公衆衛生 Vol.86 No.5
2022年5月発行
特集 地域で進める歯科口腔保健・医療提供体制の構築
特集 地域で進める歯科口腔保健・医療提供体制の構築 地域住民の健康の保持・向上のための活動に携わっている公衆衛生関係者のための専門誌。毎月の特集テーマでは、さまざまな角度から今日的課題をとりあげ、現場に役立つ情報と活動指針について解説する。 (ISSN 0368-5187)
医学のあゆみ281巻5号
第5土曜特集
腫瘍免疫――免疫ネットワークから考える基礎と臨床
腫瘍免疫――免疫ネットワークから考える基礎と臨床
企画:和田 尚(大阪大学大学院医学系研究科臨床腫瘍免疫学)
・2010年の抗CTLA-4抗体と2012年の抗PD-1抗体医薬の臨床効果報告が,免疫を用いたがん治療を世間に浸透させた.
・腫瘍免疫には非常に多くの因子が関与し相互に作用しあう免疫ネットワークの存在がある.免疫による抗腫瘍効果を理解するには,この複雑なネットワークを俯瞰的に観察することが大事である.
・本特集では,絡み合った腫瘍免疫ネットワークを各因子・細胞に個別化して解説し,それぞれがネットワーク全体にどのように影響を及ぼすかに言及する.
健康・スポーツ科学テキスト
トレーニング科学
本書では,健康運動指導士・健康運動実践指導者などを目指す体育・スポーツ系の学部生を対象とし,トレーニング科学の基礎的な知見をスポーツ医・科学の専門家が分かりやすく解説した.トレーニングの基礎知識より始まり,目的別のトレーニングの基本的な方法と効果,さらにはトレーニングの注意点などが網羅されている.運動指導のエキスパートに必要なbasic scienceを提供する必読テキスト.
脳卒中理学療法ベスト・プラクティス
科学としての理学療法実践の立場から
臨床現場に必要な脳卒中理学療法の共時的な諸相を取り上げる.変遷と今後の方向性,脳の可塑性と運動療法,姿勢と動作の分析からバランストレーニングへ,運動連鎖の評価と臨床応用,歩行との関わり,高次脳機能,心理,精神機能からプッシャー現象への対応,日常生活評価から回復期リハにおける基本-応用動作練習,住環境評価から在宅支援,外来療法・生活・家族指導,などを解説.
理学療法から診る廃用症候群
基礎・予防・介入
理学療法士にとっての廃用症候群について,今ぜひ押さえておきたいポイントを一冊にまとめた.前半で,さまざまな廃用症候群の特徴,発症のメカニズム,経過など,前提となる基礎知識を症状ごとに簡潔に解説した.後半で,実際の臨床でどう対応すべきか,主な疾患に特有な廃用症候群を想定し,その予防と臨床的介入について具体的に解説した.理解の助けになる図表も多用し,新人・若手理学療法士向けに,わかりやすく記載した
理学療法士のための
物理療法臨床判断ガイドブック
本書は,多忙な臨床場面において,それぞれの臨床症状に適した物理療法を効率よく,そして根拠をもって実践するための臨床判断ガイドブック.臨床症状の状況に応じた物理療法が選択できるよう,臨床判断の思考過程に沿った章立てとし,疾患別のデシジョンモデルを用意した.また,その根拠となる最新のエビデンスを提示.治療法別の機器の特性,治療方法,適応,禁忌等ついての系統的な情報や,物理療法の安全管理についても解説.
診療放射線技師プロフェッショナルガイド
職場選びのポイントと臨床現場で役立つノウハウのすべて
診療放射線技師が従事する職場・職域とその実務内容を完全網羅した1冊.各職場での1日の業務の流れをフローチャートに基づいて解説し,特に新人技師が悩む患者とのコミュニケーション,接遇のしかたについては重点を置いた.チーム医療の中で,「プロ」の診療放射線技師としての役割が手に取るようにわかる内容で,各項目の冒頭に箇条書きでまとめられた「理解のためのエッセンス」を掲げ,一目で記載内容の要点をつかめる.
専門医のための
呼吸器外科の要点と盲点【Ⅱ】
呼吸器外科Knack & Pitfallsシリーズ全2巻のうちの第II巻目.転移性肺腫瘍,気胸・肺嚢胞,縦隔疾患,胸膜・胸壁疾患,胸部外傷など,さまざまな疾患を取り上げ,その診断,治療における考え方やポイント,コツと落とし穴までを解説.肺移植や医療安全といった最新の内容も盛り込んだ.肺癌をはじめとする胸部腫瘍の増加に伴う呼吸器外科専門医の質的要求が高まりをみせる中,専門医向け書籍の必要性を唱える声に応える内容とした.
専門医のための
呼吸器外科の要点と盲点【Ⅰ】
呼吸器外科Knack & Pitfallsシリーズ全2巻のうちの第I巻目.結核の外科として端を発した呼吸器外科は,現在その多くの部分を胸部腫瘍外科,特に肺癌の外科治療に重点化して医学の一役を担っている.第I巻は原発性肺癌を中心に取り上げ,解剖から手技,術後管理まで網羅した.肺癌の外科治療における考え方やポイント,コツと落とし穴までをまとめた1冊.
内分泌診療のファーストタッチ
研修医や非専門の一般内科医から寄せられた内分泌診療をめぐる疑問を出発点に,実践対応とその考え方を解説.日々ベッドサイドで奮闘する若手医師から臨床上の「活きた」疑問を多数収集.その中から,頻度が高く必須の内容,初期対応の是非が重要となる内容をセレクトし,症候・検査・診断・治療の流れに再構成.項目ごとに重要ポイントを簡潔に整理し,診療の流れが一目でわかる内容とし,読者目線の記載に徹した.
≪診療放射線技師 スリム・ベーシック≫
放射線生物学 改訂第2版
専門基礎科目「放射線生物学」の基礎・原理についてしっかりと理解できるようストーリー性をもたせた内容構成で,巻頭の「学習到達目標」と項目の最後にある「おさらい」で講義や自己学習の状況を把握できるので,1つ1つ確実に理解しながら読み進められる“教えやすく,学びやすい”テキスト。
改訂にあたっては全体の約8割を刷新。ICRP(国際放射線防護委員会)から発表された声明(放射線に対する組織反応など)に基づき内容を反映させ,また2020年版国家試験出題基準に基づいて記述の追加や修正を行うとともに,授業でより使いやすい1冊となるよう解説や例題を充実させた。
≪診療放射線技師 スリム・ベーシック≫
放射線計測学 改訂第2版
本書は,「放射線計測学」を初めて学ぶ診療放射線技師養成校の学生を対象としたテキストである。
国家試験の出題傾向や,国内の放射線計測の現状に基づいた加筆修正を行うとともに,授業でより使いやすい1冊となるように解説や例題を充実させている。
シリーズの特徴である,①ストーリー性のある記述で初学者でも読み進め理解できる,②多くの図表や囲み記事で視覚的にポイントを理解できる,③巻頭の「学習到達目標」と項目の最後にある「おさらい」で講義や自己学習の状況を把握できる,という点も初版から引き継がれ,“教えやすく,学びやすい”1冊となっている。
≪診療放射線技師 スリム・ベーシック≫
放射化学 改訂第2版
本書は,「放射化学」を初めて学ぶ診療放射線技師養成校の学生を対象としたテキストである。
今回の改訂では,平成32年版国家試験出題基準に基づいて加筆修正を行うとともに,授業でより使いやすい1冊となるように解説や例題を充実。
シリーズの特徴である,①ストーリー性のある記述で初学者でも読み進め理解できる,②多くの図表や囲み記事で視覚的にポイントを理解できる,③巻頭の「学習到達目標」と項目の最後にある「おさらい」で講義や自己学習の状況を把握できる,という点も初版から引き継がれ,“教えやすく,学びやすい”1冊となっている。
≪診療放射線技師 スリム・ベーシック≫
核医学 改訂第2版
本書は,「核医学」を初めて学ぶ診療放射線技師養成校の学生を対象としたテキストである。
今回の改訂では,初版よりも理解しやすい書籍とするため,全体の約80%を書き換えた。そのほか,最新の国家試験出題基準に基づいてアップデートを行うとともに,授業でより使いやすい1冊となるように解説や例題を充実させた。
シリーズの特徴である,(1)基礎・原理をしっかり理解できるようストーリー性をもたせた構成で,自力で読み進め予習・復習できる,(2)図・表・写真を多用し,重要部分は「Slim・Check・Point」として囲みにて強調,(3)難解な専門用語は「用語アラカルト」として欄外で解説。プラスアルファの知識などは「MEMO」にて補足,(4)巻頭の「学習到達目標」と項目の最後にある「おさらい」で講義や自己学習の状況を把握できる,という点を初版から引き継ぎ,“教えやすく,学びやすい”1冊となっている。
CLINICAL NEUROSCIENCE Vol.40 No.05
2022年5月号
片頭痛診療のパラダイムシフト
片頭痛診療のパラダイムシフト 日本人の約8%が悩まされているという片頭痛.患者は仕事や家事に支障をきたす場合も多く,生産性の低下による経済的損失は非常に大きい一方で,患者受診率の低迷,社会の頭痛に対する認識の低さ,予防治療の欠如など片頭痛診療の課題は多いとされます.しかし2021年以降,抗CGRPモノクローナル抗体薬をはじめとする新薬の登場や,刷新された「頭痛の診療ガイドライン2021」など,片頭痛診療は新たなステップに立ったと言えます.その現在と未来を展望する特集です.
手術 Vol.76 No.4
2022年4月臨時増刊号
高難度肝胆膵外科手術アトラス2022
高難度肝胆膵外科手術アトラス2022
肝胆膵外科領域の手術アトラスが6年ぶりのアップデート。大幅にボリュームアップした本特集では,従来のシリーズで取り上げられてきた定型手術に加え,内視鏡外科手術(腹腔鏡下肝・膵切除,ロボット支援下膵切除)の話題が充実。また,肝臓・胆道・膵臓の外科解剖,シミュレーション・ナビゲーション,肝切除・胆道手術・膵切除の手術記録,肝切除に必要な4つの基本手技を収載し,初学者からベテランまで活用できる内容とした。
在宅医療 藤田総診リアル実践ガイド
スタートアップ、業務フロー、連携、教育など、現場のあらゆる悩みを解決する知識とテクニック
藤田総診の在宅ノウハウを一挙公開!これから在宅医療を始めてみたい医師や,もっと在宅医療を深めたいと考えている医師は必読!スタッフ教育や在宅診療所運営の実際などのリアルな内容も満載!
実験医学増刊 Vol.40 No.7
【特集】栄養・代謝物シグナルと食品機能
【特集】栄養・代謝物シグナルと食品機能 食品由来成分が,核内受容体やエピゲノム,腸内細菌による代謝,臓器連関などの「シグナル」を介して,いかに生体を調節するかをご紹介.肥満・糖尿病など,生活習慣病の治療・予防法を研究する方は必見の内容です!
整形・災害外科 Vol.65 No.5
2022年4月臨時増刊号
末梢神経―Current Concept in 2022
末梢神経―Current Concept in 2022 末梢神経再生の基礎から最先端の知見までを網羅
臨床作業療法NOVA Vol.19 No.1
2022年春号
【特集】記憶障害と作業療法 エッセンシャル・ガイド
【特集】記憶障害と作業療法 エッセンシャル・ガイド
「記憶」の障害は、認知症にだけ特有なものではない。脳血管障害や頭部外傷などによっても出現し、生活に大きな支障を及ぼすことになる。本書では、 “記憶障害の特徴と介入”のわかりやすく必須なガイドを趣旨として企画した。
内容構成として、基礎編では認知心理学概説、記憶の神経心理学、記憶の認知心理学、記憶機能の特徴とその障害、記憶機能の評価、記憶障害への介入原則についてまとめた。実践編では、主要な疾患である脳血管障害と頭部外傷を取り上げ、記憶障害による生活障害への介入のポイントと対処などについて述べる。
認知症を含む記憶障害を学ぶ作業療法学生の入門書、現場での手引き書として活用していただきたい。