
≪整形外科 日常診療のエッセンス≫
上肢
限られた外来時間。この時間を有効に使い,診療を行いたいものである。明らかな外傷がない場合,問診や臨床所見などから診察を進めるが,主症状を訴える場所と原因疾患が一致しないこともあり,注意が必要である。
本書は,まずⅠ章の「診察の進め方」で,肩・肘・手それぞれの診察法だけでなく,上肢全体としての診かたも解説している。
Ⅱ章は「疾患別治療法」として,各部位ごとに診断と治療に分けて解説している。特に上肢全体の痛みとして,心筋梗塞や動脈瘤解離,頚椎系の疾患などとの鑑別診断も紹介している。診断では,「これで確定診断」「見逃し注意」など,注意すべき点がよくわかるようになっている。治療は,3つのStepで構成され,Step 1「治療戦略」は,フローチャートを使いビジュアルに治療の流れが確認でき,Step 2「保存療法」とStep 3「手術療法」でそれぞれの治療法を解説している。特にStep 2とStep 3の間には「保存療法→手術療法のターニングポイント」を配し,どのタイミングで保存療法から手術療法に切り替えるのかを明確に示している。
本書を読めば,明日からの日常診療がより正確に,より効率的なものに必ずなる,整形外科必携の1冊である。

ねころんで読めるワクチン
【ワクチンを語る前に読んでおきたい】子どもの未来のために、地球の未来のために、今こそ「ワクチンってなんだろう?」を考えるとき。本書は、重症小児感染症の診療に当たりつつ、ワクチンの効果を実体験した感染症専門医が、患者に出会い、経験し、教えられ、悩み抜いて、調べたことを正直に書ききった一冊。すべての医療者に予防医学、予防接種の重要性を伝える「中立で」「人間臭い」ワクチン入門書。定期接種ワクチンから新型コロナワクチンまで網羅。

今はこうする×私はこうしている ICUケア
多忙なICUナースがすばやく最新情報を確認できるように,あらゆるケア実践等を網羅しながら,ただし各項は大事な要素に絞って手軽な1冊にまとめました.エビデンスに基づく“イマ”のケアとともに,エキスパート達の経験・臨床知に裏づけられた“ワタシ”のケアをコンパクトに紹介.数々の文献にあたる前にまずはチェックしたい“実際どうすればよいか”に答えるアナタのためのガイド.

理学療法ジャーナル Vol.58 No.11
2024年 11月号
特集 Multimorbidity and Multiple Disabilities(MMD) 多疾患重複時代がやってきた!
特集 Multimorbidity and Multiple Disabilities(MMD) 多疾患重複時代がやってきた! 理学療法の歴史とともに歩む本誌は、『PTジャーナル』として幅広い世代に親しまれている。特集では日々の臨床に生きるテーマを取り上げ、わかりやすく解説する。「Close-up」欄では実践的内容から最新トピックスまでをコンパクトにお届けし、その他各種連載も充実。ブラッシュアップにもステップアップにも役立つ総合誌。 (ISSN 0915-0552)
月刊、年12冊

NEWはじめてのNICU看護
【要点がパッとつかめる&根拠がわかる】NICU看護の必須知識をビジュアル解説。NICUにおけるケアの根拠が明確にわかるだけでなく、先輩ナースの経験に根ざしたコツや注意点などもふんだんに紹介。NICU看護の要点がギュッと詰まっているので、復習・指導用テキストとしてもおすすめ。ダウンロードして理解度が確認できる振り返りテスト付き。

≪with NEO 別冊るるNEO≫
新生児の生理 ビジュアルノート
【キーワード解説の拾い読みで要点理解!】赤ちゃんの生理を胎児期、出生時の適応、新生児期と時系列で整理した1冊。生理の知識だけでなく、実際のケアに生かすポイントや赤ちゃんが適応障害・早産であった場合の注意点、ケアの方法まで押さえられる。動画&音声教材で、より臨床につながる知識を深められる『るるNEO』第4弾!

≪赤ちゃんを守る医療者の専門誌 with NEO2022年秋季増刊≫
新生児の生理・徴候と代表的疾患まるごとガイド
【最新トピックや各施設での対応もわかる!】
胎児・新生児の生理から、見逃せない徴候、新生児の代表的疾患、母体疾患が胎児・新生児にどのような影響を与えるかまでを解説。イラストや写真を豊富に用いたぱっと見てわかる「ビジュアル解説」と理解を深められる「じっくり解説」で、必須知識が整理できる1冊!

ライフキャリアから診る1型糖尿病
1型糖尿病 ライフキャリアレインボーを通して診る
1型糖尿病診療のスペシャリストたちが,臨床現場で役に立つエビデンスと経験を惜しげもなく披露します.ライフキャリアレインボーを軸に,食事・運動・薬物療法はもちろん,生活や病態のステージ別に,「1型糖尿病を持つ人をいかに支えていくか」のリアルをお伝えします.移行期は? 仕事は? 結婚は? 出産は? などの多様な疑問に対し,スペシャリストたちがどう考えていくのかをぜひご覧ください.

できる!斜視検査 両眼視機能がわかる、ケーススタディでレベルアップ!
“なんとなく…網膜対応異常”のもやもやからスッキリ抜け出し、
結果の整合性が理解できて検査の信頼性が上がる1冊
実は斜視検査が苦手…でも、いまさら誰かに聞けないし…これまではわかったふりをしていたけれど、そろそろ限界……そんな眼科医・視能訓練士は必読です。
実践に役立つ理論と検査スキル、そして臨床で遭遇する症例が学べ、網膜対応の理解が深まる丁寧な解説で一歩進んだ斜視検査ができます。

クリニックではじめる
学童の近視抑制治療
最新エビデンスとエキスパートから学ぶ実用メソッド
眼科医・ORTを対象とした,近視抑制治療実践のための指南書.近視研究エキスパートの執筆陣が,確かなエビデンスを根拠に信頼性の高い処方ノウハウをレクチャー.患者や保護者とのコミュニケーション・価格設定・法律など,クリニック目線での懸念事項にも言及.COVID-19による新しい生活様式は近視傾向を加速させるといわれ,「最先端の近視抑制治療」は避けて通れない知識といえる.子どもが来院するすべての眼科クリニック必携の一冊.

≪眼科診療エクレール 4巻≫
最新 弱視・斜視診療エキスパートガイド
解剖生理・検査法から手術治療まで
弱視と斜視を専門とし,最前線で活躍する医師と視能訓練士の協力のもとに完成した決定版!
弱視と斜視の診療に共通に必要な解剖生理と小児の検査にはじまり,弱視診療に必要な検査と弱視治療,斜視診療に必要な検査と斜視の非観血的・観血的治療を詳しく解説.
スマホなどデジタルデバイスの過剰使用による後天性内斜視,非観血的斜視治療としてのボツリヌス毒素治療,斜視の新しい疾患概念である「sagging eye syndrome(SES)」も盛り込まれている.

ナースの精神医学 改訂5版
ナースおよびコメディカルスタッフに必要な,これだけは知っておくべき精神医学の基本的な知識を簡潔且つ分かりやすく解説したテキスト.精神障害の概念と,症状・経過などの現象,検査・診断治療などの実際から,リハビリテーション,精神保健などまでを網羅した幅広い内容となっている.最新版では特に進展が著しい薬物療法や法律,社会でトピックとなっている項目について,最新の情報を反映.より充実した1冊となっている.

小児科 Vol.58 No.9
2017年8月臨時増刊号
【特集】乳幼児健診 診察のポイント&保護者の疑問・相談にこたえる
【特集】乳幼児健診 診察のポイント&保護者の疑問・相談にこたえる 乳幼児健診の「診察ポイント」と「保護者の疑問・相談対応」を解説。
年齢ごとの診察ポイントだけでなく、スキンケア、歯並び、耳の形など、テーマ別の項目も充実。

眼科診療 秘伝の書
「そんなやり方があったんだ!」「やっぱりそれでよかったんだ!」がわかる専門家のリアルな臨床を「秘技」として掲載した出色の書.正攻法のポイントはもちろんのこと、一筋縄ではいかない症例に遭遇したときにエキスパートが独自に行っている打開策や一歩先の診察・検査・治療方法を紹介.眼科診療の最前線で尽力される先生方に発見と確信をもたらす書籍.

すぐ見て・すぐわかり・すぐ使える 眼科薬剤処方
眼科診療のあらゆる場面を想定し必要な薬剤情報を解説した,眼科に携わる全スタッフの“新”必携書.基本薬剤は作用機序,薬剤一覧表,処方例,禁忌に絞ってまとめ、「すぐ見て・すぐわかり・すぐ使える」のコンセプトを具体化した.また手術用剤や検査薬剤に加えて,難渋する全身管理や感染症対策については病棟管理として解説し,単なる薬剤処方の参考に留まらない“実臨床”で本当に役立つ構成となった.

カラー写真で学ぶ 新生児の観察と看護技術 第2版
●好評『カラー写真で学ぶ』シリーズに待望の改訂第2版が登場!
●“カラー写真で学ぶ”シリーズ第3弾「カラー写真で学ぶ 新生児の観察と看護技術」の改訂版.
●新生児の反射,バイタルサインの測定,経口与薬に関する情報をアップデート.
●観察と看護技術の根拠となる図表を新たに収載するとともに,アプガースコア,シルバーマンのリトラクションスコアなどの資料をまとめた章を追加.

開講! 神戸中央市民ER+ICUスクール
ER医+ICU医の頭の中をのぞいてみよう
【ここでしか学べない救急・集中治療】
わが国最初の救命救急センターのひとつであり、現在まで救急領域のトップランナーとして走り続ける神戸中央市民病院による“本当の基本”。よくある症状への動きかたと考えかたこそER+ICU医の腕の見せどころであり、本書はその真骨頂を惜しみなく教える学校なのである。

救急医学2020年11月臨時増刊号
今さら聞けない!?;学ぶ・教えるファーストエイド<
今さら聞けない!?;学ぶ・教えるファーストエイド< 現場での初期評価・応急処置から、包帯の巻き方、搬送方法、そして医療機関での超初期対応まで、幅広い視点で“ファーストエイド”を徹底解説。まさかの場面で「え… どうするんだっけ… プロなのに…」そんな不安をこの1冊ですっきり解消。基礎的な救急初期対応のテキストとして、非救急医や研修医の先生方にもオススメです!

認知症の心理アセスメント はじめの一歩
今後心理職のより深いかかわりが求められる「認知症」。そのアセスメントから支援への導き方までを学べる本が登場。検査結果の背景に脳のどんな障害があるのか、イラストと豊富なデータ、事例でしっかり解説し、公認心理師対策にも生かせる「神経心理学」の基本が身につく。病院や地域、福祉施設など様々な場面でのアセスメントと支援、報告書の書き方も明快に提示。認知症にかかわる心理職が“はじめの一歩”を踏み出せる1冊!

がん研 肝胆膵外科ビデオワークショップ
ことばと動画で魅せる外科の基本・こだわりの手技
本書は、がん研有明病院 肝胆膵外科で毎月行われている「手術ビデオ勉強会」の内容をもとに、基本手技をマスターするために有用な回を編集し、1冊にまとめたものである。レジデントたちが日頃はなかなか訊けないような手技の疑問を提示し、専門医スタッフが勉強会の臨場感そのままの会話体で、通常の手術書では伝えきれない一つ一つの手技のニュアンスを巧みな言葉と見本動画とシェーマを用いて解説している。コラムでは、専門医スタッフが若手外科医に向けて、手術だけではない外科医としてのキャリアを積んで行くためのヒントとなる論文投稿や海外留学などの経験について語った。肝胆膵外科を志す若手医師にとって必読の書である。
Web動画51本 計117分。