
看護管理 Vol.30 No.11
2020年11月発行
特集 セルフ・コンパッション リーダーが自分を思いやることで組織が豊かになる
特集 セルフ・コンパッション リーダーが自分を思いやることで組織が豊かになる 看護管理者の皆さんは日々,スタッフの人材育成,患者さんへのサービスマネジメント,病棟管理に心を砕き,疲弊しています。看護管理者をはじめとする医療従事者の心の健やかさは,チーム医療の質や患者安全にも影響します。看護管理者のメンタルケアについてはこれまでストレス・マネジメントの視点で語られてきましたが,今回の特集では,その視点を前に進めて,「セルフ・コンパッション」という概念を通じて,「リーダーが自分自身をいたわり,思いやりを持つこと」が,個人やチーム・組織に与えるポジティブな価値・効果を紹介します。本領域に詳しい臨床心理士の岸本早苗氏の監修・執筆により,セルフ・コンパッション,マインドフルネスの概念と実践について,科学的エビデンス,海外の医療機関での実践事例などを交えてお届けします。

パーキンソン病のDBS―術前評価,手術,術後のフォロー,その先へ
運動合併症をはじめとした,パーキンソン病の諸症状に劇的な効果をもたらす脳深部刺激術(DBS).パーキンソン病患者のQOLを向上させるための治療のひとつとして,DBSという選択ができるよう,基礎から実践まで系統的に解説した.パーキンソン病のDBS治療のすべてを網羅した決定版.

≪新OS NEXUS No.10≫
股・膝関節の鏡視下手術[Web動画付]
「専攻医が経験すべき手術」を全20巻でほぼ網羅。メインの特集項目に加えて,手技の理解を深める解剖学的知識を示した「Anatomy Key Point」や,知っておくと有用な基本的手術・治療手技の紹介も毎号掲載し,専攻医として必要なスキルを漏れなくカバーできるシリーズ構成となっている。さらに前シリーズからの特徴である豊富な画像と精密なイラストに加えて今シーズンではストリーミング動画も配信し,静止画では伝わりづらい部分もよくわかる!
No. 10では下肢,特に股関節・膝関節の鏡視下手術にテーマを絞り,マスターしておきたい手術手技を解説するとともに,エコーを用いた股関節疾患に対する注射療法と膝窩嚢胞に対する治療も取り上げる。

精神医学 Vol.62 No.12
2020年 12月発行
特集 身体症状症の病態と治療 器質因がはっきりしない身体症状をどう扱うか?
特集 身体症状症の病態と治療 器質因がはっきりしない身体症状をどう扱うか? -

小児血液・腫瘍学 改訂第2版
初版から6年半ぶりの改訂.今回の改訂では,総論と各論という基本的な構成は踏襲し,AYA世代と移行期医療,がんゲノム,CAR‒T療法などの腫瘍免疫療法,新たな分子標的薬などの最新情報を盛り込み,利益相反や医学研究の倫理に関しても現状に即したものとした.専門医を目指す小児科医のみならず,若手育成を担う中堅の指導医のスキル・メンテナンスにも対応でき,小児領域に特化した血液・腫瘍学ではわが国で唯一の定本.

新・違いがわかる!同種・同効薬(下巻)
患者さんからの「なぜ変更したの?」「前の薬とどう違うの?」に自信をもって答えられると大好評の『違いがわかる!同種・同効薬』シリーズを領域別に再構成!情報を厳選し,同種・同効薬の「違い」により焦点を当てた内容としたほか,「基本的な選びかた/ガイドラインによる選びかた」「服薬指導の会話例」といった項目を新設し,よりいっそう内容を充実させた.

耳鼻咽喉科・頭頸部外科 Vol.89 No.5
2017年4月号 (増刊号)
臨床力UP! 耳鼻咽喉科検査マニュアル
臨床力UP! 耳鼻咽喉科検査マニュアル -

理学療法36巻8号
2019年8月号
高齢脊髄不全損傷患者への理学療法士の関わり
高齢脊髄不全損傷患者への理学療法士の関わり 高齢化の進行に伴い高齢脊髄不全損傷患者が増加しており,その対応が求められています.
脊髄不全損傷患者は不全麻痺を呈し,運動機能障害・知覚神経麻痺・膀胱直腸障害などが出現することから,整形外科医,リハ医,泌尿器科医,看護師,理学療法士,作業療法士,医療ソーシャルワーカーがチームを組んでの全身管理が必要となります.
このチームの中で理学療法士は,呼吸状態や血圧などの管理を行いながら離床を進め,身体活動を維持し,在宅復帰・社会復帰につなげることが求められます.

総合リハビリテーション Vol.47 No.5
2019年05月発行
特集 脊髄損傷のリハビリテーションup-to-date
特集 脊髄損傷のリハビリテーションup-to-date 国や地域による差はあるものの,脊髄損傷,とくに頸髄損傷の発生数は高齢化に伴い増加傾向にあるということです.脊髄損傷といえば,以前は特定の労災病院やリハビリテーションセンターでのリハビリテーション治療が行われるのが中心的でしたが,現在は回復期リハビリテーション病棟において治療されることも増えていると思います.しかし,脊髄損傷のリハビリテーション治療のスキルが不足している回復期の現場があることや,若年でスポーツ活動や職業面への対応の必要性があるのに自宅へ退院できればよしとされることなどの問題も生じています.一方,再生医療への期待が高まっており,リハビリテーション治療も大きな変化が求められてくるでしょう.本特集は,脊髄損傷のリハビリテーション治療と社会参加の現状と課題について,最新の知識をアップデートしていただくことを目的に,企画しました.

がん患者の運動器疾患の診かた
新たなアプローチ「がんロコモ」
「がんロコモ」とは,「がんに関連した運動器障害によって移動能力が低下した状態」である.
がん治療の進歩に伴い,「がんロコモ」に対応し,患者の運動器という観点からがん診療に取り組むことが望まれている.運動器の機能を維持・改善することは,がん患者が自身の力で動くため,生活するため,治療を受けるために極めて重要であり,本書は,このがん患者の運動器疾患についてまとめた新しいアプローチの書籍となっている.

お茶クリ流! 下肢静脈瘤診療マニュアル
■ 約9万件の静脈エコーを行ってきたお茶の水血管外科クリニックの下肢静脈エコーのテクニックを詳しく解説。プローブの持ち方から静脈奇形の診断まで、他の追随を許さない圧倒的わかりやすさ!
■ 副伏在静脈・穿通枝・ヒラメ筋静脈血栓・血管奇形をいかに診断するか?うっ滞性皮膚炎って何?フォーム硬化療法ってどうやるの?穿通枝って何?動静脈奇形と動静脈瘻の違いって?すべての疑問に答える「お茶クリ流下肢静脈エコーおよび下肢静脈瘤診療」実践の書!
■ どこにも書いていない、お茶クリ流「フォーム硬化療法の実際」「血栓性静脈炎の治療」「うっ滞性潰瘍の治療」を詳しく解説。

細菌性髄膜炎診療ガイドライン2014
エビデンスに基づいたオフィシャルな診療ガイドライン.疫学,病態,治療,発症予防まで網羅.臨床上重要となるクリニカルクエスチョン(CQ)について,その回答・推奨グレード,背景・目的をエビデンスに基づいて詳述.臨床医の日常診療を支援する必携の一冊.

作業療法ジャーナル Vol.58 No.3
2024年3月号
■特集
テクノロジーの活用で変わること

森の式漢方小児はり
子どもから大人まで刺さない鍼ていしん治療
「森の式漢方小児はり」とは現代科学と古典鍼灸の理論を基に、刺さない鍼のていしんを使い皮膚に触れたり、撫でたりすることで、子どもの病状を改善します。いわゆる〝古くて新しいやさしいはり治療〟が「森の式漢方小児はり」です。治療の裏付けとなる古典鍼灸の知識から実際の治療方法まで、解りやすくていねいに解説しています。治療後に脈、顔色、尺膚などを診ることで病態の変化が分かり、次回の来院時には再び脈、顔色、尺膚などを診て、子どもの身体の変化を確認しながら治療していきます。

3週間de消化器病理2
臨床医のための病理のイロハ
好評書の前書『3週間de消化器病理~臨床医のための病理のイロハ』(2017年刊)では取り上げられなかった疾患・内容を扱い、前書とともに読み通すことで、さらに臨床医が知っておきたい消化器病理の知識を網羅できる、待望の続編!前書同様、シェーマによる丁寧な解説、研修医と指導医の軽快な会話を1日1回ずつ読み通せば、3週間で消化器病理の基本知識が身につき、消化器疾患の病態理解が深まる1冊。

内科外来診断navi
アプリでも大好評の症候・疾患別の処方がひと目でわかる「内科外来navi」シリーズに,待望の診断編が登場!医師,医学生の内科診療を強力にナビゲートします.

医道の日本 Vol.75 No.9
2016年9月号
脈診再入門
脈診再入門 脈から患者の内部環境を探る「脈診」は、古典的な治療を行うには欠かせない診察技術であり、施術前後の変化から治療効果を確認するのにも役立つ。
今回の巻頭座談会では、3人の臨床家に各流派の脈診の特徴や共通点、臨床への活かし方などを論じてもらった。
さらに、初学者のための脈診法の解説や研究会レポートを掲載。
これらの企画に連動して疾患別特集でも、各派の脈診に対する考え方と臨床で行っている手法を紹介する。

医道の日本 Vol.75 No.8
2016年8月号
高齢者医療の決め手 フレイル予防
高齢者医療の決め手 フレイル予防 要介護になる前の状態を指す、高齢者ケアの新しい概念「フレイル」。
フレイルを早期に発見して、適切な介入を行い予防すれば、高齢者の生活機能の維持・向上を図ることができる。
まさに、鍼灸マッサージの力が必要とされている分野だといえるだろう。
今月の巻頭では、フレイルの概念や高齢者医療の現状と問題点を踏まえたうえで、鍼灸マッサージ、運動、食事でどのような予防と対策ができるかを取り上げる。
さらに治療法についても特集にて紹介する。

医道の日本 Vol.75 No.7
2016年7月号
古医書の魅力
古医書の魅力 古医書は、いつの時代にもあった学びの師ではないだろうか。
今回の巻頭座談会では、古医書を収集している研究者たちに、最近の事情を含めて、その魅力を語り合ってもらった。
さらに、古典に理解の深い臨床家や研究者に、臨床に役立つフレーズとの出会いとその解説をいただいた。
先人たちが遺した医書から学べることを考えてみたい。

医道の日本 Vol.76 No.4
2017年4月号
治療に活かすマインドフルネス
治療に活かすマインドフルネス マインドフルネスとは、一言でいえば「今この瞬間に集中する」こととされる。
仏教をルーツに持ち、アメリカで心理療法として発展したマインドフルネス瞑想には
ストレス低減や創造性向上の効果があるとして、研修に取り入れる企業も増えている。
逆輸入された東洋思想実践法のエッセンスともいえるマインドフルネスに、
東洋医学の実践者である鍼灸マッサージ師が臨床に活かすためのヒントを探りたい。
巻頭インタビューでは、聖路加国際病院リエゾンセンター長の保坂隆氏に、
医療現場でのマインドフルネスの応用について語ってもらった。
さらに、治療家が日々実践できるマインドフルネス活用法のイラスト解説、
オープンな空間で「鍼+リラクセーション」を提供する新しい治療スタイルの海外事例、
マインドフルな意識で治療に臨むマッサージの極意を述べた海外記事を紹介する。