これが私の薬剤師ライフ
薬学教育が4年制から6年制に変わり、2012年に6年制薬科大学・薬学部の1期生が卒業して、ちょうど10年。6年制薬学教育を受けた薬剤師が、組織の中堅として重要な役割を担うようになってきました。
薬局、ドラッグストア、病院、大学、企業など、さまざまに進路選択した20~30代の6年制卒薬剤師50名が、自身のキャリアについて悩みや失敗談なども交えて語ります。キャリアに悩む薬剤師、これから薬剤師を目指す学生、必読です。
医学のあゆみ281巻11号
消化器内視鏡技術の進歩と展望
消化器内視鏡技術の進歩と展望
企画:藤城光弘(東京大学大学院医学系研究科消化器内科学)
・近年の消化器内視鏡技術の進歩により,今まで見えなかったものが見えるようになり,またカプセル内視鏡やバルーン内視鏡などの登場で,深部小腸や術後再建腸管を有する患者の肝門部にまで到達できるようになった.
・これらを受けて,外科手術にのみ頼っていた多くの消化器疾患の治療が,内視鏡を用いた低侵襲・臓器温存治療として内視鏡医のもとで行われるようになり,患者のQOL(quality of life)改善に寄与している.
・本特集では,消化器内視鏡技術の現在の到達点と将来展望をその道のエキスパートの先生方に解説していただく.本特集が消化器内視鏡に対する理解を深め,消化器内視鏡の将来像に思いを馳せる機会になれば幸いである.
生体材料化学
基礎と応用
本書では,バイオ関連の高分子材料に焦点を当て,その基礎と応用についてわかりやすく解説する。まずは生体および合成高分子の基礎について説明し,つぎにバイオマテリアルなど医療関連への応用について実例を挙げて解説する。
≪自然言語処理シリーズ 12≫
医療言語処理
医療分野の情報処理の高度化は,電子カルテの実用化により加速している。医療言語処理はその基盤を支える技術である。本書は情報処理研究者を対象にリソースをさまざまなテキストから紹介し,基本を押さえた手法を解説している。
VisualDermatology Vol.21 No.6(2022年6月号)
【特集】食生活と皮膚疾患ーどのように食事指導するか?
【特集】食生活と皮膚疾患ーどのように食事指導するか? 皮膚科の生活指導において、栄養指導はあらゆる場面で患者ニーズがある。本特集では栄養が原因でおこる皮膚疾患や栄養指導にとどまらず、アレルギーやきずの回復など、あらゆる側面から皮膚科と食生活を考察し、皮膚科における食事指導必読の特集!
臨牀透析 Vol.38 No.6
2022年6月号
CKD 診療における漢方と補完代替療法
CKD 診療における漢方と補完代替療法
わが国は国民皆保険制度に守られて「治す医療」は高い水準に保たれているが,そのためのEBMと対極にあり,根拠には乏しいかもしれないが,人間の価値観や人生観,死生観まで考えた「癒す医療」こそ今後必要とされる医療ではないだろうか?
Heart View Vol.26 No.7
2022年7月号
【特集】SHDカテーテル治療の現状を知ろう 教育から適応,治療まで
【特集】SHDカテーテル治療の現状を知ろう 教育から適応,治療まで
ものがたりで考える
医師のためのリベラルアーツ
感情に触れる医師が働き方改革時代に身につけたい倫理観
診察する,治療する,命と向き合う,…医師として働くとはどういうことか,患者さんにどう接するか,“正解”はなくとも「考えて答えを出していかねばならない」倫理的なテーマについて医学生/研修医に向けて解説。小児科医であり絵本作家でもある著者が,医療現場のエピソードに沿った「物語」を提供し,読者に考えてもらいながら倫理観を育んでいく。「明日からの診療に役立つ一言」も記載し,躓いたとき,迷ったときに心の支えとなる書籍。
がん医療におけるこころのケアガイドラインシリーズ 1
がん患者におけるせん妄ガイドライン 2022年版
せん妄はがん医療の現場において高頻度で認められる病態であり、超高齢社会を迎えた日本では今後さらに、せん妄の予防や対策が重要となる。今改訂では、終末期せん妄への対応や、せん妄に対する病院組織としての取り組み方についての解説を総論に加えたほか、「予防」などに関する臨床疑問が新たに追加された。また、薬物療法における薬剤選択や投与量などを解説した「臨床の手引き」の章も新設され、より臨床現場で役立つ一冊となっている。
訪問看護、介護・福祉施設のケアに携わる人へ
コミュニティケア Vol.24 No.6
特集1: 共生型サービスの魅力
特集1: 共生型サービスの魅力
平成30年度介護報酬・障害福祉サービス等改定において、介護や障害福祉といった枠組みにとらわれず、多様化・複雑化している福祉ニーズに対応するとともに、地域の実情に応じたサービス提供体制の構築をめざし、「共生型サービス」が創設されました。制度開始から4年が経過しましたが、共生型サービスを実施している事業所数は非常に少ない状況です。その理由としては、自治体・介護保険サービス事業者・障害福祉サービス事業者いずれも、共生型サービスの意義や効果・制度内容をはじめ、実際に同サービスに取り組んでいる事業所の実態を十分に把握できていないことが挙げられます。
本特集では、地域共生社会の実現に向けた共生型サービスのあり方を踏まえて、開設と運営のポイントについて解説。併せて、地域ニーズを把握し課題に対応した支援を実現するために、共生型サービスを立ち上げた3つの事業所の取り組みについて紹介します。
今後、小児も障がい者も高齢者も1つ屋根の下で過ごす共生型サービスの普及が期待されます。
特集2:令和4年度診療報酬改定 現場への影響
令和4年度診療報酬改定は、重点課題として「新型コロナウイルス感染症等にも対応できる効率的・効果的で質の高い医療提供体制の構築」「安心・安全で質の高い医療の実現のための医師等の働き方改革等の推進」が挙げられ、在宅で安心して療養生活を継続できるよう、地域における在宅医療・訪問看護提供体制の確保に向けた多くの改定が行われました。特に、医療ニーズの高い利用者が増加している状況から、専門看護師・認定看護師・特定行為研修修了者の在宅領域での活躍に向けた評価の新設・見直しがなされたことが大きな特徴といえます。
本特集では、同改定のポイントと在宅医療の今後の方向性などを示すとともに、在宅領域で働く医師・看護師に、改定への所感や改定内容を踏まえた自事業所での対応、今後への展望を論じていただきます。
神経麻酔と神経集中治療の基礎と実践
執筆者総勢84 名!
各項目の専門家に学ぶ、神経麻酔領域での安全な周術期管理
◼神経麻酔と神経集中治療に関する基礎知識から一般診療に必要な内容まで、要点を体系的に網羅。
◼安全な周術期管理を目指すとともに、あらゆる臨床の現場で役立つ中枢神経系の評価に必要な知識を明確に記載しています。
◼麻酔科医だけでなく、神経麻酔に関わる 看護師、薬剤師、臨床工学技士、臨床検査技師 にもおすすめの一冊。
胆膵Oncology Forum Vol.2 No.2
2022年3月号
座談会 膵・胆道がんにおける悪液質の病態と治療
座談会 膵・胆道がんにおける悪液質の病態と治療
胆道・膵がんに関する最新の研究動向から、内科・外科系・放射線治療等の医師が相互の診療内容を理解して実臨床に生かしていただけるような内容、さらには患者啓発といった内容にも触れ、充実した情報を提供するがん学術専門雑誌。
精神科臨床 Legato Vol.8 No.1
2022年4月号
座談会 DV・虐待への精神科的対応
座談会 DV・虐待への精神科的対応
統合失調症や気分障害を中心に精神科領域全体を広く取り上げ,そのときのトレンドに沿った話題や読者が診療において役立つ情報を提供し,精神科臨床の向上に貢献することを目指したものである。
臨床栄養 140巻6号
臨時増刊号
SDGsと栄養・食 Nutrition for Growth
SDGsと栄養・食 Nutrition for Growth
●SDGs達成のために栄養・食で取り組むべき課題をこの一冊で解説!
●SDGs(持続可能な開発目標)とは,2015年に国連で採択された「誰一人取り残さない」「持続可能な世界」を実現するための国際目標である.
●このSDGsを実現するにあたり,人口増加による食料不足,気候変動による食料生産への影響,農業・畜産業にかかるエネルギー問題,貧困や飢餓,疾病など,栄養が深く関わる課題は数多く存在する.
●持続可能な食料システムと健康な食事を両立させるために,栄養・食の専門家は何に取り組めばよいのか.その視座を養うため,栄養学のみならず,多くの分野から最新の研究を紹介する.
多職種で取り組む抗菌薬適正使用 AST活動はじめの一歩
これから抗菌薬適正使用に取り組む、薬剤師・臨床検査技師・看護師などの医療スタッフ向けの入門書!
■内容紹介
Step1:抗菌薬適正使用の基礎知識について、図表を使って分かりやすく整理!
○目次抜粋
・抗菌薬適正使用支援(AS)およびAST
・抗菌薬使用の基本的な考え方
・主な感染症と第一選択薬
・主な原因菌と第一選択薬
・抗菌薬の種類と特徴
Step.2:AST活動で遭遇するギモンにエキスパートが分かりやすく回答!
○Qの例
・抗菌薬の有効・無効はどの時点でどのように判断する?
・感染症の治療中にも培養検査は必要? 実施するとすればどのタイミング?
・特に注意すべき患者の観察項目は? ASTに伝達すべきなのはどのような場合?
Medical Technology 47巻13号
臨時増刊号
この1冊で安心!周術期の生理機能検査丸ごとガイド
この1冊で安心!周術期の生理機能検査丸ごとガイド
周術期において安全で良好な管理を行うためには,術前検査,術中サポートならびに術後検査をより効果的に手術・治療に即した内容で行う必要があります.また,手術の多様化により,手術内容によって求められる検査内容も異なってきており,術前検査ではより詳細な観察や特殊な計測が求められる場合があります.術後検査では術後評価に加え,術後合併症や術後感染症などのチェックなどが求められます.このように周術期の検査は手術手技やデバイスの選択,治療方針などに重要な情報となるため,スクリーニング検査の内容では不十分であり,手術内容,目的に合わせた検査結果を報告する必要があります.このため,生理検査に携わる臨床検査技師は,術前・術中・術後検査に求められる検査内容を十分に理解し対応できる知識と技術の習得が求められます.
そこで本書では,周術期の生理検査について概略から疾患ごとに具体的な解説を盛り込んだ実践的な教本となるように構成しました.第1 章では,周術期管理に関して,その概要と周術期における生理検査の役割について,第2 章では,心電図検査,呼吸機能検査,下肢静脈エコー検査に関して,各検査の意義と重要性についてご解説いただきました.そして第3 章では,腹部超音波検査,心臓超音波検査,血管超音波検査,頭頸部がんや乳がんの超音波検査,カテーテルアブレーション,肺がんの生理検査,てんかん手術の脳波検査,頭蓋内腫瘍のMRI 検査,術中神経モニタリングに関して代表的な疾患をあげて,検査者に必要な周術期検査の具体的なポイントや注意点,検査時の工夫など実践的な内容についてご解説いただきました.また,コラムとして基礎知識やワンポイントアドバイスの項目を加えており,概略から実践的な内容まで幅広く盛り込まれた内容になっております.今回のご執筆は第一線で指導者としてもご活躍されており,技師教育にも大変ご理解のある先生方にお願いさせていただきました.
医師や看護師,薬剤師に向けた周術期管理の書籍は存在しますが,臨床検査技師に向けて体系的に書かれた書籍はありません.臨床検査技師が自信をもって周術期の生理検査に臨めるよう,必要な知識と実践手技を網羅した1 冊です.実践的な実用書として,また知識の確認書として,さらには先輩技師が若手技師を指導する際の参考書として,幅広くご活用いただければ幸いです.
最後に,ご多忙のなか,本書の執筆に快くご協力くださり,多大なるご尽力をいただいたご執筆者の先生方に,深く感謝の意を表します.
2019年12月 月刊『Medical Technology』編集委員会 東海大学医学部付属大磯病院中央臨床検査科 髙梨 昇
Medical Technology 別冊 超音波エキスパート19 運動器領域の超音波検査
超音波エキスパート19 運動器領域の超音波検査
超音波エキスパート19 運動器領域の超音波検査 ●運動器領域の超音波検査がよくわかる! 現場のニーズに応える実践書!
●月刊「Medical Technology」別冊の好評シリーズ,「超音波エキスパート」第19弾!
●運動器領域の超音波検査について,最新の知見や情報をもとに,主要な部位ごとにわかりやすく解説.
●現場のニーズに応える内容を満載した実践的な一冊!
末梢静脈カテーテル留置技術 ベストプラクティス
末梢静脈カテーテルの挿入・留置は、看護師が最も頻繁に行うルーチンワークの1つです。そして、侵襲を伴う技術でもあるため、安全・安楽に行うことが大前提となっています。
本書は、視診・触診による従来の末梢静脈カテーテル留置技術による点滴トラブルの実態から、一歩進んで、トラブル防止のための具体的な技術として「エコーを用いた末梢静脈カテーテル留置技術」を紹介するものです。
ひとと音・音楽
療法として音楽をつかう
本書は、療法として音楽を用いるという視点から、ひとと音楽の関係に始まり、音楽を用いる療法の構造、音楽の効用、適応と対象、プログラムの進め方などを示し、具体的な事例を数例紹介するという構成となっている。その根底にあるものは、生きていること、生きようとすることに自然に添う音と音楽のあり様を求めることの深さ、そしてその音や音楽を用いた人との関わりの複雑さから活動としての、療法としての音楽を実際的に解き明かそうという試みである。
人の日々の営みを生活の自律と適応から援助する作業療法士と、サウンドヒーリングの世界にいる音楽療法士がハーモニーした待望のテキスト。音楽療法を専門とする方々、言語聴覚、作業療法、理学療法などリハビリテーションを専門とされている方々が効果的な音や音楽のある空間づくりに関心を持つ手立てとしてお勧めしたい。
臨床作業療法NOVA Vol.18 No.4
2021年冬号
【特集】認知症の作業療法 観察ガイド
【特集】認知症の作業療法 観察ガイド
「観察力」の熟達は、作業療法士の成長につながる。
認知症の人を対象にした作業療法関連の書籍は、数多く出版されている。本書は、認知症の作業療法の基本である「観察」を軸に、支援への活かし方を示し、実践に展開する方法を紹介した初のテキストとなる。作業療法はもとより、人を支援する職種が用いる「観察」には、見るべきポイントを焦点化する力、得られた事柄を記録する力、事象を整理する力など、さまざまな要素が複合的に要求される。実践の場で、これらを意識して行動することで観察力は醸成されていく。
観察力の熟達によって、リーズニングや適切な予後予測の見立てが可能になる。つい見過ごされる「観察」を再度見直すことで、認知症の支援と自己の成長の糧になるであろう。