心不全栄養バイブル
循環器科医師・薬剤師・栄養士・リハビリスタッフなど多職種に役立つ実践的知識!
心不全ステージごとの注意点や併存疾患を考慮した対応がよくわかるベストマニュアル.薬物療法やリハビリなど普段の治療効果に差がつく,これからの時代に欠かせない知識をまとめた本邦初の心不全患者の栄養パーフェクトガイド.
冠難辛句
一片の葉(刃)でサラリと心の煙突掃除
長い入院生活や療養生活の支援の中で語られた、病いを生きる人たちの思いや本音は、深刻になりかねないもの。そんな心のうちを、まろやかに、堅苦しくなく茶話(さわ)談義のように語れるのが、冠難辛句。直接自分の気持ちを伝えるには重すぎることや、うまく伝えきれないことも、冠難辛句の力を借りれば堅苦しくなく表現できる。医療の対象としてではなく身近な人として寄り添ってきた著者が、小気味良い言葉の数々を1冊にまとめた。
最初の章では全句を載せ、次の章では句に関するエピソードを交えて句を解説、最後の章では詩歌療法や冠句の技法を説明するという構成。
ゆとりある心を持って、自分の気持ちをそのまま表したくなる冠難辛句の世界へ、リハビリテーションに関わるセラピストを招待。
土の宿から「学びやー」の風が吹く
ひとと人との出会い、それは理屈ではない。知識や理論で得られるものでもない。ひとの手を借りなくては、食事をすることができない者がいる。そうした重度の障害がある自分たち自身が、生活をともにし、生活をしている場を教材として提供する。その場を介護という考えと技を身につける学びの場にすればよいということにある時、気づいた。これは「土の会」の活動を中心にして著者らが真剣に生きた時代と、すてきな仲間の物語である。
土の宿は、沖縄の小島である伊江島にある。伊江島の豊かな自然をふんだんにカラー写真で紹介し、共存と自立という本来の生き方の問いかけがある。
さわやかでユーモアを感じる筆致の中にも障害と向き合い、自由に生きる術が自分のこととして伝わってくる。
作業療法の詩・ふたたび
作業・作業活動を用いる療法の道に携わり、そのあまりにも日常的で、そして豊かな内容を「だれにでもわかることば」として伝えたいという思いを抱いてきた著者。数々の著書を著す中で、自らのうちにあることばは次第に言語化されてきた。さらに、論理的な表現に収まらないことばや思いもこぼれだした。それらをまとめたものが、前作『作業療法の詩』。
臨床の日々、自分が体験した確からしさを伝える試みの中で、作業する「からだ」からこぼれでた次なる「ことば」が『作業療法の詩・ふたたび』として結実した。前作とあわせ、作業療法の希望は終わらない。
作業療法の詩
ひとはただ一つの身体をもって生まれ、その身体を通して思いを伝え、実現する。予期せぬ病いや障害は、自分と身体、生活や社会との関係性の喪失。その失い奪われた身体や生活、社会との関係性を取り戻す、作業をもちいる療法。作業とは、ひとが作業をするとは何か。臨床の日々、自分が体験した確からしさを伝える試みの中で、作業する「からだ」からこぼれでた「ことば」が形になった。
『作業療法の詩』の誕生は、新たな作業療法の希望の誕生でもある。
生活行為向上力の見つけ方
作業・環境・園芸療法の理論とプログラム
「生活行為向上」の根底ある意識は、「作業」「作業すること」「作業の力」が脚光を浴びたというものであった。まさに、作業療法が脚光を浴びたのであり、環境療法との合体した「園芸療法」が注目されると再確認して執筆作業を始めた。
「作業」とは何か、「作業する」とは何かを、真摯に追求し続けることが作業療法の世界に求められて久しいが、そこが不十分なのではないか。それを深く、強く意識させた「生活行為向上」に働きかける「作業」という視点こそ生命線だ。作業療法士は、今、「作業」の重大さを再認識したのだ。
作業療法を学びたい人たちの、具体的入門書として、また作業療法士諸氏の気づきとして本書が活用されることを願う。
初心者セラピストのための整形疾患最速マスター
整形外科疾患の治療方法をとことんわかりやすく解説!
整形外科疾患を最速で学ぶためには“選択”と”集中”が必要であり、肩・腰・膝といったベーシックな障害を中心に学ぶことがポイントです。また、治療のためにはテクニックも大切ですが、どこに問題があるかを見つけるということに尽きます。本書では、臨床で遭遇しやすい障害を中心に紹介し、疼痛誘発組織がどこにあるかを見つけるために必要な知識についてまとめています。無論、これだけですべてを網羅することは不可能ですが、まずは初学者が勉強していくうえで理解しやすいように、できる限りに平易な言葉を用いてわかりやすく解説していきます。 整形外科疾患のリハビリ治療のわかりやすさナンバー1を目指した解説本です。
近代ボバース概念による正常発達分析
脳性まひの治療示唆
12カ月8段階の正常発達分析から脳性まひリハビリの糸口を見つけ出す
ヒトには発達のための遺伝的プログラミングが備わっていますが、脳性まひのこどもは、このプログラミングがうまく作動せず、無理に環境へ適応している状態にあります。
本書は、こどもが生まれてから二足直立を獲得するまでの12カ月に焦点をあて、その姿勢コントロールを分析することで、脳性まひのこどもの姿勢制御に必要な要素を導き出し、適切な発達支援に活かすことを目的としています。著者は長年、発達分析から考察したアイディアを脳性まひのこどものリハビリテーションに応用し、一人ひとりの生活スタイルに合わせた環境への適応方法を模索してきました。本書ではそれらの治療のヒントも余すことなく紹介しています。
はじめに、発達分析に必要なポイントを紹介し、次に、こどもの12カ月までの発達を8段階に分けて丁寧に解説。段階ごとに分析し、その時期に必要な治療へのアドバイスを多数紹介しています。
専門用語はコラムとして抜き出して解説を加えているため、初学者でも躊躇なく読み進めることが可能です。また、臨床で役立つテクニックや症例への適応方法を多数の図・写真を用いて紹介しています。脳性まひのこどもに関わるPT、OT、ST、医師などの医療従事者、こどもの家族、また成人疾患の治療者や福祉教育、発達支援事業の関係者にとっても役立つヒントが満載です。
リハビリテーションレジデントマニュアル 第4版
いつもポケットに心強いミカタを。慶應リハのノウハウ満載のマニュアル、待望の改訂!
日常のリハビリテーション診療・治療に携行できるポケットサイズで、迷ったときや困ったときに、評価・診断、治療、疾患・障害から検索できる。見逃してはならない重要なポイントを「臨床上のコツ」として集約。臨床でよく使われる評価スケールを付録として収載。リハビリテーション科専門医を目指すレジデントはもちろん、PT・OT・STにも役立つ1冊であり、初期研修医や他科医師が最初に持つテキストとしても最良の1冊。
*「レジデントマニュアル」は株式会社医学書院の登録商標です。
医学のあゆみ282巻2号
A型・E型肝炎の最新動向
A型・E型肝炎の最新動向
企画:四柳 宏(東京大学医科学研究所先端医療研究センター感染症分野)
・ウイルス肝炎のうち,A型肝炎とE型肝炎は経口感染により発症することが知られている.A型肝炎は上水道の完備に伴い,加熱不十分な海産物からの感染が主な感染経路であり,現在も一般生活者では最も多い感染経路である.
・発展途上国への渡航の際はHAワクチンの接種が強く推奨されている.グローバル化の進むなか,HAワクチンの接種と並び,抗ウイルス薬の開発が進められている.
・E型肝炎は診断キットの開発・上市に伴い,急性肝障害のかなりの割合を占めることがわかってきた.ウイルス増殖のメカニズムが詳細に解析できるようになり,治療薬,さらにはワクチン開発などが加速した.
VisualDermatology Vol.21 No.7(2022年7月号)
【特集】爪のアトラス
【特集】爪のアトラス 人気シリーズ《部位別アトラス》第6弾!待望の「爪のアトラス」登場!爪に現れるさまざまな皮膚疾患について、総論で爪の解剖学を解説し、本編でcommonで実用的な臨床写真《アトラス》を多数掲載!
生涯人間発達学 改訂第2版増補版
保健・医療の専門家をめざす学生のみならず、人間を対象とする教育・福祉関係の学生やそれらの領域で働く実践家の手引き書ともなる一冊。
人間を発達の視点からとらえ、既存の教科書のように生命の誕生から小児期・青年期にのみ焦点を合わせるのではなく、成人期を経て死に至るまでの人間の一生における量的・質的変化を記述した本書は、保健・医療の専門家をめざす学生のみならず、人間を対象とする教育・福祉関係の学生やそれらの領域で働く実践家の手引き書ともなる一冊である。
今回の増補版では、官公庁発表のデータはすべて新しいものに入れ替え、家庭内暴力、児童虐待、自殺、薬物汚染、STDなど社会病理学的な問題、DINKs、NEET、フリーターなど若者の新しい生き方、さらにADHD、ICFなどに関しても発達学的視点から言及。
J-IDEO (ジェイ・イデオ) Vol.6 No.4
2022年7月号
【Special Topic】追悼:ポール・ファーマー
【Special Topic】追悼:ポール・ファーマー 今号のSpecial Topicは「追悼:ポール・ファーマー」.感染症対策・医療支援など幅広い分野での国際的なリーダーとして活躍してこられた医師・医療人類学者のポール・ファーマー氏が2022年2月22日にご逝去されました.今号では,ファーマー氏と交流の深かった先生方に思い出やエピソード,メッセージを御執筆いただきました.さらに,HOT TOPICとして「サル痘総説(石金正裕先生)」「小児の原因不明の急性肝炎(堀越裕歩先生)」も収載します.
フロントランナー直伝 相分離解析プロトコール
今すぐ実験したくなる、論文にはないコツや技
「これって相分離?」と悩むあなたに.精製やイメージング,動態評価,定量解析など,実績ある先駆者たちによる細胞内外での解析プロトコールを結集.さらに頻発トラブルへの対応もQ&A形式で多数掲載!
臨牀透析 Vol.38 No.7 増刊号
2022年7月増刊号
バスキュラーアクセス-作製・管理・修復の基本方針 2nd Editon
バスキュラーアクセス-作製・管理・修復の基本方針 2nd Editon
VA は透析のアキレス腱といわれ,良い透析療法をするには良好なVA は欠かせない.
本増刊号が透析患者の患者個々に合ったVA 作製とその管理に,そしてより良い透析生活に役立ってくれることを期待している.
薬局 Vol.73 No.8
2022年7月号
知っておきたい呼吸ケア
知っておきたい呼吸ケア 呼吸苦・呼吸困難感は,QOL を著しく損ない,適切なサポートやセルフケアの知識を必要とします.今後は薬剤師も在宅医療や退院後のフォローアップに関わり,呼吸苦を抱える患者のセルフケアや療養サポートに介入する機会も増えていくと考えられます.
本特集は薬剤師ならば知っておきたい呼吸と呼吸ケアの知識をまとめました.くすりの知識だけでなく,治療のなかでの薬剤の役割や,呼吸のアセスメント,非薬物治療的なケアも学べる一冊です.
PT・OTのための画像評価学テキスト
教育課程で使いやすい15章で構成され,運動器疾患・神経疾患・内部疾患をモダリティ別に解説.各分野のスペシャリストである医師と理学療法士により,解剖イラストと併せて疾患の特徴をよく反映したわかりやすい画像を数多く系統的に掲載.厳選された正常画像と疾患画像を対比しながら学習でき,読影のコツやピットホールの解説,学習の到達度を確認できるチャレンジ問題により評価能力を短期間で効率的に修得できる.
標準公認心理師養成テキスト
公認心理師試験出題基準,ブループリント,これまでの過去問を踏まえ,公認心理師試験で問われる内容を厳選.この分野で臨床,教育,研究をリードする心理職・医師による執筆.テーマごとに図表や重要語句の欄外説明を含んだ見開き構成とし,標準的な情報・知識をコンパクトに整理.巻末資料,用語解説でさらなる学習をサポート.学部学生の授業の予習・復習から心理実習,国家試験対策まで使用できる標準テキスト.※一部電子書籍では表示できない図表を含みます(P.119 表).
臨床スポーツ医学 2022年7月号
スポーツにもエビデンスを導入しよう~スポーツ動作や身体変化を客観的に評価する
スポーツにもエビデンスを導入しよう~スポーツ動作や身体変化を客観的に評価する
「スポーツにもエビデンスを導入しよう~スポーツ動作や身体変化を客観的に評価する」特集として,スポーツ医学の研究をはじめよう/サーべイランスの取り方と評価方法/有限要素法(FEM)による力学解析/スポーツによる軟骨変化を計測する/スポーツによる筋の変化を計測する/スポーツによる心理変化を定量化する などを取り上げる.連載は,【AI・IoTとスポーツ医学】【スポーツ現場に活かす運動機能評価とコンディション管理】.
消化器クリニカルアップデート 2022年5月号
2022年5月号
特集:これだけは知っておきたい消化器疾患の漢方治療
特集:これだけは知っておきたい消化器疾患の漢方治療