J. of Clinical Rehabilitation 34巻5号
高齢者・脳障害者の自動車運転再開・停止の判断と支援
高齢者・脳障害者の自動車運転再開・停止の判断と支援
●高齢者による交通事故が社会問題となっており,その一因として認知機能低下が指摘されている.脳障害者にも同様のリスクがあり,リハビリ医療の現場では,運転再開や中止の相談が急性期から生活期まで幅広く寄せられている.
●運転再開の可否判断には地域差や代替手段の有無が影響し,全国で統一された基準を設けるのが難しい.医療機関ごとに評価方法も異なり,診察・机上検査・シミュレーター・実車評価など多様な手法が存在する.
●本特集では,多様な評価方法と運転支援の実際について,経験豊富な専門家が解説.DS(ドライビングシミュレーター)の活用,教習所との連携,実車評価,運転継続・中止後の支援などを多職種の視点から紹介し,運転支援における多職種協働の重要性を示している.
看護師のためのトラウマインフォームドケア
【「関係が築けない患者」は本当に嫌な患者?】トラウマインフォームドケア(TIC)とは、トラウマに関する知識や対応を身につけ、普段支援している人たちに「トラウマがあるかもしれない」という観点をもって対応する支援の枠組みのこと。このことを知っているだけで、明日からの患者さんとのかかわりが少し変わるだろう。
≪インフェクションコントロール別冊≫
感染管理認定看護師のための感染対策 最新情報パーフェクトブック
【最新情報の収集方法から活用例まで紹介!】感染対策は、情報がアップデートしており、日々進化しています。本書は、日々発信されるガイドラインや文献、国内外の取り組みなど、感染管理認定看護師にとって必要な最新情報を厳選し、実践への活用方法とともに紹介しています。「最近、情報がなかなかアップデートできていない」と感じている感染管理認定看護師の方にこそ、お読みいただきたい一冊です。
産科と婦人科 Vol.92 No.6
2025年6月号
【特集】新時代の若手キャリアをつくる―産婦人科教育の最前線―
【特集】新時代の若手キャリアをつくる―産婦人科教育の最前線―
まるでリアルな経験や知識がオンライン上で誰でも等しく手に入る時代であり,またそうした技術革新だけでなく働き方改革も背景に,医学教育や医師のキャリア形成は多様に変化しています.
今回の特集では臨床における教育,国際学会への参加,オンラインプラットフォームやSNS,AIの活用など様々な形で活躍する先生方にご執筆いただきました.バラエティに富んだラインナップをぜひご一読ください!
医学のあゆみ293巻7号
ストレス応答の分子メカニズム――最新知見と臨床応用への展望
ストレス応答の分子メカニズム――最新知見と臨床応用への展望
企画:武川睦寛(東京大学医科学研究所分子シグナル制御分野)
・生命は恒常性維持のために,翻訳後修飾,複合体形成,転写制御,代謝調節など,多階層にわたる情報伝達システムのネットワークを形成し,さまざまな物理化学的ストレス刺激に対して細胞レベルで適切に応答している.
・このようなストレス応答が破綻すると,組織障害や慢性炎症,ゲノム不安定性などを引き起こし,がんや神経変性疾患,生活習慣病,免疫異常などの発症や病態に深く関与することが近年明らかになりつつある.
・本特集では,ストレス応答の分子メカニズムとその破綻がもたらす疾患発症機構について,最新の研究成果を紹介する.ストレス応答研究のさらなる発展と,臨床応用への橋渡しに貢献することを期待したい.
Journal of Internet of Medical Things Vol.7 No.1
2025年4月号
特集 医療とAIの未来-医療の現場を支える最新技術と課題-
特集 医療とAIの未来-医療の現場を支える最新技術と課題-
本誌『Journal of IoMT』は医療におけるIoT(IoMT)、AI、ロボティクスやそこから収集されるビッグデータならびに新しいテクノロジーへの挑戦をキーワードとして新しい情報発信を行います。
Journal of Internet of Medical Things Vol.6 No.1
2023年12月号
特集1 医療DXのエコシステム/特集2 IoMTの社会実装
特集1 医療DXのエコシステム/特集2 IoMTの社会実装
本誌『Journal of IoMT』は医療におけるIoT(IoMT)、AI、ロボティクスやそこから収集されるビッグデータならびに新しいテクノロジーへの挑戦をキーワードとして新しい情報発信を行います。
新版 いやされない傷
児童虐待と傷ついていく脳
虐待による脳への影響をわかりやすくまとめた『いやされない傷』の新版.
新たに厳格体罰,暴言虐待,両親間のDV曝露に関する新知見を,筆者の豊富なデータとともに追記し大幅増補した.発達障害と虐待との関わりについても言及し,子どもたちの脳とこころをケアし守っていくためには何が必要かを,本書を通して伝えている.
医療従事者や地方自治体関係者,保育や学校関係者など,子どもたちと関わりをもつ全ての方に役立つ一冊.
調剤報酬点数表の解釈 令和6年6月版
『薬局関係者必携、保険調剤のすべてを収載した定本』
『調剤報酬の算定・請求に必要な情報を徹底網羅』
◆調剤報酬の算定・請求に必要な情報を、実務上活用しやすいよう編集し、法令上の根拠とともに示しています。
◆調剤報酬点数表に関する疑義解釈(Q&A)については、今回改定関連に加え、従来示されたものの内容を整理して掲載、調剤薬局での実務に必要な情報を網羅しています。
◆医療機関の薬剤部でも有効にご活用いただけるよう、「薬剤使用に関する保険診療上の取扱い通知」や、診療報酬点数表(医科・歯科)の薬剤関連部分も掲載。幅広い視点からの編集が魅力です。
◆「関係法規・通知編」では、保険調剤や病院薬剤部に関連する保険情報(療養担当規則、施設基準等)をまとめるとともに、処方箋や介護保険までの関連情報を掲載しました。
◆各審査機関にも長年愛用されてきた、調剤報酬算定業務のための信頼性を誇る一冊です。
医科点数表の解釈 令和6年6月版
『絶大なる信頼を得た点数表書籍の決定版』
『必要な情報を体系的に網羅し,抜群の正確さを誇る決定版』
◆本書は,類書中,群を抜く正確さにより,各審査機関にも長年使用されている医療関係者必携の書となっています。
◆診療報酬請求事務を始めて間もない方はもちろん,ワンランク上の医療事務者として活躍したい方には必要不可欠な書籍です。
◆診療報酬明細書の「摘要」欄への記載事項も,診療行為ごとに表示しました。
「本書を使用する方の視点に立ち,より理解しやすい配色を目指しています」
●色をつけた部分には相応の意味をもたせ,視覚的に理解できるようになっています。
●同一区分内の左欄と右欄の青色の網かけは対(つい)になっており,どこを見ればいいのかひと目でわかります。
「小さな工夫を積み重ねながら,「追加やすさ」を追求」
●区分番号レベルまで表示した目次や,詳細な50音索引で知りたい項目を素早く検索できます。
●施設基準や別紙様式では対応する区分番号を表示し,項目の検索が便利になっています。
●法令編では告示部分と通知部分が容易に区別できるように,別々のフォントを使用しています。
「内容変更等があっても安心。「Web追補」でしっかりと対応します!」
●診療報酬関連の規定は,本書発刊後も毎月のように一部改正等が行われます。保険診療が可能な検査項目の追加など,実務において重要な変更がなされることもしばしばあります。
●「Web追補」は,常に最新の情報で実務を行っていただくためのもので,発刊後の本書の内容に変更・訂正等が生じた場合に,原則として月1回,当社ウェブサイト上に掲載します。この追補を毎月確認していただくことで,常に正確な実務を行うことができます。
●「Web追補」は,当社ウェブサイトに設置された特別サイト「診療報酬関連情報ナビ」においてPDF形式にて掲載します。ファイルをダウンロードしていただき日々の実務にご活用ください。
「その他にも「絶対使える!」コンテンツを用意しています。」
●「診療報酬関連情報ナビ」には,本書発刊以後に発出された,診療報酬関連の最新情報(告示・通知等)を公布日(発簡日)順にリストアップしていく「診療報酬関連情報」コーナーも設置しています。診療報酬にまつわる多岐にわたる情報をリアルタイムで提供していきます。
●当社編集部によるX(旧Twitter)では,医療や診療報酬にまつわる時事ネタや本書に関する興味深い情報を発信中。こちらもぜひご利用ください。
(アカウント名:『医科点数表の解釈』編集部 @ika_kaishaku
精神科医という仕事
日常臨床の精神療法
筆者は,子どもから大人まで診るベテラン精神科医として知られる。その四十年以上にわたる臨床経験から,クライエントの生活を支援するための支持的な面接を中心に,本書には「筆者の考える精神療法の基本」が述べられている。
筆者は支持的精神療法について,「その人の生き方・考え方を変えようとするのではなく,『今,一生懸命に生きている,その人を支える』もの」であると述べる。そして,経験に基づいた面接の定石から,日常臨床で遭遇するピットフォール;落とし穴,思わぬ危険,さらに精神科臨床では不可欠な,クライエントの症状の把握から病名・診断の過程,薬や環境調整の考え方まで,日常臨床に応用可能な精神科医としてのtipが全編で語られる。
病いのリアリティ
本書は,医療人類学や文化精神医学の知見を踏まえて,病いや苦悩をめぐる精神科臨床につなげていこうとする論集である。なぜ精神医療の領域のものに,民族誌(エスノグラフィー)といった,人文・社会科学系の場違いにみえる方法を持ち込もうとするのか?
今日,細分化され精緻化された専門領域の臨床マニュアルを携えてアプローチすれば済むことではないか? そう思われるかもしれない。しかし,一旦患者や家族,相談者の側にたつとはっきりするが,それだけでは病いや苦悩を抱えた人の経験の核心には届かないのだ。それを超えるリアリティを感じ,さらにはそれを手に入れるためにはどうしたらいいのか。
著者は,臨床人類学の物語論から,力動精神医学の歴史へとさかのぼり,さらに民俗学ないし民族誌学的な視点へと迂回する「北西航路」をたどろうとする。それは,あくまで人文科学系のアプローチであるが,じつは身体になじませ,「身体技法」にいたる,環境的で生物学的リアリティを含む部分をゴールに据えようとするものなのである。この領域の圧倒的先達であるクラインマンやグッド,土居健郎や中井久夫から,シャルコーやジャネやミッチェル,ドゥヴルーを経て,子規や柳田国男に導かれるこの一種の「回峰行」を,読者とともにたどれたらと思う。
[新訂増補]母子と家族への援助
著者は,英国を始めヨーロッパにおいて周産期精神医学の臨床家として高く評価され,帰国後も,小児医精神医学・周産期メンタルヘルスの領域で臨床研究の成果を積み重ねてきた。本書の初版『母子と家族への援助-妊娠と出産の精神医学』は,児童精神医学と周産期精神保健を架橋する実践的臨床書として好評を得ている。今回最新の知見を加筆,大幅改訂を行い,著者の臨床実践の集大成として,妊娠・出産期における臨床実践のためのスタンダードが完成した。
全編にわたり多くの事例とその解説が述べられ,読者はこの一冊を読むことにより,周産期精神医学と小児精神医学に関するさまざまな課題と知識を得ることができるであろう。精神科医,産婦人科医,小児科医,助産師,看護師,保健師,公認心理師,臨床心理士,社会福祉士など多くの専門職が周産期における子どもの育ちを理解するための有効な知見を与えるものである。
こどもの心と体の成長・発達によい食事 Ⅲ 学童期・思春期 -こども病院の医師と栄養士による食育レシピ-
本シリーズは、①こども病院の医師による医学的に正しい本、②こども病院の栄養士だからアドバイスできる本、③子育て中の若いご両親が食育を理解できる本、④胎児期から成人するまで健やかな子どもの発育をサポートできる本、をコンセプトにステージ別に「妊娠期・乳児期編」「幼児期編」「学童期・思春期編」(本書)の3部構成で仕上げました。
こどもの心と体の成長・発達によい食事 Ⅱ 幼児期 -こども病院の医師と栄養士による食育レシピ-
本シリーズは、①こども病院の医師による医学的に正しい本、②こども病院の栄養士だからアドバイスできる本、③子育て中の若いご両親が食育を理解できる本、④胎児期から成人するまで健やかな子どもの発育をサポートできる本、をコンセプトにステージ別に「妊娠期・乳児期編」「幼児期編」(本書)「学童期・思春期編」の3部構成で仕上げました。
こどもの心と体の成長・発達によい食事 Ⅰ 妊娠期・乳児期 -こども病院の医師と栄養士による食育レシピ-
本シリーズは、①こども病院の医師による医学的に正しい本、②こども病院の栄養士だからアドバイスできる本、③子育て中の若いご両親が食育を理解できる本、④胎児期から成人するまで健やかな子どもの発育をサポートできる本、をコンセプトにステージ別に「妊娠期・乳児期編」(本書)「幼児期編」「学童期・思春期編」の3部構成で仕上げました。
新訂増補 子どもから大人への発達精神医学
児童青年期の精神科臨床においては,クライエントの生活史,パーソナリティ,に加えて,「発達」の視点を盛り込むことが必須である。
本書は,これまで30年以上にわたって発達精神医学を臨床の主たる対象としてきた筆者の経験から生み出された臨床研究と実践的知見の集大成である。本書初版は多くの読者に好評を博したが,診断基準の改定に伴う専門用語・概念の変遷をふまえ,この度全編を大幅に改訂した。
本書は,一般向け入門書ではなく,「神経発達症」を学び,医療・福祉・教育等の領域で,プロの支援者を目指す人たちに真に役に立つ実践ガイドを目指している。今世紀初頭の精神医学における最大のトピックスの一つである「神経発達症」は,少なくとも人口の十数%はいると考えられ,さまざまな分野に強いインパクトを与えている。今回,乳幼児期から成人期までを縦断的に捉えた「発達精神医学」の視点から,DSM-5-TR,ICD-11での変更点も含めて神経発達症の基本的知識と現場における指針が示されている。発達障害に関わるすべての臨床現場に必携の一冊。
麻酔 Vol.74 No.05
2025年5月号
日本麻酔科学会U40の活動:これまで、そしてこれから
日本麻酔科学会U40の活動:これまで、そしてこれから 日本麻酔科学会U40は若手麻酔科医が自ら企画・発信し、学術・広報・制度改革に貢献する実践の場として進化を続けています。本特集では、その設立の経緯と多様な活動を通じて見えてきた、進化し続ける若手の挑戦と可能性を紹介します!
形成外科 Vol.68 No.05
2025年5月号
こんな形成外科医と働きたい—他職種・他診療科に聞きます—
こんな形成外科医と働きたい—他職種・他診療科に聞きます— 形成外科は他職種・診療科と連携し、必要とされるUnmet Needに応えてきた診療科です。耳鼻科・頭頸部外科、救急科、循環器内科やWOCナース、義肢装具士などの他職種・診療科の医療者の声を計13編集め、われわれに直接に面と向かってなかなか言えない形成外科医の課題と理想像を率直にお聞きしました!
消化器外科2025年5月号
AIと歩む,消化器外科の近未来
AIと歩む,消化器外科の近未来 日進月歩で発展する人工知能(AI)。医療業界・消化器外科領域でのAI活用ももはや当然のことのように語られるが、実際なにを、どこまでできるのだろう。手術中の活用はもちろんのこと、術前術後の検査・診断支援、事務的業務の補助まで、AIの現在と近未来を探る。
