胸部外科 Vol.73 No.1
2020年1月号
弁形成術の最新の知見
弁形成術の最新の知見 1948年創刊。常に最近の話題を満載した、わが国で最も長い歴史と伝統を持つ専門誌。心、肺、食道3領域の外科を含む商業医学雑誌として好評を得ている。複数の編集委員(主幹)による厳正な査読を経た投稿論文を主体とした構成。巻頭の「胸部外科の指針」は、投稿原稿の中から話題性、あるいは問題性のある論文を選定し、2人の討論者による誌上討論を行っている。胸部外科医にとって必須の特集テーマを年4回設定。また、「まい・てくにっく」、「1枚のシェーマ」、読み物として「胸部外科医の散歩道」を連載。
≪Crosslink basic リハビリテーションテキスト≫
生理学
理学療法士,作業療法士,言語聴覚士の養成校の専門基礎科目に対応したテキストシリーズ。
学習内容と国家試験を結びつける[学習の要点],実習や臨床現場にリンクする[臨床に役立つアドバイス]など,「なぜそれを勉強するのか」「将来にどのようにつながるのか」をイメージしやすい知識を補足し,用語解説なども適宜追加。項目末の[まとめ]では,学習の理解度を確認するために簡単な問題を掲載。噛み砕いた表現と多数の図表で,評価・治療方法について視覚的にも理解しやすい紙面に加え,各見出しごとの[POINT]で,どこに重点を置いて学習すべきかが一目でわかる構成となっている。
本巻では,生理学の講義テキストとしてだけでなく実習にも対応できるよう,関連する検査・計測の章を設け,また臨床でどのような疾患と関連するかを本文やコラムで解説。中枢神経や運動器,循環器とともに,言語聴覚領域に関連が深い嚥下機能や栄養についても取り上げている。
女性作業療法士の子育て・介護・仕事
アクティブ・ワークライフバランスの方法
女性医療者が,職場でワークライフバランスをとり,アクティブに専門家として成長を続けるための秘訣を述べる。そのカギは5つのテーマ「両立」「体調」「周囲の人々」「スキルアップ」「前を向く」にある。「専門家として以前と変わらず役割を担い続けようとする「両立」,周りのスタッフとの時間調整の際に障壁となることがある「体調」,1人では仕事ができず,サポートを受けていることに対する「周囲の人々」との相互理解,さまざまな制限があるなかで「スキルアップ」の気持ちを絶やさず,そして不安や戸惑いを解消する「前を向く」にはどういう方法があるか。本書は,子育て・介護・仕事をしながら働き続ける作業療法士の実際の問題提起,ヒント,解決法が記されている。同様の状況にいる女性医療者にも一読いただきたい内容である。
エキスパートナース Vol.39 No.5
2023年5月号
◆“心電図あるある”10の悩みを解決します!
◆みんなの仕事時短術
◆[付録]エキナスオリジナルノート
◆“心電図あるある”10の悩みを解決します!
◆みんなの仕事時短術
◆[付録]エキナスオリジナルノート
臨床放射線 Vol.68 No.4
2023年4月号
CT・MRI・核医学検査による経過観察―ポイントと進め方―
CT・MRI・核医学検査による経過観察―ポイントと進め方―
画像診断において経過観察は重要な仕事の一つであり,侵襲的な診断検査を避ける手段でもあります。本号の特集では「CT・MRI・核医学検査による経過観察―ポイントと進め方―」と題し,日常診療で画像診断をする機会が多い疾患について,経過観察時のポイントと進め方を解説しています。読影経験豊富な執筆陣が持つ,経過観察のノウハウを学べる内容となっていますので,ぜひご一読ください。
子どもを診る医師・メディカルスタッフのための
やさしい小児の眼科
知っておきたい診かた・考えかた・眼の疾患
視力発達期に眼の疾患や異常が起こると,その後の長い生涯にわたって重篤な視力障害を残すことがある.そのため,小児の眼の構造や発達過程を知り,疾患や異常を早期に発見・治療することは極めて重要である.一方,わが国における小児の眼のスクリーニングの機会や啓発は十分でなく,小児眼科医と他領域・多職種の連携が不可欠である.本書では,子どもを診る医師・メディカルスタッフに身に付けてほしいエッセンスをまとめた.
医療×保健×福祉×保育×教育をつなぐ
コミュニティ小児科学
診察室を出て地域と育む子どもの未来
コミュニティ小児科学とは,小児科医が診察室にやってきた子どもの健康を支援するだけではなく,視点を診察室・病院の外,すなわちコミュニティへ向け,子どもの健康に影響を与える様々な因子に対して「健康の専門家」として働きかけることを促す概念です.
小児科医が知っておきたい医療・保健・福祉・保育・教育との連携を,実践例も提案しながら解説した「コミュニティ小児科学」に関する本邦初の一冊です!
産科と婦人科 Vol.90 No.5
2023年5月号
【特集】時間の流れと産婦人科生物学―早すぎること,遅すぎること,長すぎること,短かすぎること―
【特集】時間の流れと産婦人科生物学―早すぎること,遅すぎること,長すぎること,短かすぎること― 月経日数や妊娠週数など診療に深く関わる「時間」.
本号では「時間生物学」の切り口から,早発閉経・卵巣不全,早産,過期産,更年期症状などについて解説いただきました.
ガイドラインに基づく 胎児心エコーテキスト 精査・臨床編-診断・病態把握・治療指針決定のために-
日本胎児心臓病学会が発表している『胎児心エコー検査ガイドライン』で示されているレベルⅡ(心精査)の解説に加え,アメリカ心臓病学会より発行された診断治療指針を参考に,先天性心疾患の診断・治療における胎児心エコーの実際までを盛り込んだ内容.胎児心エコーで診断できる先天性心疾患について,疾患ごとに,疾患概要・胎児血行動態・エコーによる病態把握・正確な診断・治療法(出生後も含む)などの構成で解説した.
一見非典型・一見複雑を解きほぐす 病歴と身体所見で捉え直す消化器疾患の診かた
消化器症状の愁訴に対して,病歴と身体所見を手掛かりに鑑別診断をするための知識と手法を,症例を挙げながらまとめた.症例は「典型例」と「非典型例」の両方を含め,「非典型例に焦点を当てて典型例を捉えなおす」というアプローチにより,病歴と身体所見で勝負するための真の力「底力」を高められるような内容が,全5章で構成されている.
Ⅰ章:なぜ「非典型例」を取り上げるのか? なぜ「病歴」と「身体所見」が重要なのか? 正診に到達するための「重要情報」とは何か? これらについて行動経済学的知見を活用しながら詳述する。
Ⅱ章:消化器診療の基本となる腹部身体診察について学ぶ。
Ⅲ章:重要情報が十分そろい、これの活用で正診に到達できる「典型例」を題材として、病歴聴取・情報収集の具体的な方法について学ぶ。
Ⅳ章:重要情報が不十分であるため、または十分であっても活用できていないために正診に至りにくい「一見非典型例」を、患者の訴え・プレゼンテーション・受診の時間帯やタイミングといった要素に分解したうえで検討し、正診のための注意点について学ぶ。
Ⅴ章:注意すべき個々の消化器疾患について、それまでの学びを確実なものとすべく臨床経過・病歴・身体所見の観点から解説する。
薬剤師のための医薬品情報のトリセツ
薬局薬剤師向けに,医薬品情報の取り扱い方について解説した参考書.薬局薬剤師の周りには,医学論文,医薬品添付文書,医薬品製品情報概要など,たくさんの情報があふれているものの,それらはあまり効率よく活用されているとは言えません.本書ではその論文や統計だけでなく,医薬品情報全般を取り扱った内容で,実際にどう情報を収集したらよいかという基本的なことから,ピットフォールまで網羅的に掲載しました.
胸部腫瘍画像・病理アトラス 第1版
胸部の画像診断では腫瘍以外にも肺炎を代表とする膨大な種類の疾患を扱うため、胸部X線からCT、MRI、PETなど、様々な診断機器を使用します。本書では臨床で遭遇頻度が高い胸部腫傷の各組織型について、複数のモダリティによる画像所見と病理所見を系統立てて解説しています。
胸部腫瘍の診断・治療を行う多くの医師にとって必読の内容となっていますので、ぜひご一読ください。
関節外科 基礎と臨床 Vol.42 No.5
2023年5月号
【特集】ロボットリハビリテーション 最近の進歩
【特集】ロボットリハビリテーション 最近の進歩
≪Knack & Pitfalls≫
大腸・肛門外科の要点と盲点 第4版
2014年の第3版発刊後,大腸・肛門疾患領域では腹腔鏡下手術が標準的手術となり,ロボット支援下手術の導入・普及によっても大きく進歩した.さらに,大腸腫瘍の診断学・治療法の進歩や,腫瘍学的新知見,遺伝子医療の進歩も相まって,ますます進展がみられている.第4版では,これらの新知見・新技術を盛り込み,内容を一新!分かりやすい記述と豊富な画像はそのままに,新たにWEB手術動画58本も加わり,さらにパワーアップした大腸・肛門外科診療に必携の1冊.
臨牀消化器内科 Vol.38 No.5
2023年5月号
消化管狭窄に対する内視鏡的バルーン拡張術
消化管狭窄に対する内視鏡的バルーン拡張術
消化管狭窄に対するEBDは、一般の急性期病院であれば、頻度は高くないが、時に必要となる内視鏡手技である。手技の難易度は高くはなく、ある程度の内視鏡経験があれば実施可能である、ひとたび穿孔等の偶発症が生じると重篤化する症例もあり、安全にEBDを実施するには、一定の経験に基づく“さじ加減”が必要である。
産婦人科の実際 Vol.72 No.4
2023年4月号
各種診療ガイドラインにみる挙児希望女性の合併症・併存疾患の取り扱い―プレコンセプションから妊娠・出産まで―
各種診療ガイドラインにみる挙児希望女性の合併症・併存疾患の取り扱い―プレコンセプションから妊娠・出産まで―
挙児希望年齢の高齢化やライフスタイルの変化により,合併症・併存疾患を抱えながら妊活する女性は確実に増えてきています。現在,各領域の学会を中心として発刊されている診療ガイドラインには,プレコンセプションケアや妊産婦管理に関するCQが取り上げられています。本特集では,挙児希望女性に比較的多くみられる合併症について,他科領域の診療ガイドラインに記載されている関連CQを網羅的に取り上げ,総論的な解説と併せて産婦人科医師が知っておくべき対応と留意点をまとめました。
皮膚科の臨床 Vol.65 No. 4
2023年4月号
帯状疱疹
帯状疱疹
帯状疱疹はありふれた疾患ですが,髄膜炎や脳炎の合併,後遺症に注意が必要です。また最近の調査によれば,コロナワクチン接種により帯状疱疹が誘発されうることはほぼ間違いないといわれています。今後の帯状疱疹の疫学に影響を与える因子であり,この機会に帯状疱疹について学び直しましょう! 本特集では「帯状疱疹」に関連する貴重な症例報告をまとめました。エッセイ「憧鉄雑感」などの人気連載も掲載中です!
小児科 Vol.64 No.4
2023年4月号
日常診療でみるかもしれないちょっと稀なアレルギー
日常診療でみるかもしれないちょっと稀なアレルギー
アレルゲンの同定に苦慮したときや専門医へのアクセスが良くないとき,コモンではないものの知っていれば問題解決の糸口になるかもしれない……そんなアレルギー疾患をまとめました.納豆や寿司など日本の食生活に関連するもの,PFASや FDEIAなど特徴的な発生機序をもつもの,小麦アレルギーと誤診されがちな経口ダニアナフィラキシー,肉類,ペット以外の動物,話題の昆虫食,医薬品・添加物・金属・化学物質など,幅広く取り上げました.
精神科実臨床における認知機能リハビリテーションの実践
統合失調症や気分障害などの認知機能障害リハビリテーションがわかる.
統合失調症や気分障害における認知機能リカバリーの意義,重要性,検査法,介入法について初学者にもわかりやすく解説する書.リカバリー概念の解説から始まり,統合失調症,大うつ病,双極性障害,発達障害,摂食障害などの評価法,改善療法の技法,NEARの初期導入法や言語セッションの進め方,VCAT-Jなどの実践例を紹介しながら,わかりやすく解説する認知機能リハビリテーションの実践書.
別冊整形外科 No.83 人工関節における進歩
人工関節置換術の件数は年々増加しており,臨床と研究の両方においてその進歩はめざましい.本誌では,股・膝・肩・肘・指関節といった各種置換術の臨床成績を掲載.さらに,三次元計画やコンピュータ・ロボット支援技術,patient‐specific instrument(PSI),ステム抜去法など臨床をサポートする情報が盛りだくさん.また,人工関節置換術への応用が今後期待される最先端の研究紹介も充実している.臨床にすぐ役立てられ,現在の人工関節置換術のトレンド,今後の動向がわかる一冊.