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はじめての減酒治療

樋口 進 (編著)

出版社:金芳堂

印刷版発行年月:2023/07

近年、アルコール依存症治療に対する新しいアプローチとして減酒治療が注目されています。2019年には減酒治療薬ナルメフェンが使用可能となり、減酒治療を始める医療機関が広まってきました。

本書では、わが国で初めて減酒外来を開設した久里浜医療センターの、アルコール依存症診療の国際的第一人者である編者を中心に、減酒治療の実際、減酒外来のポイント、総合病院・職域指導やクリニックにおける減酒治療の実践について、症例を交えながら解説しました。

また、減酒治療薬として使用されているナルメフェンについても1章を設け、エビデンスを挙げながら、ナルメフェンの作用機序・有効性・副作用を解説しています。巻末には、「断酒にすべきか減酒にすべきか」など、実際的に判断に迷うケースを想定したQ&Aを設けました。

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序文
最近、一部のアルコール依存症者に減酒の可能性が示唆され、減酒治療を行っている医療機関が増えてきた。また、2019年から減酒を目的とする治療薬であるナルメフェンが使用可能となり、減酒治療に拍車がかかっている。筆者の知る限り、最初の減酒外来は久里浜医療センターで開設された。本書の分担執筆者である湯本洋介先生が、減酒外来の先駆者として、臨床経験を積み重ねてきている。内科の分野で減酒外来を早期に始めたのは吉本尚先生である。一般病院での実践が大学から理解とサポートを得て、現在、先生は筑波大学附属病院で減酒外来を展開している。一方、クリニックでの減酒治療の先駆者は、さくらの木クリニック秋葉原の倉持穣先生である。先生は依存症の減酒の可能性に早くから着目し、東京のオフィス街で減酒治療を行ってきている。本書は、これら各分野の先駆者に減酒外来について執筆していただいた。内容は、依存症も含めたアルコール使用障害の概要、減酒の方法、ナルメフェンの作用機序・有効性・副作用、減酒で注意すべき疾患、専門医療機関やクリニックでの減酒外来の実際などである。また、依存症のみならず多量飲酒者の減酒に関して職域は重要である。田中完先生には、職域と減酒外来の連携について執筆いただいた。先生は産業医として長きにわたり、職員の飲酒問題に積極的に取り組んでこられている。

減酒治療はある意味で魅力的である。患者の受診のハードルを下げ、いわゆる治療ギャップを埋める効果があるだろう。しかし、アルコール依存症治療の大原則は断酒の達成とその維持であることを忘れてはならない。断酒が最も安全かつ安定的な治療目標である。減酒治療を患者のアルコール依存度や関連問題の程度を考慮せずに実施するのは危険である。本書は、そのような点についても、実践に基づく情報を提供している。減酒治療に関しては、未だエビデンスの蓄積が非常に乏しい。本書がこの部分を補い、減酒治療や指導を始める、または疑問を抱えながら既に実践している医療者の道標として使用されることを願う。

「毒舌ツクモ神の外科道具絵巻」手術器械の正しい使い方がよくわかる!

寺尾 保信 (著)

出版社:金芳堂

印刷版発行年月:2023/06

手技は道具とともにある。

一つ一つの道具についてよく知り、また道具を通じて一つ一つの動作を見直すことで外科の基本スキルも確実にレベルアップできる。

外科の基本をまとめた書籍は様々あるが、手術道具(手術器械)に焦点を当てた書籍は少ない。

しかも「手術器械の道具箱」が案内役のキャラクターになった書籍(小説風本格手術書)なんて…。

本書は、再建外科医・形成外科医の執筆陣が、手術道具(手術器械)の正しく使い方、美しい使いこなし方、その機能と動作の基本、および小外科手術の実際について、手術道具のツクモ神(道具の精霊・妖怪のキャラクター)を案内役としたストーリー仕立ての絵物語で、楽しく読めて学べる作りになっています。

ビジュアル解説+ストーリーで展開する外科道具にまつわる不思議な絵物語の世界をお楽しみください!

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序文
職人の腕前は道具を見れば分かるといいます。道具には機能があり、機能を生かすには構造を知って正しく使う必要があります。良い道具、道具の知識、それらを使いこなす腕前、三つがそろって初めていい仕事ができるのではないでしょうか。私たち外科医や手術室看護師にとって手術器械は仕事道具。良い手術は道具を熟知していないとできません。そして、それが患者さんの利益につながり・・・

な~んて堅苦しい話ではなく、手術台の上に並べられた手術器械って美しいと思いませんか? 形を見れば機能が想像できるのもあれば、いったいどうやって使うのかというような不思議な形をしているものもあります。出番を待って整列している姿は愛おしく、手に取って動かしたくなります。それらには名前もついていて、サイズによって記号や番号もついています。手術器械を使って手術を行うことを生業としている私たちとしては、正しく呼んであげて、正しく使ってあげようではないですか。

この本の案内役は、手術器械の道具箱です。この設定の段階で、この本が堅苦しい教科書ではないことがお分かり頂けると思います。外科医のみなさん、手術室看護師のみなさん、それ以外の方にも、楽しんで読んで頂けると幸いです。

臨床雑誌内科 Vol.132 No.1

2023年7月号

保存期慢性腎臓病と透析期のステージに応じた診療のポイント

出版社:南江堂

印刷版発行年月:2023/07

保存期慢性腎臓病と透析期のステージに応じた診療のポイント 1958年創刊。日常診療に直結したテーマを、毎号"特集"として掲載。特集の内容は、実地医家にすぐに役立つように構成。座談会では、特集で話題になっているものを取り上げ、かつわかりやすく解説。

患者さんと家族を支える End of Life ケア

林 ゑり子 (編著)

出版社:照林社

印刷版発行年月:2023/07

看取りのケアは、経験が少ないと困難に感じることが多いといわれています。本書は、その人の人生を最期まで支える「End of Life ケア」の全体像について、はじめてでも取り組めるように解説しています。個別性が高いケアの内容について、疾患・症状・場面などの、多方面から展開していることが特徴です。臨床で生じやすい倫理的葛藤や、家族ケアでよく出合う問題などの具体例も掲載しているため、実践に役立つヒントがみつかります。

骨髄組織病理学

骨髄標本の見方と考え方

伊藤 雅文 (著)

出版社:文光堂

印刷版発行年月:2023/07

長年骨髄病理診断に携わってきた著者が,骨髄病理を専門としない病理医に向けて,骨髄の組織構築に着目して,その見方と考え方を700点以上の病理写真とともに解説する.病理診断のポイントとなる組織所見をまとめた「Key Notes」や,鑑別診断のためのアルゴリズムなど,知識の整理に役立つ情報も多数収録している.骨髄病理の初学者のみならず,骨髄病理専門医も必携の“基礎的な見る力を養うことができるようになる”1冊.

薬局 Vol.74 No.8

2023年7月号

循環(ながれ)を止めるな! 血液凝固とくすり

出版社:南山堂

印刷版発行年月:2023/07

循環(ながれ)を止めるな! 血液凝固とくすり 血液凝固阻止薬は調剤報酬でもハイリスク薬に含まれてますが,「血液凝固」の仕組みは複雑で苦手としている薬剤師も少なくありません.しかし,リスクのある患者では一大イベントが起こる可能性があり,薬剤師にも「正しい」知識が求められています.そこで,本特集では血液凝固反応・凝固系の基本から疾患ごとに考えられる薬剤の使いどころ,副作用や患者さんへの伝え方などをまとめました.「止血のしくみ」はマンガで分かりやすく解説し,苦手意識のある方でも読みやすい一冊となっています.この機会にぜひご覧ください.

科研費申請書の赤ペン添削ハンドブック 第3版

児島 将康 (著)

出版社:羊土社

印刷版発行年月:2023/06

新しい申請書へ対応するだけでなく,近年多い好ましくない例を8例追加した最新版! あらゆる分野から厳選した86実例をもとに採択へ向けて審査委員の視点から改良の仕方を解説.添削に役立つチェックリスト付き!

小児看護2023年6月号

小児プライマリケア領域で求められる看護の専門性

出版社:へるす出版

印刷版発行年月:2023/06

小児プライマリケア領域で求められる看護の専門性 2019年、日本看護協会の認定看護師制度が再構築され、これまでの「小児救急看護」という名称は「小児プライマリケア」に変更された。現代社会で子どもを育てるには、子どもを知る専門家が必要である。さらに、病院で“治す医療”から地域で“支える医療”へと転換し、地域で生活を支える看護職も求められている。“ 小児プライマリケア”の領域で、なぜ今、専門性の高い看護が必要とされているのか。小児看護の広がりをみながら、考えていく。

小児看護2023年5月号

子どもの“いい顔”を探す旅にでよう

出版社:へるす出版

印刷版発行年月:2023/05

子どもの“いい顔”を探す旅にでよう “いい顔”って何だろう。看護師は、どのようなときに、何を基準として、“いい顔”ととらえているのだろうか。“いい顔”をもっと見つけることができ、それを子どもにかかわる人たちで共有できたら、子どもの見方がもっと広がり、かかわり方やケアが深まると思います。楽しいイベントを体験しているとき、日々の心地よいケアなど、子どもの“いい顔”はさまざまな場面でみられます。皆さんと共に、子どもの“いい顔”を探す旅へ!

小児看護2023年7月号

子どもの居場所2023;広がる小児看護の未来

出版社:へるす出版

印刷版発行年月:2023/07

子どもの居場所2023;広がる小児看護の未来 子どもは地域のなかでどのようなところにいるのか、子どもが安心できる場所とはどのような場なのか、その場にいることは子どもに何をもたらしているのか。子どもが安心して自分の居場所だと思える場をつくること、子どもがその場にいる意義を見出せること、そのために看護職ができることは何か。子どもと家族の生活を支える看護職の役割を考える。

小児看護2023年1月号

サブスペシャリティを極める学修;小児看護の実践力を高めるために

出版社:へるす出版

印刷版発行年月:2023/01

サブスペシャリティを極める学修;小児看護の実践力を高めるために 小児看護にかかわる看護師は、さまざまな健康状態、発達段階の子どもたちの看護のため、幅広い知識や専門性の高い新しい知識が求められる。「小児看護」をスペシャリティにしている看護師が学ぶ、より専門的な領域という意味で“ サブスペシャリティ”。「自分の実践力を高めるために勉強したい」と考えている看護師に向けて資格を紹介する。

小児看護2023年3月号

子ども・家族と目指す;痛みの緩和

出版社:へるす出版

印刷版発行年月:2023/03

子ども・家族と目指す;痛みの緩和 “ 痛み” は主観的な症状であり、認知や言語的発達が途上である子どもの場合、痛みを他者に的確に伝えられないことから、子どもを取り巻く第三者が痛みを客観的にとらえることが重要となる。子どもの痛みが軽減される、あるいは痛みから解放されることは、子どもにとって安楽や安寧が守られる権利である。子ども・家族と共に、どのような状況であっても、痛みが最小限になる、痛みから解放されることを目指していく。

小児看護2023年2月号

おなかが痛い、気持ちわるい;子どもの腹部疾患

出版社:へるす出版

印刷版発行年月:2023/02

おなかが痛い、気持ちわるい;子どもの腹部疾患 子どもが口にする「おなかが痛い、気持ちわるい」には、危険な徴候が隠れているかもしれない。器質的疾患、精神疾患、児童虐待、家族関係など多岐にわたる。子どもが受診した際にファーストタッチをする医療スタッフが感じる重症感や違和感は、診察医にとって重要な情報である。子どもの腹部疾患について、医師は何を考えてどう判断しているのかを共有する。

小児看護2023年4月号

これでわかる!;心臓病の子どもの看護のきほん

出版社:へるす出版

印刷版発行年月:2023/04

これでわかる!;心臓病の子どもの看護のきほん 心臓病の子どもたちは、小児専門病院や循環器専門の施設にとどまらず、日本各地の多くの施設で医療を受けることができるようになった。心臓病の子どもにはじめてかかわることになった看護師でも、先天性心疾患の特徴的な病態や看護のきほんを学び、看護の面白さや学ぶコツをつかむことがねらいとなる本特集。ぜひ、心臓病の子どもの看護のきほんを看護実践に生かしてほしい。

BeyondER Vol.2 No.1 2023

2023年1号

特集1:ドクターカー&ヘリ運用の今を問う/特集2:まさかの!ガイドラインが使えないとき,あっても悩むとき

出版社:メディカル・サイエンス・インターナショナル

印刷版発行年月:2023/06

特集1:ドクターカー&ヘリ運用の今を問う/特集2:まさかの!ガイドラインが使えないとき,あっても悩むとき

作業療法ジャーナル Vol.57 No.7

2023年7月号

出版社:三輪書店

印刷版発行年月:2023/06

■特集
ADL・IADLアプローチ再考

周産期医学52巻11号

成育基本法と医療的ケア児等支援法に基づく育児支援

出版社:東京医学社

印刷版発行年月:2022/11

成育基本法と医療的ケア児等支援法に基づく育児支援

 

J. of Clinical Rehabilitation 32巻7号

臨時増刊号

ニューロモデュレーションを用いたリハビリテーション治療

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2023/06

ニューロモデュレーションを用いたリハビリテーション治療
 ニューロモデュレーションとは物理的刺激や薬物等により神経活動を調整する技術であり,中でも電気刺激療法はかなり以前から人体に対して用いられていた.現在は電気刺激療法の他に,磁気刺激療法,振動刺激療法等もリハビリテーション治療に用いられており,刺激する部位も中枢,末梢等,広範囲にわたっている.また,これらのニューロモデュレーション技術はリハビリテーション治療に併用することでより高い効果を発揮できる.世界各国においてニューロモデュレーションに用いる医療機器の開発競争が行われている現在,治療者は機器やその適応,使用方法を熟知して,さらにどのようにリハビリテーション治療を併用するかについても考慮が必要である.
 ニューロモデュレーションを用いたリハビリテーション治療においては療法士のかかわりが大きい.そこで,本臨時増刊号の冒頭では「療法士とニューロモデュレーション」と題して日本理学療法士協会,日本作業療法士協会,日本言語聴覚士協会の各会長を交えた座談会を企画し,療法士からみたニューロモデュレーションの現状やニューロモデュレーションに関する教育等についてお話しいただいた.個々のニューロモデュレーション治療に関しては,電気刺激,磁気刺激では歴史と未来を述べていただいた後に,電気刺激では経頭蓋直流電気刺激,機能的電気刺激,経皮的電気神経刺激,Brain-Machine Interfaceについて,磁気刺激では経頭蓋磁気刺激,末梢磁気刺激について解説いただいた.新しい医療機器を使いこなすには基礎となる医工学に対する知識が必須であり,間違った使い方をしている場合や,危険性を知らずに使っていることもある.医療者は医工学の知識に乏しいことも多いので,電気刺激,磁気刺激について医工学の立場からも執筆いただいた.近年見直されている振動刺激についても解説をお願いした.薬物療法については,四肢痙縮治療にパラダイムシフトを生じさせたボツリヌス療法,髄腔内バクロフェン投与療法について述べていただいた.これらについてもリハビリテーション治療との併用が鍵となる.
 それ以外にも多くのニューロモデュレーション手技が用いられており,本臨時増刊号ではコラムとして,拡散圧力波,排尿障害に対する電気・磁気刺激療法,経皮的脊髄電気刺激療法,摂食嚥下障害に対する磁気刺激療法について,それぞれ造詣の深い先生に執筆いただいた.さらに,ニューロモデュレーション治療を行う際に問題となり得る臨床研究法についても触れた.
 本臨時増刊号を契機に,わが国におけるニューロモデュレーションを用いたリハビリテーション治療がさらに発展することを願っている.
 (編者:加賀谷 斉「巻頭言」)

チャイルドヘルス Vol.26 No.7

2023年7月号

【特集】現場の外からみた「保育」〜今までと違う視点で〜

出版社:診断と治療社

印刷版発行年月:2023/06

【特集】現場の外からみた「保育」〜今までと違う視点で〜
様々な角度から保育を捉えた本特集.
保育を見つめ直し,「子どもたちのためにできることって?」を考えるきっかけになることを願っています.

JOHNS38巻11号

重症化に注意! 口腔・咽頭・喉頭の急性感染症

出版社:東京医学社

印刷版発行年月:2022/11

重症化に注意! 口腔・咽頭・喉頭の急性感染症

 

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