臨牀透析 Vol.39 No.8
2023年7月号
腹膜透析の展開-生き残りをかけた在宅医療
腹膜透析の展開-生き残りをかけた在宅医療
本特集では,近年の腹膜透析の新たな展開- インクリメンタルPD,PD+HD併用療法,assisted PD などを紹介している.各論文には執筆者の,透析医療への熱い思いが溢れている.本誌を手にした方々,是非,本特集を一読し,新時代が到来していく事実を認識していただきたい.
救急医学2023年7月号
外傷CTは“何のトンネル”だ?
外傷CTは“何のトンネル”だ? ハード・ソフト両面の進歩が著しい外傷診療におけるCT検査。でも、一歩間違えれば“死のトンネル”なのは変わらない。CTを“生へのトンネル”とするために必要な適応の考え方、撮影の工夫、診療体制などをじっくり考えよう。
消化器外科2023年7月号
ロボット大腸癌手術のすべて
ロボット大腸癌手術のすべて 2022年4月の診療報酬改定で、大腸癌に対するロボット支援下手術は今後さらなる広がりが期待される。本特集では大腸癌に対するロボット支援下手術を安全に行うためのKnack and Pitfallを先進施設の先生方にご解説していただいた。
ケースから学ぶ 高齢者ケアにおける介護倫理 第2版
高齢者ケアにおける倫理的問題について,倫理と法律の専門家がわかりやすく解説した好評書が改訂!
●高齢者ケアにおける倫理的問題に対して“気づき”をもつための基礎となる倫理的・法的基礎知識を,11の臨床事例を通してわかりやすく解説した好評書が改訂!
●第2版では,〈認知症ケアの倫理〉〈蘇生不要(DNAR)指示〉〈アドバンスケアプランニング(ACP)〉〈POLST(DNAR指示を含む)〉に関する項目をあらたに収載した.
プチナース Vol.32 No.9
2023年8月号
◆先輩が困ったこと、予習しておこう 看護技術、ココが知りたい!
◆その質問、指導者さんに聞いてきました
◆先輩が困ったこと、予習しておこう 看護技術、ココが知りたい!
◆その質問、指導者さんに聞いてきました
診断と治療 Vol.111 No.7
2023年7月号
【特集】食道癌・胃癌・大腸癌,最近の診療を知る
【特集】食道癌・胃癌・大腸癌,最近の診療を知る
急速に進歩する消化管癌の診断と治療について,検診や画像診断,外科手術,化学療法,集学的治療,内視鏡AI診断などをわかりやすく解説しました.
脊椎脊髄ジャーナル Vol.36 No.5
2023年5月号
■特集
脊髄および末梢神経鞘腫瘍のすべて
医学のあゆみ286巻2号
オキシトシンの向精神作用と精神疾患治療応用への展望
オキシトシンの向精神作用と精神疾患治療応用への展望
企画:門司 晃(慈光会若久病院院長)
・近年,オキシトシンは下垂体後葉だけでなく脳内の他の部位でも分泌されることが判明し,分泌されたオキシトシンは扁桃体や大脳皮質などにおいて作用し,抗ストレス作用,摂食抑制作用などを示すことが明らかになった.
・オキシトシンをヒトに経鼻投与する実験により金銭取引で相手との信頼関係を高めることがわかり,精神科領域においては,自閉スペクトラム症(ASD)の社会行動障害を改善する効果が期待されている.
・本特集では,オキシトシンの神経機能解剖学,抗炎症作用,精神科領域(統合失調症,ASD,知的・発達障害,高齢者など)での向精神作用や課題に関して,各分野での第一人者にそれぞれの研究を紹介していただく.
精神看護 Vol.26 No.4
2023年 07月号
特集 ストレングスがあふれるアクティビティ プログラムの作り方&そのまま使える盛り上がりネタ集
特集 ストレングスがあふれるアクティビティ プログラムの作り方&そのまま使える盛り上がりネタ集 「地域」へ向けて、本格的な変革期に入る精神科領域。大きな時代の流れも見据えつつ、自分の仕事も楽しんでいきましょう。この雑誌にはワクワク情報がいっぱいです。 (ISSN 1343-2761)
隔月刊(奇数月)、年6冊
訪問看護と介護 Vol.28 No.4
2023年 07月号
特集 失敗する前に教えてほしかった……! 訪問看護に来ていきなり必要になる看護技術
特集 失敗する前に教えてほしかった……! 訪問看護に来ていきなり必要になる看護技術 「在宅」の時代、暮らしを支える訪問看護師に、情報とパワーをお届けします。制度改定の情報やケア技術はもちろん、「気になるあの人/あのステーションがやっていること」を取材。明日の仕事に活かせるヒントが見つかります。 (ISSN 1341-7045)
隔月刊(奇数月)、年6冊
病院 Vol.82 No.7
2023年 07月号
特集 病院リハビリテーションの進化
特集 病院リハビリテーションの進化 「よい病院はどうあるべきかを研究する」をコンセプトに掲げ、病院運営の指針を提供する。特集では、病院を取り巻く制度改正や社会情勢の読み解き方、変革に対応するための組織づくりなど、病院の今後の姿について考える視点と先駆的な事例を紹介する。 (ISSN 0385-2377)
月刊、年12冊
臨床検査 Vol.67 No.7
2023年 07月号
今月の特集 造血器・リンパ系腫瘍のWHO分類 第5版
今月の特集 造血器・リンパ系腫瘍のWHO分類 第5版 「検査で医学をリードする」をキャッチフレーズに、特集形式で多領域をカバー。臨床検査にかかわる今知っておきたい知識・情報をわかりやすく解説する。連載企画も充実。年2回(4月・10月)、時宜を得たテーマで増大号を発行。 (ISSN 0485-1420)
月刊、増大号2冊(4月・10月)を含む年12冊
耳鼻咽喉科・頭頸部外科 Vol.95 No.8
2023年 07月号
特集 真菌症 知っておきたい診療のポイント
特集 真菌症 知っておきたい診療のポイント 目のつけ処が一味違う耳鼻咽喉科・頭頸部外科専門誌。「こんなときどうする!?」などの臨床的なコツの紹介から、最新の疾患概念を解説した本格特集まで、硬軟とり混ぜた多彩な企画をお届けする。特集2本立ての号も。「Review Article」欄では研究の最前線の話題をわかりやすく解説。読み応えのある原著論文も多数掲載。 (ISSN 0914-3491)
月刊、増刊号を含む年13冊
臨床整形外科 Vol.58 No.7
2023年 07月号
特集 股関節鏡手術のエビデンス 治療成績の現状
特集 股関節鏡手術のエビデンス 治療成績の現状 整形外科医の臨床の質を高める情報を発信。一流の査読陣による厳正な審査を経た原著論文「論述」「臨床経験」「症例報告」などを収載。「特集」では話題のテーマを多面的に解説する。好評連載も。2020年から増大号がスタート! 運動器診療でいま知りたいことにフォーカスし、困った時の1冊、を目指します。 (ISSN 0557-0433)
月刊、増大号を含む年12冊
胃と腸 Vol.58 No.6
2023年 06月号
主題 分類不能腸炎(IBDU)の現状と将来展望
主題 分類不能腸炎(IBDU)の現状と将来展望 消化管の形態診断学を中心とした専門誌。毎月の特集では最新の知見を取り上げ、内科、外科、病理の連携により、治療につながる診断学の向上をめざす。症例報告も含め、消化管関連疾患の美麗なX線・内視鏡写真と病理写真を提示。希少疾患も最新の画像で深く学べる。 (ISSN 0536-2180)
月刊、増大号2冊を含む年12冊
総合診療 Vol.33 No.7
2023年 07月号
特集 “消去法”で考え直す「抗菌薬選択」のセオリー 広域に考え、狭域に始める
特集 “消去法”で考え直す「抗菌薬選択」のセオリー 広域に考え、狭域に始める ①独自の切り口が好評の「特集」と、②第一線の執筆者による幅広いテーマの「連載」、そして③お得な年間定期購読(医学生・初期研修医割引あり)が魅力! 実症例に基づく症候からのアプローチを中心に、診断から治療まで、ジェネラルな日常診療に真に役立つ知識とスキルを選りすぐる。「総合診療専門医」関連企画も。 (ISSN 2188-8051)
月刊、年12冊
月刊/保険診療 2023年6月号
特集 診療単価アップの”力点”~機能・基準・連携・報酬をどう見直すか~
特集 診療単価アップの”力点”~機能・基準・連携・報酬をどう見直すか~ 特集 診療単価アップの”力点”~機能・基準・連携・報酬をどう見直すか~
Part1 【鼎談】いかに診療単価を上げるか/安西文雄,高森雅人,田﨑年晃
Part2 【ケーススタディ】診療単価アップの方法論 × 6 事例/伊藤哲雄,勝又美雪,濱中洋平
Part3 診療単価アップ&経営改善のシミュレーション/小松大介
視点 財政の優先順位を問う~経済政策が経済政策ではない国~/浜矩子
連載
厚生関連資料/審査機関統計資料
月間NEWSダイジェスト
介護保険/医学・臨床/医療事故NEWS
めーるBOX
■エッセイ・評論
こうして医療機関を変えてきた!/長島仁
NEWS縦断「正常分娩の保険適用」/武藤正樹
プロの先読み・深読み・裏読みの技術/工藤高
BSCを最大活用する12メソッド/髙橋淑郎
■医事・法制度・経営管理
医療機関のDATA分析“特別捜査官”シーズン2「平均在院日数と効率性指数を調査せよ!」/流石学
医療事務View/江口達也
病院&クリニック経営100問100答「看護職員数を確保するための働きやすい職場環境構築」/中谷彩乃,田中志保
かがやく!事務部門/太田記念病院
■臨床知識
カルテ・レセプトの原風景【COVID-19による肺炎】在宅でレムデシビル点滴を行った事例/小澤竹俊,武田匤弘
■請求事務
実践DPC請求Navi/須貝和則
パーフェクト・レセプトの探求/株式会社ソラスト・髙橋しのぶ
点数算定実践講座/圓山研介(協力:田中優衣)
レセプト点検の“名探偵”/駒井三千典
保険診療オールラウンドQA
読者相談室/杉本恵申
休載:日本の元気な病院&クリニック,医療事務Openフォーラム
Heart View Vol.27 No.8
2023年8月号
【特集】デジタル医療で循環器診療はどう変わる?
【特集】デジタル医療で循環器診療はどう変わる?
わかる!できる!看護主任
新任の看護主任・これから看護主任職に挑戦しようとしているナースの皆さんへ!
看護主任の心得とは?病棟スタッフとの信頼関係の築き方は?看護師長の補佐って?そもそも看護主任って何する人?などなど.
すべての中堅ナースが知っておきたい1冊!
はじめての減酒治療
近年、アルコール依存症治療に対する新しいアプローチとして減酒治療が注目されています。2019年には減酒治療薬ナルメフェンが使用可能となり、減酒治療を始める医療機関が広まってきました。
本書では、わが国で初めて減酒外来を開設した久里浜医療センターの、アルコール依存症診療の国際的第一人者である編者を中心に、減酒治療の実際、減酒外来のポイント、総合病院・職域指導やクリニックにおける減酒治療の実践について、症例を交えながら解説しました。
また、減酒治療薬として使用されているナルメフェンについても1章を設け、エビデンスを挙げながら、ナルメフェンの作用機序・有効性・副作用を解説しています。巻末には、「断酒にすべきか減酒にすべきか」など、実際的に判断に迷うケースを想定したQ&Aを設けました。
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序文
最近、一部のアルコール依存症者に減酒の可能性が示唆され、減酒治療を行っている医療機関が増えてきた。また、2019年から減酒を目的とする治療薬であるナルメフェンが使用可能となり、減酒治療に拍車がかかっている。筆者の知る限り、最初の減酒外来は久里浜医療センターで開設された。本書の分担執筆者である湯本洋介先生が、減酒外来の先駆者として、臨床経験を積み重ねてきている。内科の分野で減酒外来を早期に始めたのは吉本尚先生である。一般病院での実践が大学から理解とサポートを得て、現在、先生は筑波大学附属病院で減酒外来を展開している。一方、クリニックでの減酒治療の先駆者は、さくらの木クリニック秋葉原の倉持穣先生である。先生は依存症の減酒の可能性に早くから着目し、東京のオフィス街で減酒治療を行ってきている。本書は、これら各分野の先駆者に減酒外来について執筆していただいた。内容は、依存症も含めたアルコール使用障害の概要、減酒の方法、ナルメフェンの作用機序・有効性・副作用、減酒で注意すべき疾患、専門医療機関やクリニックでの減酒外来の実際などである。また、依存症のみならず多量飲酒者の減酒に関して職域は重要である。田中完先生には、職域と減酒外来の連携について執筆いただいた。先生は産業医として長きにわたり、職員の飲酒問題に積極的に取り組んでこられている。
減酒治療はある意味で魅力的である。患者の受診のハードルを下げ、いわゆる治療ギャップを埋める効果があるだろう。しかし、アルコール依存症治療の大原則は断酒の達成とその維持であることを忘れてはならない。断酒が最も安全かつ安定的な治療目標である。減酒治療を患者のアルコール依存度や関連問題の程度を考慮せずに実施するのは危険である。本書は、そのような点についても、実践に基づく情報を提供している。減酒治療に関しては、未だエビデンスの蓄積が非常に乏しい。本書がこの部分を補い、減酒治療や指導を始める、または疑問を抱えながら既に実践している医療者の道標として使用されることを願う。
