デモラリゼーション
「意気消沈」をどのように援助するのか
デモラリゼーション(意気消沈)はうつ病とは異なる。この概念はICD-11にも収載され,理解しておくことで日々の臨床に必ず役立つだろう。
実験医学増刊 Vol.43 No.2
【特集】創薬の不可能を可能にする 中分子ペプチド医薬
【特集】創薬の不可能を可能にする 中分子ペプチド医薬 もはやペプチドを医薬品にするのは難しい時代ではない! 環状化やアミノ酸の改変により,経口投与が可能となり,研究・開発が加速度的に進行中.その最新知見を把握し新薬開発に活かすための1冊.
完全版 ゲノム編集実験スタンダード
CRISPR-Cas9の設計・作製と各生物種でのプロトコールを徹底解説
医学・生命科学・農林水産学での遺伝子操作に欠かせない実験技術を徹底解説.国内外で開発が続く各種CRISPR-Cas関連ツールの入手・作製法と,様々な生物種での詳細なプロトコールを網羅した決定版.
それをしたらダメ! NG事例から学ぶ臨床研究デザイン
初学者、あるいは既に研究を進めているベテランであっても、陥ってしまう研究上の罠はたくさんあるものです。場合によっては研究不正と受け取られる可能性すらあります。本書では、臨床研究でよくある統計学的検定のNG事例を列挙して解説し、ミスをしてしまった場合のリカバリー法と、本来ならどのように研究デザインをしておけばよかったのかをわかりやすく説明しています。
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序文
本書は、研究初心者が陥りがちな落とし穴を避け、無事に研究をやり遂げることができるようになるための基本的な知識を身につけることを目的としています。
多くの臨床家が臨床研究に取り組んだ経験があると思います。日々の臨床で生じた疑問を解決すること、専門医取得に学会発表が必要であること、上司からの提案(強制でないと信じています)など、臨床研究を行う理由は様々です。しかし、研究をやろうと意気込むまではいいのですが、はたして何から始めればよいのか、あるいは研究途中でわからないことに突き当たってしまうなど、研究が行き詰まってしまうこともあるでしょう。筆者らは縁あって東京大学の公衆衛生大学院へ進学し、臨床疫学・経済学教室に所属することになりました。そこで仲間達と一緒に様々な臨床研究を行ってきました。その経験を買われ、臨床家から研究の相談を受けることも多くなりました。様々な相談を受けるうちに、臨床家がどのような場面で落とし穴に陥るのかの知見が蓄積されてきました。そこで、この知見をまとめたものが本書となります。本書はよくある失敗の例を挙げ、どのようにすればその失敗を回避できるのかという視点で解説を加えました。
本書は5部構成となっています。第1章は研究を始める前の準備段階、第2章は研究計画の立案、第3章ではデータ収集の際の落とし穴について解説します。データ収集までに落とし穴に陥ってしまっていると、後でリカバリーが難しいことが多く、実際に臨床研究を行う際には細心の注意が必要です。第4章はデータの解析についての落とし穴ですが、臨床家は統計解析に悩むことが多く、よくある疑問を解決できるような章になっていると思います。第5章は結果の公表についての落とし穴です。本書を一通り読むことで、臨床研究を行ううえでよくある落とし穴を避ける方法を学ぶことができるようになっています。まさに臨床研究を行う際の道標として使えるような内容になったと自負しています。
本書を読むことで、研究初心者の方々がよりスムーズに研究を進め、成果を出すことができるようになれば幸いです。著者の一人が「こんなに嬉しいことはない」とつぶやくことでしょう。
最後に本書が出来上がるまで、多大なご協力をいただきました金芳堂の浅井健一郎様らにこの場を借りてお礼申し上げます。
クリニックにおける人事・労務トラブル回避術
数百件のクリニックで顧問を務めた経験から、特に小規模医院で起こりがちなトラブルとその解決法を解説。法的解釈を示しつつ、自院ですぐに取り組める実践的な対応策をまとめました。
雇用契約書等、関連書式のひな形をダウンロードできます。
IBSの診かたでお困りですか? 内科外来診療術
困っている患者さんが多いにもかかわらず、「病因が複雑」「確定診断が難しい」「機能性疾患ってよくわからない」といった理由でついつい避けてしまいがちな過敏性腸症候群(IBS)の診療をやさしく解説。日頃多数のIBS患者を診ている著者が、最新の情報を踏まえた病態生理から、診断の手順、薬剤選択の考え方、IBS患者との向き合い方など、実際の臨床で役立つtipsを読み物風に紹介する一冊。
関節外科 基礎と臨床 Vol.40 No.8
2021年8月号
【特集】創外固定法Update
【特集】創外固定法Update
臨牀透析 Vol.41 No.3
2025年3月号
透析患者の骨粗鬆症と骨折を理解する
透析患者の骨粗鬆症と骨折を理解する
この特集では,透析患者の骨粗鬆症治療に知見のある執筆者に最新の治療薬の効果,治療戦略に関し,どこまでエビデンスがあるか,どこまで有効であるかを忌憚なく記載いただいた.
湿潤療法の考え方,使い方
近年広まった湿潤療法は,創傷・熱傷をより短期間で瘢痕を最小限にとどめて治癒させることも可能にした一方,却って悪化させてしまうような誤った方法が独り歩きしている.本書では「キズ・やけど外来」で湿潤療法を実践し,救急医でありながら創傷や熱傷の初期治療から治癒まで対応してきた筆者が本来の湿潤療法の考え方と方法について執筆.感染を防ぎ安全に湿潤療法を行うためのドレナージなどについて解説する.
胆と膵 2025年7月号
2025年7月号
特集:膵・胆道関連の指定難病における最新の知見
特集:膵・胆道関連の指定難病における最新の知見
≪授業・実習・国試に役立つ 言語聴覚士ドリルプラス≫
聴覚障害
言語聴覚士を目指す学生向けの問題集『言語聴覚士ドリルプラス』シリーズ9冊目.本ドリルは、音が聞こえない,あるいは聞こえにくくなっている状態である聴覚障害について,障害にかかわる解剖・生理から評価・訓練まで,国試で出題される範囲を中心に幅広くカバーした問題集になっています.主要用語は「読み解くためのKeyword」として解説! 実習や国試,そして臨床に出てからもずっと役立つ問題集です.
レジデントノート増刊 Vol.19 No.17
【特集】小児救急の基本 「子どもは苦手」を克服しよう!
【特集】小児救急の基本 「子どもは苦手」を克服しよう! 「子どもは苦手…」と思っていませんか?救急でよく出会う子どもの発熱・外傷・熱傷・発疹などの症例について「成人とどこまで一緒でどこから違うか」の境界を意識して解説!今日から小児診療に自信がもてます!
あなたの臨床研究応援します
医療統計につながる正しい研究デザイン,観察研究の効果的なデータ解析
恐れるあまり統計手法にしか注意を払わない...心当たりないですか?臨床医が陥りやすい事例,臨床研究法下の注意,観察研究の可能性.そして,どのような臨床研究を目指せばよいか,まで評判のわかりやすさで解説
手術 Vol.79 No.9
2025年8月号
食道胃接合部癌の治療戦略と手術アプローチ
食道胃接合部癌の治療戦略と手術アプローチ
手術がうまくなりたい消化器・一般外科医のための専門誌。マニアックなほど深堀りした特集内容やビジュアルでわかりやすい手術手技の解説を特長とする。今回の特集テーマは食道胃接合部癌。総論と各論の2部構成で,近年,増加傾向にあると報告されている本癌種の治療戦略と手術アプローチを詳細に解説した。いまだ課題の多い悩ましい疾患であり,その治療に携わる医療者には定期的な知識のアップデートが求められている。
ねころんで読める周術期管理のすべて
【100分で読める身につく周術期のキホン】ゼロから周術期管理の全体像が「わかる」一冊。新人オペナースはもちろん、診療報酬改定で多職種が周術期にかかわるニーズが高まるなか、周術期にかかわる全職種の必読の知識が満載。楽しい4コマ漫画つきで、100分でパッと読めて日々の業務にすぐに生かせる。
ぜんぶ絵でわかる妊娠・分娩ノート
【「知っている」から「わかる」へ扉が開く!】妊娠・分娩の生理やしくみを、必ず押さえておきたい病態・疾患も含め、ビジュアル図解で徹底的に深掘り。まるで絵本のような劇的にわかりやすいイラストで、イメージできるから「なぜそうなるのか?」の理解につながる。自信をもって妊産婦に関わりたい助産師必携の一冊。初期研修の学び直しや産婦人科ローテにも最適。
産科と婦人科 Vol.90 No.1
2023年1月号
【特集】産婦人科漢方ステップアップ―三大処方の次なる一手とは?―
【特集】産婦人科漢方ステップアップ―三大処方の次なる一手とは?― 女性三大処方だけじゃない!不正出血には黄連解毒湯,妊娠悪阻には六君子湯,卵巣癌には十全大補湯など,あらゆる疾患に対する漢方処方の「次の一手」が盛りだくさんです.
見てわかる皮膚疾患 診察室におきたいアトラス
臨床医,研修医,医学生をメインターゲットに,現場で見る皮膚疾患を高品質な写真で紹介した,新アトラス.疾患は重要かつ遭遇する頻度の高いものを中心に,稀な疾患も可能な限り掲載した.また,各疾患では病因と症状を平易に解説し,鑑別診断や最新の治療法,注意点にも言及している.他にはない豊富で質の高い臨床写真は,患者への説明時にも便利だ.勉強のみならず,診察室にあれば心強い,頼れる1冊と言える.
肺癌診療虎の巻 WJOG肺がんグループのプラクティス
肺癌診療に携わる医師が汎用できるよう,臨床上必要と思われる箇所を強調し,判断に迷う際,参考になるよう,一歩踏み込んだ記載を行っており,このことが患者に説明されるときに役に立つことにもつながるという編集方針で構成されている。
また,すべての項目に対し,著者執筆後に,編者によるレビュー,加筆修正が施され,客観的な検証も行っている。
改訂 ERの哲人 第2版
医学部では教えない救外の知恵
「救急医療の現場で適切かつ迅速に救命処置を行うには、患者ケアの標準化が必要である」との初版編集者の山中克郎先生(現・諏訪中央病院)の思いから出版となった「ERの哲人」は、初版からすでに十年余を数えます。その間、更新が必要な情報(ガイドラインなど)、加えるべき新しい処置法・検査手法も数多くなり、改訂することとなりました。
初版では、救急現場で必要となる「薬剤」に関するパートを収載しておりましたが、第2版ではこれらを省き、診療に特化しました。にもかかわらず、総ページ数は増えました。コンパクトで、臨床現場に持ち歩ける手軽さを維持しつつも、より充実した内容となっています。
