看護 Vol.74 No.10
2022年8月号
特集1 令和4年度 日本看護協会通常総会・全国職能別交流集会 リポート
特集1 令和4年度 日本看護協会通常総会・全国職能別交流集会 リポート
令和4年度 日本看護協会通常総会および全国職能別交流集会は、6月8日(水)・9日(木)に千葉市の幕張メッセで開催されました。新型コロナウイルス感染拡大防止のため規模を縮小したものの、2年ぶりに対面での開催が実現。全代議員(「議決権行使書」提出者を含む)750人と、一般会員171人が参加しました。
通常総会については、重点政策・重点事業に関する質疑応答を中心にリポート。全国職能別交流集会は、各職能委員会の昨年度活動報告および今年度の活動方針のほか、講演、シンポジウム等の内容を報告します。
特集2:2021年 病院看護・外来看護実態調査・ 2021年 看護職員実態調査解説
日本看護協会では、病院看護職員の需給動向や労働状況などを把握するため、毎年「病院看護実態調査」を実施しています。2021年調査は、「2021年 病院看護・外来看護実態調査」として、例年実施している看護職員の労働環境等の実態のほか、外来における看護職員配置と看護機能等についても調査を実施しました。
一方、「看護職員実態調査」は、看護職員の働き方の実態と意識を明らかにするために、4年に1度実施しているものです。2021年は新型コロナウイルス感染症の看護職員への影響や就業継続意向などについて調査しました。
本特集では、「総論」で、外来看護に着目する背景や調査の意義について解説します。「解説1」「解説2」では「2021年病院看護・外来看護実態調査」結果から「外来」における結果、「外来以外」の結果をそれぞれ報告します。そして、「解説3」では「看護職員実態調査」の結果を豊富なデータとともに解説します。
多岐にわたる日本看護協会の事業全体の中から社会状況や政策の動向、看護現場の実態等に鑑みて、特に今、集中的に力を注ぎ、一定程度の成果を急ぐものが「重点政策」であり、その実現に向けて具体に取り組むのが「重点事業」です。一方、看護の発展に極めて重要であるが、関係者間の合意を十分に得た上で法律改正を要するものは「重点課題」として位置づけました。さらに今回は、組織全体を支える取り組みや体制を強化する「基盤強化事業」というフレームも新たに設けています。
特集では、今回示された新たな重点政策・重点事業、重点課題、基盤強化事業の具体的な内容に加え、その背景にあるものや、これらから看護がめざしていく方向性を示します。
所見から考えるぶどう膜炎 第2版
圧倒的な質と量の症例写真で評価・鑑別のプロセスをわかりやすく解説
原因が多彩で鑑別診断が難しいぶどう膜炎をテーマに、“所見”をベースに評価・鑑別のプロセスと注意すべきポイントを示した好評書、待望の改訂版。初版の内容から写真を大幅に追加・変更しパワーアップ。「multiplex PCRの応用」「免疫チェックポイント阻害薬によるぶどう膜炎」など最新のトピックスもフォローするなど、臨床医が“今”知りたい内容へと生まれ変わった。
小児人工内耳前後の療育ガイドライン 2021年版
新生児聴覚スクリーニングで早期に難聴が診断されても、その後適切な療育が行われず、言語獲得に支障をきたす事例が出現しています。本書は、そのような事態を防ぎ、適切な療育が行われるように、難聴児の療育の最適なロードマップを確立することを目標として作成されました。診断、療育、人工内耳、難聴の原因疾患に関する15項目のCQによって、エビデンスに基づいた推奨を提示し、11項目の解説事項で療育の実際を詳説します。
医学史事典
医学は私たちの健康と生命を守る営為であり、人間社会のどの地域・時代にも存在する。医学の歴史は経験知と哲学をもとにした古代の伝統医学から始まり、次第に科学・技術と結びつきを強め、高度な現代医学へと発展してきた。医学史という学問分野は、先人たちの事績や過去の医学知識にとどまらず、医療と社会・文化との関わり、薬学・生物学など周辺分野との関わりといった多様な背景や時空間までもが視野に入っている。本書は日本の医史学研究者が集結し、西洋、インド、アラビア、東アジア、日本など様々な地域と時代の医学史を、興味深いテーマを見開きで次々読める形で収録した。人間と医学と社会のかかわりを追う人への入り口となる一冊。
PT・OTのための測定評価DVD Series 2 形態測定・感覚検査・反射検査 第2版
正しい測定・評価ができていますか?
第2版ではあらたに感覚検査を加え、検査項目を充実させた。
理学療法士・作業療法士の臨床において、「測定評価」は治療指針の決定や効果判定のために不可欠な要素であるが、近年、個々の測定評価の精度や再現性の相違が施設間で問題視されてきている。
測定評価法に関する成書は数多く発刊されているが、手技自体を反復して学習できるテキストは皆無である。
本シリーズは、従来の測定評価法のテキストとは一線を画し、動画で測定評価手技のポイントを的確に学べ、より再現性の高い測定評価が可能となることを念頭に置いて構成してある。
シリーズ第2巻の『改訂』で特筆すべき点は、対象者が感じるか否かといった自覚的要素に頼る部分が多い『感覚検査』を追加したところである。ぜひ、動画と写真でその動作を学び、臨床力を高めてもらいたい。
また、従来の形態測定や反射検査については、再検討を行い、現状の臨床に即した内容へとブラッシュアップした。形態測定では骨模型を用い解剖学的にわかりやすく測定指標を紹介。反射検査では臨床でしかまず見ることができない病的反射を動画で見せるなど、臨床現場で即対応できる内容となっている。
本書は理学療法士・作業療法士のための、読んで学び、見て体得することができる測定評価テキストシリーズである。
総合診療外来の問診ライブ
これを聞けば大丈夫
本書は研修医や若手内科医を読者対象に,初診外来での問診と病歴聴取の実況中継を通じて,執筆者の豊富な臨床経験に基づいた鑑別診断とその臨床思考を擬似的に体験・トレーニングできる画期的な実践書.各論では,臨床現場でいつかは必ず遭遇するであろう様々なCaseを用意.ここで展開される問診例を,一緒に考えながら読み解くことで,臨床思考における重要な方法論を自分のモノにできる.
積極的保存療法
スポーツ障害の評価と治療
本書では,競技現場で活躍する整形外科医と理学療法士により,スポーツ障害の評価と治療を豊富な写真を用い解説する.スポーツ障害が発生した患者に対し,単に安静を指示するのではなく,早期競技復帰のため,積極的に保存療法を行わせるという治療の組み立て方をコンセプトとし,実践に役立つ内容が豊富に盛り込まれている.スポーツ障害はもちろん,運動器障害全般を扱う整形外科医や理学療法士に必ず役立つ一冊.
皮膚科ナーシングプラクティス
皮膚科における看護は,高い専門知識と皮膚科特有の看護技術が求められる.本書は,(1)皮膚科看護に必須の知識をコンパクトにまとめたテキスト,(2)皮膚科特有の看護テクニックをまとめた実践書,(3)外来・手術・病棟の各場面における看護の役割と要点を解説したマニュアルの3役をまとめた画期的な1冊.医師とナースの共同執筆による現場に即した内容を,豊富な写真とイラストでビジュアルに魅せる新たな皮膚科看護のバイブル.
健康・スポーツ科学テキスト
機能解剖・バイオメカニクス
健康運動指導士・健康運動実践指導者などを目指す体育・スポーツ系の学部生を対象とし,機能解剖・バイオメカニクスの基礎的な知見をスポーツ科学と理学療法の専門家が分かりやすく解説した.関節や全身についての基礎科学より始まり,部位別の構造と機能,運動,さらには人間の様々な動作のメカニズムまで幅広く網羅されている.また,動きの解析・測定方法や統計処理の実際についても触れられている.
小児科 Vol.63 No.8
2022年8月号
小児呼吸器―最近のトピックス
小児呼吸器―最近のトピックス
「RSウイルス感染症」「長引く咳嗽」「小児喘息」「口呼吸」「睡眠時無呼吸症候群」「後鼻漏症候群」など、小児科医には馴染みの深い呼吸器の話題を特集。最新知見やガイドラインの要点など、日常診療のアップデートに役立つ内容をまとめました。特集以外にも、尿素サイクル異常症、救急における身体診察、マダニ媒介性感染症の話題も掲載しています。
臨床放射線 Vol.67 No.8
2022年8月号
急性腹症の画像診断up to date
急性腹症の画像診断up to date
日常診療で経験することの多い急性腹症は考えるべき疾患も多く、しかも迅速な処置の必要性の判断、さらに具体的な治療方針まで指示しなければなりません。本特集では急性腹症の診断・治療における重要なポイントについて、急性腹症の画像診断の経験が豊富な先生方にご執筆いただきました。日常診療における必携書と言える内容となっていますので、ぜひご一読ください。
産婦人科の実際 Vol.71 No.8
2022年8月号
知っておきたい! 合併症を伴う婦人科がん診療up to date
知っておきたい! 合併症を伴う婦人科がん診療up to date
高齢化が進み,様々な合併症を伴う婦人科がん患者さんも増えてきています。そんな患者さんにいざ遭遇したときに円滑に対応できるよう,最新情報のアップデートは必要不可欠です。本特集では,婦人科医が遭遇しうる合併症を伴う婦人科がん治療の実践的な管理について広く深く解説していただきました。
皮膚科の臨床 Vol.64 No. 9
2022年8月号
蕁麻疹・痒疹
蕁麻疹・痒疹
「蕁麻疹」の原因は多種多様ですが,そのような誘因や因子を特定できない症例も多く存在します。本号では,食物アレルギーを中心に,詳しい問診・検査で原因を推定できた「蕁麻疹・痒疹」の症例報告をまとめました。皮膚テストの実施時期や患者指導の方法など,実臨床に役立つ知識が盛り沢山です。日々の診療に是非お役立てください。エッセイ憧鉄雑感などの連載記事も好評掲載中!
眼科 Vol.64 No.8
2022年8月号
眼内レンズ度数計算アップデート
眼内レンズ度数計算アップデート
トピックス、診療のコツ、症例報告、どこから読んでもすぐ診療に役立つ、気軽な眼科の専門誌です。本号の特集は「眼内レンズ度数計算アップデート」と題し、患者満足度の高い白内障手術のために必須の知識である眼内レンズ度数決定法の最新情報を、4項目に分けて解説いただきました。また、綜説は日常臨床に役立つ「緑内障点眼薬の現状と今後の展望」「黄斑上膜の手術適応」の2本です。連載・投稿論文共々、是非ご一読ください。
手術 Vol.76 No.9
2022年8月号
胃癌・食道癌に対するロボット支援手術─A to Z
胃癌・食道癌に対するロボット支援手術─A to Z
手術がうまくなりたい消化器・一般外科医のための専門誌。マニアックなほど深堀りした特集内容やビジュアルでわかりやすい手術手技の解説を特長とする。本号の特集テーマは胃癌・食道癌に対するロボット支援手術。安全な導入のためのステップや手技の実際に加え,最新のエビデンス(なぜロボットを導入するのか? 導入後に何が期待されるか?)や診療報酬の観点といった,一歩踏み込んだ内容を含む革新的かつ意欲的な構成とした。
整形・災害外科 Vol.65 No.9
2022年8月号
上位頚椎疾患・外傷の病態と治療
上位頚椎疾患・外傷の病態と治療
今日の脊椎脊髄外科領域においては,医療の発展と時代の流れとともにに、疾患の種類や治療法も著しく変化している。本特集では上位頚椎疾患・外傷の病態と治療における新たな知見と知識の整理を目的に,実臨床で遭遇することが多い代表的疾患・外傷について解説した。若手医師のみならず脊椎脊髄専門医にとっても役立つ内容となっている。
臨牀消化器内科 Vol.37 No.10
2022年9月号
胆道ドレナージのすべて-適応・方法
胆道ドレナージのすべて-適応・方法
胆道ドレナージ(広義)は胆道外瘻術(狭義の胆道ドレナージ)と胆道内瘻術を含む.本号では広義の胆道ドレナージについて特集した.胆道ドレナージはドレナージされる部位によって,胆管ドレナージと胆嚢ドレナージに分けられる.近年の胆道ドレナージ法の進歩はめざましい.
関節外科 基礎と臨床 Vol.41 No.9
2022年9月号
【特集】膝靱帯再建の何が今アツイのか
【特集】膝靱帯再建の何が今アツイのか
臨牀消化器内科 Vol.37 No.9 増刊号
2022年8月増刊号
食道疾患の診療
食道疾患の診療
本増刊号を企画して,この14 年間における食道疾患診療の目覚ましい進歩を実感した.本増刊号が読者の先生方の診療,研究に,少しでもお役に立てば幸甚である.
救急医学2022年8月号
ドクターヘリ -Fly Me to the Future-
ドクターヘリ -Fly Me to the Future- 2022年4月、全国47都道府県へのドクターヘリ配備が実現。そこに至る道のりや実績、現状、そして未来のさらなる可能性を凝縮。全国でも指折りの基地病院のドクターヘリ機体、機内、資器材、ユニフォーム、運用体制などを多数の写真とともに紹介する「全国ドクターヘリ ピックアップ紹介」は必見です。