高齢者診療の基本
高齢者人口が増加の一途を辿るいま,領域や得意不得意に関わらず高齢者を診る機会は増え続けています.本書は,高齢者の病態を総合的に理解し,適切な診療を実践できる第一歩を踏み出すための基本知識や重要なポイントをまとめたハンドブックです.
実験医学 Vol.40 No.14
2022年9月号
【特集】代謝調節の立役者 分岐鎖アミノ酸
【特集】代謝調節の立役者 分岐鎖アミノ酸 タンパク質をつくるに留まらない,分岐鎖アミノ酸(BCAA)の新たな姿とは?組織の代謝恒常性を保つ機能やがんとの関わりから,最新のBCAA解析技術まで/SCARDAセンター長に今後のワクチン戦略をきく
クイズで学ぶ画像診断「1手詰」 読影のキホンが身につく必修手筋101
画像診断コンテスト世界チャンピオン(Radiology誌Diagnosis Please7年連続受賞)と詰将棋看寿賞作家の異色の師弟コンビによる、基本的な診断の手筋を学べる詰将棋(クイズ)形式の書籍が登場。
本書は、画像診断について楽しく学ぶことができるよう、詰将棋の「1手詰」を模した、即診断可能な問題で構成。初学者向けに基本に忠実で、臨床的に診断意義の大きい症例をPart1:頭部、Part2:頸部、Part3:胸部、Part4:腹部、Part5:骨軟部と部位ごとに、100症例以上掲載しています。
また、解答ページでは「診断への一手」として、画像診断に必要な覚えておきたい手筋(ポイント)を詳しく解説。診断結果の後に、臨床→画像所見→鑑別疾患など、診断内容のフォローも記載されているので、大いに役立つこと間違いなし。
医学生、研修医・放射線専攻医を始めとする初学者はもちろん、臨床医・開業医、読影補助を担う診療放射線技師など多くの方におすすめです。
序文
“画像診断と将棋は似ている” ― 将棋観戦が趣味の私が以前からそう思っていたところに、一人の青年が当院に臨床研修医としてやってきた。彼は有名なトップレベルの詰将棋作家で、将棋と画像診断の類似性についても深く共感され、後に放射線医学の門を叩いた。本書の共著者、山路大輔先生である。
画像診断が将棋なら画像診断クイズは詰将棋である。詰将棋は読みの力を鍛えるのに良い訓練と聞く。画像診断クイズも同様で、クイズ症例となった疾患の勉強だけでなく、画像所見の考え方や病態の理解、鑑別診断の知識等、多くのことを学ぶことができる勉強法である。画像診断クイズでの勉強が好きで、普段から自己研鑽に取り入れている私であったが、ある日突然書籍のアイディアを閃いた。抜群の詰将棋作成センスを持つ山路先生に画像診断クイズの問題を作ってもらい、それを私が解説・監修するような形式とすれば、良い画像診断クイズ集が作れるのではないかと。
画像診断の本は専門医向けから初学者向けまで数多くの書籍が存在するが、クイズ形式のものは少ない。特に普段から画像診断を生業としていないが画像に関わる方(医学生・研修医・他科臨床医・放射線技師など)向けの、楽しく勉強できるようなクイズ形式の書籍はほとんどない。
本書は、初学者向けに基本に忠実で、かつ臨床的に診断意義の大きい症例を用意し、難易度を抑えクイズ要素を加えることで、詰将棋で言う「1手詰」に近いニュアンスの即診断可能な問題で構成されている。また、自信がついてきた方向けにも、付録として上級者向けチャレンジ問題を用意した。繰り返し解いていただき基本の手筋を身に付けていただければ、画像診断の基本的考えを理解していただけると思うとともに、筆者にとってこの上ない幸せである。
最後に、共著を快諾し多くの部分を執筆して下さった山路大輔先生と、編集・出版にあたり大変お世話になった金芳堂の皆様に謝意を表します。
2022年初夏
木口貴雄
“詰将棋” - これは自分の趣味の1つです。共通の趣味をきっかけとして、初期臨床研修では師匠の木口貴雄先生に懇意にしていただきました。その際、先生の高い診断力を間近で見て、憧れ、いつしか放射線科医を志すようになりました。
“画像診断と将棋は似ている” - これは先生のお考えですが、中でも強調されたのが、画像診断にはクイズ性があり、画像診断クイズを解くことが大きな勉強法である点です。これは将棋に例えれば詰将棋を解くことに相当します。将棋で勝つためには相手の玉を詰ませる必要がありますが、そのためには基本的な詰みの形・手筋を覚える必要があり、1手詰や3手詰などの短手数の詰将棋を解けるようになることが目安になります。この基本をマスターすることで、より長手数の詰将棋が解けるようになり、実戦において詰みを見つけることができるようになります。画像診断も同様で、正しい診断のためには、まずは基本的な診断の形・手筋を習得する必要があります。基本的な症例の診断ができるようになることで、さらに難症例の診断に辿り着くことができるようになります。
先生のお考えを聞いてふと思いました。「画像診断においても基本的な診断の手筋を学べる詰将棋(クイズ)形式の書籍があったら面白いのではないか」と。このアイディアをお話しすると、先生も同様のお考えを持っておられ、意気投合。瞬く間に本書の構想が浮かび上がりました。
今回、幸運にも放射線科医として駆け出しの自分が、木口先生という世界的トップレベルの画像診断医との共著の機会をいただきました。それに見合う、それ以上の内容に仕上げるべく奔走させていただきました。
本書は医学生・研修医をはじめとした初学者、画像診断は専門ではないものの日常診療で画像と関わる先生方を主な対象としておりますが、本書をきっかけに画像診断の世界に少しでも興味を持っていただければ嬉しいです。
最後になりましたが、執筆および研究会でご指導いただいております木口貴雄先生と、出版に向けて尽力していただいた金芳堂の皆様に深くお礼申し上げます。
令和4年7月
山路大輔
AAアミロイドーシス診療ファイル 難治性炎症診療のエッセンス
AAアミロイドーシスとSAA(血清アミロイドA)を研究する集まりとしてAASAA研究会を立ち上げ、毎年日本リウマチ学会の会期内に簡単な懇談会を開催して情報交換に努めてきた。周知のとおり、AAアミロイドーシスの最多の基礎疾患である関節リウマチの治療が格段に進歩し、このAAアミロイドーシスの新規発症例も減少の一途を辿っている。しかし、対象が減少しても研究すべきことは残っていて、皆も細々と続けているが、自分たちの経験や成果を後世に引き継ぐ時期に来ている。
本書のコンセプトは言うまでもなく、多彩な病態を示すAAアミロイドーシスについての対応のノウハウを伝えることにある。「アミロイドーシスを除外する」と言われても、そんな難治性疾患に出会ったことがない臨床医のために、AAアミロイドーシスがどんな経緯を辿るのか、全身満遍なく症例と診断ポイントをまとめた。研究会メンバーに症例提供をお願いしたことに加え、興味深いAAアミロイドーシス例を各方面で発表されている先生方にもお声がけした集大成本である。
AAアミロイドーシスは、基礎疾患は関節リウマチ中心から、感染症を含む他の慢性炎症性疾患にシフトし、それほど認知されないが、忘れては困る、といった類になるかもしれない。本書が、なんらかお役に立てば幸いである。
2022年6月
編著者代表 山田俊幸
高齢者骨折・外傷診療マニュアル
高齢者の骨折外傷では、整形外科だけではなく、救急、内科、麻酔科など様々な視点からの知識も重要となります。本書では、初期対応をはじめ、その後の対応、高齢者ならではの特性を踏まえた処置・管理について記載しました。整形外科医も手術だけをしていればいいわけではなく、高齢者の骨折に対するリハビリテーションなどにも対応する必要があります。「疫学、骨粗しょう症、周術期合併症」といった総説や「大腿骨近位部骨折、脆弱性骨盤骨折」などの各論についても、各エキスパートたちによって詳述しました。本書を読み終える頃には、高齢者の外傷に対応する医療関係者は皆、自信をもって診療にあたれるようになるでしょう。
序文
編集のことば
国立社会保障・人口問題研究所が公表した「日本の将来推計人口(平成29年度推計)」では、本邦の総人口は既に減少期に入っている一方で、近年の医療の発達により高齢者人口は増え続けている。2025年には65歳以上の高齢者が3,657万人に達し、2042年にピークを迎える。総人口が減少する中で高齢者が増加するため高齢化率(総人口に占める65歳以上の割合)は上昇し、2013年は25.1%で、2035年には33.4%になると予想されている。
高齢者人口の増加に伴い、骨粗鬆症関連骨折である大腿骨近位部骨折をはじめとした高齢者の骨折も増加の一途をたどっている。高齢者の骨折は、上肢の骨折であっても廃用が進む。時には寝たきりの原因となるばかりではなく、受傷後の生命予後を確実に短縮させるため、医療経済的問題と併せて大きな社会問題ともいえる。患者の機能予後ならびに生命予後の改善のためには、受傷早期の手術提供が何よりも大切であることは広く知られているが、こういった高齢者の骨折外傷は、通常の成人よりも骨質が弱く、強固な固定性の獲得による早期リハビリテーションが必要となってくる。一方で高齢者では様々な内科的合併症や抗血小板薬・抗凝固薬の服用などといった複数の手術リスクを有していることが多い。
高齢者の運動器外傷に対する知識は、整形外科医ばかりではなく、初期研修医、内科医、看護師やコメディカルにとっても必要な知識であり、内科医、整形外科医、そして麻酔科医の立場から、それぞれ高齢者の外傷管理について執筆を依頼している。
高齢者の外傷診療には手術の技量もさることながら、全身を診る力が大切であると思われる。
本書は骨折・外傷の本でありながら、高齢者の評価や管理などの総論にページ数の半分を割いているという特徴がある。今後も高齢化率が上昇することが明らかな社会において、高齢者の外傷に対応する医療関係者にとって、本書が診療の一助となることを願っている。
東京女子医科大学附属足立医療センター整形外科
田島康介
PPIが効かない!その時にどうする? 胃食道逆流症(GERD)・咽喉頭逆流症(LPRD)の診かた
日本人の約20%が、胃食道逆流症(GERD)や咽喉頭逆流症(LPRD)に悩んでいる。その治療法はPPIの薬物治療が主である。しかし、そのPPIが効かない患者が約40%いると言われる。そのため、患者は各科のたらい回しにあったり、PPIを無駄に長期的に処方されたりしている。
日本では、胃食道逆流症(GERD)や咽喉頭逆流症(LPRD)は、内科的視点で治療が行われることが主であるため、このようなことになっている。一方アメリカでは、内科的治療(薬物治療・食事療法)に加え、外科的治療(逆流防止機能不全を外科的再建することで逆流そのもの止める)を行うため、症状が改善する患者は多い。なおこの外科的視点は、日本では医学生や研修医のときに少し勉強する程度で、専門医となった後は、あまり深く勉強する機会がないので、見落とされがちな視点である。
本書では、このような視点もしっかりと伝え、また「PPIが効かない患者に出会ったら」という切り口で、PPI投与だけでない、胃食道逆流症(GERD)や咽喉頭逆流症(LPRD)の診療を伝える。日常診療で胃食道逆流症(GERD)や咽喉頭逆流症(LPRD)患者を診る医師(内科医、外科医ともに)に役立ち、さらに、総合診療科医、耳鼻科医、呼吸器内科医、アレルギー科医、心療内科医、一般開業医など、消化器関連科以外で日常的に胃食道逆流症(GERD)等を診る可能性のある診療科の医師にも手にとってもらいたい。
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序文
「クスリを飲んでいるのに胸やけが取れない」「原因不明の胸痛で、頻繁に救急室に来る」「喘息もアレルギーもないのに、咳が止まらない」「ずっと喉に何かが張り付いているような違和感や圧迫感がある」……。そんな患者さんに出会ったことがありませんか? 内視鏡にてびらん性食道炎がなかったから、精神的なものとして心療内科に紹介したことがありませんか? それを聞いたあなたは、ドキッとされているかもしれませんね。
近年「胸やけ」「呑酸」「逆流性食道炎」といったキーワードによって、胃食道逆流症(GERD)は新たな国民病として注目されてきています。GERDは、一般的には内科的疾患と認識されており、多くの患者さんはプロトンポンプ阻害薬(PPI)にて良好な症状コントロールが可能です。しかし実は、GERDは非常に多彩な症状を呈し、PPIが奏効せずに消化器症状のみならず耳鼻咽喉頭・呼吸器系の慢性的な不定愁訴に悩まされている患者さん群が存在します。本書を手に取ったあなたは、そういった患者さんの治療に難渋した経験があるのではないでしょうか。
GERDを専門にする外科医(Foregut surgeon)は、「GERDは外科的疾患」と認識して診断治療しています。本書を読み進めていただければ、その意味がわかると思います。そして、内科と外科では見ている部分が異なるということを理解していただけるはずです。本書では、一見単純な病態と思われるGERDを解剖生理学の観点から切り込んで、「PPIがなぜ効かないのか」「そんな時に何を考えて、何ができるのか」「PPIに代わる次の一手はあるのか」について解説しています。良性疾患であるGERD は、食道腺癌になる可能性を除いて、直接生命に関わるわけではありませんが、著しくQOLを低下させます。ひどいGERD症状のために、何年にもわたって「常に胸やけや嘔気があって嘔吐する」「食べられない」「眠れない」「勉強や仕事に集中できない」患者さんが存在します。「手術」という次の一手で、このような患者さんのQOLを劇的に改善できる可能性があるのです。
今回、GERD診療に情熱を燃やす消化器内科医2名、外科医6名(食道外科医、減量外科医、呼吸器外科医)、耳鼻咽喉科医1名で共同執筆しており、これまでに類のない、斬新な切り口の書籍になったと自負しています。本書が各科の垣根を取り払った共同診療への布石になり、今まで精神的なものや原因不明とされて放置されてきたGERD患者さんのQOL改善に繋がると信じています。専門科を問わず、できるだけ多くの方に読んでいただけることを願ってやみません。
最後に、本書の誕生に関わっていただいた全ての方に、心より深く感謝いたします。
2022年6月吉日
北方敏敬
PT・OTのための測定評価DVD Series 6 整形外科的検査
正しい測定・評価ができていますか?
理学療法士・作業療法士の臨床において、「測定評価」は治療指針の決定や効果判定のために不可欠な要素であるが、近年、個々の測定評価の精度や再現性の相違が施設間で問題視されてきている。
測定評価法に関する成書は数多く発刊されているが、手技自体を反復して学習できるテキストは皆無である。
本シリーズは、従来の測定評価法のテキストとは一線を画し、動画で測定評価手技のポイントを的確に学べ、より再現性の高い測定評価が可能となることを念頭に置いて構成してある。
整形外科的検査とは、骨・関節・筋・神経をはじめとする運動器疾患における症状やその部位を特定し、医学的診断の補助を目的として行われる検査である。
セラピストにとっては、対象者の問題点における機能障害やその程度の判断、すなわち治療につなげるための評価として、また症状変化や効果判定などの治療後の再評価として用いられる。
特に検査では、機器や器具を用いずに徒手と口頭指示によって行われるため、検査手法の再現性が重要となる。
そこで本書では、検査における対象者の動きや反応の観察ポイントを、分かりすく構図で表現した。
また、セラピストが行う実際の検査方法についても、容易に理解できるよう工夫し、その際の禁忌事項も記載してある。
ぜひ、動画と写真でその動作を学び、臨床力を高め、一流のセラピストとして活躍してほしい。
本書は、その一助となる実践的なテキストである。
エキスパートナース Vol.38 No.11
2022年9月号
◆ねじ子のヒミツ手技 COVID-19 3・4回目のワクチンのこと
◆入退院支援&社会資源の最新ポイント
◆ナースの転職で知りたいこと
◆ねじ子のヒミツ手技 COVID-19 3・4回目のワクチンのこと
◆入退院支援&社会資源の最新ポイント
◆ナースの転職で知りたいこと
産科と婦人科 Vol.89 No.9
2022年9月号
【特集】プロゲステロン・プロゲスト―ゲン・プロゲスチン―黄体ホルモンのすべて―
【特集】プロゲステロン・プロゲスト―ゲン・プロゲスチン―黄体ホルモンのすべて― 歴史・分類,分子生物学・血管生物学,月経異常や子宮内膜がんなど臨床での使われ方,新規薬剤まで網羅的に解説いただきました.黄体ホルモンの奥深さに触れてください.
小児科診療 Vol.85 No.9
2022年9月号
【特集】くわしく知ろう小児の機能性消化管疾患
【特集】くわしく知ろう小児の機能性消化管疾患 機能性消化管疾患をRomeⅣ診断基準による症状別に詳しく解説.徴候から検査,治療,介入まで,新生児・乳児/小児・青年期の腹部症状が網羅的に学べる一冊です.
実践理解 心腎連関症候群Q&A
なぜ病態理解は難しく、対策は困難なのか?未来はどのように切り開くのか?
これを読めば「心腎連関症候群」の「いま」と「これから」がわかります!
心臓と腎臓のいずれか一方に障害が起こると他方にも影響して障害が起こる病態を、ひとつの疾患群として考える「心腎連関症候群」。
最新の研究データを元に、心腎連関症候群の病態生理の考え方、治療に関係する薬剤から最新トピックスについてまでを解説。
循環器や腎臓の専門医だけでなく、それらの疾患を日常的に診る内科医師が知っておきたい最新知見が詰まっています。
フローチャート慢性腎臓病漢方薬
西洋医学では対応できない患者さんのつらい症状に漢方薬が役に立つ! 専門医の実臨床の知恵が詰まったフローチャートで、誰でも気軽に漢方薬が処方できます。大人気シリーズの腎臓疾患版。
漢方でインスリンは出ません!
フローチャート糖尿病漢方薬
西洋医学では対応できない困った訴えや、疾患コントロールの難しい糖尿病患者さんに漢方薬が役に立つ! 専門医の実臨床の知恵が詰まったフローチャートで、誰でも気軽に漢方薬が処方できます。大人気シリーズの糖尿病版。
≪講座 スポーツ整形外科学 4≫
体幹のスポーツ外傷・障害
スポーツ整形外科領域における頚椎・胸郭・胸腰椎・骨盤・股関節の外傷・障害を取り上げ,それぞれの疾患の特徴や診断の進め方,復帰支援のための診療の実際をまとめた.スポーツへの復帰に重点をおき,上肢・下肢を含めたさまざまな動作の要である体幹の運動療法についても,その理論と技を多くの写真や図を用いて具体的に解説した.実践に役立つ必携書.
国際学会English ポケット版
大好評の『国際学会English』シリーズの例文が……
ポケットサイズの1冊に!
●大好評の「国際学会English」シリーズから,特に便利な例文を精選して1冊にまとめました.スマホ程度のサイズなので,ポケットに入れておいていざというときに頼りになります!
●発表で使う表現はもちろん,質疑応答(質問する側/質問される側),座長進行,授賞式など,国際学会の朝から晩までのあらゆる場面を網羅していて,いざというときに頼りになります!
臨床の口腔生理学に基づく 摂食嚥下障害のキュアとケア 第2版
摂食嚥下障害と「口から食べること」の理解に役立つロングセラー書の改訂版!
●2009年初版発行以来初の全面見直し・大幅増頁となる待望の改訂版.
●摂食嚥下リハビリテーション関連職にとって,「口から食べること」の理解に役立つ必読の一冊.
●前版同様,フローチャートを使用した病態別の摂食嚥下障害患者へのキュアとケアの進め方が習得できる.
看護 Vol.74 No.10
2022年8月号
特集1 令和4年度 日本看護協会通常総会・全国職能別交流集会 リポート
特集1 令和4年度 日本看護協会通常総会・全国職能別交流集会 リポート
令和4年度 日本看護協会通常総会および全国職能別交流集会は、6月8日(水)・9日(木)に千葉市の幕張メッセで開催されました。新型コロナウイルス感染拡大防止のため規模を縮小したものの、2年ぶりに対面での開催が実現。全代議員(「議決権行使書」提出者を含む)750人と、一般会員171人が参加しました。
通常総会については、重点政策・重点事業に関する質疑応答を中心にリポート。全国職能別交流集会は、各職能委員会の昨年度活動報告および今年度の活動方針のほか、講演、シンポジウム等の内容を報告します。
特集2:2021年 病院看護・外来看護実態調査・ 2021年 看護職員実態調査解説
日本看護協会では、病院看護職員の需給動向や労働状況などを把握するため、毎年「病院看護実態調査」を実施しています。2021年調査は、「2021年 病院看護・外来看護実態調査」として、例年実施している看護職員の労働環境等の実態のほか、外来における看護職員配置と看護機能等についても調査を実施しました。
一方、「看護職員実態調査」は、看護職員の働き方の実態と意識を明らかにするために、4年に1度実施しているものです。2021年は新型コロナウイルス感染症の看護職員への影響や就業継続意向などについて調査しました。
本特集では、「総論」で、外来看護に着目する背景や調査の意義について解説します。「解説1」「解説2」では「2021年病院看護・外来看護実態調査」結果から「外来」における結果、「外来以外」の結果をそれぞれ報告します。そして、「解説3」では「看護職員実態調査」の結果を豊富なデータとともに解説します。
多岐にわたる日本看護協会の事業全体の中から社会状況や政策の動向、看護現場の実態等に鑑みて、特に今、集中的に力を注ぎ、一定程度の成果を急ぐものが「重点政策」であり、その実現に向けて具体に取り組むのが「重点事業」です。一方、看護の発展に極めて重要であるが、関係者間の合意を十分に得た上で法律改正を要するものは「重点課題」として位置づけました。さらに今回は、組織全体を支える取り組みや体制を強化する「基盤強化事業」というフレームも新たに設けています。
特集では、今回示された新たな重点政策・重点事業、重点課題、基盤強化事業の具体的な内容に加え、その背景にあるものや、これらから看護がめざしていく方向性を示します。
所見から考えるぶどう膜炎 第2版
圧倒的な質と量の症例写真で評価・鑑別のプロセスをわかりやすく解説
原因が多彩で鑑別診断が難しいぶどう膜炎をテーマに、“所見”をベースに評価・鑑別のプロセスと注意すべきポイントを示した好評書、待望の改訂版。初版の内容から写真を大幅に追加・変更しパワーアップ。「multiplex PCRの応用」「免疫チェックポイント阻害薬によるぶどう膜炎」など最新のトピックスもフォローするなど、臨床医が“今”知りたい内容へと生まれ変わった。
小児人工内耳前後の療育ガイドライン 2021年版
新生児聴覚スクリーニングで早期に難聴が診断されても、その後適切な療育が行われず、言語獲得に支障をきたす事例が出現しています。本書は、そのような事態を防ぎ、適切な療育が行われるように、難聴児の療育の最適なロードマップを確立することを目標として作成されました。診断、療育、人工内耳、難聴の原因疾患に関する15項目のCQによって、エビデンスに基づいた推奨を提示し、11項目の解説事項で療育の実際を詳説します。
遺伝性乳がん卵巣がんを知ろう!みんなのためのガイドブック 2022年版
親・きょうだい・子どもの三世代で学びたい、遺伝性乳がん卵巣がん(HBOC)の診療の実際。HBOCとは、HBOCと診断されたら、日常生活での注意点、など全59クエスチョンを掲載。初めのクエスチョンから読んでも、気になるクエスチョンを選んで読んでもわかりやすいQ&A式。患者さんとご家族、血縁者の方々など、一般の方にも読みやすい平易な文章で解説している。情報サイト一覧・保険適用一覧・用語集もついて、手頃なサイズが嬉しい。