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神経発達症リハビリテーション 発達の気になる子どもへのアプローチ

真野 英寿(編集) 楠本 泰士(編集) 大貫 二三恵(編集)

出版社:三輪書店

印刷版発行年月:2023/08

発達が気になる子どもたちのための地域生活をサポートする究極の
リハビリテーションガイドブック!

神経発達症児へのリハビリテーションの現状や家族を中心とした関わりにも焦点を当て、スクリーニングや共有意思決定の重要性を説明しています。さらに、視覚機能については、眼の仕組みやチェックポイントを網羅し、長年にわたり障がい児に関わってきた視能訓練士が詳しく解説しています。また、足関節や股関節のチェックポイントに焦点を当て、具体的なアプローチ方法を提案し、0~6歳児と7~12歳児の就学や進学に向けた運動介入や協調動作、認知機能への介入法も詳しく解説されています。本書は、発達が気になる子どもたちとその家族、専門家、教育関係者など、幅広い読者に役立つ貴重な情報源です。地域での生活をサポートするための実践的なアドバイスと知識を提供し、子どもたちの可能性を最大限に引き出す手助けとなることでしょう。

脊椎・脊髄疾患の外科 第2版

飛驒 一利(編集) 小柳 泉(編集)

出版社:三輪書店

印刷版発行年月:2023/08

脳神経外科医だからこそできる考え方と奥深い技能を開陳!

脊椎・脊髄疾患(末梢神経疾患も含む)の手術に関し,ほぼすべてを網羅し,「これさえ読めば」といえる簡明な書籍とした.そのため,各疾患の説明を簡潔にし,エビデンスに基づく記載を心掛けた.曖昧な形容詞を避け,できるだけ具体的な数値で記載し,引用文献を掲載した.脊椎・脊髄の最も興味深い知見を提供できるよう,図(写真,イラスト),表なども多用した.さらに,整形外科医,リハビリテーション科の医師およびセラピストにも読んでいただけるよう,脳神経外科医だからこそできる考え方・工夫なども盛り込み,基本事項から高度な内容までを記載した実践書とした.
第2版では,「脊髄障害性疼痛・痙縮」,「脊椎・脊髄疾患のリハビリテーション」を章として,「脊柱の矢状面バランスと冠状面バランス」,「椎間関節囊胞・黄色靱帯血腫」,「透析性脊椎症」,「腰痛に対する非観血的治療」,「骨粗鬆症性椎体骨折」を節として追加した.また,「孤立性線維性腫瘍」,「孤立性形質細胞腫」,「線維性骨異形成症」,「白血病」,「脳表ヘモジデリン沈着症」,「線維軟骨による脊髄梗塞」,「骨損傷のない脊髄損傷」,「小児脊椎脊髄損傷」,「椎骨動脈損傷」,「先天性骨疾患」,「脊髄硬膜内膿瘍」,「肥厚性脊髄硬膜炎」,「低髄液圧症候群」などを項目として追加した.さらに,「頭蓋頚椎移行部病変」,「脊髄非腫瘍性病変」を章として,「頚椎手術手技」,「胸腰椎固定手術手技」を節として独立させた.これらを含めた全面改訂により,初版から90頁弱の増加となり,詳細な解説がなされている.
執筆者は初版と同様,コンセプトに一貫性をもたせるため,北海道大学出身者を中心とした.多大学の執筆者による書籍,単著による書籍とは差別化できる内容となっている.

LiSA Vol.30 No.8 2023

2023年8月号

徹底分析シリーズ:すべての人に適切な医療を:こころの病気がある人に麻酔科医ができること/症例ライブラリー:一般病棟に帰してよいか 予定外ICU入室とするか 迷うべき術後患者/エコー解剖のひろば:体表解剖を利用する あなたとわたしの甘い関係/小児心臓麻酔 事始め:一時しのぎ? 先天性心疾患の姑息術/ぶらり研究室探訪記:愛媛大学大学院医学系研究科 麻酔・周術期学/こどものことをもっと知ろう:自閉スペクトラム症

出版社:メディカル・サイエンス・インターナショナル

印刷版発行年月:2023/08

徹底分析シリーズ:すべての人に適切な医療を:こころの病気がある人に麻酔科医ができること/症例ライブラリー:一般病棟に帰してよいか 予定外ICU入室とするか 迷うべき術後患者/エコー解剖のひろば:体表解剖を利用する あなたとわたしの甘い関係/小児心臓麻酔 事始め:一時しのぎ? 先天性心疾患の姑息術/ぶらり研究室探訪記:愛媛大学大学院医学系研究科 麻酔・周術期学/こどものことをもっと知ろう:自閉スペクトラム症

医学のあゆみ286巻7・8号

がんオルガノイド――創薬・個別化医療の革新的プレクリニカルモデルとして

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2023/08

がんオルガノイド――創薬・個別化医療の革新的プレクリニカルモデルとして
企画:齋藤義正(慶應義塾大学薬学部薬物治療学講座)

・がんに対する創薬研究として新たな分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬が開発されているが,難治性がんに対する効果は限定的で,各患者に最適な薬剤を選択し治療を行う個別化医療の確立が期待される.
・個別化医療の革新的なプレクリニカルモデルとして登場したオルガノイドは,元の腫瘍の形態や特性を忠実に反映し,患者腫瘍のアバター(分身)として,腫瘍の特徴や薬剤感受性などのさまざまな情報を提供してくれる.
・本特集では,患者由来の腫瘍組織を用いて樹立されたオルガノイドを用いた創薬研究,個別化医療の現状や課題,将来的な展望について,各臓器別にがんオルガノイドのエキスパートが最新知見を概説している.

入職1年目から現場で活かせる!

こころが動く医療コミュニケーション読本

中島 俊(著)

出版社:医学書院

印刷版発行年月:2023/07

対人援助職必携! 新しい「エビデンスで身に付けるコミュニケーション読本」

「週刊医学界新聞」の人気連載に大幅加筆、書き下ろしを加えて書籍化。新進気鋭の研究者である著者ならではの視点で、最新の研究内容やホットトピックを豊富に盛り込み、21のテーマを通じて「こころが動く」方法論をプラクティカルに体得できる実践書。入職1年目からベテランまで、全ての対人援助職が現場で活かせる内容となっている。これからの医療コミュニケーションは“経験則”ではなく、“エビデンス”で身に付ける!

看護管理 Vol.33 No.8

2023年 08月号

特集 看護管理者のコンピテンシー・モデルの実践的活用 国家公務員共済組合連合会の運用から

出版社:医学書院

印刷版発行年月:2023/07

特集 看護管理者のコンピテンシー・モデルの実践的活用 国家公務員共済組合連合会の運用から 社会の変化を的確にとらえながら、看護管理者として直面するさまざまな問題について解決策を探る月刊誌。看護師長を中心に主任から部長まで幅広い読者層に役立つ情報をお届けします。 (ISSN 0917-1355)

月刊、年12冊

保健師ジャーナル Vol.79 No.4

2023年 08月号

特集 保健師をいかに確保し育成するか

出版社:医学書院

印刷版発行年月:2023/07

特集 保健師をいかに確保し育成するか 公衆衛生活動の現場で働く保健師に向けた、「保健師」と名の付く唯一の専門誌。保健活動の「いま」と「これから」を、確かな情報と具体的な実践を伝えることで描きます。 (ISSN 1348-8333)

隔月刊(偶数月)、年6冊

看護教育 Vol.64 No.4

2023年 08月号

特集 本気の授業設計 今の授業を振り返る、新たなノウハウを知る

出版社:医学書院

印刷版発行年月:2023/07

特集 本気の授業設計 今の授業を振り返る、新たなノウハウを知る 変わりゆく医療の構造、そして教育界全体の動きをみすえ、今求められる看護教育を、みなさんとともに考えていきます。ベテランの先生方はもちろん、学生への指導に不安を感じていらっしゃる新人教員の方々にも役立つ内容をお届けします。 (ISSN 0047-1895)

隔月刊(偶数月)、年6冊

病院 Vol.82 No.8

2023年 08月号

特集 病院経営から考える医薬分業

出版社:医学書院

印刷版発行年月:2023/07

特集 病院経営から考える医薬分業 「よい病院はどうあるべきかを研究する」をコンセプトに掲げ、病院運営の指針を提供する。特集では、病院を取り巻く制度改正や社会情勢の読み解き方、変革に対応するための組織づくりなど、病院の今後の姿について考える視点と先駆的な事例を紹介する。 (ISSN 0385-2377)

月刊、年12冊

理学療法ジャーナル Vol.57 No.8

2023年 08月号

特集 睡眠と理学療法の深い関係

出版社:医学書院

印刷版発行年月:2023/07

特集 睡眠と理学療法の深い関係 理学療法の歴史とともに歩む本誌は、『PTジャーナル』として幅広い世代に親しまれている。特集では日々の臨床に生きるテーマを取り上げ、わかりやすく解説する。「Close-up」欄では実践的内容から最新トピックスまでをコンパクトにお届けし、その他各種連載も充実。ブラッシュアップにもステップアップにも役立つ総合誌。 (ISSN 0915-0552)

月刊、年12冊

総合診療 Vol.33 No.8

2023年 08月号

特集 都市のプライマリ・ケア 「見えにくい」を「見えやすく」

出版社:医学書院

印刷版発行年月:2023/07

特集 都市のプライマリ・ケア 「見えにくい」を「見えやすく」 ①独自の切り口が好評の「特集」と、②第一線の執筆者による幅広いテーマの「連載」、そして③お得な年間定期購読(医学生・初期研修医割引あり)が魅力! 実症例に基づく症候からのアプローチを中心に、診断から治療まで、ジェネラルな日常診療に真に役立つ知識とスキルを選りすぐる。「総合診療専門医」関連企画も。 (ISSN 2188-8051)

月刊、年12冊

medicina Vol.60 No.9

2023年 08月号

特集 症例から読み解く 高齢者診療ステップアップ

出版社:医学書院

印刷版発行年月:2023/07

特集 症例から読み解く 高齢者診療ステップアップ いかに診るか」をコンセプトに、内科診療に不可欠な情報をわかりやすくお届けする総合臨床誌。プラクティカルにまとめた特集に加え、知識のアップデートと技術のブラッシュアップに直結する連載も充実。幅広い診療に活かせる知識・技術が満載の増刊号も発行。 (ISSN 0025-7699)

月刊、増刊号と増大号を含む年13冊

ケアの基本がわかる

重症心身障害児の看護 改訂版

出生前の家族支援から緩和ケアまで

倉田 慶子(編集) 市原 真穂(編集) 仁宮 真紀(編集) 麻生 幸三郎(編集)

出版社:へるす出版

印刷版発行年月:2023/07

2016年の初版刊行から7年を経ての改訂版!
重症心身障害児の看護に必要な情報のアップデートとともに,医療的ケア児,動く重症心身障害児への支援にも参考になるよう編集。個別性が高く,言葉で表現できない重症心身障害児の看護を,根拠をもって実践できるよう,病態や症状をわかりやすく解説するとともに,それらの誘因や増悪因子を予防し,個々の子どもに合ったケアにつなげられるようまとめています。

循環器診療プライマリ・レファレンス

香坂 俊(編著)

出版社:文光堂

印刷版発行年月:2012/12

循環器診療の初心者が直面する臨床上のプリミティフな疑問点を100題セレクション.それらの疑問点・問題点を,やさしい語り口と特徴的なイラストでわかりやすく解説.将来どんな診療科に進んでも必ず役立つ臨床力のベースアップを約束.医学生の皆さんのポリクリ,そして初期研修での循環器病棟へのローテート,果ては集中治療室の現場に至るすべての場面で,この1冊があなたの循環器診療を心強くサポート.

月刊/保険診療 2023年7月号

特集 “ハラスメント”ゼロ対策~医療機関のケーススタディ10事例

出版社:医学通信社

印刷版発行年月:2023/07

特集 “ハラスメント”ゼロ対策~医療機関のケーススタディ10事例 特集 “ハラスメント”ゼロ対策~医療機関のケーススタディ10事例

Part1 知らないでは済まされないハラスメントの基礎知識/原昌登

Part2 【鼎談】いかに“ハラスメント”ゼロを実現するか/大浦裕之,岡田康子,藤井将志

Part3 【ケーススタディ】医療機関の“ハラスメント”――ケーススタディ10事例/定政晃弘,永原大樹

    【コラム】アンガーマネジメントってどんなこと?/井上泰世

視点 感染症危機管理における情報技術―コロナ禍でなぜ機能しなかったのか/奥村貴史

臨牀透析 Vol.39 No.9

2023年8月号

在宅・長時間透析2023-快適で長生きするために

出版社:日本メディカルセンター

印刷版発行年月:2023/08

在宅・長時間透析2023-快適で長生きするために
 今回,在宅血液透析(HHD)とオーバーナイト透析を含む長時間透析の現状をまとめてもらった.2021 年の時点でHDD患者数は748人であり全透析患者の0.21%である.HHD によりQOL や食事の自由度が上がるが,自分自らで施行することや家庭で行うことにより介助者や家族に新たなストレスが生じるので注意を払う必要性ある.(編集後記より抜粋)

プチナース Vol.32 No.10

2023年9月号

◆これで寝られる!実習記録の時短テク
◆見てくるポイントはここ!病院以外の実習
◆国試対策を効果的に!過去問&予想問の使いかた

出版社:照林社

印刷版発行年月:2023/08

◆これで寝られる!実習記録の時短テク
◆見てくるポイントはここ!病院以外の実習
◆国試対策を効果的に!過去問&予想問の使いかた

まるごとわかる 尿路カテーテル・ストーマ管理 極

松木 孝和(編)

出版社:南山堂

印刷版発行年月:2023/08

尿路カテーテルはあまりにも身近な医療行為であるため,現場での経験を中心に対応がなされていることがほとんどで,これまで実はまとまった解説書もありませんでした.とはいえ,尿路のカテーテル管理はれっきとした医療行為です.職種により微妙な視点の違いなどもある中,ちょっと困ったことが起こったときに,エビデンスもみつからず,どうすればいいかわからないといったことはありませんか?そんな時に役に立つのが本書です.本書では,カテーテルの種類ごとに,適応,使用・管理方法,トラブルとその対処法,ナースによる日常管理,主な製品とその特徴などをまとめました.また,どんな時には専門医に相談すべきかや,挿入困難やカテーテル閉塞などのトラブル時にまず試してみたいちょっとしたコツ(knack)なども随所に盛り込みました.正式に学ぶ機会がないものの,安全性や患者さんのOQLに大きく影響するカテーテルの固定方法についても詳しく解説しています.尿路の経管管理について,この一冊でおさらいしましょう!

解剖学イラスト事典 第4版

松村 讓兒(著)

出版社:中外医学社

印刷版発行年月:2023/08

わかりやすいイラストを満載した解剖事典の決定版が,12年振りに大改訂.
わかりやすいイラストを満載した解剖事典の決定版が,12年振りに改訂.文章とイラストを一から見直し,より見やすく,より覚えやすくバージョンアップした.紛らわしい解剖用語を一目で理解できるよう整理.気になる部位から読んでも,最初から順番に通読しても,どちらでも楽しく学べるように工夫している.暗記に役立つ関節・筋の一覧表や人名用語,記憶術などの付録も充実.解剖学の入門書として最適な1冊である

フレイル高齢者の関節可動域 ケアの指標としての活用

福田 卓民(編集) 沖田 実(編集)

出版社:三輪書店

印刷版発行年月:2023/07

作業療法士として、これだけは知っておきたい !
“日々の生活を時間差で示す重要なシグナル”である高齢者の関節可動域を4,000人以上のデータで解析し、ケアやリハビリテーションの効果を検証!

本書では、軽度~重度の虚弱状態にある高齢者をフレイルの欠損累積型モデルとそのスクリーニング尺度であるClinical Frailty Scaleを参考に《フレイル高齢者》と定義し、その「関節可動域」と「拘縮」を多面的に取り上げている。

「第1章 フレイル高齢者の関節可動域」では、関節可動域に対する考え方を述べ、フレイルや関節可動域制限の定義・病態を整理したうえでフレイル高齢者の関節可動域データを提示している。
「第2章 ケアと関節可動域」では、看護とリハビリテーション、そしてレクリエーションの視点から、具体的なケアのあり方と介助方法および余暇活動の必要性について概説している。
「第3章 リハビリテーションの実際と治療戦略」では、各病期におけるリハビリテーションの役割とそのエビデンスを紹介し、現状の課題と今後の展望を述べており、リハビリテーション専門職以外の職種にも参考になる。
「第4章 不活動に起因するその他の機能障害と対応策」では、関節可動域制限以外の機能障害について整理するとともに、対策の基本となる身体活動の意義や重要性を提示し、フレイル高齢者特有の5つの症状を取り上げ、関節可動域との関連性についても検討している。これまで症状別に対応されてきた機能障害であるが、今後は並行して発生・進行するものと認識を改め、その効果検証が不可欠であることを共有したい。
「第5章 活動的な高齢者であるための“大人の嗜み”」では、“心を動かし、身体を動かし、生活を活発化する”ことが、高齢者の身体活動を維持・向上させる方法であると述べている。
そして「第6章 終末期ケアの指標としての関節可動域」では、長年にわたりフレイル高齢者の関節可動域データを分析していくなかで、終末期の臨床を担う者としての思い記し、関節可動域を含む機能障害の研究・教育・臨床に対して提言した。

本書では、筆者らの施設で集積した4,000名を超えるフレイル高齢者の関節可動域データを示し、それが何を意味し今後にどう生かすべきなのかを問うている。フレイル高齢者の関節可動域制限は、「日々の生活を示したシグナル」でもあるため、身体機能を専門としない職種や立場であっても理解・認識されることが望まれる。本書はそのことを考えるきっかけとなる1冊である。

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