
医学のあゆみ288巻8号
出血傾向あるいは血栓傾向をきたす血小板減少症と血小板機能異常症
出血傾向あるいは血栓傾向をきたす血小板減少症と血小板機能異常症
企画:森下英理子(金沢大学医薬保健研究域病態検査学)
・多くの臨床医は血小板数が低下すると出血傾向を心配し,血小板製剤を輸注したくなる.しかしなかには,重大な血栓傾向をきたす疾患が隠れており,血小板輸注により病態が増悪し致死的となる場合もある.
・したがって,血小板減少に遭遇したら,まずは血栓症をきたす疾患を頭の隅におきながら,病態把握と治療の選択を迅速に行わなければならない.
・本特集では,出血をきたす血小板減少性疾患と血栓傾向をきたす血小板減少性疾患の両者を紹介し,その血小板減少をきたす病態や診断法を学び,適切な治療を選択できるようになることを目的とする.

画像所見から絞り込む!頭部画像診断やさしくスッキリ教えます
“画像診断はできれば誰かに任せたい”と思っていませんか?本書で苦手意識を払拭!所見ごとの診断ステップを丁寧に解説.鑑別のフローチャートで救急・外来ですぐ調べられ,見落としなく適切な判断に繋げられる!

肛門疾患診療の教科書[Web動画付]
エキスパートが伝授する診断・治療
豊富な経験とエビデンスに基づく本邦トップランナーの診かたと技法
痔核、痔瘻、裂肛、直腸脱の診かたと技法を本邦のトップランナーが解説するスタンダードテキスト。肛門の解剖から診断、治療・手術、合併症のリカバリーまで、豊富な経験とエビデンスに基づき詳述する。押さえるべきポイントを図、写真、動画を織り交ぜ、明瞭に示す。専門医をめざす初学者はもとより、一般・消化器外科医、ベテラン肛門科医まで、肛門疾患診療に携わるすべての方に有用な頼れる1冊。

放射線技術学シリーズ 放射線安全管理学(改訂3版)
国家試験の出題内容に対応した定番教科書 放射線技術学シリーズの改訂3版!
「放射線安全管理学」の初版は2005年9月に、改訂2版は2011年11月発行し、改訂2版発行から10年以上が経過しています。
この間に、関係法令やICRP勧告など、放射線安全管理の基準となる法令や勧告等の改正があったので、全体を通して見直した結果、講義の実際に即した新たな目次案を作成し、執筆者も一新し、全面的に作り直しました。
教科書としての基本的な枠組みは改訂2版を踏襲していますが、最新の法令・勧告に基づいて、内容を構成しています。また、最近の国家試験の傾向を踏まえて、演習問題を豊富に掲載し、今まで以上に使いやすい、教えやすいテキストになっています。

基礎からわかる!実践できる!
造影検査学[Web動画付]
診療放射線技師が扱うすべての造影検査について検査目的・検査概要・検査手順・撮影手順・ 症例画像を解説。モダリティごとに検査の概要や流れ,撮影の手順,代表的な症例画像を掲載し,検査の流れを視覚的に理解できるようカラーCGや図で解説し,さらに動的な検査画像は動画を配信。
押さえておくべき造影検査のポイントの記載に加えて「静脈路確保・穿刺」など,厚労省が進めるタスク・シフトに伴う診療放射線技師の業務変化にも対応した造影検査学テキストの新定番。

脊椎脊髄術中・術後のトラブルシューティング 第2版
今そこにある危機に立ち向かう
脊椎脊髄手術数の増加に伴い、ある程度の頻度で合併症は必ず起こる。合併症から患者を救済するのはもちろんであるが、医療訴訟にならないようにするのも重要である。そのためには、迅速に対応して患者を救い、最悪でも被害を最小限にとどめることが必要である。転院しての治療は、新たな諸経費の発生や責任の所在の分散・希薄化、迅速な対応に限界があることなどから、苦しくてもできるかぎり自施設で何とか乗り切ることが重要である。
しかし、1つの施設で経験できる合併症と対処法には限界があるため、本書は経験豊富な第一線の専門家に合併症の発見法と対処法を執筆いただいた。第2版では、好評を得た第1版の各項目に対する現在の対処法の実際と新たにいくつかの項目と対処法を追加して編集した。第1版での各項目の対処法の内容が、現在なお改訂をまったく要しないとされた項目もあったが、ほとんどの項目で、この10年間の工夫や進歩について加筆された。この10年間の脊椎脊髄手術手技自体の進歩だけでなく、合併症に対する対処法にも十分なスキルアップがうかがわれる充実した内容になった。結果として、頁数が倍増した68項目366頁の全面大改訂版である。さらに、困ったときの対処法が懇切丁寧に詳述され、いずれの項目も情熱にあふれた力作となっている。真摯な外科医たちからの熱いメッセージに、ぜひともふれてほしい。
本書は手術ですぐに役立つ実践書であり、特に脊椎脊髄外科の専門医、認定医、指導医を志す整形外科医、脳神経外科医には、必携書である。

東洋療法学校協会編教科書 解剖学 第2版【2024年1月10日 第2版第19刷】
本商品は2024年1月10日発行の「第19刷」となります.ご購入の際は刷りに間違いがないか再度ご確認いただきますようお願い申し上げます.
◎図や表を2色刷りにして読みやすくした改訂第2版!
・細胞・組織,内臓などの人体の基本を分かり易く解説したテキスト.理解を容易にするために,項目ごとに小見出しをつけ,簡潔明解に記述している.改訂第2版では図と表を2色刷りにしたほか,一部にカラーの図も収載して理解が深まるように編集.

≪アスレティックトレーナー専門基礎科目テキスト 2≫
スポーツ科学概論
スポーツ科学に関する基礎的知識を解説した上で,その応用について,①競技に必要なアスレティックパフォーマンスと測定評価&向上の取り組み例,②外傷・障害予防への知識の応用,③健康管理(疲労回復、トレーニング負荷管理など),以上のような項目例を参考にスポーツ科学の知識を活かした実践的な応用例を解説,習得を目指した1冊.

≪アスレティックトレーナー専門基礎科目テキスト 1≫
運動器の機能と構造
スポーツ動作の機能解剖
アスレティックトレーナーの活動の基盤となる運動器の機能と構造に関する基礎的内容について解説.下記を特徴とする.①活動の実践場面を意識し,代表的なスポーツ動作を取り上げ,その動作に関係する各部位の運動学と解剖学を「トップダウン方式」で解説した内容であること.②各種スペシャルテストやエクササイズにおける運動学的,解剖学的な意味と考え方を例示し,基礎知識を実践に応用するための理解を導く内容であること.

死因究明の科学 法医学的アプローチから見る生命の終焉
法医学の現場から解き明かす,生と死の境界線
●法医学の第一線で活躍してきた著者が,その豊富な経験と知見をもとに,突然死や児童虐待,孤立死など,法医学が関わる様々なケースを丁寧に解説.
●生と死の境界線から脳死,医療事故,災害時の死体検案まで,現代社会が直面する重要な課題に切り込んでいる. 死因究明の現場で培われた確かな視点と,学者としての深い洞察から,生命の尊厳と社会の在り方を問いかける一冊である.医療関係者はもちろん,法律家や一般の方にも,死生観を深める貴重な知見を提供している.

脳神経外科レジデントマニュアル
定評あるレジデントマニュアルシリーズ、待望の脳神経外科版。脳神経外科診療の現場においてレジデントレベルで必要とされる全般的事項を、実践的かつコンパクトにまとめた。実際の診療手順や処方例、患者管理、救急対応など具体的な記載にあふれ、本書を開けばすぐに知りたいことを確認できる。脳神経外科研修医はもちろん、脳神経外科疾患に携わる機会のあるすべての医師にお勧めしたい、ポケットサイズの頼りになる1冊。

「調べ方も分からない」臨床の疑問に あの先生はこう答えた!
医師同士のQ&Aアプリ「Antaa QA」から厳選した20診療科88題を収録

≪作業療法学 ゴールド・マスター・テキスト≫
地域作業療法学 改訂第2版
作業療法学専門分野の講義用テキスト・シリーズ。これからの学生に役立つ内容を意識し,能動学習の手助けとなる課題の提示,新しい実習形式である「作業療法参加型臨床実習」への対策となるような解説を追加し,また国家試験対策を充実させ,さらに巻末付録として事例集も追加。
本巻では,改訂にあたって全体を精査して掲載情報をアップデートした上で,地域での小児ケアの内容を充実させ,また昨今注目を集める就労支援について追加を行った。

子どもの能力から考える
発達障害領域の作業療法アプローチ 改訂第2版
本書は,2012年12月に刊行された『発達障害領域の作業療法アプローチ』の改訂第2版である。
子どもの発達にかかわる作業療法は「この疾患だから,このアプローチ」といった単純なものではなく,子どもによって状況が全く異なるため,症例に応じて適切なアプローチを考えて治療を行うこととなる。そのためには,子どもをどのように見て,どう評価するかが重要となるが,それにはある程度の経験が必要で,若手の作業療法士には少々難しい。
本書はそのような若手作業療法士のために,子どもの発達に長年携わっているベテラン作業療法士を執筆陣に迎え,臨床で子どもをどう見て,どう考え,どのように作業療法を実践しているのかを,症例を通して解説した書籍である。
実際の作業療法場面を動画で撮影し,そこから切り出した連続写真をオールカラーで掲載しており,これまでにはない子どもの動きを表した書籍となっている。さらに今回の改訂では,児童発達支援や放課後等デイサービス,特別支援教育の大きな動向の変化について加筆し,そして初版で掲載した事例は,可能なものについてその後の経過も追った。
「この症例ではこうしましょう」といったハウツー本ではなく,「子どもの見方,考え方」を示した本書は,確実に臨床力が身につく書籍である。

≪作業療法学 ゴールド・マスター・テキスト≫
日常生活活動学(ADL) 改訂第2版
作業療法学専門分野の講義用テキスト・シリーズが5年ぶりの改訂。これからの学生に役立つ内容を意識し,能動学習の手助けとなる課題の提示,新しい実習形式である「作業療法参加型臨床実習」への対策となるような解説を追加し,また国家試験対策を充実させ,さらに巻末付録として症例集も追加。
本巻では,障害別のADLについての項目を充実させ,実際の症例を写真やイラストとともに解説した。本書ではADLの評価や制度から,一つ一つの動作のメカニズム,障害別の支援を写真やイラストを用いて,初学者向けにわかりやすく丁寧に解説している。

リハビリテーションにおける 評価法ハンドブック 障害や健康の測り方
●リハビリテーション医療の領域で汎用されている各種評価尺度を,正しく理解し使用するするための解説書!
●近年の医療介入の効果判定には,患者立脚型の評価尺度,健康関連QOLを導入する流れがあり,その多くの介入前後には健康状態の比較によるアウトカムを評価するものが用いられている.アウトカムの評価は,医療評価の中心となる考え方でもあり,こうした具体的な方法には,EBMの流れに基づく医療プログラムや医療介入の質,有効性を体系的・定量的に評価する上での重要な手法となっている.
●本書は,リハビリテーション医療の領域で汎用されている各種評価尺度を,正しく理解し使用するための解説書.各種評価尺度の原資料を集め,開発者,開発時期,初出文献,特徴,必要な妥当性・信頼性などのチェック,普及度などについて取りあげて,EBMの立場から治療有効性を議論する際にも,治療介入の前後,経時的比較によりアウトカムを計るという手法が主流になっている現状を踏まえて,最新知見で簡潔に解説している.

イラストでわかる発達障害の作業療法
●「わかりやすい・興味がもてる・ポイントを絞った」イラスト多用の最新テキスト!
●図やイラストを多用し,国家試験対策を念頭において平易な解説でまとめた「発達障害」のテキストブックです.
●各章冒頭の『エッセンス』では,その章で何を学ぶかのイメージがつかめます.『トピックス』や『先輩からのアドバイス』などのコラムを配置し,国家試験によく出題される重要な用語は赤字で強調しています.また各章の最後には,復習のための『確認してみよう!』が設けられ,学ぶための工夫が随所になされています.

生活を支援する 精神障害作業療法 第2版 急性期から地域実践まで
●地域で生活を支える包括型支援.新しい時代の作業療法実践の道標となる好評書!
●2004年,精神保健医療福祉の改革ビジョンにおいて「入院医療中心から地域生活中心へ」という基本方針が掲げられた.本書はこのような時代の要請に応じ,精神保健領域の作業療法を網羅するテキストとして,さらには臨床家のための実践書として編集され,初版から7年間で高い好評をえ,刷を重ねてきている.
●2013年,地域福祉を促進する「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律(障害者総合支援法)」が施行されることにあわせ,今回大幅な見直しを行い,さらなるバージョンアップをはかった.

ひとと集団・場 新版
治療や援助、支援における場と集団のもちい方
初版の基本姿勢を踏襲しながら昨今の社会情勢に応じ、職種職域を越えて利用できる新版として生まれ変わったベストセラー
エビデンス・ベイスドにより医療の科学性、客観性とは何かが問われ、治療援助の場が入院、入所といった専門施設からひとが暮らす生活の場が中心に遷るなかで、虐待や引きこもり、うつによる就労への影響、さまざまなハラスメント、震災時の緊急支援やそれにともなって生じる精神的問題など地域コミュニテイに関するものを統合した療法や関与が必須の時代を迎えている。それにともない、集団療法も対象や関与の視点が大きく変化してきている。
こうした社会情勢に応じ新版として生まれ変わった本書では、従来の集団療法の成書ではみられなかった、個と所属集団の間、および集団間のダイナミックスなど新たなダイナミックスや、パラレルな場(トポス)と称されている成熟させるが凝集させない、並行集団の特性を活かした作業療法特有の場の利用のしかたなどについて、その理論、技法、臨床の知と技をまとめて紹介する。
10章で採りあげた、「入院医療中心から地域生活中心へ」という医療の改革にむけて、新たな治療やリハビリテーションとして転換をはかる精神科領域における作業療法がどのような問題や課題を抱え、それをどのように改変したのかを調査分析し、こうした問題や課題を解決する課程におきたダイナミックスを詳述した事例は、ひとの集まりや場で見られる現象や精神科医療改革にむけた集団のもちい方の具体的な理解のために多くの示唆を与えるだろう。
新たに加わった終章では、ひとが集団や場の影響を受けて自分に気づき自己変容する個人の経緯を、著者の小集団体験を通して紹介する。

地域包括ケアにおけるPT・OTの役割
個別地域ケア会議・介護予防事業から学ぶ
「地域ケア会議」「個別地域ケア会議」「介護予防事業」に参加するPT・OTのための基礎知識と役割等について事例を使い解説している.PTやOTが地域包括ケアシステムの構築,そしてその推進に資する職種となり,有用な関わりができ,個を見るだけではなく,地域全体を見て,多くの場で「触らない」で貢献できるよう押さえておきたい内容をまとめている.これから「多職種連携」をしながら「地域」に関わるPT・OTに必ず役立つ1冊.