
機能性消化管疾患の診断と治療
神経消化器病学への招待
過敏性腸症候群,機能性ディスペプシアなど器質的異常に乏しく診療に苦慮することも多い機能性消化管疾患(脳腸相関病)の基礎から臨床までをカバー.基礎編と実践編からなる臓器別の第1~4章,診療の実際に役立つ第5章,専門医試験に挑む力がつく第6章(問題・解答・解説)で,消化器科・内科・総合診療科,開業医に必携の1冊

臨牀消化器内科 Vol.39 No.13
2024年12月号
良悪性肝門部胆管狭窄への内視鏡的アプローチ
良悪性肝門部胆管狭窄への内視鏡的アプローチ
肝門部胆管狭窄は、良性・悪性を問わず、診断から治療まで高度な専門性が求められる領域である。特集は診断ストラテジーの概説から始まり、経口胆道鏡を用いた進展度診断、そして切除可能性分類と治療戦略へと進んでいく。

≪実験医学別冊≫
疾患研究につながる オルガネラ実験必携プロトコール
各細胞小器官からオルガネラコンタクトまで、実験法のセオリーと熟練のノウハウ
ミトコンドリアをはじめオルガネラの機能解析に着手するにはこの一冊.自らに適した手法を選び実験を成功に導くためのノウハウを,エキスパートが惜しみなく解説.医学系研究者にも細胞生物学研究者にもおすすめ

訪問看護、介護・福祉施設のケアに携わる人へ
コミュニティケア Vol.26 No.12
2024年12月号
特集:被災経験から学ぶ 地域BCPにおける訪問看護ステーションの役割
特集:被災経験から学ぶ 地域BCPにおける訪問看護ステーションの役割
訪問看護ステーションは医療機関と異なり、利用者が地域に点在し、有事の際、職員も必ずステーションにいるとは限りません。そのため、災害時には職員や利用者の安否確認等が必要となりますが、1つのステーションだけでは解決し切れない問題が生じる可能性も高くなります。自ステーションの事業継続に加え、地域全体の医療・ケアの提供を継続するという視点からも、平時からの地域BCPへの参画、ステーション同士での連携体制の構築が重要です。
本特集では、〈インタビュー〉〈特別報告〉において、令和6年能登半島地震発災時から訪問看護師として活動し続ける中村悦子さん、後方支援として役割を発揮した石川県訪問看護ステーション連絡会が、当時から今に至る状況について報告します。また、〈論考〉で地域BCPの重要性について述べた上で、〈報告〉はさまざまな被災経験を踏まえた、訪問看護ステーションや訪問看護ステーション連絡協議会から地域における災害への備えを紹介します。
あなたのステーションのBCP、この機会にあらためて見直してみませんか?

産科と婦人科 Vol.91 No.12
2024年12月号
【特集】子宮内膜・子宮内腔とその異常
【特集】子宮内膜・子宮内腔とその異常
月経はサルとヒトにしかないとされ,毎月新しいものが形成されるような臓器はほかにありません.子宮内膜は産婦人科領域において臨床的に大変重要な部位であり,研究対象としても興味深いものと思われます.
本特集では,子宮内膜症の病因やがん化メカニズムなどの基礎的な話題や,慢性子宮内膜炎や着床障害など子宮内膜・内腔の異常とその治療など,14のトピックスについて解説いただきました.

手術 Vol.78 No.12
2024年11月号
誌上ディベート ロボット支援肝胆膵外科手術のpros and cons—近未来のスタンダードとなり得るか
誌上ディベート ロボット支援肝胆膵外科手術のpros and cons—近未来のスタンダードとなり得るか
ロボット支援手術の適応拡大が進み,その施行症例数が着実に増加してきた現在,ロボット支援手術が「スタンダードとなり得るか」は,外科医にとっての大きな関心事であろう。向こう10年ほどの「近未来」において,「ロボット」という新たな選択肢を手にした肝胆膵外科手術がどう変わっていくのか,あるいはさほど変わらないのか……。現時点におけるエキスパートの考えを,それぞれの立場からディベート形式で論じた特集となる。

ビジュアルレクチャー 地域理学療法学 第4版
好評の地域理学療法学テキスト,改訂第4版!
●自立とは? ノーマライゼーションとは? 地域リハビリテーションとは?
●本書では,初学者にもご活用いただけるよう120点を超える図表を掲載しつつ地域理学療法学の要点を解説している.
●第4版では,感染予防対策,災害時のリハビリテーション,SDGsなどについて解説を追加したほか,関連制度・法律・統計データのアップデート,令和6年版理学療法士国家試験出題基準への対応を図った.

シンプル理学療法学・作業療法学シリーズ
運動学テキスト 改訂第2版
解剖学、生理学、力学など広い領域にわたる運動学の内容をコンパクトに解説した教科書。部位ごとに「基礎運動学」と「臨床運動学」とをセットにした構成で、重要な知識をスムーズに学習することができる。今版では、採用者から特に要望の多かった「顔面・咀嚼・嚥下」の章を新設したことに加え、寄せられた指摘要望をできるかぎり盛り込み、より学生に必要な知識が得られるようになった。

新版 経絡系統治療システム〈VAMFIT〉―だれでもできる経絡的治療―
評書『変動経絡検索法〈VAMFIT〉』が,新版となってさらに内容が充実.VAMFITのすべてがわかる完全版!
●VAMFIT(Verification of Affected Meridians For Instantaneous Therapy)は経絡治療の基本寒熱証に対する本治法,およびその寒熱の波及部位から発生する主訴に関わる正経十二経,十八 絡脈,奇経八脈,十二経筋のすべてを包含した治療体系となっている.
●だれにでも短期間で身につけられる単純,明快,合理的な治療方法として,古典医学に根拠をおいて提示する一冊.
●新版では,既存の経脈では対応できなかった症例にも効果を発揮する「素経脈」の考え方を解説.奇経治療の内容も補足し,臨床でのさらなる活用が可能に.

健康・栄養科学シリーズ
臨床医学 改訂第2版
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち
臨床栄養へつながる疾患の病態や診断,治療などをフルカラーで解説.各疾患の冒頭には解剖生理学の簡単なまとめと概略図を掲載し,基礎を確かめながら読み進めることができる.管理栄養士国家試験出題基準に沿った目次構成や国試過去問をもとにした練習問題により国試を意識した学習が可能.今改訂では,管理栄養士国家試験出題基準(2023年改定)に準拠し,各種ガイドラインの更新を行ったほか,他科目への応用を提示した「他分野への橋わたし」を新設した.人体の構造と機能および主要疾患の系統的な理解に同シリーズの「生化学」「解剖生理学」との併用がおすすめ!

臨床栄養 145巻6号
糖尿病治療・支援の最新情報 ―併存疾患へのアプローチを中心に
糖尿病治療・支援の最新情報 ―併存疾患へのアプローチを中心に
●令和4年国民健康・栄養調査によると,「糖尿病が強く疑われる者」の割合は男性18.1%,女性9.1%であり年齢が高いほど糖尿病有病者の割合が高くなることから,今後,糖尿病有病者は高いレベルで維持されることが予想されます.一方で,治療や支援の進歩を背景に糖尿病有病者の平均死亡時年齢は延伸しています.
●また,糖尿病有病者の主要死因において血管障害の比率は一貫して低下していることから,糖尿病有病者において糖尿病に併存する疾患の治療の重要性が高まっていることがうかがわれます.
●本特集では,はじめに「糖尿病診療ガイドライン2024」における食事療法のポイントや,糖尿病有病者にとくに多い併存疾患である心不全,糖尿病関連腎臓病,がん,肥満症などに焦点を当て,糖尿病に併存するときの治療と栄養支援のポイントについてご解説いただきます.そのほか,行動科学・社会医学的視点を踏まえた支援やケアのポイントと,低栄養を合併する糖尿病や予防のための時間栄養学の視点,能登震災における栄養支援についてご解説いただきます.

J. of Clinical Rehabilitation 33巻12号
災害リハビリテーション ─能登半島地震での経験を経て
災害リハビリテーション ─能登半島地震での経験を経て
●2024年1月1日,石川県能登地方でマグニチュード7.6の能登半島地震が発生し,多くの死者や負傷者が出た.ライフラインや交通インフラにも甚大な被害が及び,住民生活や経済活動に大きな支障が生じた.
●高齢化が進む日本において,災害時には被災者の生活不活発や災害関連死が懸念される.災害リハビリテーションの重要性が増す中,JRAT(日本災害リハビリテーション支援協会)は災害に備え,各地域で支援チームを整備してきた.今回の地震でもJRATは迅速に対応したが,組織的対応の課題も浮き彫りとなった.
●本特集では,能登半島地震におけるJRATの災害リハビリテーション活動を振り返り,初期対応や地域リハビリテーションへの移行,R-スタッフの機能と課題について解説する.さらに,各地域からの支援活動や今後の課題に焦点を当て,平時の体制構築についても議論する.

人工臓器治療の落とし穴
人工臓器治療の現場で起きた(起こりえた)トラブル事例を約80例,出し惜しみせず掲載.人工心肺,ECMO,人工心臓,人工呼吸器,血液浄化装置,人工膵臓に関して,臨場感あふれるストーリーとともに,どのような状況でトラブルが起こるのか,どうしたら回避・対処できるのかをポイントを押さえ解説する.臨床工学技士,心臓血管外科医,ICUスタッフなどに必携の一冊.

開業の現実
“いいね”に支えられた新米開業医の999日の記録
開業前にコンサルタントにしっかりとアドバイスを受けて学習していても、実際の開業後には想定外の経営課題が起こる。本書は開業したばかりの著者が日々いろいろな経営問題(「こんなはずではなかった」「こんなことに気づかなかった」)に直面し、その戸惑いや感慨をSNSに投稿したところ、多くの仲間たちに励ましやアドバイスを受け、何とか乗り切っていった様子をそのまま再現、経営者としてどのようなことに注意すべき、どう解決しているかを知ることができる。

医学のあゆみ291巻7号
脳血管内治療の最前線と近未来
脳血管内治療の最前線と近未来
企画:吉村紳一(兵庫医科大学脳神経外科)
・カテーテルを使用した脳血管内治療は,脳血管障害の治療に不可欠な方法として確立されている.
・硬膜動静脈瘻などの一部の疾患では第一選択となっているが,頸動脈狭窄症など外科手術との選択が必要となる疾患もある.また,脳動静脈奇形や頭蓋内動脈狭窄症では有効性がまだ確立されていないなど,適切な治療法の選択には深い知識が求められる.
・この分野は急速に進歩しており,新しいデバイスが次々と開発されている.本特集では,第一線の専門家たちが各疾患に対する最新の治療法と近い将来の展望について解説する.

臨床眼科 Vol.78 No.12
2024年 11月号
特集 ザ・脈絡膜。
特集 ザ・脈絡膜。 読者からの厚い信頼に支えられた原著系眼科専門誌。厳選された投稿論文のほか、眼科領域では最大規模の日本臨床眼科学会の学会原著論文を掲載。「今月の話題」では、気鋭の学究や臨床家、斯界のエキスパートに、話題性の高いテーマをじっくり掘り下げていただく。最新知識が網羅された好評の増刊号も例年通り秋に発行。 (ISSN 0370-5579)
月刊、増刊号を含む年13冊

日本内視鏡外科学会雑誌 Vol.29 No.6
2024年11月号
日本内視鏡外科学会の機関誌。1万5千人を超える学会員から寄せられた投稿論文を、厳正な審査を経て掲載している。2023年より、教育的な症例や独自の手技の工夫、術中合併症への対応症例、困難症例などを動画で紹介することを主眼として、「video articles」欄を新設。 (ISSN 1344-6703)
隔月刊(奇数月)、年6冊、電子版のみ

神経内科学テキスト 改訂第5版
難解と敬遠されがちな神経内科学を,図表を多数用いてわかりやすく解説.「神経内科学総論」「神経診断学」「神経疾患各論」の3部からなり,系統的な知識の整理が可能である.医療系学生にとって重要な,神経内科学からつながる「リハビリテーション」に関する記述が充実.最新の情報に更新するとともに,練習問題,指定難病対象疾病(神経・筋疾患)一覧,略語一覧を新たに追加した充実の改訂版.

コンパス物理化学[電子版付] 改訂第4版
「わかりやすい・ミニマムエッセンス」をコンセプトとした物理化学の教科書.平易な表現で簡潔に記述し,「見た目」からの理解のために図表を多用.今改訂では新知見・新技術等の各種情報を最新のものに更新したほか,章末の練習問題に難易度を掲載するなど,より使いやすい教科書とした.薬学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版)対応.電子版付.

月刊/保険診療 2024年10月号
特集 マイナカード&マイナ保険証の総検証~メリット&デメリットと問題点を考える~
特集 マイナカード&マイナ保険証の総検証~メリット&デメリットと問題点を考える~ 特集 マイナカード&マイナ保険証の総検証~メリット&デメリットと問題点を考える~
Part1 マイナカード&マイナ保険証の総まとめ
Part2 【鼎談】マイナカード&マイナ保険証の何が問題か/稲葉一将,清水勉,森田洋之
Part3 マイナカード&マイナ保険証をこう考える
1 マイナカード&マイナ保険証の混乱を越えて/武藤正樹
2 マイナカード&マイナ保険証をこう考える/石村耕治
3 政府のゴリ押しで,役に立つDXができるのか?/荻原博子
4 国民の同意抜きで診療情報の共有化をすることはあり得ない/吉田章
5 マイナンバーの呪いを祓い,医療DXの推進を/榎並利博
6 マイナカード&マイナ保険証をめぐる与野党の動向/白鳥浩
連載
厚生関連資料/審査機関統計資料
月間NEWSダイジェスト
介護保険/医学・臨床/医療事故NEWS
めーるBOX
■エッセイ・評論
プロの先読み・深読み・裏読みの技術/工藤高
こうして医療機関を変えてきた!/進藤晃
NEWS縦断「身体拘束の現状と課題」/武藤正樹
■医事・法制度・経営管理
医療事務View/江口達也
医療機関のDATA分析“特別捜査官”シーズン2「病床稼働率が低下した要因を検証せよ!」/流石学
現場を変える組織戦略/三好章樹
病院&クリニック経営100問100答「看護業務へのICT機器等の導入の進め方」/森田純奈
かがやく!事務部門/信楽園病院
■臨床知識
カルテ・レセプトの原風景【脊椎椎間板ヘルニア,頸髄症】頸椎前方徐圧固定術を実施した2例/名月論,武田匤弘
教えて! 川上先生 新型コロナウイルスのホントのこと/案:川上浩一,画:ぼうごなつこ
■請求事務
実践DPC請求Navi/須貝和則
パーフェクト・レセプトの探求/株式会社ソラスト・高塚康弘
レセプト点検の“名探偵”/野中義哲
点数算定実践講座/大西正利(協力:藤井攝雄)
保険診療オールラウンドQA
読者相談室/長面川さより
休載:日本の元気な病院&クリニック,医療事務Openフォーラム