眼科 Vol.64 No.5
2022年5月号
眼鏡の基本と処方の注意点
眼鏡の基本と処方の注意点
トピックス、診療のコツ、症例報告、どこから読んでもすぐ診療に役立つ、気軽な眼科の専門誌です。本号の特集は「眼鏡の基本と処方の注意点」と題し、眼科医の大切な仕事である眼鏡処方について、光学の基本から処方のコツまでを1冊で学べる企画としました。さらに綜説は「ICT機器を用いたデジタルビジョンケア」と「調節異常の診断と治療」についての実用的な解説を掲載。好評の連載企画と投稿論文4篇共々、是非ご一読ください。
整形・災害外科 Vol.65 No.6
2022年5月号
整形外科医による整形外科医のための漢方入門
整形外科医による整形外科医のための漢方入門
整形外科領域における最新の臨床知見を紹介。整形外科医のみならず,リハビリテーション医,理学療法士など,幅広い読者層に好評。関連学会の動向も加味し,タイムリーなトピックを特集として毎号企画。また,読者からの投稿論文を編集委員が査読のうえ幅広く掲載(論究・臨床・手術・経験・症例)。年間に掲載される投稿論文の中から「整形・災害外科優秀論文賞」を贈呈。加えて,各種の連載企画やエッセイなど,読んで面白く,ためになるジャーナル。
関節外科 基礎と臨床 Vol.41 No.6
2022年6月号
【特集】小児肘関節近傍骨折治療のコツと落とし穴
【特集】小児肘関節近傍骨折治療のコツと落とし穴
医学用語の考え方,使い方
「喘鳴や頭蓋の読み方は?」「頸部と頚部はどちらが正しいのか?」など,医療現場はもちろん,日常においても使用される用語や漢字の使い方に関する疑問.それらの疑問を解消するための根拠が,「あの先生がこう言っていたから」「パソコンで変換できたから」になっていないだろうか.本書では医学用語を使うためのできるかぎりの根拠を示し,さらに自分自身で解決するための具体的な実践例も紹介する.すっきりとした極論ではうまくいかない現実を直視するために,医学用語の基本から学んでいこう.
救急医学2022年5月号
めまいの診療;エビデンスの限界を共有しよう
めまいの診療;エビデンスの限界を共有しよう めまいを、ちゃんと知る、ちゃんと診る、ちゃんと治す。多様なめまいの発生メカニズムから、めまいを引き起こす特異的疾患、そして初期対応・治療の実践まで、専門的知見と最新のエビデンスに基づいて仔細に解説。エビデンスの限界を共有し、“わかったつもり”のめまい対応から卒業しよう。
消化器外科2022年5月号
最新の肛門疾患の診断と治療
最新の肛門疾患の診断と治療 肛門疾患は日常的に遭遇する疾患であり、診断や治療に関して正しい知識をもつことは非常に重要である。本特集では、肛門疾患のエキスパートの先生方に肛門部の解剖から重要な肛門疾患の診断・治療まで、最新の知見をわかりやすく解説していただいた。
整形外科教室
激務ゆえ十分な学びの機会を得ることが難しい整形外科の世界.本書は,研修医や非専門医が最前線の現場に立っても困らない整形外科の技術と知識を凝縮した.医学書では珍しい縦書きスタイル,骨折が難なく覚えられるキャッチコピー,圧倒的な画像数,コンパクトにまとまった骨折・脱臼・ねんざ事典……,楽しく学べる工夫が散りばめられている.整形外科における確かな技巧を持つ著者が健筆を振るった,比類のないバイブルだ.
臨床スポーツ医学 2022年5月号
最新の超音波活用術~運動機能評価から超音波ガイド下手術まで
最新の超音波活用術~運動機能評価から超音波ガイド下手術まで
「最新の超音波活用術~運動機能評価から超音波ガイド下手術まで」特集として,超音波エラストグラフィの現状と今後/超音波剪断波エラストグラフィ/CT・MRIのリファレンス画像との同期/荷重条件下での超音波計測法の開発/超音波3次元画像の再構築技術と応用/メディカルフィットネスにおける超音波活用 などを取り上げる.連載は,【AI・IoTとスポーツ医学】【スポーツ現場に活かす運動機能評価とコンディション管理】.
病理と臨床 2022年5月号
ICCRと日本病理学会~世界の動向と日本の病理診断と報告様式の在り方
ICCRと日本病理学会~世界の動向と日本の病理診断と報告様式の在り方
特集テーマは「ICCRと日本病理学会~世界の動向と日本の病理診断と報告様式の在り方」.[座談会]これからの日本の病理診断報告の在り方について/病理診断と報告書をめぐる国際的な動向/ICCRの組織と活動/乳腺におけるICCRへの参加の経験/消化管(大腸)におけるICCRへの参加の経験/Evidence-based Pathology(EBP)を目指して 他を取り上げる.連載記事として,[マクロクイズ],[鑑別の森],[若手病理医のためのキャリアパス講座]等を掲載.
心エコー 2022年5月号
これで満点!専門施設紹介のための心エコー
これで満点!専門施設紹介のための心エコー
特集は「これで満点!専門施設紹介のための心エコー」.TAVIあるいはSAVR紹介のための心エコー/MitraClip紹介のための心エコー/PTMC紹介のための心エコー/PTSMAあるいは左室形成術紹介のための心エコー/ASDの経カテーテル治療紹介のための心エコー/PFOの経カテーテル治療紹介のための心エコー/Fallot四徴紹介のための心エコー などを取り上げる.連載はWeb動画連動企画「症例問題:50歳代男性に認めた右室内巨大腫瘍の1例」,「わたしの1枚」
Medical Practice 2022年5月号
大腸癌~臨床家の知っておくべき診断・治療の最前線
大腸癌~臨床家の知っておくべき診断・治療の最前線
テーマは「大腸癌~臨床家の知っておくべき診断・治療の最前線」.記事として,[座談会]大腸癌早期発見・治療のために大切なこと,[セミナー]大腸癌の危険因子とは─大腸がんの疫学とリスク因子─,[トピックス]AIを用いた大腸内視鏡腫瘍診断, [この症例から何を学ぶか]集学的治療によりコントロールできた大腸癌,肝転移の一例,[One Point Advice]医原性サルコペニア,子どものアドボカシーを知っていますか? 他を掲載.
LiSA Vol.29 No.5 2022
2022年5月号
徹底分析シリーズ:発達期の脳に対する麻酔・鎮静薬の影響:いまとこれから/リアル症例カンファレンスin Zoom:脊椎手術直後の急変
徹底分析シリーズ:発達期の脳に対する麻酔・鎮静薬の影響:いまとこれから/リアル症例カンファレンスin Zoom:脊椎手術直後の急変
がん分子標的治療 Vol.19 No.2
2022年1月号
Theme 新しいドラッグデリバリーシステムによる抗悪性腫瘍薬
Theme 新しいドラッグデリバリーシステムによる抗悪性腫瘍薬
◎ 期待される新しい治療法「がん分子標的治療」の最前線の取り組みを,臨床的な観点から紹介します。
◎ 分子標的治療に関わるトピックスをグローバルかつ多面的にとらえ,わかりやすく解説。
◎ 国内外の研究成果を臨床の現場にいち早く伝えることで,がん治療の発展に寄与します。
◎ がんの末期においても治療を決してあきらめない姿勢を伝えます。
MD Frontier Vol.2 No.1
2022年3月号
座談会 筋ジストロフィーの自然歴の変遷
座談会 筋ジストロフィーの自然歴の変遷
筋ジストロフィー医療をテーマに、学術情報だけでなく患者マネジメントや支援など多角的視点から筋ジストロフィーを取り上げ、患者様のQOL向上に貢献することを目指します。
Frontiers in Alcoholism Vol.10 No.1
2022年3月号
特集 アルコール依存症治療における断酒と飲酒量低減
特集 アルコール依存症治療における断酒と飲酒量低減
アルコール依存症の心理社会的治療、薬物治療の現状と関連疾患をわかりやすく解説した学術誌。
PT・OT学生のための運動学実習
生体力学から動作学まで
長年の臨床経験に裏打ちされ、PT・OT養成校の教育目標に合致した待望の運動学実習書
長年の臨床経験に裏打ちされ、PT・OT養成校の教育目標に合致した待望の運動学実習書。
実習の目的から基礎知識、実習の手続きや結果のまとめ方、考察のポイントに至るまで詳細に例示。肢体の構造、体の動き、人のふるまい、その物理空間や生理学的変化など、実践実践家の育成に必要な知識がわかりやすい実習を通して体得できる。
実習に不可欠なレポート作成の要領についても具体例を交えて解説。
臨床栄養 140巻5号
管理栄養士病棟配置の実践と課題-入院栄養管理の質の向上に向けて
管理栄養士病棟配置の実践と課題-入院栄養管理の質の向上に向けて
令和4年(2022年)度診療報酬改定では,特定機能病院において,病棟に常勤管理栄養士を配置し,患者の病態・状態に応じた栄養管理を実施できる体制を確保している場合の評価として,「入院栄養管理体制加算」が新設されました.病棟に配置される管理栄養士には,入院前の情報収集や入退院支援部門との連携から,入院後は他職種との連携のもと栄養管理をさらに充実させること,そして,病棟におけるタスク・シェア/ シフトにより医師・看護師の負担を軽減させることなど,多方面にわたる大きな期待が寄せられています.
本特集では,管理栄養士の病棟配置について,まず現状と課題を整理いただいた後,先進的な取り組みを行っている病院から実践報告をいただいています.加えて,タスク・シェア/ シフトの観点から他職種で実践されている病棟での活動について,管理栄養士の病棟でのあり方を考えるうえで示唆に富むご紹介をいただきました.
病棟における充実した栄養管理を軸に,管理栄養士がチーム医療の中でより活躍できる未来に向けて,本特集がその一助となれば幸いです.(編集部)
糖尿病プラクティス 39巻3号
糖尿病とミトコンドリア-両者の多様な関係性と創薬の視点-
糖尿病とミトコンドリア-両者の多様な関係性と創薬の視点-
2型糖尿病の病態にはインスリン分泌不全とインスリン抵抗性があり,個々の患者ではさまざまな割合で両者が混在している.一方,糖尿病状態では,ミトコンドリア機能異常が膵β細胞においても,肝臓や骨格筋,脂肪組織などでも認められ,インスリン分泌やインスリン感受性の低下に寄与していると考えられている.このことは,ミトコンドリア異常症の多くが糖尿病を発症することからも裏づけられる.したがって,ミトコンドリア機能の改善は有力な糖尿病治療法のひとつと考えられるが,これまでミトコンドリアに対する作用を有する抗糖尿病薬はビグアナイド薬しかなく,しかもインスリン分泌に対する作用は認められなかった.今回,ミトコンドリアに作用してグルコース依存性のインスリン分泌を増強し,肝臓や骨格筋に対する膵外作用も期待されているイメグリミンが登場した.
本特集では,イメグリミンの作用機序について飯田 雅先生らに,現在までの臨床的エビデンスを粟澤元晴先生らに解説いただき,同剤に期待される抗糖尿病薬としてのポジショニングを考えるうえでの読者への参考としている.そして,この機会にやはりミトコンドリア機能不全が関与しているといわれている糖尿病の2つの併存病態についても,2人のエキスパートに解説をお願いした.現在70%以上が高齢者である糖尿病診療にとって大きな問題となっているサルコペニアとミトコンドリア機能不全との関連については杉本 研先生に,もうひとつの大きな問題病態である肥満の要因のひとつである脂肪細胞のベージュ化障害とミトコンドリア機能不全については池田賢司先生に,ご自身の研究成果も含めてご紹介いただいている.肥満・糖尿病の合併症として注目されている非アルコール性脂肪肝炎(NASH)におけるミトコンドリアの品質管理については武市幸奈先生らに,糖尿病の1%を占めるともいわれているミトコンドリア異常症とその新たな治療の試みについて,砂田芳秀先生にご解説いただいている.
本特集については,合併症とミトコンドリア機能などではカバーし切れていない部分もあるが,糖尿病やその併存症の病態形成において重要な役割を果たすミトコンドリア機能不全とその改善をターゲットにした治療を,個々の患者に適応する際の一助としていただければ幸いである.〔(扉)特集にあたって 植木浩二郎,小川佳宏〕
Medical Technology 50巻5号
ブラッシュアップ! 膵臓疾患の臨床検査
ブラッシュアップ! 膵臓疾患の臨床検査
J. of Clinical Rehabilitation 31巻5号
回復期リハビリテーション病棟での高次脳機能障害リハビリテーション
回復期リハビリテーション病棟での高次脳機能障害リハビリテーション
高次脳機能障害者のリハビリテーションは急性期病院における脳外傷や脳卒中の治療に始まり,回復期のリハビリテーションを経て,退院後の自宅等での生活,そして就労や社会参加に向けた社会リハビリテーションまで長期間にわたる.
高次脳機能障害は「目に見えない障害」であるため,家族に理解していただくためには丁寧な説明と時間が必要であるが,われわれ医療従事者にしても,特に高次脳機能障害に精通していないスタッフのいる回復期リハビリテーション病棟の場合には,障害についての理解不足のために患者に不適切な対応をしてしまうことがある.
急性期病院の入院期間短縮の影響で,現在の回復期リハビリテーション病棟には,脱抑制症状が強い高次脳機能障害患者が多く入院してきており,その対応に苦慮して薬物使用をはじめとする各種抑制が行われている.長い経過の中では,このような時期は一時的であることが多いが,それを理解せずに抑制を強化してしまった状態での自宅退院や転院を帰結にしていることもあるようだ.一方,回復期リハビリテーション病棟では心理職の配置が少なく,記憶障害,注意障害,遂行機能障害,そして脱抑制等の評価は言語聴覚士や作業療法士に委ねられている場合が多く,この時期にどのような評価を行うか,そしてその結果を医師,看護師も含めたチームでどのように活かしているかは,病院による差が大きい.また回復期リハビリテーション病棟では通常は介護保険対象の高齢入院患者が多いことから,非高齢者における退院後の社会参加や就労移行への準備や情報提供に不慣れな場合もある.
現在では各都道府県に高次脳機能障害支援拠点機関が設けられており,高次脳機能障害者に関する相談や訓練を実施したり,また地域の自立訓練や就労移行支援機関,障害者就業・生活支援センター等と連携をとりながら当事者の生活や社会参加の支援を行ったりしている.このような退院後の社会資源について,回復期リハビリテーション病棟のスタッフにもよく知っていただき,急性期から社会参加まで長期にわたる高次脳機能障害のリハビリテーションにおいて,回復期リハビリテーション病棟がどのような位置付けにあり,何を期待されているかを再確認していただきたいと思う.
この特集では回復期リハビリテーション病棟スタッフの役に立つ,高次脳機能障害リハビリテーションの基本的事項について,経験の浅い看護師やリハビリテーション療法士にも理解しやすい平易な表現を用いて解説いただくことを執筆者にお願いした.複数の執筆者が,スタッフ間でのリアルタイムの情報共有や,患者の多様な症状に対してチームでアイディアを出し合って工夫することの重要性を強調されている.本特集が高次脳機能障害者対応に悩む回復期リハビリテーション病棟スタッフの,そして障害当事者のお役に立つことを願っている.(編集委員会)