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マスターセラピストが語る 家族療法のターニングポイント

インタビューで辿る革新の軌跡

吉川 悟(監訳)

出版社:金剛出版

印刷版発行年月:2025/07

家族療法は、精神分析治療が主流であった1960年代初頭のアメリカに登場し、個人の心理的問題を関係性の変化により解決する新たなアプローチとして注目を集めた。システム思考を臨床に導入し、階層構造やフィードバックを取り入れた家族療法は,70年代にかけて隆盛を極める。

しかし80年代に入ると、この領域は大きな理論的・思想的転換期を迎える。フェミニズムのインパクト、セカンドオーダー・サイバネティクス、社会構成主義の潮流を受け、これまで家族療法を支えてきた前提が問い直され、それに応じて新たな実践形態も現れた。家族を「制御し修正すべきシステム」と見なし介入する視点から、家族を「意味を生成する共同体」と考え関与する視点へ。家族療法家は関係のアセスメントと介入の専門家であるだけでなく、多様な声や物語に耳を傾け、好奇心と協働を通じて家族と関係を築く専門家の役割をも担うようになった。

この変化を生き抜いたマスターセラピストたちへのインタビューは、家族療法の理論的転回と実践の変容を、それぞれの経験と思索を通して照らし出す貴重な証言である。彼らの言葉は、過去の回顧にとどまらず、現在の私たちが家族療法の倫理と可能性を再考するうえで重要な視座を与えてくれる。

社会保険旬報 №2973

2025年8月21日

建設費高騰の中における新病院建設の可能性検証

出版社:社会保険研究所

印刷版発行年月:2025/08

建設費高騰の中における新病院建設の可能性検証
医療経済フォーラム・ジャパン(会長=中村洋・慶應義塾大学大学院教授)主催の第122回定例研修会が6月26日に都内で開かれ、株式会社プラスPMの木村譲二代表取締役社長が「建設費高騰の中における新病院建設の可能性検証」をテーマに講演した。
病院の建設費がコロナ前の1・5~1・8倍に高騰し、多くの病院が建て替えに踏み切れずにいる。こうした状況下で、コンストラクションマネジメント(CM)の活用が注目されている。病院の基本構想から設計・建設までを一貫して支援し、コストの妥当性を第三者的に評価できる。
木村社長は、地域医療構想の推進などを背景に、機能分化・再編統合の形で建設する場合は、補助金などを活用し、病院のコストを圧縮できる事例を示した。また、新築が難しい場合は「長寿命化」という改修方法があることも提示した。一方で、特に民間病院の建て替えが非常に困難になっている状況に懸念を示した。

感染制御の基本がわかる微生物学・免疫学 第2版

増澤 俊幸(著)

出版社:羊土社

印刷版発行年月:2025/08

微生物の基礎知識から院内感染対策,手指消毒やマスクの脱着方法まで,将来医療に従事する学生にとって必要な知識をコンパクトにまとめた教科書.改訂で全体的に情報を更新し,看護師国家試験に頻出の内容も網羅.臓器・組織別感染症の章も必見

産科と婦人科 Vol.92 No.9

2025年9月号

【特集】もう「不定愁訴」なんて言わない!―他科に学ぶ更年期外来診療のポイント―

出版社:診断と治療社

印刷版発行年月:2025/08

【特集】もう「不定愁訴」なんて言わない!―他科に学ぶ更年期外来診療のポイント―
易疲労感,頭痛,関節痛,腰痛,ドライアイ,発汗など,ついついよくある症状として捉えてしまいますが,もしかしたら別の疾患が隠れているかもしれません.
本特集では各科のエキスパートに症状の評価や問診のポイント,鑑別診断,プライマリ・ケアで可能な初期対応,専門医への紹介のポイントなどをご解説いただきました!
患者さんの困りごとに向き合うためのヒントが満載です.ぜひ臨床にお役立てください.

看護 Vol.77 No.10

2025年8月号

特集1:令和7年度 日本看護協会通常総会 全国職能別交流集会 リポート

出版社:日本看護協会出版会

印刷版発行年月:2025/07

特集1:令和7年度 日本看護協会通常総会 全国職能別交流集会 リポート
令和7年度 日本看護協会通常総会および全国職能別交流集会は、6月11日(水)・12日(木)に幕張メッセ幕張イベントホールおよびTKP東京ベイ幕張ホールで開催されました。通常総会は、重点政策・重点事業に関する質疑応答を中心にリポート。全国職能別交流集会は、「看護の将来ビジョン2040」をテーマとした三職能合同交流集会のほか、各委員会の昨年度の活動報告および今年度の活動方針、講演、シンポジウム、パネルディスカッションなどから、主な内容についてお伝えします。


特集2:2024年 病院看護実態調査 解説
日本看護協会では、病院看護職員の需給動向や労働状況などを把握するため、毎年「病院看護実態調査」を実施しています。2024年調査では、毎年調査している看護職員の離職率や給与の状況、労働環境の実態のほか、一般病棟における看護職員の夜勤状況と夜勤者の確保策、正規雇用の看護職員の多様な働き方、専門看護師・認定看護師・特定行為研修修了者の地域での活動状況、タスク・シフト/シェアの実施状況などについて調査しました。
本特集では調査結果に基づく現状や近年の推移、調査結果のポイントなどについて紹介します。


特集3:外来で行う在宅療養支援
外来では、医療と介護の複合ニーズを有する高齢患者の増加、重症化予防の必要性、医療の高度化等に対応するために多岐にわたる役割が求められるようになってきました。このような中、外来看護師には、外来患者一人ひとりのニーズに気づき、地域の医療機関や介護サービスにつなげる、意思決定支援を行う、セルフケア行動の維持・向上をはかる等の在宅療養支援に取り組むことが期待されています。
本特集では、外来で在宅療養支援が必要とされるようになった背景や外来看護師の役割を解説。さらに、在宅療養支援に積極的に取り組む病院から、外来の仕組みづくりや、外来看護師の人員・時間確保、質向上、情報収集における工夫などを報告します。

訪問看護、介護・福祉施設のケアに携わる人へ

コミュニティケア Vol.27 No.9

2025年9月号

特集:中堅訪問看護師の成長を支える環境づくり

出版社:日本看護協会出版会

印刷版発行年月:2025/08

特集:中堅訪問看護師の成長を支える環境づくり
日本訪問看護財団が2025年春に公開した「訪問看護師のための生涯学習ガイド(Ver.1)」では、人口減少・超高齢社会が進展する2040年を見据えて、急速に変化する社会動向に主体的に向き合える中堅層の人材育成を重視しています。
在宅療養者に質の高いケアを提供していくために、さまざまな他職種や社会資源などとの幅広い連携が欠かせない現在の訪問看護では、必要なリソースをケースごとに生かしながら柔軟にリーダーシップを発揮できる中堅訪問看護師の育成がとても重要になっているのです。

そこで本特集では、病棟看護師と比較して成長過程やキャリアとしての定義が曖昧な「中堅訪問看護師」の存在に焦点を当て、訪問看護ステーションにおけるその役割と成長に必要な経験・能力を明らかにした上で、主体的な学びと教育支援を行うための環境づくりに取り組む現場からの報告をご紹介します。

任命! 看護師長

松浦 正子(編著)

出版社:メディカ出版

印刷版発行年月:2025/08

【任命されたらこの一冊!】役職や立場の変化は、大きな責任への期待と未知への挑戦が入り混じる人生の転機。看護師長に任命され、新たなステージに挑む看護職をサポートするべく、「これだけは知っておきたい」項目をピックアップ。任命する側(看護部長)にもおすすめ!

小児科 Vol.66 No.8

2025年8月号

小児科医が診る泌尿器疾患アップデート―どう診断・治療するか?予後はどうか?

出版社:金原出版

印刷版発行年月:2025/08

小児科医が診る泌尿器疾患アップデート―どう診断・治療するか?予後はどうか?
小児の泌尿器疾患のうち、子供や保護者の主訴が必ずしも疾患に直結しないケースがある疾患や、救急の現場で小児科医としてのファーストタッチが重要になる疾患を取り上げ、小児科医の立場で診断・治療につなげていくために知っておくべきことをまとめました。

産婦人科の実際 Vol.74 No.8

2025年8月号

産婦人科医が知っておきたい 女性アスリートの生涯サポート

出版社:金原出版

印刷版発行年月:2025/08

産婦人科医が知っておきたい 女性アスリートの生涯サポート
臨床に役立つ知識や技術をわかりやすく丁寧に紹介する産婦人科医のための専門誌です。面白くてためになる,産婦人科の“実際”をお届けします。女性アスリートの活躍の場が広がる一方で,月経や妊娠・出産,更年期など,女性特有の健康課題への理解と支援の重要性が高まっています。今回の特集では,月経管理,ホルモン療法,貧血対策,骨健康,妊娠・出産,さらにはドーピング規制まで,スポーツを行うすべての女性たちの健康管理について実践的に解説いただきました。

整形・災害外科 Vol.68 No.9

2025年8月号

肘関節疾患治療の最近の進歩

出版社:金原出版

印刷版発行年月:2025/08

肘関節疾患治療の最近の進歩
本特集では,野球選手の代表的な疾患である上腕骨小頭離断性骨軟骨炎に対する再生治療や体外衝撃波治療といった先進的治療,肘関節内側側副靱帯損傷に対する再建術,肘部管症候群や変形性肘関節症に対する鏡視下手術など,重要な大関節である肘関節に起こる外傷や慢性疾患に対するより良い治療法・考え方をエキスパートが紹介している。

皮膚科の臨床 Vol.67 No. 9

2025年8月号

細菌感染症

出版社:金原出版

印刷版発行年月:2025/08

細菌感染症
致死率の高い「劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)」を筆頭に「壊死性軟部組織感染症」など,早期の診断と治療が求められる細菌感染症の症例報告をまとめました。治療方針の選択に役立つポイントが満載です。エッセイ『憧鉄雑感』なども好評連載中!

臨牀消化器内科 Vol.40 No.10

2025年9月号

ヘリコバクター・ピロリ診療update

出版社:日本メディカルセンター

印刷版発行年月:2025/08

ヘリコバクター・ピロリ診療update
 現在はH. pylori 陰性者の増加に伴い,従来とは異なる疾患が増えている.H. pylori 陰性の胃MALTリンパ腫や胃癌,NSAIDs非関連の消化性潰瘍,さらには自己免疫性胃炎やNHPH感染など,「H. pylori を前提としない」診療の重要性が増している.これらは一見「稀な疾患」に見えながらも,実臨床ではもはや決して珍しい存在ではなく,「H. pylori 陰性=原因不明」とは言い切れない時代に入った.

小児看護2025年9月号

こどもと家族が生きいきと働くための就労支援

出版社:へるす出版

印刷版発行年月:2025/09

こどもと家族が生きいきと働くための就労支援 就労は、報酬を得ることはもちろん、自己実現や社会とのつながりを深めることなど、さまざまな意味をもっている。本特集では、病気や障がいをもつこどもだけでなく家族の就労にも焦点をあて、現状の課題や学校・病院・地域での支援状況を紹介する。目の前にいるこどもや家族が今後どのように生きていくのか、 彼らの“働くこと”を支えるヒントを見つけるための1冊。

免疫をひとつひとつわかりやすく。

橋本 さとみ(著)

出版社:Gakken

印刷版発行年月:2025/07

かわいいイラストと語りかけるようなやさしい解説で,今度こそ免疫がわかる!
超人気参考書の看護版「看護をひとつひとつわかりやすく。」シリーズ.
第7弾は何度聞いてもわかりにくい「免疫」です!
しくみから法律まで,看護学生が知っておきたい知識を網羅!

ナースが知っておく 認知症“これだけ”ガイド 改訂第2版

病態・疾患・検査・予防・治療・ケア

長田 乾(編著)

出版社:Gakken

印刷版発行年月:2025/06

ナースのための認知症本の決定版.
病態・疾患・検査・予防・治療・ケアに関する,必須,かつ最前線の知識が身につく1冊.
各テーマの冒頭にビジュアルポイント付き.豊富な図表も相まって,カラフル誌面で認知症の最新情報がやさしくわかる.

≪小児診療 Knowledge & Skill 1≫

小児白血病の最新診療

加藤 元博(総編集)

出版社:中山書店

印刷版発行年月:2025/07

小児白血病はコモンな疾患ではない.白血病を疑ったときは速やかに専門医に紹介しなければならない.それでも知れば身近な疾患になる.
重篤な疾患に特定の遺伝子が胎生期から関わっていることはポストゲノム時代を迎えたいま,揺るぎない事実として眼前にあり,小児科学ほど分子生物学に親和性が高い領域はない.小児白血病を通して拓かれたmolecular pathobiologyの扉が小児診療の本質を提供してくれる.

臨床栄養 147巻2号

CKD栄養管理のための最新情報

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2025/08

CKD栄養管理のための最新情報
●『臨床栄養』では,腎臓病領域を対象とした特集企画をほぼ毎年提供しており、多くの方に日常臨床で活用いただいているかと思います.2023年には高齢腎臓病患者への栄養指導をテーマに,最新の知見を紹介しました.
●その後,「CKD診療ガイドライン2023」,「CKD診療ガイド2024」,「CKD 療養ガイド2024」,「日本人の食事摂取基準2025年版」が相次いて発刊され,CKDの利用管理に関して,知識のアップデートが必要になってきていると考えられます.
●そこで,本特集では,これらをを基にしたCKDの栄養管理における最新の情報について解説しました,また,ガイドライン等に取り上げられていなかった項目については,今後の展望も含めて解説しており,大きな話題となった紅?サプリメントの問題もコラムとして取り上げました.

J. of Clinical Rehabilitation 34巻9号

認知症に対するリハビリテーション医療

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2025/08

認知症に対するリハビリテーション医療
●わが国は世界で最も人口の高齢化が進んでおり,高齢化率は約3割に達している.それに伴い認知症患者も増加しており,介護が必要となる主因の第1位となっている.将来的には,2040年に認知症が500万人以上,軽度認知障害(MCI)が600万人以上に達すると予測されている.
●これまで認知症に対するリハビリテーション医療に直接従事している専門職は多くなかったが,今後は急性期・回復期・生活期のいずれにおいても認知症との関わりは避けられない.また,薬剤開発も進む中で,薬物・非薬物療法双方への理解と対応が求められる時代に入っている.
●本特集では,認知症に関する最新の知見とリハビリテーション医療の実践を多面的に取り上げる.総論から薬物療法,脳活リハ,コグニサイズ,摂食嚥下および言語リハビリテーション,さらにはコミュニケーションロボットの活用まで解説し,認知症に対する包括的な理解と臨床応用の一助となる内容となっている.

Medical Technology 53巻8号

震災と臨床検査 ―経験談から考える備えと対応

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2025/08

震災と臨床検査 ―経験談から考える備えと対応
●国内での自然災害の頻発化を受けて,読者の方々からは,検査室における日頃の備えや,被災時の対応に関するご要望をいただきます.
●本特集では特別座談会として,東日本大震災,熊本地震,能登半島地震の被災・支援を経験された先生方に,臨床検査に関して直面した課題や教訓,展望を語り合っていただきました.
●震災が起きた時に,検査室やその周囲では何が起こっていたのか,臨床検査技師として何ができるのか,必要となる備えや体制整備は……自施設での災害対策をあらためて考える際の手がかりにしていただければと思います.

腎と透析99巻1号

ヘマトネフロロジー

出版社:東京医学社

印刷版発行年月:2025/07

ヘマトネフロロジー

 

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