エピソードで学ぶ転倒予防78
医療・介護・在宅でのコモンプロブレムへの介入
転倒予防は様々なセッティングで検討が重ねられ,エビデンスが構築されつつある.一方で,転倒は疾病、時期,環境などの組合せを考慮する必要があり,個々への対応策は決して容易ではない.本書は,医療現場や介護施設で遭遇することの多い疾病を対象に,各セッティングにおける転倒予防の78テーマを,十分な経験を有する執筆者により解説する.各エピソードは,転倒要因と対応の考え方を直感的に理解できるようチャートで示した.
外来での疾患別プライマリ・エコー
プライマリ・ケアにおける超音波検査実践活用術
プライマリ・ケア医がよく遭遇する疾患に絞り,外来での超音波検査のコツを伝授.腹部領域のみならず,全身の疾患を対象とした.また精査が必要となる基準や,自施設での経過観察の視点でも解説.診療現場に即した内容とポイントが一目で掴める全頁フルカラーの紙面で外来診療に必携の1冊.
極めるアスリートの腰痛
100%を超える復帰
なぜ腰痛の85%が原因不明と言われているかについて解説し,“謎の腰痛”という既成概念を払拭する.各病態に対し,診断・治療を行う医師と運動療法を行うAT・PTが共同執筆する.医師による確定診断と治療,それに続くEvidence based exercise,この両者によりアスリートの身体は100%以上となり,腰痛治療に加え,再発予防が可能となる.低侵襲治療と最先端コンディショニングにより「100%を超える身体」として現場復帰を促すことを極意とした書.
匠が教える美容外科注入術
ヒアルロン酸・ボトックス・脂肪注入によるアンチエイジング
美容外科のベテランによる,ヒアルロン酸,ボトックス,脂肪の注入療法について解説された実践書.多数の症例写真を掲載し,手技はもちろん,各部位における有効性,禁忌についても具体的に記載.前額,目尻,口角,頬のしわの改善から,涙袋や口唇を膨らませることで若々しくする方法まで,注入療法によるアンチエイジング術が身につく内容.また,随所に挿入されたコラムは美容外科のこれまでの変遷がわかりたいへん興味深い.
≪腫瘍病理鑑別診断アトラス≫
子宮頸癌 第2版
腫瘍病理鑑別診断シリーズ「子宮頸癌」待望の第2版.2009年の初版発行から約10年,WHO分類や取扱い規約も改訂を重ね,子宮頸部腫瘍の進行期分類や組織分類,細胞診の報告様式は大きく変わった.最近では,病理医は婦人科医らとともに臨床に携わることも求められている.本改訂では,そうした状況を踏まえ,精選した病理写真を豊富に掲載し,定義や概念,診断上の要点を解説した.子宮頸部腫瘍を立体的に俯瞰できるものとなっている.
中枢神経障害・運動器障害 × 内部障害を解釈するための
臨床検査値活用術
リハビリテーション治療の実践
PT・OT向けに,臨床で遭遇する症状(炎症,意識障害など)別に具体的な症例を挙げ,それぞれの検査結果から複数の検査値を組み合わせてどのように解釈するかを解説。さらに,そこから得られる一般的な考え方にも言及。
検査値の解釈に留まらず,検査値を踏まえたリハビリテーションについて運動負荷量やプログラム内容などをより具体的に解説しており,読者が臨床で応用しやすい構成となっている。
心臓血管外科専門医認定試験 過去問題集2016~2020
2017年に刊行された,心臓血管外科専門医認定機構(胸部外科学会・心臓血管外科学会・血管外科学会の3学会で構成)監修,コア・カリキュラム委員会編集の『心臓血管外科専門医認定試験 過去問題集2012~2015』の続編.2016~2020年の5年間で実際に出題された問題から選定された481問とその解答を掲載した受験者必携の一冊.
作業療法の世界 第2版
作業療法とは何かを知るために
作業療法とは何か―。OTのアイデンティティを問うこの古くて新しい根本問題を、その歴史、事例、実践スタイル、理論、効果検証、そして自身の経験と洞察から考え抜き、ゆるぎない視点から再構築した著者渾身の書き下ろし。初学者向けの概論書として、また臨床家のバイブルとして、すべての作業療法士と作業療法学生必携の一冊。
手作り自助具の工作技術
基本を知るためにも、実際の製作においても、手元に置いておきたい便利な一冊
自助具を使うことで一つの動作が円滑になり、障害を抱える人たちの生活に予想以上の恩恵をもたらしたり、次のステップへのきっかけとなることもある。自助具の使用がADLの改善につながることは稀なことではない。一方で、自助具について考え、作りあるいは用意し、活かすのには、自由な発想も含めたOTの幅広い総合的な能力が要求される。身体的評価や動作の分析、そして環境を勘案することはもちろん、心理的な受け入れがユーザーに可能かどうかということも視野に入れ創意工夫をしていかなくてはならない。また、導入後のフォローも重要である。本書は、各章とも写真・図をふんだんに使い、プラスチックやゴム、木材、金属などの素材やそれらを加工するのに必要な道具の特性について詳説し、ユーザーのニーズを形にし生活に活かしていくのに必要な基本的な考え方やポイントについて解説した。最終章では、いくつかの自助具を作るプロセスを示すことで、道具や素材の解説が実際にどう活かされているのかがわかるよう構成した。基本を知るためにも、実際の製作においても、手元に置いておきたい便利な一冊。
麻酔Vol.71 No.4
2022年4月号
投稿論文掲載号
形成外科 Vol.65 No.4
2022年4月号
頭蓋骨,下顎骨,胸骨,脛骨,足趾骨,踵骨の骨髄炎治療の主たる診療科は,形成外科であることが多い。しかし,部位別に独立した対応をしており,骨髄炎治療の大原則である「感染骨の除去と抗生剤全身投与6週間」という総論に沿っていない対応も見受けられる。部位別の診断と治療について,①診断,②局所治療,③全身治療などを中心に解説する。
思考プロセスと実践をミニマムにまとめました
循環器診療エッセンシャル
要領よく情報を得たいという若手読者のニーズに適った一冊!“これさえ理解していれば診療に困らない・大失敗を避けられる”……そんな,研修医が知っておきたい循環器診療の基本知識,考えかた,実践法を,日本の臨床現場に即した内容のみに絞ってポケットサイズに凝縮しました.指導医の思考プロセスが一目でわかる「ミニマム診断・治療チャート」や,おススメしたい「必読文献」,付録には「当直中に必須の循環器治療薬一覧」も収載.コンパクトながら大充実の内容.
地域発 患者の診かた 救急の技で一般外来診療は進化する
二次から三次病院において、診療現場に立つ、初期研修医、専攻医から専門医取得レベルの卒後15年程度までの中堅医師を対象に、一般外来研修の概要、救急外来での症候、日常診療でみられる症候についてまとめた。また、出口を考慮した対応の実際や地域医療構想を踏まえた治療連携などについても言及した。
精神科病棟ではたらく人のための感染対策きほんの「き」
【精神科特有の感染対策のポイントがわかる!】
本書では「精神科病院で感染対策を実践するのはむずかしい」という方のために、感染対策の基本の実施について、精神科病院の実情に合わせて解説している。設備や患者さんの実際に即した対策を取り上げ、今すぐできる、わかりやすい解説を現場の看護師にお届けする。
≪YORi-SOU BOOKS≫
がん疼痛治療のおくすり選手名鑑
【定番・最新がん疼痛薬を野球で楽しく理解!】
がん疼痛治療の最大の武器は薬剤であり、その増減や変更には看護師のアセスメントが不可欠。概要、強み・弱み、患者さんへのメッセージや特徴がひとめでわかるレーダーチャートなど、疼痛治療に用いる薬剤を各1ページで解説。野球のたとえで“使える”情報をキャッチ!
診断と治療 Vol.110 No.4
2022年4月号
【特集】知っておきたい血栓予防療法のエッセンス
【特集】知っておきたい血栓予防療法のエッセンス 血栓予防の最新の考え方,抗血小板療法と抗凝固療法の使い分け,出血リスクを考えた抗血栓療法の選択など,日常診療でおさえておきたいエッセンスをまとめました.
≪こころJOB Books≫
第2版 本番さながら! 公認心理師試験予想問題 厳選200
【精度の高い予想問題と詳しい解説で実力UP】国試を反映し50問を更新! 本番さながら=精度の高い予想問題を解くことで、知識の確認・定着を図る。第1回国試対策から取り組んできた著者ならではの目線で設問・解説しており、どう勉強すればよいか悩む人にも最適。用語や重要ポイントもしっかり覚えられる。問題のWebダウンロードを活用すれば、実力判定しながら学習できる。
看護管理者のためのSWOT分析超入門
【なんとなくのSWOT分析から脱却できる】
病床機能再編、経営の悪化――近年、病院は厳しい立場に置かれている。経営改善、ケアの質向上、業務効率化などには、病院の最大勢力である看護部の影響は大きい。SWOT分析を活用し、看護部、病棟、さまざまなレベルでの的確な分析、 戦略策定ができる力が身につく一冊。
≪エマログ2022年春季増刊≫
ERナースの思考加速トリアージ
【かくれ重症者を見抜くERナースの知と技!】
トリアージを行うナースに向けて、基本の型(JTAS)と、一歩進んだ対応のコツを救急医が解説する。見逃しがちな“かくれ重症者”や、特に難しい高齢患者の対応を厳選18のシナリオ事例にまとめた。臨床教育の経験豊富な著者による動画講義も必見。
間接法による吃音訓練
自然で無意識な発話への遡及的アプローチ - 環境調整法・年表方式のメンタルリハーサル法 -
間接法による吃音訓練の理論と実践をまとめた初の本格的指導書
吃音に携わる臨床家必携の1冊
頭の中で吃ったら、声に出していなくても吃っています。
本書で目指すのは、流暢な発話ではなく、健常者と同じ自然で無意識な発話。
発話症状の改善だけではなく、自己を肯定でき、前向きな考えを持て、恥ずかしさもなくなり、話すことを意識せずに生活できることを達成する指導・訓練法。