277巻10号
第1土曜特集
CARーT細胞療法の現在と将来展望
CARーT細胞療法の現在と将来展望
企画:豊嶋崇徳(北海道大学大学院医学研究院血液内科学)
・CARーT細胞療法は,史上はじめて明らかな有効性が認められたがん免疫細胞療法である.また,史上はじめて認可された“遺伝子治療”でもある.
・CARーT細胞療法は作用機序が薬物療法と異なるため幅広く効果が期待され,効果が認められた場合には長期寛解が期待される.一方で,誰でもこの治療が受けられるわけではなく,それなりの重い副作用も起きうる.
・CARーT細胞療法は誕生後まもなく,日々進化を遂げており,常に情報収集しておかないといい医療を提供できない.CARーT細胞療法が適切な患者に,安全に,有効に行えるようにとの思いを込めて本特集を編集した.

困ったときに役立つ STEP UP 乾癬診療
乾癬診療「医の技法」を網羅!
生物学的製剤の登場で変容した乾癬治療も、基本は外用・内服・光線療法。
軽症例から重症例まで患者さんに寄り添う乾癬治療とは何かを問いかけ、日常診療のスキルアップをサポートする好著!
京都大学名誉教授 宮地良樹氏 推薦!

脂肪注入移植術
保険適用を控えた今,おさえておこう! 総論は脂肪注入の歴史や基本となる技術および諸外国での臨床応用について,各論は顔面領域と乳房領域への臨床応用。国内初の成書!

シーティング技術のすべて
●シーティングを学ぶための決定版テキスト!基礎知識から疾患・症状別の対応まで,この一冊ですべてがわかる!
●豊富なイラストと症例写真で,シーティングの臨床実践をわかりやすく学べる決定版テキスト!
●前半では,運動学・生理学,バイオメカニクス,評価,車椅子・クッション・座位保持装置・移乗補助用具,車椅子の操作やアセスメントについてなど,シーティングを理解するための基本的な知識を平易に解説.
●後半では,目的別(褥瘡予防,食事の姿勢など),疾患別(脳血管障害,脊髄損傷,脳性麻痺,神経難病,認知症など),環境別(病院,介護福祉施設,在宅など)について,具体的な技術や対応をくわしく紹介.
●理学療法士,作業療法士,看護師,介護福祉職など,シーティングを学び,実践するすべてのスタッフに役立つ一冊!

症例で学ぶ 検診心電図 集中セミナー
「心電図について,教科書的な知識はあるが,どうも苦手…」「自信もないし,自動診断の示すままに何となく結果を記載してしまう…」「検診結果をもって外来を受診されても,どう対応すればいいのかわからない…」それは「教科書の典型的な心電図と実際に臨床で遭遇する心電図には,それなりの乖離があるから」かもしれません.臨床での心電図診断をマスターするには,実際の心電図を数多く見て,その臨床診断を疑似体験するのが一番です.本書で,実際の心電図とその臨床診断,必要な対応の実際について集中的に学んで,判読のセンス身につけ,自動診断の結果とも正しくつきあえるようになりましょう!

心臓手術チームのための経食道心エコー
周術期TEE評価のポイントと外科医の視点
心臓手術中の経食道心エコー(TEE)検査は,血行動態のモニタリングだけではなく,合併症予防や術式決定に大きな役割を果たす.本書は,各診療科の立場から実際の手術の流れに沿って,TEE施行医がTEEで評価すべきポイントを解説し,外科医が各所見に対してなぜその画像が必要なのか,何を考え手術を進めているのかを述べる形式をとった.心臓手術チームの成熟に必須の一冊.

Dr.志賀&薬師寺のBOSS論
こんな指導医が欲しかった!
研修医としての心構えや勉強法は知っていても、「指導医側」はどうですか? 指導医だって、教えてもらいたい!
研修医にどうやって注意すれば? 自分自身の教育と臨床のバランスは? そもそも病院に研修医が来てくれない場合は?
……そんな悩みや不安に、志賀先生&薬師寺先生の現役ばりばり指導医コンビが、実体験を元に答えます!
いま指導医の先生にも、これから指導医になる先生にも、かならず役立つ一冊。

看護サービス管理 第5版
本書は、看護サービスの管理を組織マネジメントだけでなく、経済や政策などさまざまな角度からとらえている。さらに、看護サービスの場も病棟のみならず地域(在宅)も含めた広い視野でとらえている。つまり、看護管理学を多角的に学べるようになっている。今回の改訂では、抽象的な理論を具体的に理解できるよう事例を示したり、読者が自ら学べるよう問いを設定したり、知識を身につけられるよう工夫されている。

看護管理 Vol.29 No.6
2019年06月発行
特集 看護組織におけるサーバント・リーダーシップ 信頼とビジョンで組織を成長させる奉仕型のリーダーシップとは
特集 看護組織におけるサーバント・リーダーシップ 信頼とビジョンで組織を成長させる奉仕型のリーダーシップとは スタッフを支え,それぞれが力を発揮できるようにすることで目標達成に向け進んでいく「サーバント・リーダーシップ」への関心が高まっています。サーバント・リーダーシップの提唱者であるロバート・K・グリーンリーフは著書の中で,「真のリーダーはフォロワーに信頼されており,まず人々に奉仕することが先決である」と提言しています。目標を共有し,奉仕や支援を通じてフォロワーから,主体的に協力してもらえる状況を作り出す。その根底には互いの信頼関係が必要になります。本特集では,サーバント・リーダーシップの特徴を詳しく解説し,いかに看護組織で発揮していくかを考察します。

小児内科52巻8号
【特集】遺伝情報と遺伝カウンセリング
【特集】遺伝情報と遺伝カウンセリング

緩和ケア Vol.28 6月増刊号
2018年増刊号
【特集】緩和ケアの魔法の言葉2─どう声をかけたらいいかわからない時の道標
【特集】緩和ケアの魔法の言葉2─どう声をかけたらいいかわからない時の道標
本書の前版にあたる「緩和ケアの魔法の言葉」は非常に好評だった。ひとを動かすのは言葉(だけ)じゃないとは知りつつも、僕たち臨床家はまず最初のそのひとことに思いを馳せる。いや,実は,「魔法の言葉」の奥に秘めた考え方や価値観を知りたいと思うのかもしれない。
今回の「魔法の言葉2」は、もし同僚が・後輩が、時には先輩が・自分が、行き詰ったと感じていた時にかける言葉の蓄積である。仕事をしているあいまに、こそっと廊下で、飲みながら、ラインで(フェイスブックで、メールで)―どのような状況で発せられる言葉かはともかく、言葉を裏付ける考え方や価値観にも興味がつのる。
本書が、緩和ケアに関わる臨床家が、細く(太くてもいいが)、長く、この価値のある仕事をこころから喜んでつづけることにつながるなら編集者一同の幸せである。(序文より)

超音波でわかる運動器疾患
診断のテクニック
超音波は器械の進歩により,その解像度は以前に比してはるかに鮮明になり“骨”, “筋”, “靱帯”, “血管(ドプラー使用)”という運動器分野の特徴が十二分に理解できるようになってきている。解像度がアップしたことで読影法も平易になり,超音波本来の利点であった“被爆ゼロ”, “外来の場で即座に診断できる簡便さ”, “ハンディータイプの利用によりスポーツ現場に持ち込める手軽さ”がさらなる特徴となり,現在その注目度は上昇し,かつ広く活用されるようになってきた。
本書は,実際に超音波検査を行うためのマニュアルとなるように構成されている。上肢:肩関節,肘関節,手関節,手指,下肢:股関節・大腿,膝関節,下腿・足関節の7章から成り,各章は4方向からのアプローチ(掌側走査,背側走査,橈側走査,尺側走査)で構成されている。各アプローチは“検査体位(肢位)”, “検査手順”に分かれ,検査手順では「どの部位をどのように描出するか」がStep 1,Step 2〜の順で解説されている。また,見たい部位を的確にとらえるにはプローブの扱い方が最大のポイントになるので,超音波画像には常に“プローブの動き”が明記されている。さらに“Q&A形式”による整形外科疾患の診断法,プラス情報として“超音波検査に役立つ実際の解剖写真”も掲載されている。

2026年看護師国家試験必修問題ファイナルチェック360問
第115回看護師国家試験完全対応!絶対に落とせない必修問題をオリジナル予想問題360問でファイナルチェック!
設問ごとの詳細な解説でこれまでの勉強の知識をしっかりチェックできる。国試合格を確実にする必修問題対策の決定版!

看護管理 Vol.33 No.5
2023年 05月号
特集 続・サーバント・リーダーシップ 奉仕型のリーダーシップで看護組織を成長に導く
特集 続・サーバント・リーダーシップ 奉仕型のリーダーシップで看護組織を成長に導く 社会の変化を的確にとらえながら、看護管理者として直面するさまざまな問題について解決策を探る月刊誌。看護師長を中心に主任から部長まで幅広い読者層に役立つ情報をお届けします。 (ISSN 0917-1355)
月刊、年12冊

看護管理 Vol.33 No.8
2023年 08月号
特集 看護管理者のコンピテンシー・モデルの実践的活用 国家公務員共済組合連合会の運用から
特集 看護管理者のコンピテンシー・モデルの実践的活用 国家公務員共済組合連合会の運用から 社会の変化を的確にとらえながら、看護管理者として直面するさまざまな問題について解決策を探る月刊誌。看護師長を中心に主任から部長まで幅広い読者層に役立つ情報をお届けします。 (ISSN 0917-1355)
月刊、年12冊

≪「看護管理」実践Guide≫
この国の医療のかたち
医療政策の動向と課題
「病院看護管理者のマネジメントラダー 日本看護協会版」では、病院看護管理者に必要な「政策立案能力」を、「看護の質向上のために制度・政策を活用及び立案する力」と定義しています。また、「認定看護管理者カリキュラム基準」においては、「ヘルスケアシステムの構造と現状を理解できる」「保健医療福祉の政策動向を理解し、それらが看護管理に与える影響を考えることができる」などの到達目標が示されました。
それらの能力の基盤となるのは、医療制度・政策に関する動向を情報収集し、課題意識をもつことですが、そのためにご活用いただけるのが本書です。
第1部では、2006年医療制度構造改革以後の医療の動向を概説します。続く第2部では、「地域医療構想」「患者負担論」「働き方改革」「看護業務の効率化」「コロナ禍と医療」等々……中長期的な医療政策を考えるにあたって鍵となるテーマについて、最新のデータを基に解説し、「通説」とは一味違った視点を提供します。また、テーマごとに示された「問題提起」を読者自身が検討することで、さらに考察が深まります。
自学自習用に、あるいは研修等の参考図書としてもお勧めです!

看護管理 Vol.31 No.12
2021年12月発行
ストラテジック・シンキング――「戦略的思考」に基づき,真の課題に迫るプロセス
ストラテジック・シンキング――「戦略的思考」に基づき,真の課題に迫るプロセス 「ストラテジック・シンキング(戦略的思考)」と聞くと,「トップマネジャー(看護部長)レベルに求められる知識・スキル」だと思われる方が多いかもしれません。しかし,米国・コロンビア大学大学院にて教鞭を取るジュリア・スローン教授は,「戦略的思考とは,真の問題・課題に迫るためのプロセス」であると提示しており,病棟を管理するミドル・マネジャー(看護師長・主任)にも必須の思考プロセスだと言えます。
日々,質改善・業務改善が迫られる一方,本質的ではない表層レベルの問題・課題から着手してしまい,より業務が増えてしまったといった状況もあるようです。
本特集では,前半でスローン教授が説く他者による「問い」の力を借りながら本質的な問題・課題に迫るプロセスを紹介します。後半では「私の戦略を振り返る」と題した寄稿形式で,看護管理経験者から,戦略を描き実行した経験を振り返っていただくとともに,ミドル・マネジャーが戦略を描くことへのヒントをいただきます。

即戦力が身につく肝胆膵の画像診断
読影力+鑑別診断のセンスをみがく!
「即戦力が身につく画像診断」シリーズ第3弾。はじめに現症・経過を示したのちに症例画像を示して、所見を解説、診断(疾患名)を明らかにするという実地診療に沿った構成の実践書。139の症例を3段階の難易度に分け、診断名を類推できないようアトランダムに配置、日常診療での読影をリアルに再現する。読影力だけでなく、豊富な鑑別疾患を典型画像とともに配置して、鑑別診断の能力もアップできる。中間に「問題」末尾に「解答」を置き、専門医試験にも役立つよう配慮。放射線科の研修医・専門医のみならず、肝胆膵領域の医師にも役立つ好著。

臨牀消化器内科 Vol.39 No.2
2024年2月号
IBD 診療-ますます増えた薬剤の選択とさらなる進化の展望
IBD 診療-ますます増えた薬剤の選択とさらなる進化の展望
これまでも,本誌においてIBD の特集を編纂し,そのときそのときのIBD診療の最新の一断面についてお伝えしようとしてきました.ただ,毎年のように新たな薬剤が登場し,ちょっと前にupdate した知識は今はもう少し古くなっているというような状況には,編集するものとして少し困っておりました.しかしながら,新たな薬剤による新たな治療ということも当然大切ですので,本号でもしっかり解説していただいています.

レジデントノート Vol.26 No.10
2024年10月号
【特集】救急の問診術 限られた時間でどう聞く?どう考える?
【特集】救急の問診術 限られた時間でどう聞く?どう考える? 忙しい救急外来…限られた時間でも必要な情報をしっかり集めて適切に解釈し,次の対応や診断に素早くつなげていくための,上級医の〔問診術〕を大公開!キーフレーズも満載で,救急での問診に自信がもてる!