臨牀透析 Vol.35 No.7 増刊号
2019年6月増刊号
CKD患者における がん化学療法-透析患者を中心に
CKD患者における がん化学療法-透析患者を中心に
*がん薬物療法について、薬剤の観点からと癌種の観点の双方から考え,サポーティヴケアについても考察を加えていただいた.
*透析患者に限らず、保存期腎不全患者も含めてご執筆いただいた.
Heart View Vol.29 No.7
2025年7月号
【特集】高血圧学を再考する
【特集】高血圧学を再考する
≪透析ケア2025年夏季増刊≫
透析室の薬剤カタログ462
【薬の情報をパッと調べて指導にいかせる】透析患者に関連する462製剤を製剤写真とともに掲載する。作用機序や薬の基本情報(用法・用量、副作用、注意点など)、ポリファーマシーや服薬アドヒアランスにも注目した患者指導のポイントを解説する。商品名や種別をまとめたダウンロードできる薬剤一覧表つき。
症例で学ぶ肺非結核性抗酸菌症
『呼吸器ジャーナル』誌の好評連載「症例で学ぶ非結核性抗酸菌症」をアップデートして書籍化。近年、著しい増加傾向にある肺非結核性抗酸菌症。患者の拾い上げが進む一方、不明点も多く「いつからいつまで、どのように治療すべきか」、臨床上の課題が多く残されている。本書では具体的な症例を元に、これまでにわかっているエビデンスと、臨床現場ではこのように対応すべきというエキスパートオピニオンとを交えて解説する。
臨床栄養 136巻2号
半固形栄養を使いこなすための基礎知識
半固形栄養を使いこなすための基礎知識
半固形栄養は,従来から液体製品を利用する胃瘻からの経腸栄養管理において,液体の形状を変化させて固体的性質をもたせることで流動性を制御し,管理面での諸問題を解決できるとして医療現場での支持を広く得てきた.この手法は本邦独自の経管栄養管理法であり,該当する医薬品の発売・普及を受けて平成30 年(2018 年)の診療報酬改定で新たな在宅半固形栄養経管栄養法指導管理料として保険収載された.
この液体形状を変化させる成分としては食品分野で汎用されているさまざまな材料が利用され,またその物理化学的性質の変化程度を物性と呼び,半固形の物性評価としてこれまで粘度が採用されてきた.しかし,粘度での評価には課題があり,また実際には投与後の消化管内での流動性が重要であることから,科学的な検証が試みられている.広く半固形と称しても,実際にはゼリーやプリン状のような流動性の乏しいものからマヨネーズやクリーム状など流動性を保持しつつ一定のまとまりがあるものまで多彩で,個々の流動特性は異なると考えられる.そして,消化管内における流体力学的挙動や消化吸収機能にも,物性は大きく影響していると推測される. 半固形栄養自体歴史は浅く,その概念もまだ漠然としている.一方,その新規性と有用性は認知され,エビデンスレベルは低いながら制度化もされた.しかし,半固形栄養はまだ発展過程にあり,制度の検証と科学的評価による適正標準化,そして社会貢献度を示すことができるエビデンス構築が求められている.本特集により,われわれが苦手としている半固形物性面の正しい認識とともに,新制度である本指導管理料の価値ある算定に向けた留意事項の理解を深めてもらいたい.そして,半固形栄養のメリットを社会に届け,次世代に向けてエビデンスの発信につなげてもらいたい. [大阪国際がんセンター 栄養腫瘍科 飯島正平]
≪看護をひとつひとつわかりやすく。≫
解剖生理をひとつひとつわかりやすく。
あの超人気参考書の「ひとつひとつをわかりやすくシリーズ」が,いよいよ看護テキストになって登場します!
シリーズ第一弾として高校生物の知識で学べる「看護に必須の解剖生理」をひとつひとつわかりやすく解説しています!
レジデントのためのビジネススキル・マナー
医師として成功の一歩を踏み出す仕事術55
あなたを変える、医師としてのビジネススキルとマナー集
なかなか教えてもらえない、院内でのコミュニケーション、電話対応、メールの時短方法、学会での自分の売り込み方、カンファレンスでの質問ポイントなど、忙しい研修でも無駄なくソツなくこなせるビジネススキル集。白衣やスーツの着こなし、名刺の渡し方、正しい敬語や目上の人とのタクシーの乗り方など、マナーについても詳しく学べます。一生使える、医師として成長するためのビジネススキルとマナーを集めました!
NeuroICUブック
これからのICUのスタンダード、初の日本語版
定評あるneurointensive care領域の包括的テキスト、待望の翻訳。症例を交えた解説で、日常臨床に直結する知識が得られる。ICUケア実践に際して、脳神経系も含む全身の管理・機能予後を前提にする考え方と知識の重要度が増してきている中で、、集中治療に必要な全身管理だけでなく神経学までを1冊にまとめた本書は貴重。ベストセラー「ICUブック」との併読でさらに理解が深まる。これから集中治療を学ぶ初学者から、中堅・ベテラン医まで最適。
母性看護実習クイックノート 第2版
看護学生が母性看護実習の際に持って行きたい知識をコンパクトサイズに見やすくまとめました。
妊娠期・分娩期・産褥期・新生児の基礎知識・観察項目・アセスメント・ケアまですぐに引けるのはもちろん、
指導ナースによく聞かれることや、注意しておきたいポイントなどもまとまっており、みなさんの実習をサポートします。
実習中に実習着のポケットに入れて持ち歩くのにも、事前準備にも最適の1冊です!
人工呼吸管理に強くなる 改訂版
人工呼吸の基礎から深掘りトピックまで 誰も教えてくれなかった人工呼吸管理のABC
人工呼吸ビギナーにもマニアにも面白く現場で役立つマニュアル.呼吸生理から病態に応じた設定,トラブル対応まで,呼吸管理のエビデンスと実践スキルをスペシャリストが解説.よくある疑問に迫るコラムは必読!
medicina Vol.54 No.13
2017年12月号
特集 骨関節内科
特集 骨関節内科 骨と関節に関する愁訴は多いが、主治医として内科ができることも多い。知っておくことで患者が救われ、不必要な検査・治療や整形外科コンサルトを減らし、ひいては良い医師患者関係と他科連携の構築に繋がるとも言えるかもしれない。本特集は、局所の解剖とcommon diseaseを多数の図を用いて解説し、骨関節と関連の深いリウマチ膠原病の内容も含んだ-網羅性に富む「骨関節内科」のテキストである。
ガイドラインに基づく胎児心エコーテキスト スクリーニング編 第2版
初版は,日本小児循環器学会「胎児心エコー検査ガイドライン(2006)」に基づいて刊行(2016年7月).その後,ガイドラインが2021年6月に改訂,その改訂に対応した.学会が推奨する検査方法を読者が確実に理解・マスターできるよう,写真を豊富に掲載.また,ガイドラインでは見られない,エコー動画を提供することで,さらなる理解を深めることができるよう工夫している.
臨床歩行分析ワークブック 改訂第2版
リハビリテーションスタッフにとって動作とその分析は,業務の根幹となる知識・スキルのひとつであり,養成校で学ぶだけでなく,臨床に出てからも磨き続けることになる。なかでも「歩行」は人間の基本動作のひとつであるが,関わる身体部位は多く,そのメカニズムはたいへん奥深い。
本書は,動作のなかでも歩行(および立ち上がりなどの周辺動作)とその分析に内容を絞り,基礎知識から分析までを書き込みながら学べるワークブックである。全15章構成の各章にまず入門の教科書的内容があり,その後に練習問題(基本問題・演習問題)を設け,設問に対する解答を書き込んでいくことで,手を動かしながら知識が身につくようになっている。また理解の一助となる周辺知識も豊富に盛り込み,学生のみならず臨床家にも役立つ内容となっている。
本改訂版より,11章「異常歩行とクリニカルプラクティス」について,動画が閲覧可能となった。
小児緩和ケア
こどもたちに緩和ケアを届けるために大切にしたいこと
国内外の研究に根差した、はじめての小児緩和ケアのテキスト
緩和ケアを必要とするこどもは、病院でも、在宅でも、確実に増えています。生命の危機に直面する疾患を持つこども、痛みや呼吸困難などつらい症状を抱えるこども、そしてその家族には、確かな緩和ケアが必要です。症状緩和のための知識と技術、意思決定支援の考えかた、疾患ごとの緩和ケアの進めかたを国内外の研究を踏まえてまとめた、はじめての小児緩和ケアのテキスト。経験則を超えて、小児緩和ケアの専門性を高めるために。
医学研究のためのRによる統計解析入門
論文執筆や学会発表のための統計解析手法が、しっかり身に付く!
国際的なEBM(Evidence-Based Medicine)の潮流をうけ、各医学雑誌は研究の再現性について非常に厳しい目で論文を審査するようになってきました。そのため、正しい統計リテラシーに基づき精確なデータ分析や統計解析を行うこと、また、その結果をわかりやすく可視化し表現することは、臨床医・研究者にとって不可欠といえます。
本書は、統計学の基本事項を学んだ方が実践的な統計解析を行うための橋渡しとなるような内容で構成しました。統計解析のツールとして、プログラミング言語Rとその統合環境RStudioを採用し、Rの導入のハードルが低くなるよう配慮しています。また、事例ごとに、データ分析や統計解析の手法と考え方、Rの記述、分析・解析結果の表現をその都度解説し、統計解析の考え方と関連するRのスキルをまとめて、手を動かしながら実践的に身につけることができる流れとしました。
ここが知りたい!乳癌診療現場のギモン
このケースにこの選択は最善? 何を信じてどう説明する? 教科書にもガイドラインにもない,セミナーでも取り扱われてない,でも確実に診療の質を左右するClinical Question(CQ)に,乳腺エキスパートが「いま考え得る最適解」「私のやり方」を答えてくれました.巻末には未来を見据えたFuture Question(FQ)も収録.認定医・専門医を目指す若手医師はもちろん,ベテラン医師も,メディカルスタッフも,それぞれの診療現場で頼れる一冊.
あらゆる場面で使える 救急・ICUナースのための家族ケア
【家族の心のケア、精神的支援が実践でわかる】救急・ICUという特殊な環境下での家族への対応は悩ましく、難しい。生命の危機を前に短時間で意思決定が求められるなど、ナースには、さまざまな状況や場面に応じた適切な対応や振る舞いが求められる。日々いのちの危機と向き合う中で、しっかり家族に寄り添い、医療者自身のこころも大切にできる、家族ケアの実践と理論が結びついた渾身の1冊。
必携! 血液透析実践マニュアル
血液透析に関わる多職種の医療スタッフに役立つ重要ポイントをわかりやすく解説!
維持透析療法の現場では患者の予後・生存率を良好に保つため,腎臓病の診療に関わる様々な職種の医療従事者がチームとして連携している.本書はそのような透析医療チームの日常診療に役立つマニュアルとして,総論ではAKI・CKD とそれに対する各種療法,各論では血液透析の開始・維持・中断/中止の各段階別に,具体的な実践の手順や考え方などの重要なポイントを,最新の知見を交えて簡潔にレクチャーしている.
改訂2版 よくわかる新生児の血液ガス
【血液ガスと病態生理の関係をバッチリ理解!】
血液ガスデータが赤ちゃんのどんな病態を反映しているのかを正しく理解し、他の指標と合わせて総合的に判断していくことは、新生児の適切な治療・ケアに欠かせない。分娩管理や新生児集中治療において必要な血液ガス分析・酸塩基平衡の知識をやさしく解説する。
ERはGolden hour(最初の1時間)を支配せよ!
―腹部症状患者への対応
ERでは、ひとりの患者さんについて遅くとも“来院から1時間以内に”dispositionすることが求められます。この1時間はまさに“Golden hour”と呼ぶべき時間で、患者さんのために最大限有効に使うべきなのです。そのために、「来院してから△分までに、ここまでのプロセスを終了させる」という、“診療の時間割り”を頭のなかに描いて診療しましょう。
本書では、救急医として日夜診療している筆者の頭のなかを余すことなくお見せします。
