
医学のあゆみ288巻7号
精神疾患における環境要因と遺伝-環境相互作用
精神疾患における環境要因と遺伝-環境相互作用
企画:池田匡志(名古屋大学大学院医学系研究科精神医学)
・精神疾患のほとんどは,遺伝要因と環境要因が関与して発症する複雑疾患であることはよく知られている.統合失調症や双極性障害の遺伝要因の指標である遺伝率は80%程度,うつ病のそれは40%程度と概算されている.
・NGSによるWES/WGSの進展により頻度の高い遺伝子多型から頻度の低い変異まで様々な“遺伝要因”が同定された.遺伝要因と環境要因の絡みによりリスクとなる遺伝-環境相互作用にも着目する必要がある.
・本特集では,精神疾患の遺伝-環境相互作用,あるいは環境要因をテーマとし,古くて新しい知見をエキスパートが解説.疾患・薬物相互作用(cytochrome P450と喫煙)に関しても紹介していただく.

理学療法39巻2号
2022年2月号
小児がん患者に対する理学療法士の関わり方と課題
小児がん患者に対する理学療法士の関わり方と課題 小児がん患者は疾患の病態とともに,化学療法や放射線療法に伴うさまざまな副反応や,入院治療の長期化による身体活動量の低下,そして,心身の機能障害などさまざまな二次障害が生じやすい.
近年,小児がんの治療成績は向上しており,治療後の生活を見据えた理学療法の重要性が増してきていることから,新たな理学療法分野としても注目されてきています.しかし,未だ小児がん領域の理学療法はエビデンスの確立には至っておらず,報告件数も少ない状況にあります.
そこで本特集では,理学療法士が小児がん患者の理学療法を実施する上で必要とする医学的な知識,および理学療法士の関わり方について概説すること,そして,小児がん患者・家族に対する理学療法士の具体的な関わり方について述べていただきます.

関節外科 基礎と臨床 Vol.43 No.3
2024年3月号
【特集】ゆるい肩(非外傷性肩関節不安定症)とどう向き合うか
【特集】ゆるい肩(非外傷性肩関節不安定症)とどう向き合うか

JOHNS39巻8号
診療所マニュアル―開設から長期運営まで
診療所マニュアル―開設から長期運営まで

小児内科55巻8号
小児の集中治療の実践―躬行実践―
小児の集中治療の実践―躬行実践―

周産期医学53巻8号
数値からみる周産期医療 産科編
数値からみる周産期医療 産科編

小児外科55巻8号
希少固形がんの診断と治療
希少固形がんの診断と治療

腎と透析95巻2号
高血圧の病態と管理の最前線
高血圧の病態と管理の最前線

理学療法39巻3号
2022年3月号
運動器疾患患者に対するホームエクササイズ指導のポイント
運動器疾患患者に対するホームエクササイズ指導のポイント ホームエクササイズ実施のための基本事項を整理すると以下のようになります。
<①患者の在宅の環境を確認する>
<②患者のコンプライアンスを高める>
<③そのエクササイズを行う理由とその内容,効果を患者と家族に分かりやすく説明する>
本特集ではホームエクササイズについて上記の3点に沿って、それぞれの疾患および症状にとって欠かせない指導のポイントを、症例を交えるなどして述べていただきます。

看護 Vol.76 No.2
2024年2月号
特集1 助産師が取り組む女性への健康支援
特集1 助産師が取り組む女性への健康支援
女性は、平均寿命と健康寿命の差が大きく、健康寿命の延伸が課題となっています。また、人生のさまざまなライフステージにおいて、女性特有の健康課題を抱えています。
さらに今日の日本では、女性の社会進出、核家族化、性の多様化等、女性を取り巻く環境が変化しており、時代や個別のニーズに沿った女性への健康支援の重要性が高まっています。そのような中、助産師には、女性がライフステージに応じて、さまざまな健康課題に対処できるよう、その専門性を発揮することが期待されています。
本特集では国の動向を示しつつ、女性とその家族を助産師が支援する意義や必要性、重要性について解説し、病院や地域において、女性の健康支援に取り組む助産師の活動を報告します。
特集2:
デジタル改革関連法を踏まえた看護職の人材活用システムの利活用
2024年度よりデジタル改革関連法に基づき、医療関係資格においてマイナンバー制度の活用が開始されます。
本特集では、同法を踏まえた看護職の人材活用システムの目的やメリット、看護職に知っておいてほしいことなどをまとめます。さらに、日本看護協会が運営しているナースセンター・コンピュータ・システム(NCCS)の現状と、新たに開設する看護職向けのポータルサイトについても解説します。

理学療法41巻1号
2024年1月号
理学療法における橋渡し研究と臨床実践の融合
理学療法における橋渡し研究と臨床実践の融合 日本の理学療法士による研究活動は活発に行われており、海外の投稿誌への掲載も確実に増えています。
しかしながら、理学療法学における基礎研究の成果を臨床応用に結び付けていくための「橋渡し研究」は決して十分ではないのが実情です。
そこで、本特集では、より質の高い安全で効果的な理学療法を創出していくために必要な橋渡し研究について取り上げます。
本特集を通して、「橋渡し研究」の成果を臨床実践に融合させるための取り組みが促進されることを期待します。

看護 形態機能学ワークブック【2刷】
体験して考える からだのいとなみ
体験型ワークでからだのしくみとはたらきを実感し、学びを深める!
名称や用語を書いたり、色を塗るなどの従来のワークに加えて、自分の脈を測ってみる、飲水と排泄を記録する、からだの1つの機能についてじっくり考えたり話し合ってみるなど、体験型のワークでからだのしくみとはたらきを学習することを提案するものです。
「覚える」こととは一味違った学習効果を狙います。

整形・災害外科 Vol.67 No.2
2024年2月号
児童虐待における整形外科医の役割
児童虐待における整形外科医の役割
日常的に小児の骨折や外傷の診療にあたる整形外科医は,児童虐待の疑いのある子どもに対する適切かつ迅速な評価や,境界領域の鑑別診断などの対応が求められている。
本特集では小児整形外科医だけでなく小児救急診療医や法医学の立場から,これらの課題に対して整形外科医としてできることや多職種連携や家族支援の重要性について解説している。

新人・後輩のアセスメント力を育む指導
看護師の思考を刺激するOJT
「指導の時間がとれない!」と嘆くすべての先輩ナースのために、
ケア場面に沿った「OJTでの声かけと行動」をマンガで例示!
新人・後輩の指導に当たる先輩ナースの共通の悩みは「価値観のギャップ」「指導の時間や場の確保」「具体的な指導方法」ではないでしょうか。
本書では、【先輩ナースが日々行う看護実践のすべてが指導である】との前提に立ち、看護の基盤となる「アセスメント力」を磨く方法を、「OJTでの声かけと行動」に落とし込んで解説します。

「尺度」を使った看護研究のキホンとコツ 第2版
看護研究の精度を上げ、かつスピードアップも実現する「尺度」の使い方を徹底解説
尺度とは何か、既存の尺度からどのような視点で選べばよいのか、尺度を使ってどのように調査・分析したらよいのかなど、尺度を使って看護研究に取り組むための“キホンとコツ”をまとめた好評書籍、待望の改訂版!
第2版では、Web調査の方法や本書の活用事例などを追加し、より読みやすくブラッシュアップしました。

≪シリーズ【看護の知】≫
入院している子どもの「きょうだい」を支援する
小児集中治療室(PICU)に入院中の子どもに面会する場面で、きょうだいはどのような体験をしているのでしょうか。
看護師である著者がきょうだいと両親、医療者に行ったインタビューで得られたナラティブデータの緻密な分析から、患児のきょうだいを支援する手掛かりを模索します。

チームを成長させる
会議・カンファレンス35のスキル
ファシリテーターと参加者がみんなで学ぶ、幅広コミュニケーション・スキルの実践書!
当社のロングセラー書籍、『チーム連携力を高めるカンファレンスの進め方』の著者が、看護・福祉職の声を集めて得られた課題を整理。
司会・ファシリテーターと参加者に求められる35のコミュニケーション・スキルをそれぞれ簡潔に解説。病棟の看護カンファレンス・多職種カンファレンス・地域ケアで利用者・家族も参加する担当者会議など、幅広い場で役立つノウハウが満載!

≪Nursing Today ブックレット 17≫
「コロナ」がもたらした倫理的ジレンマ
パンデミックは私たちをどう変えたか
新型コロナウイルス感染症のパンデミックがもたらしたさまざまな社会問題との向き合い方を考えるヒント
新型コロナウイルス感染症の目に見えない脅威のために、人々は疑心暗鬼に陥り社会はさまざまな形で従来のあり方に変容を余儀なくされています。感染抑制対策には人権や倫理の見地から危うい部分があり、予防や治療方法の長期的な効果や安全性が不確かな中で、効果の確立と普及を急ぐ医薬品開発のルール運用にもジレンマが生じています。このような現状をどう受け止めて対応すべきなのか、医療倫理の視点から考察します。

泌尿器外科 2024年1月号
2024年1月号
特集:これで迷わない男性不妊症・性機能障害への対処
特集:これで迷わない男性不妊症・性機能障害への対処

消化器外科2024年2月号
周術期運動栄養療法
周術期運動栄養療法 周術期運動栄養療法は、外科医のみならず、多職種による介入、すなわちチーム医療がきわめて重要であり、病院の総合力が問われるプログラムといえる。
本特集では、各施設における周術期運動栄養療法の実際や有用性、感染対策としての意義、問題点などについて、周術期運動栄養療法に積極的に取り組んでおられる先生方にご解説いただいた。