EBMに基づく脳神経疾患の基本治療指針 第4版
脳神経外科、神経内科で扱う疾患を網羅した本書は、2002年に初版を刊行して以来、各疾患の概念から治療までをエビデンスに基づきコンパクトにまとめて好評を得てきた。2010年に改訂第3版を刊行したが,その後改訂されたガイドライン,新たに追加されたガイドラインの情報を盛り込み,また新たにいくつか項目を追加し,進歩の著しい脳神経疾患の日常診療に対応できるよう内容を一新した。脳外科医,神経内科医の日常診療に是非役立てていただきたい一冊である。
誤嚥性肺炎の包括的アプローチ 診断・治療から,栄養管理・呼吸リハ・嚥下リハ・口腔ケアまで
●多職種で攻略!誤嚥性肺炎の治療・マネジメント
●高齢者に発症する誤嚥性肺炎は抗菌薬のみで治療することは困難で,リハビリテーションや栄養管理,嚥下訓練,口腔ケアなどを適切に組み合わせ,多くの職種がかかわって包括的に治療に取り組む必要があるが,各職種間の相互理解も不十分なのが実状である.
●本書では,誤嚥性肺炎のきっかけとなる嚥下障害の治療と,リハビリテーションや栄養療法について,理学療法,作業療法,看護ケアなどそれぞれのエキスパートがやさしく解説している.
●職種の相互理解を深め,より効果的な誤嚥性肺炎の治療・マネジメントの可能性を追求する一冊である.
こどもの血液培養と菌血症 こけつきん11のオキテ
「こどもの血液培養と菌血症カレッジ」(略称:こけつきん)を主催するメンバーが執筆.重症化しやすい菌血症の確定診断のための血液培養から診断と治療について,検査をする基準から治療方針,患者マネジメントの方法まで記した内容.「こどもの血液培養と菌血症カレッジ」で聞かれてきた、よくある質問に関するQ&Aが満載.菌血症を疑ったとき,何をしたらいいのか,何を考えたらいいのかがわかる一冊.
周産期心筋症診療の手引き
本書は,心疾患を指摘されていなかった妊産婦が突然心不全を発症する「周産期心筋症」をなるべく早期に診断・治
療するため,日本産科婦人科学会、日本新心不全学会の評価,賛同のもと作成された.産期心筋症は本邦では稀な疾患
だが,妊産婦の高齢化などの要因により,今後増加していく可能性がある.産婦の心不全症状の初診医の3/4を占める
産科医・総合医にもその疾患概念を広く周知し,診療の質を向上させる一歩となる一冊.
2024-2025年 改訂6版 眼科点眼薬Note
【約600点の画像!後発薬含む最新薬価収載】ジェネリックを含む処方薬と市販薬(OTC薬)のカラー写真を掲載して、多種多様な点眼薬を容器の見た目から判別できる一冊。新薬を加えて情報をアップデートした。点眼薬のキャップの色から製品を判別できるキャップカラーインデックス付き! 令和6年度薬価改定に対応!
高齢者の暮らしを守る 在宅感染症診療
地域ケア科・感染症内科での経験をもとに、時間と資源が限られる在宅での感染症診療と感染対策を、4つの観点から実践的に解説!
(1)在宅での感染症の考え方
(2)症候別アプローチ
(3)使いこなしたい薬剤
(4)感染対策
脊椎エコーのすべて
これが脊椎診療のニューノーマル。
◆本書では超音波解剖(SONOANATOMY)にとことんこだわりました。
◆「エコー画像」「解説付きエコー画像」「描出時の外観」「同じスライスのMRI画像」を並べて掲載し、「どう当てて、何が見えるのか」をわかりやすくお伝えしています。
◆超音波ガイド下注射の項目では、ターゲットとなる部位を「どんなときに、どのように狙うのか」ともに「重要なポイント」や「筆者のひとりごと」も交えて解説。
公衆衛生看護学テキスト 第4巻 公衆衛生看護活動II 2024年版 学校保健・産業保健
保健師の本質をとらえ,多様な活動の実践をめざす好評テキスト改訂版!
●学校保健と産業保健の実践について,根拠法令・関連法令をふまえながら紹介
●2024年版として,根拠法令・関連法令,ガイドライン,統計などをアップデート.
●学校保健では,ヤングケアラーへの学校・自治体などによる連携支援,増加傾向にある不登校,通学路における交通安全対策,養護教諭の標準的な職務の内容など,産業保健では,新たな化学物質管理,育児後の女性労働者に関する課題,増加する高齢労働者,コロナ以降の新しい働き方,職場での喫煙対策など,タイムリーなテーマが満載.
脳性麻痺 運動器治療マニュアル
脳性麻痺による運動障害は,小児神経科・整形外科・脳神経外科・リハビリテーション科が治療に当たり,症状に合わせたオーダーメイド治療が求められる。そのために合同カンファレンスを毎月開催している沖縄県立南部医療センターのノウハウを一挙公開!
児の5年後,10年後を見据えた継続的かつ包括的な治療を行うために必要な脳性麻痺の基礎知識から内科治療・外科治療,リハビリテーション,装具治療まで,臨床で使える実践的な内容を厳選してタイプ別の治療の使い分けを具体的に記載,また原因不明骨折を予防するためのチーム活動についても紹介。
徒手検査の仕方や児の観察の仕方,術前・術後の比較などの動画も付いた充実の1冊!
慢性疼痛診療ハンドブック
痛みを科学的に追求し,根拠に基づいた情報を発信するNPO法人「いたみ医学研究情報センター」の医療者教育用資料を再編集し,初学者でも読みやすい内容にまとめた.
J. of Clinical Rehabilitation 33巻4号
ICUのリハビリテーション診療
ICUのリハビリテーション診療
●近年,集中治療の著しい進歩により生命予後は大きく改善された.しかしその結果,集中治療後症候群(PICS)やICU-acquired weakness(ICU-AW)などの病態が,重症患者の治療中・後に長期間にわたり身体機能障害を残すことが明らかになった.
●このような現状の中,集中治療室における早期のリハビリテーション治療の開始が重要視され,特定の集中治療室管理料を算定している患者において,新たに早期離床・リハビリテーション加算の算定が可能となった.
●本特集では,ICU入室患者の特徴,ICU-AWについて,早期離床プロトコル,リハビリテーション治療の実際に至るまで,各領域の第一人者らが解説.特に急性期病院でリハビリテーション診療にかかわる医師,医療従事者の明日からの診療にすぐに役立つ内容.
≪医学統計学シリーズ 8≫
統計解析の英語表現
―学会発表,論文作成へ向けて―
発表・投稿に必要な統計解析に関連した英語表現の事例を,専門学術雑誌に掲載された代表的な論文から選び,その表現を真似ることから説き起こす。適切な評価を得られるためには,の視点で簡潔に適宜引用しながら解説を施したものである。
機能的脳神経外科 診療ガイドブック
機能的脳神経外科の基本的な事項から,各疾患の日常診療に役立つ知識を習得できるよう編集した本書。前半の総論では各種ガイドライン,検査,外科的手術,定位放射線,ニューロモデュレーションなどの治療法について,後半の各論では疾患毎にQ&A方式で診断と内科的外科的治療について解説する。
各論の構成は,治療を行ううえで知っておかなければならない必要最低限の各疾患のデータをまとめた“Essentials”,臨床現場で判断に苦しむ事項,議論の多い点等についてイラストや写真なども加えて解説した“Clinical Question”,復習と専門医試験などに役立つように出題形式で解答と解説までまとめた“Practice”に分けて記載(この構成はご好評いただいた『小児脳神経外科 診療ガイドブック』『神経外傷 診療ガイドブック』から踏襲)。
これから機能神経外科を目指す脳外科医にも,日々脳外科での診療に携わっている医師にとっても十分役に立つ一冊である。
もしも心電図で循環器を語るなら 第2版
好評書「もしも心電図が小学校の必修科目だったら」が、よりわかりやすく、より面白く、生まれ変わった! “心電図は苦手”と語る著者が、心電図を循環器診療を読み解くツールと定義し、徹底的な現場志向で解説。「スパズムはこの世に存在しない?」「ST上昇のルールブック」「規則的で礼儀正しいSVT」……著者の軽快な語り口に導かれ、いつの間にか循環器の真髄に迫る!
健康行動理論による研究と実践
「健康日本21(第二次)」で取り上げられている生活習慣・社会環境の改善の研究・実践に活用できる、健康教育・ヘルスプロモーションの理論・モデルを、日本国内の事例とともにコンパクトに紹介する。さまざまな理論が、個人内、個人間、集団レベルに分けて歴史的な変遷をもとにわかりやすく整理されている、初学者や実務者必携のハンドブック。
みんなでできる
医療的ケア児サポートBOOK
2021年の「医療的ケア児支援法」施行により、医療的ケア児の支援にかかわる施設が増えています。
そこで本書は、はじめて医療的ケア児にかかわるときに必要な知識やアドバイスをまとめました。
多職種連携の視点から、医師、病棟看護師、退院調整看護師、訪問看護師、医療ソーシャルワーカー(MSW)、心理士、理学療法士、相談支援専門員などが執筆しています。
この1冊を通して、基本的な姿勢や、医療的ケアの実践、在宅移行支援、在宅生活における工夫など、支援の全体像を学ぶことができます。
新生児病棟・小児病棟のほか、訪問看護、療育施設、教育機関など、さまざまな現場でご活用ください。
臨床検査法提要 改訂第35版
日々進歩を続ける臨床検査――長年、そのバイブルとしての役割を果たしてきた「臨床検査法提要」の、5年ぶりの改訂。検体検査から生理機能検査まで、臨床検査技師、臨床医に必要な検査のすべてを、最新の動向を踏まえてアップデートした。基準範囲、臨床判断値等も精査・更新し、試薬や機器の記載も最新の情報となっている。臨地実習から卒後教育までこの1冊で対応可能な、検査に携わるすべての医療者のための事典である。
医道の日本 Vol.76 No.5
2017年5月号
今の臨床に加えたい頭部への鍼マッサージ
今の臨床に加えたい頭部への鍼マッサージ 人体の司令塔である頭部。
今月号では頭部への施術を実践する臨床家に、頭部への治療法とその魅力を聞いた。
巻頭では、頭皮鍼療法の本場中国で考案された焦氏頭鍼療法や朱氏頭皮針、
アメリカ由来のクレニオセイクラルセラピー、江戸時代から日本に伝わる吉田流あん摩術、
現代人に多い愁訴に適応した頭部への指圧などを紹介。
また、特集では「YNSA(山元式新頭鍼療法)」に焦点を当てた。
頭部への鍼マッサージが、今の臨床の一助になるかもしれない
医道の日本 Vol.76 No.3
2017年3月号
今、あえて、灸にこだわる
今、あえて、灸にこだわる 台座灸によるセルフケアが普及し、灸自体が一般に広く知れわたることは喜ばしい。
一方で、鍼灸師が臨床を通してそのパワーを実感しているはずの灸がある。
硬さや大きさを工夫してもぐさをひねり、肌に置く際の接着も、
着火も温度調節も消火のタイミングも、その一つひとつのプロセスに意義がある。
もっと脚光を浴びてもよいし、鍼灸師自身が忘れるべきではない、本来の灸。
今月の巻頭では座談会、インタビュー、治療院レポートを通して、鍼灸師にとっての灸の在り方を問いたい。
巻頭連動企画として灸メーカーへのアンケート調査報告を掲載、特集も「灸の臨床」を組んでいる。
医道の日本 Vol.77 No.11
2018年11月号
その肩こりの原因かも!? 歯科口腔領域と鍼灸
その肩こりの原因かも!? 歯科口腔領域と鍼灸 肩こりを主訴として来院した患者、その症状の原因が実は歯に――。
歯科口腔領域における疾患は、その領域にとどまらず、全身的な不調をきたすことが、近年分かってきた。
その不調に対し、歯科医師と鍼灸師、それぞれが専門とする知識と技術を掛け合わせることで、大きな治療効果を生み出す。そんな可能性を秘めている。
今回、東洋医学を取り入れた歯科治療の実際を見ながら、鍼灸師としてどう取り組むべきか、そのヒントを探る。