手術 Vol.78 No.5
2024年4月号
AI支援下消化器外科手術の現状と展望
AI支援下消化器外科手術の現状と展望
手術がうまくなりたい消化器・一般外科医のための専門誌。マニアックなほど深堀りした特集内容やビジュアルでわかりやすい手術手技の解説を特長とする。今回の特集は「AI」。まだ発展途上ながら,ロボティクスに続く,外科医療のホットトピックを取り上げる。画像認識による手術支援や診断支援,手術教育支援,手術ナビゲーションなど,消化器外科領域でAIを有効活用するためのさまざまな方法を先進施設の著者が論じている。
臨床雑誌外科 Vol.86 No.5
2024年4月増刊号
外科修練医必携 これだけは押さえておきたい外科日常診療の基礎
外科修練医必携 これだけは押さえておきたい外科日常診療の基礎 1937年創刊。外科領域の月刊誌では、いちばん長い歴史と伝統を誇る。毎号特集形式で、外科領域全般にかかわるup to dateなテーマを選び最先端の情報を充実した執筆陣により分かりやすい内容で提供。一般外科医にとって必要な知識をテーマした連載が3~4篇、また投稿論文も多数掲載し、充実した誌面を構成。
産科と婦人科 Vol.91 No.5
2024年5月号
【特集】女性のライフコース疫学研究「日本ナースヘルス研究(JNHS)」のすべて
【特集】女性のライフコース疫学研究「日本ナースヘルス研究(JNHS)」のすべて
日本人女性看護師を対象とする前方視的コホート研究・日本ナースヘルス研究(JNHS)は,国際的な女性コホートのコンソーシアムであるInterLACEを構成する7カ国13研究の一角を担い,いわば女性コホート研究の「日本代表」といえます.日本女性医学学会も支援の輪に加わり,50報を超える原著論文が国際的に発信されております.
JNHS研究によって明らかにされた日本人女性の生活習慣・保健医療習慣と各種疾患との関連について,ぜひご一読ください!
≪新篇眼科プラクティス 13≫
これさえ学べば死角なし!視野フロンティア
臨床で「視野」を十分に活用するために必要となる,視覚生理,検査機器の測定アルゴリズム・解析手法,疾患ごとの特徴的な視野障害などの幅広い知識を,分かりやすく解説した1冊.【シリーズ概要】「日常臨床にすぐ役立つ」をコンセプトとした「眼科プラクティス」の最新シリーズ.今シリーズでは図版をより効果的に示すことで,さらにビジュアル面を大幅強化.直感的に理解できる「視る教科書」を目指した.
高齢者の元気をサポートする漢方処方プロセス
2023年4月発行の「がんばる女性をサポートする漢方処方プロセス」に続く,「漢方処方プロセス」シリーズ第2弾.高齢者が訴えることの多い症候に対する漢方処方の考え方を,漢方診療を専門とされる谷川聖明先生に解説していただいている.冒頭で症例を提示することで実践的に考えることができるほか,漢方薬の特性をレーダーチャートを用いて示し,また各症候を訴える高齢者の陰陽や虚実の分布を分布図によって示すなど,漢方にあまり詳しくない読者でもわかりやすく漢方処方を学ぶことができるような様々な工夫が凝らされている.
ファーマシューティカルコミュニケーション
日本ファーマシューティカルコミュニケーション学会監修による薬学生にむけたコミュニケーションの教科書.薬剤師として患者や他医療従事者とコミュニケーションを図るために必要な知識やスキルなどを解説している.下記の目次は,令和4年度改訂版薬学教育モデル・コア・カリキュラムに対応している.また,患者や他医療従事者とのコミュニケーションを想定した臨床現場での実践例も掲載し,SGDやロールプレイの講義スタイルにも対応できるように編集した.
理学療法36巻2号
2019年2月号
エビデンスを参照した上肢運動器疾患に対する理学療法の考え方と進め方
エビデンスを参照した上肢運動器疾患に対する理学療法の考え方と進め方
理学療法36巻4号
2019年4月号
退院前訪問指導における理学療法士の役割
退院前訪問指導における理学療法士の役割 退院前訪問指導は,退院後の患者が安全で効率的な生活を実現する上で重要な取り組みです.
また,退院前に患者が自宅の生活環境や自宅内で実際に動作を行い,支障となる動作の種類および支障の程度を把握することは,入院中の課題志向型アプローチを推進する上でも有用となります.
本特集では,理学療法士が行う退院前訪問指導の意義と役割を含む基本的な考え方,そして障害特性に応じた具体的な指導の要点について,経験豊富な方々に解説していただきます.
小児科診療 Vol.87 No.5
2024年5月号
【特集】それってほんとにITP?
【特集】それってほんとにITP?
小児で多い急性ITP(immune thrombocytopenia,免疫性血小板減少症)は一般小児科で診断・治療が可能ですが,見逃したくない他疾患が紛れ込んでいることがあります.
知っておきたい診断鑑別,最新治療をエキスパートが解説します.
理学療法36巻3号
2019年3月号
理学療法におけるホームエクササイズ指導のポイント
理学療法におけるホームエクササイズ指導のポイント
東洋医学ではじめる出産準備教室 第2版 妊産婦と赤ちゃんのための身体づくり・セルフケア
出産準備教室や助産ケアに「東洋医学」を取りいれてみませんか?
●日々の養生とセルフケアの実践により,できるだけ薬を使わず自然治癒力を高める「東洋医学」には,出産準備教室や助産ケアに活かせる知恵がちりばめられています.
●本書では,助産ケアに役立つ東洋医学の基礎知識から,日常生活での養生,出産力を高める身体づくり,マイナートラブル対策,ベビーマッサージまで,妊産婦さんに伝えたいアドバイスを豊富なイラストとともにわかりやすく解説しています.
●本改訂では,助産現場の実情や最新のガイドライン・エビデンスに基づき全編をアップデートし,産後の不快症状の緩和,母乳育児支援など産後の育児に向けた心身の養生・ケアを大幅加筆.妊娠期・出産・産後をきめ細やかに,温かくサポートする充実の1冊です.
動画でイメージ!理学療法はじめての臨床実習
学生にとって臨床実習は未知の世界。不安や苦手意識をもつのは当然です。動画を通して現場を知り、状況をイメージして慣れることで、それらの不安を少しでも取り除きたい。そして、実習で存分に力を発揮して欲しい、そんな願いを込めて本書は制作されました。
準備編と実践編の2部構成で、準備編では、知りたくても聞きにくい「電話のかけ方」や「患者とのコミュニケーションスキル」などを紹介。実践編では、実習現場で求められる「リスク管理の仕方」や「検査項目の選定の仕方」などを丁寧に解説しています。動画では、病院・クリニック・介護施設など、さまざまな実習先のリアルな現場や、指導者・患者とのやり取りが、疑似体験をしながら学べます。実習をひかえた学生のバイブルとして最適な一冊です。
また、症例の考え方として、理学療法の代表疾患、理学療法評価などが丁寧に解説されており、「理学療法概論」、「理学療法評価学」等の教科書としてもおすすめです。
メニエール病
ストレス病を解き明かす
メニエール病専門医院を開業する著者が長年の治療データをもとに、メニエール病はストレスが原因であることを解明するまでの研究の道のりを、生物学・シェークスピアの比喩も交えながら語る。誤った治療が長く続いてきた耳鼻科治療の弊害も訴える。
認知症支援ガイド 最期まで本人の意思を酌み取ったケアを実現するために
厚生労働科学研究班が作成した2つの研究成果報告書を1冊にまとめた本。認知症患者の人生に寄り添い、最後まで本人の意志を尊重したケアを実践するためのガイドライン。認知症が進行すると、意志の疎通が難しくなり、本人が何を望んでいるのか、何を苦痛に感じているのか把握するだけでも困難になる。そんな状況を打開して、緩和ケアを実践するための研究と、認知症患者や家族が直面する可能性がある様々な場面や、生活場所別の支援方法をまとめている。
レジデントノート Vol.26 No.3
2024年5月号
【特集】救急心電図 症候と波形から次のアクションが見える!
【特集】救急心電図 症候と波形から次のアクションが見える! 波形の判読だけでなく,救急において「どんな症候・状況のとき,心電図で何を見てどう解釈するのか」と「次にどう動くべきか」を明快に解説!すぐ実践できる心電図活用術が身につく.理解が深まる症例クイズつき.
臨床栄養 144巻4号
給食経営管理のいまとこれから ―持続可能な栄養管理のために
給食経営管理のいまとこれから ―持続可能な栄養管理のために
●特定給食施設では物価高騰,慢性的な労働力不足の影響を受け,安定した食事の提供そのものが危機的な状況にあります.医療施設において,入院時食事療養費は大幅な赤字運営となっており,制度の維持と持続可能な栄養管理のためには給食経営管理の合理化・効率化が必須です.
●近年は診療報酬改定の都度,病棟での入院患者に対する栄養管理業務への加算項目が整備され,栄養療法・栄養管理の充実や医療安全の強化が図られてきました.それに合わせ,栄養管理の主体である食事(給食)には,対象に応じた栄養補給を担保する品質管理がますます求められます.
●今回の特集は令和元~3年度厚生労働行政推進調査事業費補助金研究「特定給食施設における適切な栄養管理業務の運営に関する研究」(研究代表者:市川陽子)として行いました,効率的・効果的な給食業務の運営に関する検討の一部を紹介します.さまざまな視点から給食経営管理を見直し,持続可能な栄養管理に向けた方策を考える資料としていただければ幸いです.
Medical Technology 52巻4号
細胞診における非腫瘍性細胞のバリエーションをみる
細胞診における非腫瘍性細胞のバリエーションをみる
●細胞診の大きな目的は,細胞塗抹標本から悪性腫瘍細胞を見つけ出すことである.腫瘍には悪性腫瘍と良性腫瘍があるが,良性腫瘍のなかには悪性腫瘍細胞との鑑別に苦慮するものもあり,良性・悪性の境界病変に位置づけられている疾患もある.
●細胞診で良性・悪性を含めた腫瘍細胞や境界病変の細胞を検出するためには,非腫瘍性細胞を理解し,そのバリエーションを知ることが大切である.
●本特集では,非腫瘍性細胞の解剖学的・組織学的コメントとともに,非腫瘍性細胞のバリエーションを経験豊富な細胞検査士が解説.また,特に大切と思われる良性腫瘍についても取り上げた.
J. of Clinical Rehabilitation 33巻4号
ICUのリハビリテーション診療
ICUのリハビリテーション診療
●近年,集中治療の著しい進歩により生命予後は大きく改善された.しかしその結果,集中治療後症候群(PICS)やICU-acquired weakness(ICU-AW)などの病態が,重症患者の治療中・後に長期間にわたり身体機能障害を残すことが明らかになった.
●このような現状の中,集中治療室における早期のリハビリテーション治療の開始が重要視され,特定の集中治療室管理料を算定している患者において,新たに早期離床・リハビリテーション加算の算定が可能となった.
●本特集では,ICU入室患者の特徴,ICU-AWについて,早期離床プロトコル,リハビリテーション治療の実際に至るまで,各領域の第一人者らが解説.特に急性期病院でリハビリテーション診療にかかわる医師,医療従事者の明日からの診療にすぐに役立つ内容.
精神医療の専門性
「治す」とは異なるいくつかの試み
その不思議な実践の正体は!? 治癒を目指さない精神医療の専門性について考える。
神社のお札(フダ)を利用して精神症状を落ち着かせる。庭にシイタケの原木を持ち込んで関係性を深める。ACT(包括型地域生活支援プログラム)で行われていた、一見、医療とは相容れないような実践たち。そこに潜む、ブリコラージュ的な専門性を、現象学を用いて炙り出す! 日本の精神医療の現状に切り込み、風穴を開ける。精神看護の第一線で活躍する著者による、他に類を見ない試みの1冊。
医学のあゆみ289巻2号
ニューロエコノミクス(神経経済学)とは何か?――ヒトの価値観が生まれる脳の仕組みの理解とその先の未来
ニューロエコノミクス(神経経済学)とは何か?――ヒトの価値観が生まれる脳の仕組みの理解とその先の未来
企画:山田 洋(筑波大学医学医療系認知行動神経科学研究室)
・神経経済学は“ヒトの脳が価値を評価する仕組み”を問う学問である.日本ではまだまだなじみの低いニューロエコノミクス(神経経済学)であるが,2000年初頭のアメリカで産声を上げた.
・われわれヒトの脳は意識的に,または無意識的に物事の良しあしを判断して行動を決めることを繰り返すので,ほぼすべての日常行動が神経経済学の研究対象である.
・現在,価値観を生み出す脳の仕組みの理解が徐々に進みつつある.その知見を心の病の理解へ適用する臨床的な試みや,福祉政策の立案にいかそうとする公共的な試みもあり,研究が今後も発展していくものと考えられる.
