
骨盤・脊柱の正中化を用いた非特異的腰痛の治療戦略
骨盤と脊柱は、不良姿勢や反復荷重によって、容易に機能的非対称となり、蓄積されると非特異的腰痛を引き起こす。しかし、非対称には生来的なものもあり、そのタイプや原因を正確に見極めることが重要となる。本書は、膨大な論文を読み解き、整理し、豊富な臨床経験をもとに構築した最新の治療戦略を示す。鑑別方法、症状に応じた手技の選択など、確かな治療手技を身につけることができる。原因不明の腰痛を減らすための1冊。

上肢運動器疾患のリハビリテーション[Web動画付]
関節機能解剖学に基づく治療理論とアプローチ
前著『上肢運動器疾患の診かた・考えかた―関節機能解剖学的リハビリテーション・アプローチ』では、セラピストに必要となる解剖学や生理学の知識をもとにした各疾患の診かたや考えかたを中心に解説した。本書はその応用編という位置づけで、内容に連動した治療アプローチを提示したWeb動画を計62本(総時間約5時間20分)収載。平易に解説された本文と併せて、治療手順を含めた患者への具体的なアプローチ方法が理解できる。

リハで読むべき運動器画像
運動器の画像から得られる情報は多岐にわたる。医療画像は骨,関節,筋など身体の内部を見せてくれる非常に便利なツールである。一方でその情報が多すぎるために,どこから見て,どこをどう読み判断すればいいか,悩みの種ともなる。さらに,リハビリテーションでは,その情報をどのように活かしていくか,という最大の課題もある。
本書では,そのような課題に応えるため,リハビリテーションで重要なポイントとなる運動器の痛み,関節可動域,安定性・不安定性に焦点を当て,どのように読み解いていくかを画像を交えて詳説。また,初学者のために,医療画像の基本,X線画像,CT,MRIの原理などもわかりやすく解説し,画像解剖を理解するための正常画像も掲載し,疾患画像との比較ができるようにした。
運動器疾患のリハビリテーションで役立てられる情報が満載の1冊である。

四本足のあしながおじさん
難病患者に対する支持的作業療法の経験
筋ジストロフィー,ALS(筋萎縮性側索硬化症),ポリオなどの患者と向き合い,苦楽を共にする中で紡ぎ出された作業療法士の臨床経験を30のエピソードにまとめた.

認知症の人の「想い」からつくるケア 在宅ケア・介護施設・療養型病院編
様々な介護場面での認知症ケア改善の実例を掲載。
認知症ケアに悩むケアスタッフの方々へのヒントがこの1冊に。
認知症の人へのケアは、尊厳を守るケアを提供することが重要といわれます。
しかし、現場のスタッフは、尊厳を守るケアを実践しているつもりでも、実はうまくいっていないケースが少なくありません。
本書は、45年にわたる東京都健康長寿医療センターでの研究や臨床経験を中心に、在宅・施設・療養型病院での優れたケアの実践をまとめたものです。
認知症の人の「想い(気持ち)」を理解し、その人の「機能」を考慮したケアを実践することが、尊厳を守るケアにつながることをわかりやすく解説します。

写真でわかる生活支援技術
自立を助け、尊厳を守る介護を行うために
『写真でわかるシリーズ』が介護分野で新登場!!
医療と連携し、生きる力を引き出す支援を!
高齢者や障害をもった方が、生き生きと、自立した生活を営む。人として大切にされ、思いやりあるケアを受ける。そんな豊かな支援を実現するために、医療との連携をふまえ、介護に必要な「知識と技術」をわかりやすくお届けします。カラー写真300点で見てわかる!!

健診・人間ドックハンドブック 6版
健診・人間ドックに必須の知識を凝縮したハンドブックの最新版.前回改訂以後の3年間余りの動きを織り込んで,新たな執筆者も得て内容を大きくブラッシュアップした.

CE臨床実習ルートマップ
養成校の授業,教科書で学んだ知識が実践でうまく活かせるか,臨床実習の場で何をしたらいいのか,悩みは尽きないと思う。本書は,臨床実習をただの見学の場に終わらせるのではなく,よりアクティブな学習の場として,卒業後の臨床の現場で活かせるように,病院施設や養成校の執筆陣が詳細にわかりやすく解説した実習手引書である。
1章では臨床実習のマナーと,安全管理,感染症対策などの基礎知識をまとめ,2章では「呼吸器系」「循環器系」「代謝系」などの代表的な疾患に対するCE業務を項目に分けて解説。各項目は「疾患の概要」「治療の実施」「学習するポイント」など内容を明確にして記載。また,写真やイラストを多用して,臨床実習の現場を意識した紙面となっている。

リハビリに直結する!運動器画像の見かた
画像診断ではなく,理学療法のための画像の見かたがわかる入門書!画像の基本的な見かたはもちろん,損傷部位の類推,運動療法の適応・禁忌,リスク管理や予後予測まで,臨床に活かせる考えかたが身につく!

インターライ方式ガイドブック
ケアプラン作成・質の管理・看護での活用
MDS方式を刷新したインターライ方式の導入方法から、さまざまな場面での活用まで解説したガイドブック。アセスメントをより効果的に行い、それをケアプラン作成に反映させていくコツを4事例から習得できる。加えて、蓄積したアセスメントのデータからサービスの質管理を行う方法や、地域包括ケア時代の多職種連携に果たす同方式の役割を紹介する。同方式のより効果的な活用、または導入を目指すケアマネジャー必読の書。

リハビリテーション義肢装具学
本書は,理学療法士,作業療法士養成校の学生向けテキストである。義肢・装具の部品や構造といった一般的な内容だけではなく,義肢・装具とはどういったものなのか,どのように使うのかなど,リハビリテーションの臨床に即した内容を重視して解説している。事例を豊富に掲載し,義肢・装具の処方から,製作,リハビリテーション,最終的な家庭・職場復帰といった一連の経過を紹介している。
養成校の授業カリキュラムと国試出題範囲の内容を余すところなく解説。国家試験の例題も掲載しており,授業から国試対策までこの1冊でカバーできる。

@ER×ICU めざせギラギラ救急医
・ブログ『@ER×ICU 救急医の日常』や日経メディカルOnlineのコラム連載で大人気の薬師寺泰匡先生が贈る、救急医の実態調査レポート。救命救急センターとERとの違いといった日本の救急医療の仕組みから、救急医の日常業務やプライベートの過ごし方、さらには優れた救急医になるためのアドバイスまで、軽妙な文章でわかりやすく解説。
・今後の専門分野として救急を考えている初期研修医、将来の専攻に悩む医学生などなど、救急に興味のある方へ今まであまり知られていなかった「リアル救急医」の世界をご紹介します。

リハビリテーション運動生理学
運動療法は,運動をすることで生じる身体の生理的反応,すなわち運動による効果を利用して疾患・障害を治療・予防するものである。そのため,運動を行うと身体でどのような反応が起こるのかという運動生理学の知識は必須である。これまでの運動生理学の専門書は,健常者やスポーツ選手の運動生理について解説しており,リハビリテーション関連職種に必要な情報は少なかった。本書は,健常者だけではなく疾病・障害をもつ人の運動生理反応やトレーニング効果について,病態生理を踏まえて解説した書籍である。
基礎編のPart Ⅰで,基本的な運動生理学の知識を解説し,臨床編のPart Ⅱで疾病と運動との関連,疾病を有する対象者の運動制限の原因・トレーニング効果について解説している。理学療法士・作業療法士養成校の学生にも,また臨床勤務のセラピストにも活用いただける内容である。

感染の有無をみる! 菌を推定する! 抗菌薬の感受性がわかる!
治療に役立つ グラム染色
菌を同定せずに広域スペクラトル抗菌薬を投与し続けるエンピリック治療は耐性菌を作り、将来的な治療薬の選択肢を狭めるだけである。本書では、簡便に行え、コストパフォーマンスもいいグラム染色検査(グラ染)を有効活用することが,抗菌薬の適正使用にどんなに役立つか解説されている。
すでに抗菌薬を投与している時に、グラ染を利用していかにデスカレーションしていくのか、複数の菌に感染している患者をどうやってみつけるのか、治療はどうするのか。一筋縄ではいかない感染症の病態把握に対してグラム染色の使い方と、データに基づいた抗菌薬の選択の仕方がよくわかるようになっている。
高齢化社会を迎え、増加する感染症患者に適切な治療を施すためにすべての医療者必携の一冊。

運動学で心が折れる前に読む本
高校から物理を避けてきた人、どちらかというと数学も苦手な人、それでも理学療法士・作業療法士を目指すには避けて通れない運動学。本書は、運動学に必要な物理や力学の基本を、脱力系対話形式で解説。随所に入るのどかなイラストがくじけそうになる気持ちを支え、「おさらい」と「復習問題」で国試もわかるように。実は臨床にも役立つお得な1冊。これでもう大丈夫。苦手意識よ、サヨウナラ。

行動変容を導く!
上肢機能回復アプローチ
脳卒中上肢麻痺に対する基本戦略
脳卒中後の麻痺手の回復は難しいものと従来は考えられていたが、2000年代に入りCI療法が台頭してからは、麻痺手を実生活で使用することは当たり前のことになりつつある。本書は、CI療法を中心に、ニューロサイエンス、行動心理学といった、行動変容を導く戦略の根幹となる学問をベースとした上肢機能回復アプローチについて、その学術的背景、基礎知識、メカニズムやコンセプト、実際の治療法を凝縮した内容となっている。

高次脳機能がよくわかる
脳のしくみとそのみかた
複雑な脳の機能のしくみを図を多用してテンポよく解説する。高次脳機能障害の患者さんに出会ったときに、なんでこうなるの? がよくわかる。麻痺や失語などのリハビリテーションへの、脳機能からのアプローチに役立つ1冊。名著『頭痛・めまい・しびれの臨床』の著者が、大脳生理学者の視点と長年の臨床経験から、脳のしくみをわかりやすく解説する。

投球障害肩 こう診てこう治せ 改訂第2版
ここが我々の切り口!
2004年に刊行された『投球障害肩 こう診て こう治せ』の改訂版。12年を経てその間,整形外科医の筒井廣明先生と理学療法士の山口光國先生が,診察室・リハビリテーション室で,講演会場で,学会場で,提供し伝え続けてきた情報とノウハウとテクニックがまとめられている。“肩は治りにくい” “肩はわかりにくい” という声に対して,正しい知識と細やかなアプローチで投球障害肩は治る!ということをわからせてくれる書籍。
投球障害肩を究めた筒井先生と山口先生からの篤いメッセージがここに集結!

介護予防のためのベストケアリング
高齢者が元気にくらしていくために
高齢者自身の持っている力を活用することを目指し,介護予防と健康生活実現のための「セルフケア」に役立てるための健康生活実践書。健康長寿を目指す日本の高齢者において,セルフケアの観点から,「生活リズムの変調に伴う問題と改善するためのアプローチ」「これに関連する自殺率の高さと孤独に注目した人間関係や社会的問題」を取り上げ,これらを支援する方法を「わかりやすく」「取り組みやすく」解説している。

クリニカルリーズニングで内部障害の理学療法に強くなる!
「栄養状態が悪い」「起こしていいのかわからない」「倦怠感が強い」等のよく出会う症状・現象へのアプローチをフローチャートと表で解説!各種の評価をふまえて多角的に仮説を立て、絞り込んでいく思考法が身につく!