医学のあゆみ294巻13号
周産期メンタルヘルス――プレコンセプションケアから地域リエゾンまで
周産期メンタルヘルス――プレコンセプションケアから地域リエゾンまで
企画:竹内 崇(東京科学大学大学院医歯学総合研究科精神行動医科学分野)
・周産期メンタルヘルスにおける問題は,妊娠前から精神疾患に罹患している精神疾患合併妊娠への支援や,妊娠中あるいは出産後に新たに精神疾患を発症する産後うつ病を代表とする産褥期精神障害への対応などが中心になると考えられる.
・従来は,向精神薬の催奇形性や授乳への影響など薬物療法における問題が中心であったが,近年,薬物療法にとどまらず,さまざまな角度からアプローチがなされている.
・本特集では,妊娠・授乳を考慮した精神科薬物療法やプレコンセプションケア,米国で産後うつ病に適応となった新規抗うつ薬brexanolone,認知行動療法や対人関係療法などの心理療法的アプローチ,病院外の地域におけるリエゾン活動など,多岐にわたって解説する.
飯塚病院流!総合診療科“朝カンファ”運動器疾患×ホスピタリスト
飯塚病院総合診療科では,「朝カンファ」と呼ばれる,定期的なカンファレンスによって,各人の診断力・治療技術に磨きをかけている.本書では,運動器疾患に関係する具体的な事例を用いて,実際の討論を紙上に再現.総合診療の視点から,どのように運動器疾患をみていくか,どのようにマネジメントしていくかを解説した.総合診療医はもちろん,整形外科医や内科医にも読んでほしい一冊.
治療 Vol.107 No.11
2025年10月号
小児のワクチン 虎の巻
軽度認知障害疑いの方を支える
小児のワクチン 虎の巻
軽度認知障害疑いの方を支える 【第1特集】小児のワクチンは種類や接種ルールが時代とともに変化し,とても複雑になっています.本特集ではワクチン接種に必要な基礎知識から実践に役立つ工夫までをまとめました.日常診療で役立つ知識・スキルが確実に身につく「虎の巻」です!【第2特集】認知症の前段階,軽度認知障害が疑われる患者に対してどのように介入すべきでしょうか.専門医紹介のタイミング,treatable dementiaの除外,患者家族や専門職との連携など,超高齢社会のプライマリ・ケア医に必携の知識をまとめました.
妊娠・出産の「痛み」について知りたくなったら最初に読む本
【お産の「痛み」を上手に乗り越えるために】
妊娠・出産にともなう痛みは、女性にとって大きな不安のひとつ。本書は「どんな痛みがあるの?」「どうやって乗り越えるの?」「無痛分娩ってどんなお産?」という疑問に、専門家である助産師&産科医&麻酔科医が医学的知識とやさしい視点で丁寧に寄り添います。はじめての妊娠にも、出産経験のある方にも役立つ、安心と理解を深める一冊です。
実験医学 Vol.43 No.16
2025年10月号
特集1:腸内ウイルス叢と新世代のファージ療法/特集2:ゲノム倍数性とがんの関係がみえてきた
特集1:腸内ウイルス叢と新世代のファージ療法/特集2:ゲノム倍数性とがんの関係がみえてきた
特集1:メタゲノム解析が難しく“ダークマター”と評されたウイルス叢の姿が見えてきた!解析の最前線と,ファージを利用し薬剤耐性菌などを制御する治療法の動向を紹介./特集2:全ゲノムが倍加する染色体異常は細胞機能や疾患とどうかかわるのか?がん研究者必見の特集
泌尿器外科 2025年9月号
2025年9月号
特集:バスキュラーアクセスの最前線
特集:バスキュラーアクセスの最前線
臨床画像 Vol.41 No.10
2025年10月号
【特集】読影のお作法−連続画像スライスで追う骨軟部疾患の診断−
【特集】読影のお作法−連続画像スライスで追う骨軟部疾患の診断−
臨床放射線 Vol.70 No.5
2025年9・10月号
放射線治療・IVR 基本のおさらいと最近の話題
放射線治療・IVR 基本のおさらいと最近の話題 本号の特集は「放射線治療・IVR 基本のおさらいと最近の話題」です。がん治療に用いることが多い放射線治療の良性疾患への応用や、最近がん治療において存在感と重要性を増しているIVRに関する話題、そして本領域におけるAI活用や費用対効果評価といった頭に入れておきたい関連知識までを、オムニバス形式で総ざらいできる特集となっております。多彩な領域からの症例報告13本、好評連載「今月の症例」ともども、是非ご一読ください。
産婦人科の実際 Vol.74 No.9
2025年9月号
産婦人科の未来予想図―これから必要な技術,資格について
産婦人科の未来予想図―これから必要な技術,資格について
臨床に役立つ知識や技術をわかりやすく丁寧に紹介する産婦人科医のための専門誌です。面白くてためになる,産婦人科の“実際”をお届けします。少子化が進むいま,産婦人科医はどのように未来を切り拓くべきか──。本号では,周産期医療,婦人科疾患,生殖医療,女性ヘルスケアなど,産婦人科の多様な分野における最新の展望を紹介。産婦人科の未来を担うトップランナーたちが,10年,20年先を見据えた未来像を語ります。さらに,若手医師のキャリア形成に役立つ資格情報も充実。産婦人科医としての希望と誇りを再確認できる特集です。
逐条解説 予防接種法 改訂版
本書は、令和4年の予防接種法の大幅な改正された内容を盛り込み発行。令和7年施行の全世代対応型の持続可能な社会保障制度を構築するための健康保険法等の一部を改正する法律附則第24条の規定による改正までを反映し、その他の法令は令和6年4月1日の時点の内容で発行。
精神症状をもつ人へのケアの疑問、3分で解説します!
【患者とかかわりでの困りごと聞いちゃおう!】「妄想にはどう対応すればいいの?」とか「死にたいと言われたら、どうしたらいい?」「せん妄と認知症はどう違う?」など、精神症状をもつ患者さんと接するときの対応について、聞きたいけれど、でもだれに聞いたらいいの~!という疑問を、リエゾン精神科医がゆるわかり解説!
看護展望 Vol.50 No.12
2025年10月号
【特集】
プリセプター制度の再設計 教える側も育つ“しくみ”と“かかわり”
プリセプター制度は、新人看護師の育成において重要な役割を担ってきました。しかし近年、制度の形骸化や、プリセプターへの過度な負担、指導内容の偏りなどが問題となっています。そのため、プリセプター制度の目的やしくみ、かかわり方を再考し、新人を「プリセプターひとりで育てる」体制から、「チームで支える」体制へと変更し、さらに教える側も学びや成長をもたらす“育成文化”をどのように組織の中で築いていくかが求められています。
そこで本特集では、プリセプター支援の実践や制度設計の工夫、チーム全体で育てるアプローチをとおして、これからの持続可能な育成体制のあり方を探ります。
≪眼科グラフィック2025年増刊≫
緑内障手術
【これ1冊で緑内障手術を完全マスター!】
「これから緑内障手術を始めたい」「今よりもっと緑内障手術がうまくなりたい」あなたにエキスパートが緑内障手術を徹底解説!患者説明や手術器具・装置、セッティング、手術の基本はもちろん術中・術後トラブルとリカバリーのポイントも押さえられる!
陣痛
「陣痛の痛みに対する一連の生体反応は、種の保存に関わる出産意欲を維持するため、削除困難な疼痛に対し快情動の報酬を以って代償しようとする生理的脳内機構」と位置づけ、陣痛における疼痛の認知とその対応、分娩進行や母性形成に深く関係するオキシトシンの働き、自然分娩においてβ-エンドルフィンが疼痛を抑制する機序、ドーパミン報酬系による安心感、満足感といった快情動など、多様な角度から陣痛を解説。
臨床心理学 臨時増刊号
村瀬嘉代子1935-2025
村瀬嘉代子1935-2025 2025年に世を去った村瀬嘉代子氏の偉業と功績を讃える、創刊時から編集委員を務めた『臨床心理学』の臨時特集号。
生前深い縁で結ばれた諸氏による「追悼の辞」に次いで、大正大学最終講義「心理臨床のこれから――パラドックスのなかを模索してきて」の再録と、3つの単行本未収録論考(「心理臨床と生活」、「コミュニケーションを生み出すもの,それを育むもの」、「バランス感覚」)を通じて、改めてその臨床と思惟のエッセンスを体感する。
本特集号編者に黒川由紀子氏を加えた討議「教えを継ぐ(永遠に)」と、そこから抽出された5つの主題――「ジェネラリストの肖像――統合的アプローチを巡って」、「事実へのまなざし――司法゠臨床」、「生きられた時――生活゠臨床」、「いのちあるものへ」、「教えと導き」――に基づき、各主題を巡って村瀬嘉代子氏より薫陶を受けた識者の手になる珠玉の論考群と共に、そのレガシーを回顧しつつ未来に継承する追悼特集。
≪消化器ナーシング2025年秋季増刊≫
消化器疾患80 マスターBOOK
【消化器疾患の“わからない…”が解決できる】
消化器領域の80の疾患について、大きなイラストや検査画像を中心に、病態や特徴、診断に必要な検査や治療などを詳細解説。よくみられる疾患から希少な疾患まで幅広くとりあげており、「疾患の基礎知識をマスターできる」「知りたい疾患の情報が必ず見つかる」1冊に。忙しい合間にもサッと確認でき、すぐに適切なケアを提供できる!
10代のからだとこころの不安解消BOOK
けがをした、具合が悪い、思春期を迎えて体調や気分がこれまでとは違う――自分のからだやこころに不安を感じたとき、この本を開いてみてください。本の内容は「けが」「病気」「性の悩みごと」「こころと生活の悩みごと」の4編に大きく分かれています。子どもの専門総合病院に勤務する小児科専門医を中心とした医師たちが、10代が直面しがちなけがや体調不良、だんだん大人になっていくからだに関すること、こころの悩みについて、医学的に正確に、わかりやすい文章で説明しています。性に関しては「国際セクシャリティ教育ガイダンス」に基づきました。心身の不安解消のためには、手当ての方法や病院のかかり方だけでなく、誰かに相談することもとても大事です。自分で対処するための知識も人を頼る大切さも、この本で学ぶことができます。誰よりもいちばん身近であり、一生をともに歩んでいく人である「自分」を大切にするための、からだとこころのセルフケアの方法をお教えします。
Nursing Vol.45 No.4(2025年秋号)
【特集】【1】“せん妄”を基礎からひとつひとつ【2】モニター心電図で見逃しては “イケナイ”不整脈
【特集】【1】“せん妄”を基礎からひとつひとつ【2】モニター心電図で見逃しては “イケナイ”不整脈 臨床現場の疑問や困ったことに、根拠と実践的な視点を織り込んで解説した看護総合雜誌。今日から使える基本・ワザ・コツを網羅!
社会保険旬報 №2976
2025年9月21日
《レコーダ》医療経済フォーラム・ジャパン第123回定例研修会「2026年度診療報酬改定の課題と展望」林修一郎・厚生労働省保険局医療課長
《レコーダ》医療経済フォーラム・ジャパン第123回定例研修会「2026年度診療報酬改定の課題と展望」林修一郎・厚生労働省保険局医療課長
医療経済フォーラム・ジャパン(会長=中村洋・慶應義塾大学大学院教授)主催の第123回定例研修会が8月5日に都内で開かれ、厚生労働省保険局の林修一郎医療課長が「2026年度診療報酬改定の課題と展望」をテーマに講演した。
2026年度診療報酬改定に向けた課題として、林課長は、新たな地域医療構想で表現された、医療機関機能などの考え方を踏まえ、様々な医療機関の機能を診療報酬体系においてどう支えていくか、中央社会保険医療協議会(中医協)においても議論が必要であると説明した。2024年度改定で新設した地域包括医療病棟については、医療界から要件緩和を求める意見が相次いでいる。林課長は、現状の要件が設定された理由を説明するとともに、病棟の現状の使われ方や患者像を医療資源投入量の分析を通じて明らかにし、よりきめ細かな報酬設定の可能性を示唆した。
賃金・物価対応が2026年度改定の最大の課題であることを会場の参加者とともに確認した。骨太方針2025では従来の社会保障関係費抑制方針に関する記載が修正されたが、現行の診療報酬が賃金・物価が上昇する現象に対応するためには、そのための方法を考える必要があると述べた。
トラウマからの回復と社会の修復
「本人の問題」をトラウマの影響の可能性から理解していくアプローチをトラウマインフォームドケア(Trauma Informed Care:TIC)という。まさにエンパワメントモデルであり,トラウマをかかえる人だけでなく,支援者の力も引き出してくれるものである。多くの事例を示しながら,著者は,児童福祉の領域を中心とした長年の臨床活動を基にトラウマにアプローチするための基礎知識と臨床知見を懇切に述べる。
本書には,全編にわたってトラウマによって傷つき,回復を必要としているのは,個人だけではなく社会ではないかという著者の思いが込められている。
