
理学療法39巻12号
2022年12月号
外傷性脳損傷に伴う意識障害を有する患者の理学療法
外傷性脳損傷に伴う意識障害を有する患者の理学療法 外傷性脳損傷(traumatic brain injury)とは,交通事故や転倒などで外から頭に強い力が加わり,脳の組織が傷つくことによって起こる疾患であり,それにより筋力低下,痙縮,協調運動障害および運動失調,高次脳機能障害など多彩な症状と障害像を呈します.
外傷性脳損傷に伴う意識障害のある患者の最大限の機能回復のためには,「医師や看護師などとの連携」,「適切な理学療法評価」,「慎重なリスク管理」のもと,合併症による意識変容や二次障害の予防に向けた離床など理学療法による早期介入が不可欠です.
本特集では,外傷性脳損傷の診断・治療の概要と意識障害の理解のポイントについて述べていただいたあと,外傷性脳損傷に伴う意識障害を有する患者のチーム医療と理学療法士の役割,急性期から回復期までの理学療法評価と基本的な理学療法の進め方,意識回復のためのアプローチ,リスク管理と離床,立位・歩行トレーニングについて,本分野のエキスパートに述べていただきます.

「寝たきり」「要介護」にならない!しあわせな老後は、足の“貯筋”で決まる
寿命までに健康でいられない期間は男性8年,女性12年.
老後の「貯金」も大切ですが,高度化する医療に耐えうる身体も「貯筋」があってこそ!
健康に最期を迎える「貯筋」のための簡単エクササイズを,世界で活躍する運動療法指導士がお教えします!

麻酔Vol.73No.1
2024年1月号
麻酔科医にとっての悪心・嘔吐:その起源から治療まで
麻酔科医にとっての悪心・嘔吐:その起源から治療まで 我々はしばしば悪心・嘔吐に遭遇するものの、その本質について深く考えてこなかったのかも知れない。今回、起源や生理学的な基盤から説き起こし、様々な原因で生じる悪心・嘔吐に対する合目的な治療方法まで、第一線の先生方に執筆いただいた。学問的に興味深い内容から適切な治療薬の選択まで、包括的な知識が得られる特集になれば幸甚である。

形成外科 Vol.67 No.1
2024年1月号
動静脈奇形症例集(2)―顔面―
動静脈奇形症例集(2)―顔面― 動静脈奇形は治療に難渋する疾患の代表の1つだが,発症頻度は高くないため扱いに苦悩することになる。本特集では,その第2弾として「顔面の動静脈奇形の症例」を集めた。患者のアイデンティティである顔とその機能を保ちながら難治な動静脈奇形と対峙するのは困難を極める。全国の施設の専門家による様々な治療の選択肢を掲示した。

姿勢と動作 3版17刷
第1章 姿勢と動作の基礎知識
第2章 基本の姿勢
第3章 体位変換と移動、移乗
第4章 日常生活活動における姿勢と動作

理学療法40巻1号
2023年1月号
わが国の理学療法のこれからを展望するⅠ
わが国の理学療法のこれからを展望するⅠ わが国のリハビリテーション医学は、第二次大戦後、欧米から新しい医学として導入されました。
戦争で四肢を失った兵士への対応はわが国にとっても欧米にとっても共通の課題となり、また、戦後の急速に発展した産業の現場で発生した事故による脊髄損傷への対応や、ベビーブームの中で発生した脳性麻痺児への対応も大きなテーマとなりました。
そのような状況の中で1966年、リハビリテーション医学の現場で患者に直接関わる専門職として理学療法士が作業療法士とともに身分法化されました。
それから18年が経過した1984年に本誌が創刊され、2023年、ありがたいことに40周年を迎えます。
現在のわが国の医療をめぐる状況は人口減少に代表されるさまざまな課題に直面しており、今、そのような状況を踏まえて「わが国のこれからの理学療法を展望すること」は意義あることであると考えており、これからどのような取り組みを展開すべきかを考える機会としていただければ幸いです。

理学療法40巻2号
2023年2月号
わが国の理学療法のこれからを展望するⅡ
わが国の理学療法のこれからを展望するⅡ わが国のリハビリテーション医学は、第二次大戦後、欧米から新しい医学として導入されました。
戦争で四肢を失った兵士への対応はわが国にとっても欧米にとっても共通の課題となり、また、戦後の急速に発展した産業の現場で発生した事故による脊髄損傷への対応や、ベビーブームの中で発生した脳性麻痺児への対応も大きなテーマとなりました。
そのような状況の中で1966年、リハビリテーション医学の現場で患者に直接関わる専門職として理学療法士が作業療法士とともに身分法化されました。
それから18年が経過した1984年に本誌が創刊され2023年、ありがたいことに40周年を迎えます。
現在のわが国の医療をめぐる状況は人口減少に代表されるさまざまな課題に直面しており、今、そのような状況を踏まえて「わが国のこれからの理学療法を展望すること」は意義あることであると考えており、これからどのような取り組みを展開すべきかを考える機会としていただければ幸いです。

理学療法40巻3号
2023年3月号
運動器障害の理学療法における臨床思考の進め方のポイント
運動器障害の理学療法における臨床思考の進め方のポイント 昨今、養成校において臨床実習の時間が減少傾向となっているため、学生の臨床思考プロセスを形成する十分な機会をどのように確保するかが課題となっています。
部分的な評価(面接、観察、検査、測定、動作分析の一部)としてデータを採ることはできるが、「採ったデータを束ねて患者さんの全体像を捉え、どのようにアプローチしていくのか」という思考過程を論理的に進めていくことが難しいことから、
このような臨床思考を学生や経験の浅い理学療法士にどのように伝えるかという点が、指導者が苦労されている点です。
そこで本特集では、「運動器障害の理学療法における臨床思考の進め方のポイント」をテーマに掲げ、典型的な症例に対する臨床思考の進め方のポイントを、経験豊富な先生方に提示していただき、客観性のある経験知とエビデンスを交えながら述べていただきます。

はじめての講義
リハビリテーション概論のいろは
リハビリテーション”そのものを掘り下げて解説したテキスト.国家試験合格レベルを念頭に,とくに1年生向けに平易な表現となるよう,文章はやさしく,図表は豊富に掲載した.理学療法士・作業療法士国家試験出題基準の該当分野の用語を網羅したリハビリテーション入門に最適なテキスト.

新版 看護のコミュニケーション・センス アクティブラーニングで仲間とみがく
学習上の工夫が徹底的に凝らされた看護コミュニケーションのロングセラー,待望のリニューアル!
●看護職,そして社会人として欠かせないコミュニケーションのセンスをアクティブ・ラーニングで身につける好評書.
●学習上の位置づけや順序性を全面的に見直し,より効果的なワークを取り入れて再構成.
●年齢・障害別の対応やチーム医療など,新たな場面も多数加わった決定版.

声をみる いちばんやさしい音声治療実践ハンドブック
患者さんに「声のかすれ」を訴えられたこと,ありませんか?
●言語聴覚士は摂食嚥下障害や運動障害性構音障害の症例を中心に携わっているが,実際の臨床場面では,「声がかすれる」と訴える患者など,いわゆる音声障害の症例に遭遇することも少なくない.音声障害患者を目の前にした際,何を評価し,どうやって治療につなげていくのか,初学者向けに,フローチャートと対応頁によって,その流れを簡潔かつ丁寧に解説している.
●第3章「声にアプローチしてみよう」では,“うまくいかない”場合の対応・解決策をふんだんに収載.
●第4章「うまくいかない!?こんなときどうする?─訓練の工夫とコツ―」では,第3章に記載しきれなかった音声治療手技の工夫やコツ,あるいは音声治療手技以外の内容を含め,筆者らがよく受ける質問に対する回答をQ&A形式でまとめている.

ケースで学ぶ 老年薬学
超高齢社会で必要とされる薬剤師になるために何をすべきか。
高齢者へ適切な薬物療法を提供するための現場対応力を磨く1冊。
高齢者は、加齢による身体的・精神的機能の低下により、複数の疾患を抱えることが多い。「老年薬学」は、そうした多くの併存疾患、老年症候群を有し、日常生活に支障を来した高齢者に対して、どのような薬物療法や薬学的介入を行うべきかについて、体系立てていく学問である。
本書は、2016年に発足された「日本老年薬学会」の監修のもと、高齢者に特徴的な病態、疾患について、加齢によりどのような生理的変化が生じるかを解説。特に、4章「高齢者における疾患と治療」では、高齢者に代表的な22の病態・疾患を取り上げ、具体的な症例を通じて、処方提案や生活指導といった、薬剤師が現場で介入すべきポイントを学ぶことができる。
高齢者に多い疾患は何か、それらは加齢でどのように変化するか、薬剤師はそうした諸問題にどのような解決の糸口を見いだすことができるのか。「老年薬学」の前線に立つ執筆陣による、高齢者薬物療法の第一歩が学べる1冊。

BeyondER Vol.2 No.3 2023
2023年3号
特集1:救急医ルートの多様性と現実解[後編]/特集2:外傷 〜非外傷医でも,ここまで迫れる! ここまでできる!
特集1:救急医ルートの多様性と現実解[後編]/特集2:外傷 〜非外傷医でも,ここまで迫れる! ここまでできる!

チャイルドヘルス Vol.27 No.2
2024年2月号
【特集】DX時代の子育て~デジタルとのつきあい方を考える~
【特集】DX時代の子育て~デジタルとのつきあい方を考える~
スマホ,タブレットなどは,もはや私たちの生活に欠かせません.
これらを子育てに活かすには? そのヒントを盛り込んだ本号,ぜひご覧ください!

看護学テキストNiCE
地域・在宅看護論Ⅱ支援論 改訂第3版
暮らしの場における多様な支援を考える
地域・在宅における療養支援を支える看護技術や,疾患・対象に応じた看護を具体的に解説したテキスト.新カリキュラムの「地域・在宅看護論」に対応し,前版『NiCE在宅看護論 改訂第2版』から全面リニューアル して2分冊化. 在宅看護で遭遇する頻度が高い場面や重要な課題について具体的な事例をもとに看護過程を展開.

助産雑誌 Vol.78 No.1
2024年 02月号
特集 データでみる「助産所のお産」 嘱託医療機関との連携で実現する安全性と継続性
特集 データでみる「助産所のお産」 嘱託医療機関との連携で実現する安全性と継続性 妊娠・出産・育児を支えるだけでなく、多様な女性の一生にわたってケアを提供するという、助産師の役割はかつてないほどに重要になっています。その役割を果たすためにどんな手段や方法があるのか、どんな考え方や知識が求められるのか、助産師から助産師に伝える架け橋となるような雑誌をめざしています。
2022年より出産写真家による写真を表紙とし、本文デザインをリニューアルして、より視覚的に理解できる、読みやすい誌面に生まれ変わりました。 (ISSN 1347-8168)
隔月刊(偶数月)、年6冊

看護教育 Vol.65 No.1
2024年 02月号
特集 教育の前提を問い、変わっていくために 教育機関の組織改革
特集 教育の前提を問い、変わっていくために 教育機関の組織改革 変わりゆく医療の構造、そして教育界全体の動きを見すえ、今求められる看護教育を皆さんと共に考えていきます。ベテランの先生方はもちろん、学生への指導に不安を感じている新人教員の方々にも役立つ1冊です。看護基礎教育のトレンド、トピックスを特集や連載で深堀りしていきます。 (ISSN 0047-1895)
隔月刊(偶数月)、年6冊

病院 Vol.83 No.2
2024年 02月号
特集 在宅医療を巡る病院の経営戦略
特集 在宅医療を巡る病院の経営戦略 「よい病院はどうあるべきかを研究する」をコンセプトに掲げ、病院運営の指針を提供する。特集では、病院を取り巻く制度改正や社会情勢の読み解き方、変革に対応するための組織づくりなど、病院の今後の姿について考える視点と先駆的な事例を紹介する。 (ISSN 0385-2377)
月刊、年12冊

理学療法ジャーナル Vol.58 No.2
2024年 02月号
特集 総合理学療法
特集 総合理学療法 理学療法の歴史とともに歩む本誌は、『PTジャーナル』として幅広い世代に親しまれている。特集では日々の臨床に生きるテーマを取り上げ、わかりやすく解説する。「Close-up」欄では実践的内容から最新トピックスまでをコンパクトにお届けし、その他各種連載も充実。ブラッシュアップにもステップアップにも役立つ総合誌。 (ISSN 0915-0552)
月刊、年12冊

臨床皮膚科 Vol.78 No.2
2024年 02月号
さまざまな症例や治療成績が全国から寄せられる原著系皮膚科専門誌。写真はオールカラーで、『臨床皮膚科』ならではのクオリティ。注目の論文は「今月の症例」として、編集委員が読み処のアドバイスを添えて掲載する。増刊号「最近のトピックス」は、知識を毎年アップデートできる定番シリーズ。 (ISSN 0021-4973)
月刊、増刊号を含む年13冊