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循環器診療がわかる現場の教科書

診るロジックと薬の使い方

藤村 昭夫(監)

出版社:じほう

印刷版発行年月:2020/10

●効くワケがわかれば使うコツがわかる
●わかりやすく箇条書きでまとめた現場の教科書

循環器疾患は、長年、患者数が多く日本人の死因の上位を占める疾患です。しかしながら、多くの疾患は原因が明確でないため発症機序に基づいた治療が難しく、さらに、合併症をもつ患者が多いなど治療が複雑になりやすい特徴があります。「改善しないときはどうすればいいの?」「PCI後はどの薬で改善すればいいの?」など迷う場面は多々あります。でも、大丈夫! 専門医がどのようなロジックで治療方法・治療薬を選択しているのか、わかりやすく箇条書きでまとめた現場の教科書です。

診療放射線技師 国家試験対策全科 第14版

西谷 源展(編著)

出版社:金芳堂

印刷版発行年月:2022/03

本年度(2022年4月)からの新カリキュラムに沿って必要な項目を追加。診療放射線技師の国家試験対策に必要な知識、全科目・全領域を網羅した1冊。授業内容や校内試験の予復習・重点学習にも活用できる。校内試験などで不得意な分野があれば集中学習も可能。

序文
診療放射線技師法は診療エックス線技師法として昭和26年6月に制定され、翌年の昭和27年(1952年)4月に施行されている。昭和43年(1968年)に現在の診療放射線技師法となっている。診療放射線技師法は制定されてすでに70年という歴史を刻んできた。その間に医療における診療放射線技術は大きく進歩し、学問として学ぶ分野が広くなりこの資格を得るための勉学も大きく変化してきている。

私は書籍の歴史を知るのに書籍の最終ページに掲載されている奥付を見る。これによっていつごろから発行され、どのように改訂されているかを知る。本書は昭和53年(1978年)に初版が発行されており、44年目となる。その間には国家試験科目の増加や内容の変化に対応できるように著者の選定など改訂のたびに検討をしている。内容については常に診療放射線技師国家試験出題基準に合致したものであることを念頭にして執筆している。

近年の国家試験の合格率は平成30年(第71回)79.2%、令和2年(第72回)82.3%、令和3年(第73回)74.0%となっている。合格率から見れば決して高い合格率ではない。本来であれば所定の科目を履修しておればすべての受験者が合格できると思われるが、不合格者が出ることは残念でならない。

今回改訂の本書は、診療放射線技師国家試験出題基準に準拠して執筆している。また、令和3年改正された「診療放射線技師法」に対応している。そのほかにBNCTなどの新しい技術やここ数年医療界で問題となっている新型コロナウィルスについても記述している。

次年度の受験生については、国家試験対策として取り組むため2~3か月間の短期間ではなく1年間を使用して、これまでの勉強のまとめとして使用していただきたい。また将来職場に入職したときの参考書としても永く使用してほしい。在学生については各科目の授業の参考やまとめとして日頃から利用していただければ幸いである。

読者の学生諸君には診療放射線技師を目指して勉学に励み、立派な技師として成長されることを期待している。

最後になりましたが、本書の出版並びに編集にあたり並々ならぬご尽力を賜りました金芳堂の市井輝和氏に対し、深甚なる謝意を表します。

2022年1月27日
第14版にあたって
編者しるす

医学のあゆみ281巻2号

免疫系の概日リズム

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2022/04

免疫系の概日リズム
企画:生田宏一(京都大学医生物学研究所免疫制御分野)

・概日リズム(体内時計)は神経,内分泌,消化,代謝,循環など,さまざまな生命活動をコントロールしている.近年,これらの生体機能に加え,概日リズムによる免疫系の制御機構が明らかにされている.
・概日リズムが,リンパ球自身の生物時計や交換神経の活動,糖質コルチコイドなどを介してリンパ球のリンパ器官への集積を促し,免疫応答能を高めるというものである.
・今回の特集は概日リズムと免疫系の関係のみならず,概日リズムと免疫が関係する病態や疾患との関係性にも焦点を当てたものである.

胃と腸 Vol.57 No.4

2022年4月発行

主題 予後不良な早期消化管癌

出版社:医学書院

印刷版発行年月:2022/03

主題 予後不良な早期消化管癌 -

VisualDermatology Vol.21 No.4(2022年4月号)

【特集】フレッシャーズ特集:後期研修医が知っておくべき皮膚科診療3つのポイント

出版社:学研メディカル秀潤社

印刷版発行年月:2022/03

【特集】フレッシャーズ特集:後期研修医が知っておくべき皮膚科診療3つのポイント 本特集では、「皮膚の見方」「病理の見方」「アトピー性皮膚炎」など皮膚科診療の各分野でまずは知っておくべき『3つのポイント』を紹介しわかりやすく解説。皮膚科学を学ぶための導入およびベテランの復習に最適必携の特集!

VisualDermatology Vol.21 No.3(2022年3月号)

【特集】皮膚科医が学ぶ睡眠医学─皮膚科診療に活かそう!

出版社:学研メディカル秀潤社

印刷版発行年月:2022/02

【特集】皮膚科医が学ぶ睡眠医学─皮膚科診療に活かそう! 皮膚疾患患者の悩みの中で「かゆくて(痛くて)眠れない」という訴えは多いが、不眠症の鑑別診断ができないと誤った処方をしてしまう可能性がある。本特集は最新の睡眠医学を学ぶことで、皮膚疾患の患者指導に役立てようという試みである。

VisualDermatology Vol.21 No.2(2022年2月号)

【特集】浮腫の臨床像,鑑別診断と治療

出版社:学研メディカル秀潤社

印刷版発行年月:2022/01

【特集】浮腫の臨床像,鑑別診断と治療 治療に難渋する浮腫の臨床像,原因,鑑別診断と治療について解説.様々な浮腫の臨床像を紹介するとともに,その原因や合併症についてもご紹介.我が国のリンパ浮腫の現状とリンパ浮腫療法士の育成についても触れる.

スキルアップ ARTラボ

生殖補助医療の必須知識とテクニック

柴原 浩章(編著)

出版社:中外医学社

印刷版発行年月:2022/04

晩婚化や初産年齢の高齢化に伴い,生殖補助医療の需要は年々高まっている.同時に,ARTに欠かせない胚培養士への期待値も上がり,全体的な技術の底上げが不可欠である.そんな現状を踏まえ,本書では基本知識のみならず,今まさに現場で活躍しているエキスパートから「ぜひ伝えたい」という秘伝の技の数々を集めた.ARTの世界に携わる医療者にとって,基礎を再確認し,さらなるステップアップをはかるには最適な1冊と言える.

わかりやすいメディカルマーケティング

真野 俊樹(編著)

出版社:中外医学社

印刷版発行年月:2022/04

個人がスマホで心拍数や血圧などバイタル記録や薬・診療の記録を管理する時代となったいま,医療・ヘルスケア領域にもマーケティングの視点が必要だ! 患者の行動変容・日常生活への介入が必要な生活習慣病の治療効果をUPさせるカギもマーケティングが握っている.診療・病院経営・ヘルスケア領域の開発など関連領域に幅広く役立つ知識を1冊で学べる,医療関係者のためのマーケティング入門書.

Frontiers in Glaucoma 2022年63号

座談会 この眼の眼圧っていくつ?

出版社:メディカルレビュー社

印刷版発行年月:2022/03

座談会 この眼の眼圧っていくつ?

「緑内障」を中心に眼科疾患の最新知識,情報を平易に解説。
実地診療に役立つノウハウを盛り込んで,情報交換の場としての機能を目指します。

画像診断 Vol.42 No.5(2022年4月号)

【特集】局在からみた腹部救急画像診断

出版社:学研メディカル秀潤社

印刷版発行年月:2022/03

【特集】局在からみた腹部救急画像診断 急性腹症を来しうる疾患を,主に痛みの局在から分類し,特徴的な画像所見と鑑別を要する疾患を挙げて解説.初学者が知っておきたい腹部読影の基本,救急医の立場からみた画像診断の役割も解説し,臨床現場で役立つ必携の特集.

ICUとCCU 2022年2月号

2022年2月号

特集:ICU における緩和ケア

出版社:医学図書出版

印刷版発行年月:2022/02

特集:ICU における緩和ケア

CANCER BOARD of the BREAST Vol.7 No.1

2022年2月号

症例検討会 HBOC(遺伝性乳癌卵巣癌症候群)に対するMRI サーベイランスで発見された乳癌の1 例

出版社:メディカルレビュー社

印刷版発行年月:2022/03

症例検討会 HBOC(遺伝性乳癌卵巣癌症候群)に対するMRI サーベイランスで発見された乳癌の1 例

乳癌の診断から治療まで,幅広い情報提供を目的とした総合学術誌。乳癌に関する最新の知見や注目のトピックスに加え,実臨床で直面する疑問や課題を取り上げることで,明日からの診療の一助となることを目指す。

Epilepsy Vol.15 No.2

2021年11月号

Special Articles てんかんに対する植込型電気刺激療法の今後 ほか

出版社:メディカルレビュー社

印刷版発行年月:2021/12

Special Articles てんかんに対する植込型電気刺激療法の今後 ほか

本誌は,分散している情報を集約し,てんかんの適切な医療とケアの向上に貢献することを目的として創刊された。てんかんに関する既存の情報誌の橋渡しとなり,また不足する部分を補うことによって,充実した情報源として役立ちたいと願うてんかんの総合学術誌である。

健診医入門 身体診察の進め方(Web動画付)

後藤 敏和(著)

出版社:金芳堂

印刷版発行年月:2022/04

健診や人間ドックの重要な役割は、疾患を早期発見し、早期治療に繋げることです。また同時に、健康状態について不安や疑問を抱える患者さんへの健康相談としての役割もあります。

そのため健診や人間ドックに携わる医師には、幅広い知識や的確な診察が求められます。健診や人間ドックには、様々な診療科を経験した医師が携わりますが、中には、これまで内科診察に携わる機会が少ない方もいらっしゃるでしょう。

本書は、診療科に問わず、健診業務に携わる医師のために、健診における診察の手順やポイントをまとめました。一般健診に加え、特殊健康診断(情報機器作業健康診断、有機溶剤健康診断・鉛健康診断、電離放射線健康診断、特定化学物質健康診断、溶接ヒューム・塩基性酸化マンガン健康診断)についても解説しています。また、本書の内容にあわせた著者による解説動画もあり、本書と動画を使って、実際の診察の流れをつかむこともできます。

推薦のことば

私がはじめて人間ドックに関わるようになったのは2013年のことです。本書の著者である後藤敏和先生にお声をかけていただき、人間ドックに携わることになりました。人間ドックは、ご存知のとおり、基本的に自覚症状のない方を診察します。この点は保険診療との大きな違いです。当初は、一般外来と同じような心持ちで内科的診察を行っていましたが、人間ドックを続けていくなか、自覚症状のない方に隠れているかもしれない疾患を的確に捉え、かつ効率的に診察を行うということは大変難しいことで、また幅広い知識を必要とすることを、強く意識するようになりました。

健康診断や人間ドックの医学書は数多くありますが、診察についてまとめられたものはほとんどありません。今回、「健診医入門」として、診察についてまとめられた本著が出版されることを、大変嬉しく思います。内容を拝見しましたところ、診察の手順やポイントが大変わかりやすく、読みやすくまとめられております。

後藤敏和先生は、高血圧・循環器内科の専門医であり、特に心臓・血管系・血圧の診察に関する項目はとてもわかりやすく、循環器系の診察を苦手と感じている先生にも非常に参考になるのではないでしょうか。神経系の診察についても、写真付きでわかりやすく・具体的に説明されており、また動画で確認することもできます。一般診療にも役立つ内容ですので、健診・人間ドックに携わらない先生にも、ぜひ参考にしていただきたい一冊と思います。

本書には特殊健康診断についても、まとめられています。特殊健康診断とは、一般健診(定期的健康診断や雇用時健康診断)に対し、情報機器作業・有機溶剤・鉛・電離放射線・特定化学物質などに関する健康診断です。それぞれ、診察の流れや検査のポイントについて、具体的に、かつ端的にまとめられています。

健診・人間ドックの役割は、疾患を早期発見し、早期治療に繋げることです。また、健康状態で不安に思っていること、疑問に思っていることへのアドバイスのような健康相談としての役目もあると思います。受診者さんの疑問や不安に答えるため、人間ドック健診医は、日頃より的確な診察を心がけ、幅広い知識の習得に努めなければなりません。本書は、より良い健診・人間ドックを行うためのヒントを与えてくれ、また自分の診察法を見直すよい機会となったのではないかと思います。

山形県立中央病院内科
深瀬幸子

序文

私は本来循環器内科医ですが、前の勤務先である山形県立中央病院では11年間人間ドックも担当しました。5年前に定年退職後は健診医として、現在の職場に勤務しております。当機構は山形県内に5つの検診センターを有し年間約18万人の健診をしている県内最大の検診機関です。常勤医のみでは手が足りず、非常勤の先生方の応援を得て業務が成り立っております。応援診療の先生方の中にはあまり聴診器を使わない診療科の先生方もおられます。本書はこれまで内科診察に携わってこられなかった先生方が新たに健診業務に就かれる場合、どのような点に注意して診察すればいいのか解説したものです。

集団検診は、決められた時間内に多くの受診者を診察しなければなりません。第1章では、内科診察法として集団検診の際の必要最低限の診察項目について所見のとり方につき解説しました。そのうえで、病院などにおける人間ドックで、診察に十分な時間を充てることができる場合に追加されうる項目を[人間ドック]として解説しました。

ドックでは神経系の診察が要求される場合もあり、神経系の所見のとり方を第2章で別に解説しました。

著者は学生時代から研修医時代にかけて基本的な内科診察法を、武内重五郎著、内科診断学、第9版、南江堂、昭和49年発行、で学びました。同著は昭和41年の第1版から現在まで改定を重ね発行され続けております。内科の診察法に関してこれほどの名著はありません。心臓の聴診は、テープで音を聞きながら同著の記載を確認しつつ学びました。神経系の診察法は、上記の内科診断学に加え、田崎義明、斎藤佳雄、著、ベッドサイドの神経の診かた、第8版、南山堂、1972年発行、で学びました。本著は主に上記2冊の詳しい内容を基に、健診、人間ドック向けに著者なりに実践的かつ簡便化、ときには追加して実施してきた診察法を紹介したものです。さらに詳しく勉強したい先生方は、上記2冊の最新版で学ばれることをお勧めします。

健診には多くの種類があります。第3章として特殊健診の種類別に内科的な診察法について紹介いたしました。

全体を通し、写真と図を多く載せて診察法が分かりやすいように工夫し、さらに解説動画も作成しました。

先生方には本書を参考にしながら、健診の種類に応じた自分なりの診察方法を確立していただきたいと思います。

近年、在宅医療が普及しています。在宅医療では検査手段が限られ、理学的所見により病態の評価をしなくてはならない場合がほとんどです。本著は在宅診療に携わられる先生方にも少なからずお役に立つと思います。さらに、実践的な理学的所見のとり方の基本を学ぶうえで、研修医や医学生、看護師の皆様にも参考になると思います。

本書が新しく健診医となられた先生方にとり、少しでもお役にたてば嬉しく存じます。

写真撮影、動画作成にご協力いただいた当機構職員の皆様に深く感謝申し上げます。

公益財団法人やまがた健康推進機構理事
山形検診センター所長
人間ドック健診専門医・指導医
後藤敏和

医師・病院関係者のための民法(債権法総論)入門

120年ぶりの大改正をふまえて

田邉 昇(著)

出版社:中外医学社

印刷版発行年月:2022/04

1896(明治29)年の制定以来120年以上を経て,初めて民法(債権法)が抜本的な改正を受け,2020年4月より施行されました.今回の改正にも,時効や保証など医師や病院に関係する点もいくつかありますが、本書はこれを機に,もともと民法(債権法総論)はどのような法律で,どのような場面に使われるのかということを,法律の世界に縁が遠いといわれる医師や病院関係者にわかりやすく説明するために執筆されました.ぜひご一読ください.

ネコの手も借りたい! ニャンとも楽しい臨床論文との付き合い方

中川 義久(著)

出版社:金芳堂

印刷版発行年月:2022/04

論文を執筆し医学雑誌に掲載にいたるのは困難な作業です。学会で発表することも大きな苦労をともないます。それを日本語ではなく、外国語である英語で行うのは偉業ともいうべき作業です。英語の論文を読むことすら、大きなエネルギーを要します。多くの若手の医師にとっては、論文はとっつきにくく、できれば避けて通りたい面もあると思います。

皆さんの“論文”に対する苦手意識を払拭するために生まれたのが本書です。論文の意味をすばやく掴むコツや、論文投稿の際に知っていたほうがよい情報を、ネコにまつわるエピソードにからめ、くすっと笑いながら気軽に読める内容にまとめました。

医師を含む医療関係者を読者として想定していますが、医療には無縁の方が読んでも理解できる1冊となっています。論文への壁を払拭し、論文に慣れ親しみ、そして最終的にはスラスラと論文を書くことができるようになる! という崇高な目標を掲げつつ、基本ゆる~く、時にピリッと、医学論文の読み書きに使える小ネタが満載です。

*本書は、CareNet.com(https://www.carenet.com/)にて2018年7月~2021年5月に掲載されたDr.中川の「論文・見聞・いい気分」の連載をもとに、一部加筆修正して再編集された作品である(*連載は現在も更新中)。

序文
本書のコンセプトは、「論文×ネコ」です。

論文を執筆し医学雑誌に掲載にいたるのは困難な作業です。学会で発表することも大きな苦労をともないます。それを日本語ではなく、外国語である英語で行うのは偉業ともいうべき作業です。英語の論文を読むことすら、大きなエネルギーを要します。多くの若手の医師にとっては、論文はとっつきにくく、できれば避けて通りたい面もあると思います。

皆さんにとって苦手である“論文”を切り口に、気軽に読めてちょっと役立ち、クスッと笑いながら読むことのできる軽妙な内容を目指したのが本書です。医師を含む医療関係者を読者として想定していますが、医療には無縁の方が読んでも理解できるように工夫しました。論文への壁を払拭し、論文に慣れ親しみ、そして最終的にはスラスラと論文を書くことができるようになる!という崇高な目標を掲げつつ、基本ゆる~く、時にピリッと、医学論文の読み書きに使える小ネタを満載しています。

とはいえ、論文アレルギーを持つ方も多いと思います。それを解消するには何らかの助けが必要です。そこでネコの手を借りることにしました。「ネコの手も借りたい」というのは、何の役に立たないネコの手すら借りたいという意味から、働き手が不足し、非常に忙しい様子を喩えるコトワザです。これほどまでに、役に立たないと認知されているネコですが、本書では違います。ネコが大活躍します。論文の意味をすばやく掴むためのコツや、論文投稿するときに知っていたほうがよい情報を、ネコにまつわるエピソードを紹介しつつ、取っつきやすい文章で書きました。ネコと自在に会話できることを自認する私だからこそ到達できた境地といえるでしょう。エッヘン。

世の中は、ネコが起用されているTV番組やCMをよく見かけると感じませんか?

特集でネコがよく取り上げられ、ネコの動画を冒頭で紹介して視聴者を惹きつけるなど、ネコの露出が増えています。「ネコブーム」の到来を利用して視聴率を稼いでいます。私は、こんなブームのずっと前から、ネコの偉大さを理解し、ネコに寄り添って生きてきました。ネコは素晴らしい人類のパートナーです。一見、無縁にも思える、“論文”と“ネコ”の相乗効果により、本書は「ムズカシイ」を「楽しい」に変換して読み進める仕掛です。

医学情報のポータルサイトであるCareNet.comに、私は【Dr.中川の「論文、見聞、いい気分」】と題する連載企画を続けています。この連載を基礎に加筆修正して再編集したものが本書です。本書を出版できるまでに原稿を重ねることができたのは、毎月の締め切りを守ることができず投げ出しそうになる私を、粘り強く応援してくださった同社の金沢浩子様・遊佐なつみ様のお陰です。また、製作に尽力いただいた金芳堂の一堂芳恵様の頑張りにも感謝しています。ニャンともありがとうございます。

では楽しんでくださいニャ!

理学療法リスク管理マニュアル 第3版

聖マリアンナ医科大学リハビリテーション部(著)

出版社:三輪書店

印刷版発行年月:2011/07

理学療法におけるリスク管理の必携バイブル、最新データで待望のリニューアル!

本書では理学療法を開始する際に日常遭遇することが多い疾患・外傷を中心に絞って構成し、疾患の概念および特有のリスク、その管理について必要な知識や技術、さらには多臓器・他疾患との関連も加えて、最新の知見がスムーズに吸収できるよう分かりやく解説してある。また、臨床の場で容易に使えるようコンパクトサイズに心がけ、若手だけでなく中堅理学療法士にとっても確認と自己研鑽に最適な配慮がなされている。

臨床、研究そして教育のフロントランナー的役割を担ってきた集団、その第一線で活躍中の気鋭の臨床家たちによるノウハウの蓄積が詰まった門外不出の知を、ぜひ手に入れてほしい。

理学療法MOOK9 スポーツ傷害の理学療法 第2版

福井 勉(責任編集) 小柳 麿毅(責任編集)

出版社:三輪書店

印刷版発行年月:2009/11

最新の医学とスポーツ科学に基づいた臨床情報が満載!

近年、理学療法士の活動の場は医療機関に止まらず、スポーツ医科学の専門施設、プロスポーツや実業団、大学、地域におけるスポーツ選手の健康管理へと広がっている。さらに日常業務とは別に、さまざまなスポーツ大会で医務班の一員として活動する機会も増え、スポーツ医療における理学療法士の認知度が高まってきている。
本書では、スポーツ傷害と理学療法士を取り巻く現状と今後の課題、および現在第一線で活躍する方々に競技特徴を踏まえたアプローチの仕方、傷害予防、パフォーマンス向上、コンディショニングについて分りやすく解説した。
好評を博した第1版に、①的確な治療を行うためのスポーツ傷害の機能解剖と評価、②疾患だけではなく身体各部位に対しての治療技術、③さまざまな地域活動といった項目を増やし、理学療法の根幹から新たな可能性と治療ヒントを示した。
理学療法の固有技術のうち、何がスポーツ傷害にとって有益となるのか?ぜひ本書で感じてほしい。

理学療法MOOK4 呼吸理学療法 第2版

宮川 哲夫(責任編集)

出版社:三輪書店

印刷版発行年月:2009/06

呼吸理学療法のバイブル、最新データ・知見を基に全面リニューアル!

「経験的に伝えられてきた技術ではなく、EBMの立場から呼吸理学療法の概念とアプローチ、さらにはその効果を示す」を目標に掲げ、質の高い情報を提供してきた本書。10年という長い歳月のなか、新しい知見だけでなく医療費および保険点数などにおいてもさまざまな変化が見られた。特に2006年の大幅な診療報酬改定では、呼吸リハビリテーションの項目が新設され、専門的な知識と技術を要した理学療法士育成が急務となっている。
 このような社会的ニーズを念頭に置き、改訂版では初版項目をすべてブラッシュアップ、執筆陣も第一線で活躍される臨床家を新たに向かえ、「外科と呼吸器合併症」「呼吸障害者のADLとHRQOL」「在宅呼吸リハビリテーション」などの項目を追加。障害の病態を正しく理解することはもとより、科学的で効果的な治療手技が学べる、呼吸器障害のプロフェッショナルを目指すものにとって必携書である。

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