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社会保険旬報 №2942

2024年10月11日

《論評》 『地域ブロック別の新型コロナ流行による病院経営医療法人の損益への影響推移』荒井耕

出版社:社会保険研究所

印刷版発行年月:2024/10

《論評》 『地域ブロック別の新型コロナ流行による病院経営医療法人の損益への影響推移』荒井耕
新型コロナ流行への関心が薄れつつあるなか、流行による医療機関への財務的影響を多様な観点から分析し、歴史的教訓として生かせるようにその知見を遺しておくことは意義深い。現在、各分野で新型コロナ流行の事後検証がなされており、医療機関への財務的影響の分析も進められつつあるが(荒井、2023)、まだ都道府県別や地域ブロック別に影響を分析した研究は見られない。ところが従来、地域によって医療機関の損益状況には大きな差があり(荒井、2017)、また中長期的に変化してきたことがわかっており(荒井、2021a)、地域別に流行の影響を分析する必要性があることが示唆されている。
医療機関の財務状況を明らかにする代表的な公的調査である『医療経済実態調査』では、従来、都道府県別や地域ブロック別の分析はなされていない。一方、厚生労働省医政局の『病院経営管理指標』(以下『指標』)では、従来、地域ブロック(北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州)別の分析が見られる。しかしながら、任意回答の質問票調査であり回収率が低いことから、分析対象客体数は極めて少なく、回収対象群による偶然的なブレの影響を受け易いほか、経営管理に対する関心が高い病院群中心に回答がなされているなどのバイアスがある可能性も高い。おそらくこうした理由からだと考えるが、『指標』(厚生労働省医政局、2022bc・2023b)では地域ブロック別の新型コロナ流行による影響を分析していない。なお、本調査は毎年実施されているが、任意回答の調査で回答病院群は年々異なるため、その調査結果を経年的に比較することは本来適切ではない。また本調査では、決算月が統制されていないため、各年度の財務状況とされているものの、多様な時期の財務データが混在しており、特定の期間(各財政年度など)における財務的影響を分析する上では必ずしも適切ではないという課題もある。
以上を踏まえて、本稿では、毎期義務としてすべての医療法人が提出している『事業報告書等』(決算届)を活用することによって、非回答バイアスや極めて少ない回答数、年度による分析対象群の大きな違いによる精度・信頼性の課題を解決しつつ、病院経営医療法人群における地域ブロック別の損益面の影響推移を分析する。その際、3月末決算の法人群に限定して分析することによって、各財政年度における新型コロナ流行の影響をズレなくきっちりと捉えた分析をする。

看護師に役立つ レポート・論文の書き方 第6版

髙谷 修(著)

出版社:金芳堂

印刷版発行年月:2024/10

レポートや論文,看護記録,申し送り状,ケーススタディなどを書く機会の多い看護師たちの中には「レポートや論文が書けない」「文章を書くのが苦手」という意識を持ち,書けない悩み,書くことへの苦手意識に悩まされている人たちもいます.本書はそんな看護師たちの問題を解決すべく著者独自の持論で書き下ろされたものであり,文章を書く基本のルールがわかりやすく解説されています.看護師待望の改訂6版.

WEB動画も活用してスッキリ整理! 理学療法のプロセスと臨床推論

上杉 雅之(監修)

出版社:金芳堂

印刷版発行年月:2024/10

実習生が患者さんに対して理学療法評価を実践していく評価プロセスを解説.第1章では,情報収集の工程で入手した疾患名や既往歴をもとに,症状から想定される活動制限を把握.改善すべき基本動作の選定を行います.第2章では運動器疾患や神経疾患など各疾患のPT評価プロセスと臨床推論について,病院勤務のエキスパートを執筆陣に迎え,考え方がよくわかる内容となっており,症例動画や解説動画を見ながら独学できるのも特徴.

月刊/保険診療 2024年9月号

特集 医療の“経営環境”の変化──2024年現在~8つの環境変化にいかに対応するか~

出版社:医学通信社

印刷版発行年月:2024/09

特集 医療の“経営環境”の変化──2024年現在~8つの環境変化にいかに対応するか~ 特集 医療の“経営環境”の変化──2024年現在~8つの環境変化にいかに対応するか~
Part1 【鼎談】医療をめぐる経営環境の変化にどう対応するか…①社会保障費抑制,②少子高齢化と人口減少,③地域間格差の拡大,④インフレによる物価高騰,⑤働き方改革と医療従事者不足,⑥賃金の優位性低下と他業種への人材流出,⑦国民の実質賃金の低落と貧困の拡大,⑧医療DXの加速化──等の経営環境の変化に医療機関がどう対応するかを論じます。

Part2 経営環境の8つの変化を解き明かす
…上記の8つの変化の①原因,②現状と課題,③対応策・解決策──を実践的に解き明かします。

看護 Vol.76 No.12

2024年10月号

特集1 看護職のためのポータルサイトNuPS

出版社:日本看護協会出版会

印刷版発行年月:2024/09

特集1 看護職のためのポータルサイトNuPS
2024年11月から国による運用が開始される「デジタル改革関連法を踏まえた看護職の人材活用システム」には、看護職キャリアデータベースが新設されます。
この中で管理される看護職キャリア情報は、看護職個人が同意することにより、日本看護協会が運営するナースセンター・コンピュータ・システム(NCCS)に情報連携されます。さらにNCCSには、これらの情報を看護職自身が閲覧・管理できるポータルサイトNuPS(ナップス)が新設され、看護職1人ひとりが将来のキャリアについて検討し、より適切なスキルアップの支援が受けられるようになります。

本特集では、厚生労働省より人材活用システムの全体像を概観し、日本看護協会よりNuPSが必要とされる背景や開設の経緯、NuPSによる看護職の質向上と確保の実現への期待、その利用方法などについて解説します。


特集2:看護師長の患者ラウンド
病棟の看護師長が担う業務の1つに「患者ラウンド」があります。
患者ラウンドは、日常的に入院患者のベッドサイドを訪問することであり、患者ニーズやスタッフの看護、業務の遂行状況などの情報が得られるというメリットがあるものの、中には目的が不明確なまま、何となく行っている人も多いのではないでしょうか。

そこで本特集では、まず、急性期病院の看護師長を対象としたインタビュー調査を基に、患者ラウンドの位置づけと目的を明らかにします。
次に、患者ラウンドの結果を看護管理にどう生かすべきかを解説するとともに、2年目看護師長の取り組みを振り返りながら患者ラウンドの課題に言及。加えて、看護局長として行っているラウンドの実際も紹介します。

消化器外科2024年10月号

周術期感染管理のいま

出版社:へるす出版

印刷版発行年月:2024/10

周術期感染管理のいま 近年、エビデンスの蓄積が進んでいる消化器外科領域の周術期感染管理。術前処置や予防抗菌薬、術前禁煙、術中の配慮・工夫、手術室内の感染対策、術後管理まで、各領域のエキスパートが“いま”を徹底解説する。

救急医学2024年10月号

もっと知りたいあなたのための「日本版敗血症診療ガイドライン2024」読本

出版社:へるす出版

印刷版発行年月:2024/10

もっと知りたいあなたのための「日本版敗血症診療ガイドライン2024」読本 「日本版敗血症診療ガイドライン2024」をもっと知りたい! そんなあなたのために、ガイドライン作成にも携わった豪華執筆陣が深掘り解説。推奨の背景・エビデンスや、作成過程の議論や判断、残された研究課題をまとめて学ぼう。

プチナース Vol.33 No.13

2024年11月臨時増刊号

令和5年版新出題基準対応!「必修問題・一般問題・状況設定問題」のすべてが予想問題!

出版社:照林社

印刷版発行年月:2024/10

令和5年版新出題基準対応!「必修問題・一般問題・状況設定問題」のすべてが予想問題!

プチナース Vol.33 No.12

2024年11月号

◆患者別 注意点まるわかり! 術前&術後のアセスメント
◆実習時間を効率よく過ごそう! 差がつく「午前」の使いかた

出版社:照林社

印刷版発行年月:2024/10

◆患者別 注意点まるわかり! 術前&術後のアセスメント
◆実習時間を効率よく過ごそう! 差がつく「午前」の使いかた

小児科診療 Vol.87 秋増刊号

2024年秋増刊号

【特集】臓器別に斬る小児の感染症 最適な抗菌薬の選択と期間とは?

出版社:診断と治療社

印刷版発行年月:2024/10

【特集】臓器別に斬る小児の感染症 最適な抗菌薬の選択と期間とは?
診療現場で使いやすいように臓器別に感染性疾患を分類し,感染臓器,想定される微生物,提出すべき検査,経験的に使用される抗菌薬を簡潔にまとめました.
さらに起因菌判定後の抗菌薬,効果判定,経口抗菌薬への変更,治療期間,参考となる成書やガイドラインも紹介.サマリーで必要な情報が一目でわかり,解説もじっくり読んで知識を深められます.
日常の感染症診療に今日から役立つ1冊です.

マネジメントの極意をつかむ!

PT・OT・STのためのリハビリテーション管理学

久保 高明(編)

出版社:診断と治療社

印刷版発行年月:2024/10

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士をめざすうえで,「管理学」の学修が求められるようになりました.その基礎的な内容である,法制度の理解,職場の管理・教育に必要な能力,職業倫理の遵守などについて,丁寧にわかりやすく解説しています.
さらに一歩踏み込んで,将来の選択肢を増やすことができるよう,事業経営についても取り上げています.本書に登場するキャラクターたちとともに楽しく学びながら,管理運営(マネジメント)の力を身につけましょう!

Heart View Vol.28 No.11

2024年11月号

【特集】脳卒中と循環器五カ年計画と基本法:ここを押さえる!

出版社:メジカルビュー社

印刷版発行年月:2024/10

【特集】脳卒中と循環器五カ年計画と基本法:ここを押さえる!

診断と治療 Vol.112 No.10

2024年10月号

【特集】総合的な診療能力を高める診断推論戦略Up To Date

出版社:診断と治療社

印刷版発行年月:2024/10

【特集】総合的な診療能力を高める診断推論戦略Up To Date
診療の基盤となる診断推論の思考プロセスを修得すべく,クラシカルな方略から近年新たに提唱されている方略まで,症例を通じて日々の臨床でどのように活用するか解説します.

臨牀透析 Vol.40 No.11

2024年10月号

透析室スタッフのコミュニケーション術

出版社:日本メディカルセンター

印刷版発行年月:2024/10

透析室スタッフのコミュニケーション術
 透析患者の周辺には多くの医療スタッフが関わっている.チーム医療が浸透した今日では各専門スタッフとの連絡調整とともに,家族や介護関連担当者らとの連携の頻度が増している.最も患者の近くにいる看護師はこれらのマネジメント役が求められる.

胸部外科 Vol.77 No.11

2024年10月号

出版社:南江堂

印刷版発行年月:2024/10

1948年創刊。常に最近の話題を満載した、わが国で最も長い歴史と伝統を持つ専門誌。心、肺、食道3領域の外科を含む商業医学雑誌として好評を得ている。複数の編集委員(主幹)による厳正な査読を経た投稿論文を主体とした構成。巻頭の「胸部外科の指針」は、投稿原稿の中から話題性、あるいは問題性のある論文を選定し、2人の討論者による誌上討論を行っている。胸部外科医にとって必須の特集テーマを年4回設定。また、「まい・てくにっく」、「1枚のシェーマ」、読み物として「胸部外科医の散歩道」を連載。

臨床栄養 145巻4号

臨時増刊号

臨床推論ファーストブック―知っておきたい基本概念と臨床栄養での実践

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2024/09

臨床推論ファーストブック―知っておきたい基本概念と臨床栄養での実践
栄養評価から栄養診断,そして臨床推論の新時代へ――管理栄養士が臨床推論を体系的に学ぶためのファーストブック

●臨床栄養では,栄養評価だけでなくGLIM基準などによる栄養診断が求められるようになり,さらには他職種とともにチーム医療で臨床推論を行う新時代を迎えている.
●本臨時増刊号では,前半で臨床推論に必要な基礎知識を学び,後半では,食欲不振など臨床栄養でよくみる20の栄養関連問題を取り上げ,薬剤面,心理面,社会面などの多面的視点を含め,臨床推論の仕方から原因別の対応までを実践的に紹介する.

もう悩まない!論文が書ける統計

清水 信博(著)

出版社:オーエムエス出版

印刷版発行年月:2004/09

本書は統計でお困りの医学・生物学研究者の方に向けた本です。近年、医学・生物学の分野では、統計学を避けて通れなくなっています。しかし統計に関して様々な問題に直面して困っている方も多いのでは? 本書は、ともすれば説明されずにいた統計の基本的な考え方を読みやすく提供すると共に、手持ちのデータに対して複数の解析方法があったり、手持ちのデータがマニュアル等の例題とは一致しなかったりで、どの解析方法を選択したらよいか判らないといった事態の対処法を提供することも目的にしています。

理学療法士・作業療法士のためのヘルスプロモーション 改訂第2版

理論と実践

日本ヘルスプロモーション理学療法学会(編)

出版社:南江堂

印刷版発行年月:2023/11

疾病予防や介護予防,健康増進を含めた包括的な理学療法・作業療法であるヘルスプロモーション理学療法・作業療法について,身体機能,認知機能の評価方法から実践までを含めて平易に解説.改訂第2版では全体を最新の知見にアップデート.また「ヘルスプロモーションのための栄養の知識と口腔衛生」の章を新設し,高齢者の栄養管理,口腔衛生管理について解説を加えた.

もったいないコンサルト

「他科」「他職種」が本気で喜ぶ依頼のしかた

矢吹 拓(編)

出版社:じほう

印刷版発行年月:2024/05

●臨床現場で欠かせない「コンサルト」。自分も相手も楽になる相談・依頼のしかたとは?
●「何を」「誰に」「どのように」聞けばいいかわかる! 172の“あるある”コンサルト
●当直・通勤の合間にパラパラ読める読み切り型

専門医へコンサルトすべきか迷ったことのあるすべての人へ。
「他科コンサルト」は臨床現場で欠かせないスキルの一つですが、時に怒られ、時に褒められながら独学で奮闘している方が多いのではないでしょうか? 実際に非専門医の立場では、即座に対応すべき症状や、経過観察で大丈夫な疾患を見分け、タイミング良くコンサルトすることは至難の業です。
そこで本書では、「念のため聞いてくれて助かった!」「治療する前に相談してほしかった」「もっと早く紹介してくれれば…!」という各診療科・各職種の“あるある”コンサルトを172ケース掲載。適切なタイミングで、適切な処置をしたうえで、適切な症状・疾患をコンサルトできるようになる1冊です!

医学のあゆみ291巻1号

第1土曜特集

アトピー性皮膚炎の治療を網羅する

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2024/10

アトピー性皮膚炎の治療を網羅する
企画:大塚篤司(近畿大学医学部皮膚科学教室)

・長らくアトピー性皮膚炎(AD)治療の中心にあったステロイド外用剤は,長期使用による副作用が懸念され,適切な使用法の習得と副作用への丁寧な対応が求められてきた.
・近年,非ステロイド系外用剤やPDE4阻害薬が登場し,そして,中等症以上には生物学的製剤やJAK阻害薬が登場するなど,治療の選択肢が大幅に拡大した.また,光線療法も有効性が高く,漢方薬も西洋医学的治療の効果を高めるのに有用である.さらに,患者QOLを向上できる美容医療の活用も検討すべきである.
・このように現在のAD治療は多岐にわたる.本特集では,最新の知見に基づく治療戦略を網羅的に解説する.

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