言語聴覚士のための機能性構音障害学
◎「特異な構音障害」に対する評価と訓練方法を詳細に解説
●機能性構音障害は,器質的な問題がないので,理論的には,正しい構音動作の誘導で完全に治癒するもので,治癒するか否かの責任はすべて言語聴覚士の技量に委ねられる.しかし,短期間の訓練で完全に治癒する場合がある一方で,訓練に長期を要し,完全な治癒に至らない場合も少なくない.本書では,後者の一群を「特異な構音障害」と位置づけ,経験に基づく評価と訓練方法について可能な限り詳細に記述した今までにないテキストである.
●機能性構音障害の臨床では,言語聴覚士の音声や構音運動についての知識とその誘導の技術が明確に問われ,全くごまかしが効かない.臨床においてはもちろん,言語聴覚士の養成においても,発話への基本的なアプローチの原点である機能性構音障害への対応の助けとなる一冊.運動障害の特徴にそっての手技の応用,鼻咽腔閉鎖不全等への対処を踏まえての手技の実施,言語発達の内容にあった発話指導などを具体的に記載し,実践で役立つテキストとなった.
●言語聴覚士養成校のテキストとしてはもちろん,臨床の言語聴覚士,特別支援学校や特別支援学級などで発話の障害をもつ子どもに関わる教師の方々にもおおいに役立つ.
症状をみる 危険なサインをよむ
診察エッセンシャルズ 新訂第2版
総合診療医、臨床研修医、指導医 必携の一冊!
症状・徴候から鑑別診断を挙げていく症候学の決定版ロングセラー
「診察エッセンシャルズ」大幅刷新!
臨床研修で必須とされる38症状を取り上げ、「訴えの定義」「見逃してはならない疾患・病態」「+αで絞り込む疾患群」 「診断仮説ごとに把握すべき病歴・身体診察・検査所見」「見逃してはならない疾患・病態の解説」などをわかりやすく簡潔に解説。
Tierney先生の珠玉のアドバイス「Clinical Pearls」も掲載。研修医のみならず、すべての医師の診察力をさらに高める。
NHKテレビ番組「総合診療医 ドクターG」医療監修の松村理司先生 監修。
改訂 ERの哲人 第2版
医学部では教えない救外の知恵
「救急医療の現場で適切かつ迅速に救命処置を行うには、患者ケアの標準化が必要である」との初版編集者の山中克郎先生(現・諏訪中央病院)の思いから出版となった「ERの哲人」は、初版からすでに十年余を数えます。その間、更新が必要な情報(ガイドラインなど)、加えるべき新しい処置法・検査手法も数多くなり、改訂することとなりました。
初版では、救急現場で必要となる「薬剤」に関するパートを収載しておりましたが、第2版ではこれらを省き、診療に特化しました。にもかかわらず、総ページ数は増えました。コンパクトで、臨床現場に持ち歩ける手軽さを維持しつつも、より充実した内容となっています。
救急医学2020年10月号
児童虐待を学ぶ
児童虐待を学ぶ 児童虐待対応は、難しい。でも、救急医は虐待を受けた子どもに手を差し伸べられる、唯一の存在になるかもしれない。だから、逃げずに学ぼう。児童虐待を取り巻く疫学や司法、社会システムから、臨床現場で役立つ対応法、虐待に特徴的な所見まで詳述した、本誌史上初の「児童虐待」特集です。
非定型パーキンソニズム
基礎と臨床
非定型パーキンソニズムは主に進行性核上性麻痺,大脳皮質基底核変性症,レヴィ小体型認知症,多系統萎縮症などのパーキンソン病に似た症状を示す疾患群で,この領域は基礎,臨床ともに進歩が著しい.本書は,非定型パーキンソニズムの最新の研究動向,現在の診療における課題を提示しつつ,日常診療に役立つ内容となっている.本領域の専門以外の神経内科医も知っておくべき最新の情報がふんだんに盛り込まれている.
未来を拓く周産期の栄養
【プレコンセプションケアと妊婦支援に活かす】痩せ体型への志向や偏った食生活などを背景に、20代女性の5人に1人が痩せとされる。慢性的な栄養不足は月経異常や貧血、妊孕性低下、代謝異常、メンタル疾患などさまざまな健康問題をはらみ、妊娠・出産を通してその影響は次世代にまで及ぶ。栄養と疾病発症のエビデンスが蓄積されてきた今、ヘルスリテラシーを高めるためのプレコンセプションケアや周産期医療の現場で活かせる知識を整理・解説する。
透析装置および関連機器の原理(構造・機能)とメインテナンス 4
本書は透析装置の基礎を勉強することを目的として、透析装置や透析システムに関連した各種機器や装置について、その構造・機能と共にメインテナンス方法までをわかりやすく解説することにより、透析装置とその周辺機器の理解と使い方を修得することができるものを目指した。学術的に、一つ一つの装置について原理・基礎を簡潔にわかりやすく解説.
脳神経外科学 第13版
脳神経外科医・脳神経外科専門医を目指す医師のみならず、脳神経外科に携わる全ての人が必携すべき太田本が、5年ぶりに待望の改訂。前版までで膨大化した内容を精査し項目立てを改め全体のボリュームを抑えつつ、最新の情報も掲載。多くの項目で新たな執筆者を擁して、特に「14章 脊椎・脊髄疾患」「15章 末梢神経疾患」「16章 機能脳神経外科」「17章 脳神経外科医が知っておくべき神経内科疾患」では、執筆者を一新して、時代に即したより充実した内容となっている。
対話の実践力
ケアを極める聞き方・話し方
困難を抱える人の支援で有効な対話。本書では、対人援助において対話を開く際に大切なことを「3つの原則」「5つの型」に集約し、事例をもちいて超実践的に解説した。対話を展開するときのポイントや注意点など、支援現場で安全に対話を重ねていくためのエッセンスが満載。
看護教育 Vol.66 No.3
2025年 06月号
特集1 看護教育DXを進めるためのビジョンと構築/特集2 看護教育におけるコンセプト学習の可能性
特集1 看護教育DXを進めるためのビジョンと構築/特集2 看護教育におけるコンセプト学習の可能性 時代と共に変わりゆく医療と社会の構造、そして教育界全体の動きを見据え、今求められている看護教育を皆さんと一緒に考えていきます。ベテラン教員はもちろんのこと、学生の指導に不安を抱えている新人教員の方にも役立つ一冊です。看護基礎教育のトレンドやトピックスを、特集や連載で深掘りしていきます。 (ISSN 0047-1895)
隔月刊(偶数月)、年6冊
≪からみた看護技術≫
根拠と急変対応からみた
フィジカルアセスメント
危険なサインを見逃さない! フィジカルアセスメントの決定版
豊富な写真とイラストで学ぶ、フィジカルアセスメントの手技テキスト。全身の観察(概観)、インタビュー、視診、聴診、打診、触診、さまざまな検査、記録の方法(アセスメントシート)など、フィジカルアセスメントの要素をひとつひとつ丁寧に解説。手順と技術、その根拠はもちろん、見逃してはならないサインや想定される疾患、緊急時の対応までを網羅。表形式で、手技の流れと詳細がイメージできる1冊。
東京ER総合マニュアル 改訂2版
2014年に刊行された『東京ER多摩総合マニュアル』の改訂改題.ERレジデントマニュアルの決定版が,ハンディなサイズはそのままに,新規項目を追加して全面リニューアルを受けました.知識を羅列するのではなく,重視するのは何よりも「手順」.本書を常にポケットに忍ばせて現場に臨めば,ERマインド,ERの考え方が自然に身につきます.7年にわたるロングセラー,待望の全面改訂!
Dr.オヤマの見る読むわかる胸部X線画像50-基礎編-
一般健診等の胸部X線検査では,迅速かつ正確に異常を見落とさないことが重要となる.本書は,これまで30万枚以上のX線写真を読影してきた著者が,50症例を厳選しクイズ形式で出題,3D(3次元)の目で異常を見極めるコツを盛り込んだトレーニングブック.
X線写真の見かたの手順をわかりやすく解説,症例には難易度を6段階で示し,選択肢やヒントをもとにゲーム感覚で取り組める.
Dr.オヤマの見る読むわかる胸部X線画像50-応用編-
一般健診等の胸部X線検査では,迅速かつ正確に異常を見落とさないことが重要となる.本書は,これまで30万枚以上のX線写真を読影してきた著者が,50症例を厳選しクイズ形式で出題,3D(3次元)の目で異常を見極めるコツを盛り込んだトレーニングブック.
X線写真の見かたの手順をわかりやすく解説,症例には難易度を6段階で示し,選択肢やヒントをもとにゲーム感覚で取り組める.
緩和ケア Vol.35 No.5
2025年9月号
【特集】今の時代ならではの社会的トピック
【特集】今の時代ならではの社会的トピック
緩和ケアにおいては、身体的苦痛や精神的苦痛に目が向けられがちだが、実際に現場で多くの医療者が頭を悩ませているのは、患者やその周囲を取り巻く社会的な問題ではないだろうか。ただ、一口に「社会的問題」とはいっても、その範囲は多岐にわたり、1つの問題を深掘りしていくのは難しい側面もある。
本特集では、その多彩な社会的問題の中から10のトピックを取り上げ、その最近の動向や対応方法などについて取り上げる。「そう、そういうこと、あるよね!」「なるほど、そういった時にはそんな対応ができるんだ」などと感じていただければ幸いである
抗悪性腫瘍薬コンサルトブック 改訂第3版
薬理学的特性に基づく治療
主な抗悪性腫瘍薬の適応・副作用,作用機序・耐性機序,投与スケジュールのほか,各薬剤の臨床薬理学的特徴と,それに基づく使用上のノウハウまでをコンパクトかつ明快に解説.さらに各がん種における代表的なレジメンも掲載.今版では分子標的治療薬が94剤と前版から2倍以上に増えたほか,新たに内分泌療法薬18剤を加え,現在のがん薬物療法でカバーすべき薬剤を網羅.抗悪性腫瘍薬を使いこなすための知識を凝縮した一冊.
新 発達心臓病学
先天性心疾患,小児循環器のバイブルが大きくアップデートし新装版になりました.
1989年の初版から受け継ぐ伝統と最新のエビデンスを合わせた唯一無二の教科書!多様性や個体差を尊重した診療の視点が強調されると同時に、近年整備されてきた国際的な診療ガイドラインや分類体系との整合性、国内のガイドラインに配慮し、読者が国内外の標準的診療にも対応できるように配慮しました。
循環器内科・心臓外科・産婦人科・麻酔科、そして取り巻く社会との密接な連携による包括的診療体制が整備され、ライフステージを見据えた継続的ケアが実践されるようになった今日の臨床現場で必要となる小児循環器,先天性心疾患を体系的に学ぶための最良書.
もしも「死にたい」と言われたら 自殺リスクの評価と対応
「死にたい」とだれかに告げることは,「死にたいくらいつらい」ということ.だから,もしもこのつらさを少しでもやわらげることができるならば,「本当は生きたい」のである.「死にたい」という患者を前にして医療は何ができるのか,何をすべきなのか.自殺企図,自殺未遂患者の自殺リスクをどう評価して,どう対応すべきなのか.この難しいテーマに真っ向から取り組んできた筆者がこれまでの経験と知識を元に書き下ろした一冊.
外陰がん・膣がん治療ガイドライン 2015年版
外陰がん、腟がんの治療指針が国際的にも明示されていない実状を踏まえ、世界初となる治療ガイドラインを刊行。上皮性腫瘍である外陰癌と腟癌を中心に、婦人科腫瘍医が診療する機会のある希少癌として外陰パジェット病、さらに悪性黒色腫を対象とした計16のCQを収載している。進行期分類、組織学的分類、手術療法、放射線治療などを解説した「本ガイドラインにおける基本事項」、治療の流れが一目でわかるフローチャートも充実。
看護学テキストNiCE
がん看護 改訂第2版
様々な発達段階・治療経過にあるがん患者を支える
看護基礎教育向けに「がん看護」についてまとめた好評テキストの改訂版.がん患者の発達段階別の対象理解,実践の場に応じた看護に重点を置いて学べるよう構成.多様な発達段階・臨床経過の事例を取り上げ,情報関連図で患者の情報を整理し,看護問題を挙げ,看護の考え方と実践例を示す章を設けた.今改訂では,最新情報に基づくアップデートのほか,近年の災害発生状況を踏まえて災害発生時におけるがん患者への支援の項目を追加した.
