臨床栄養 141巻6号
ガイドライン2022を踏まえた 動脈硬化性疾患予防のための食事療法
ガイドライン2022を踏まえた 動脈硬化性疾患予防のための食事療法
狭心症や急性心筋梗塞といった冠動脈疾患やアテローム血栓性脳梗塞などの動脈硬化性疾患は,悪性新生物とともに日本人の主要な死因であり,平均寿命と健康寿命の乖離という社会問題につながる大きな原因です.その危険因子となる脂質異常症や高血圧,糖代謝異常,メタボリックシンドローム,慢性腎臓病などの予防や治療は著しく進歩しています.
こうした背景をもとに,日本動脈硬化学会の「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版」は,動脈硬化性疾患の成因,病態,予防,治療の発展,向上を図るとともに,国民に対する啓発活動を行うことを目的に2017年版に引き続き発刊されました.脂質管理は動脈硬化性疾患発症や進展の予防に対して明確なエビデンスをもつ治療であり,なかでも食事療法はその基本です.そして,指導する医療側としては血圧や糖代謝も含めて包括的にリスクを把握し,食事療法,運動療法,薬物療法を組み立てることが望まれています.すなわち大切なことは,指導する対象者の病態を包括的に理解することと,優先順位や経過の評価なども含めてアセスメントとケアプランがしっかり立てられることです.また,多くの情報が溢れる時代に,こうした危険因子に関する食事療法の正しい知識を習得することが要求されています.
本特集では,今回のガイドラインにおける改訂のポイントのうち食事療法,とくに脂質を中心に解説しました.上記ガイドラインにも採用されている野菜や果物,飲酒などの項目や,近年注目されている食事パターンとして日本食,地中海食,DASH食についての解説も含まれます.本特集が医師,管理栄養士,保健師のみならず,国民の健康にかかわるさまざまな職種の専門的知識および技術の向上につながり,国民の健康増進に貢献できることを望むところです.動脈硬化性疾患の予防・治療対策を皆さんと考えていきましょう.(特集にあたって)
Medical Technology 50巻11号
今知りたい アレルギー疾患と臨床検査
今知りたい アレルギー疾患と臨床検査
「国民の約半数が何らかのアレルギーをもつ」といわれるほどアレルギー疾患は大きな社会問題となっており,いまや国民病といわれるほどです.いまだ解明すべき課題が多い一方で,近年では発症や遷延化に関する新たなメカニズムも明らかになっているようです.
本特集の第1,2章では,アレルギー疾患の基本や最近の知見,治療などをご紹介いただきます.そして第3章では,臨床検査にかかわる部分を重点的にご解説いただきます.アレルギー疾患の知識を深めていただくきっかけになれば幸いです. (編集部)
J. of Clinical Rehabilitation 31巻12号
パラスポーツとリハビリテーション医療
パラスポーツとリハビリテーション医療
2021年8月24日から9月5日に,当初の予定より1年遅れで東京2020パラリンピック大会が開催された.161の国と地域から4,403人もの選手が参加して日々熱い戦いが繰り広げられ,パラアスリートからたくさんの感動と勇気を貰った方も多いのではないか.コロナ禍という異常な状況下において多くの国民が不安を抱える中,無観客開催となったものの大会を無事終了できたのは,たくさんの関係スタッフやボランティア等の献身的な働きによるところが大きかったと考えられる.この中にはリハビリテーション科医や理学療法士等多くのリハビリテーション医療関係者も含まれており,大会運営においてリハビリテーション医療分野におけるメディカルサポートの重要性が示された.つまり,パラアスリートのメディカルサポートには,リハビリテーション医療が必要であることが改めて強く認識できた大会でもあった.さらに今回,日本でパラリンピックが開催されたことにより,国民のパラスポーツに対する関心も大きく広がることとなった.東京2020パラリンピックのレガシーを残すためにも,多くのリハビリテーション医療関係者にパラスポーツに対するリハビリテーション医療の役割とその重要性を知ってもらい,実際の現場へ参加してもらうことが重要である.
そこで,「パラスポーツとリハビリテーション医療」というテーマで特集を企画し,パラスポーツの分野で活躍している先生方に執筆をお願いした.健常者スポーツ同様,パラスポーツにおいてもスポーツ外傷や関節障害は大きな問題であり,パラアスリートにおけるスポーツ外傷と関節障害の特徴と対策について尾川貴洋先生に解説いただいた.自律神経はスポーツにおける運動継続やパフォーマンス向上のために重要な役割を果たしており,脊髄損傷における自律神経障害がパラスポーツに与える影響と対策について上條義一郎先生に解説いただいた.女性アスリートには女性特有の医学的問題があり,女性パラアスリート特有の問題も含めた女性アスリートの医学的問題と対応について中村寛江先生,能瀬さやか先生に解説いただいた.内部障害者のパラスポーツでは,内部障害者特有の医学的問題があり,内部障害者のパラスポーツ参加の医学的問題と対応について黒澤一先生に解説いただいた.さらに,パラアスリートの医学的サポートには,障害者の特殊性を理解しているリハビリテーション科医の役割が重要であり,パラスポーツにおけるリハビリテーション科医の役割と課題について羽田康司先生に解説いただいた.
本特集を通して多くのリハビリテーション医療関係者がパラスポーツに興味をもち,パラスポーツにおけるメディカルサポート参加へのきっかけとしていただければ幸いである.(編集委員会)
これから看護を学ぶ学生のための
理科・計算・国語・社会の復習ワークブック&ドリル
小・中・高校での学習内容のうち、これから看護を学んでいくうえで特に必要な「理科」「計算」「国語」「社会」の基礎的な内容を学び直すためのワークブック&ドリル。入学前の基礎学力の土台づくりに役立ち、専門的な授業の内容がスムーズに理解できるようになる。たくさんのイラストを掲載しているため、頭の中でイメージしながら学ぶことができる。
精神医学 Vol.64 No.11
2022年 11月発行
特集 ひきこもりの理解と支援
特集 ひきこもりの理解と支援 時宜にかなった特集、オピニオンを中心に掲載。また、臨床に密着した「研究と報告」「短報」など原著を掲載している。「展望」では、重要なトピックスを第一人者がわかりやすく解説。 (ISSN 0488-1281)
月刊、増大号を含む年12冊
medicina Vol.59 No.12
2022年 11月発行
特集 避けて通れない心不全診療 総合内科力・循環器力を鍛えよう!
特集 避けて通れない心不全診療 総合内科力・循環器力を鍛えよう! 「いかに診るか」をコンセプトに、内科診療に不可欠な情報をわかりやすくお届けする総合臨床誌。プラクティカルにまとめた特集に加え、知識のアップデートと技術のブラッシュアップに直結する連載も充実。幅広い診療に活かせる知識・技術が満載の増刊号も発行。 (ISSN 0025-7699)
月刊、増刊号と増大号を含む年13冊
BRAIN and NERVE Vol.74 No.11
2022年 11月発行
特集 RFC1遺伝子関連スペクトラム障害
特集 RFC1遺伝子関連スペクトラム障害 脳・神経を基礎と臨床から追究する、MEDLINE 収載雑誌。『脳と神経』 『神経研究の進歩』 の統合誌として2007年に発刊。時宜をとらえたテーマを深く掘り下げる「特集」、新しい動向をキャッチアップする「総説」を中心に日々更新される神経学、神経科学の知見をわかりやすく紹介する。投稿論文も英語、日本語の両方で募集中。掲載論文はPubMedで検索が可能。 (ISSN 1881-6096)
月刊、増大号1冊を含む年12冊
臨床放射線 Vol.67 No.12
2022年11月号
最新乳房イメージング技術の現在地:現状と将来展望
最新乳房イメージング技術の現在地:現状と将来展望
仮想単色X線画像,合成デジタルマンモグラム,乳房PET,ultrafast MRI,超音波CT,マイクロ波マンモグラフィ,光超音波イメージング,放射線科医はもちろん乳房診療に関わる多くの方に向けて,最新イメージング技術の現状と将来展望を解説しています。
産婦人科の実際 Vol.71 No.12
2022年11月号
どうする? 子宮腺筋症の管理
どうする? 子宮腺筋症の管理
子宮腺筋症の疫学,病因・病態,病理・画像診断のポイント,個々の症状や希望に応じた治療の実際,さらにはプレコンセプションケアまで,子宮腺筋症に関する最先端の知識が詰め込まれた特集です。
皮膚科の臨床 Vol.64 No. 12
2022年11月号
皮膚科領域における細菌・抗酸菌感染症の最新トピックス
皮膚科領域における細菌・抗酸菌感染症の最新トピックス
本増大号では,蜂窩織炎や壊死性筋膜炎など,身体の各所で症状を現す細菌・抗酸菌による皮膚感染症を特集しています。薬剤耐性菌,非結核性抗酸菌症に関する最新情報,糖尿病性足感染症への対応など,エキスパートによる総説も大充実です。臨床講義欄でも壊死性軟部組織感染症の診断と治療について,詳細に解説しています。日々の診療に是非お役立てください。エッセイ憧鉄雑感も特別にボリュームを増やして掲載!
眼科 Vol.64 No.11
2022年11月号
角膜ヘルペスの最近の知見
角膜ヘルペスの最近の知見
どこから読んでもすぐ診療に役立つ、お手軽な眼科の専門誌です。本号の特集は「角膜ヘルペスの最近の知見」です。眼科医であれば避けて通れない本疾患について押さえておきたいポイントを、3点に絞って解説いただきました。また、やはり眼科医であれば診療のために知っておきたい、緑内障に関するツボ2点(配合点眼薬、近視性視神経症との鑑別)も掲載しております。その他、綜説、連載、投稿論文ともども、是非ご一読ください。
手術 Vol.76 No.12
2022年11月号
形成外科医に学ぶ手術手技─消化器・一般外科医が知りたいコツと工夫
形成外科医に学ぶ手術手技─消化器・一般外科医が知りたいコツと工夫
手術がうまくなりたい消化器・一般外科医のための専門誌。マニアックなほど深堀りした特集内容やビジュアルでわかりやすい手術手技の解説を特長とする。本号の特集テーマは“形成外科”。体表治療や再建手術のプロフェッショナルである形成外科医が,基本知識と基本手技の観点から本領域のupdateな情報を消化器・一般外科医のためにわかりやすく解説。初学者からベテランまで,見逃せない情報を満載した特集となっている。
整形・災害外科 Vol.65 No.12
2022年11月号
女性アスリートのサポートを考える
女性アスリートのサポートを考える
近年,女性アスリートへの医学的サポートの重要性が認知され,女性アスリート外来が全国的に増えつつある中で,多職種連携により多角的な視点でサポートを行うことがますます重要になっている。本特集では整形外科医,産婦人科医,内科医,小児科医,精神科医,リハビリテーション科医,栄養士,理学療法士,スポーツファーマシスト,アスレティックトレーナー,運動生理学者により最新の知見と女性アスリート特有の問題に対する指導・サポートの留意点を解説している。
関節外科 基礎と臨床 Vol.41 No.12
2022年12月号
【特集】上肢のスポーツ外傷・障害Up to date
【特集】上肢のスポーツ外傷・障害Up to date
エキスパートナース Vol.38 No.15
2022年12月号
◆「『DESIGN-RⓇ2020』は難しい」から「わかる!」に変わる 褥瘡状態の評価
◆二次性骨折予防のためのQ&A
◆「『DESIGN-RⓇ2020』は難しい」から「わかる!」に変わる 褥瘡状態の評価
◆二次性骨折予防のためのQ&A
医療関係者プレゼンのための
誰もおしえてくれなかった画像処理マニュアル
シャーカステンにかけたフィルムをデジカメで撮影する方法で,いかに歪みや反射を避け優れた症例写真を映し出すか? DICOMが普及し,デジタルデータ化した症例写真は,プレゼンテーションの際に適切な状態になっているのか? PowerPointの操作や画像の保存形式で困ったことはないだろうか?
はじめてのスライド作成や,忙しい合間を縫ってのスライド作成時に,さくさくと症例写真を準備して,無駄なく処理できれば,余裕を持ってプレゼンテーションに臨める。本書は,そんなときに役立つ心強い一冊である。
生殖医療フロントラインMOOK(1)EBMから考える生殖医療
生殖医療の最前線の知識と技術を伝えるシリーズ第一弾.令和4年,一般不妊治療と生殖補助医療が保険適用となり,生殖医療の需要はますます高まっている.同時に,ARTは日進月歩で発展し,携わる医療者のスキルアップも重要な課題だ.そんな現状を鑑みて,本シリーズでは生殖医療に携わるチーム全体での向上を叶えるべく,必要な情報を精査.第一弾では,最新のエビデンスを踏まえて重要なトピックスについて解説している.
ゲノム・オデッセイ 診断のつかない患者を救う、ある医師によるゲノム医療の記録
ゲノム医療の先駆者のアシュリー博士が綴る,奮闘と革新的進歩の軌跡,そして未来.解析に挑んだチームの挑戦や患者の苦悩,大学の垣根を越えた起業の過程などを,臨場感あふれる筆致で描く.研究者,医師にお勧め!
麻酔Vol.71 No.10
2022年10月号
投稿論文特集号
眼瞼下垂レーザーミュラータッキングマニュアル
皮膚切開から組織の剥離へ流れるように術野を展開していく手さばき! 目標のMRDに1回でピタリとそろえるミュラー筋タッキング! 百戦錬磨の宮田信之DRのCO2レーザーを用いた「Extended Müller Tucking」。その手術の詳細を動画50編を交えて紹介します。「眼瞼形成手術に携わる医師に極めて有益なコツの『宝箱』になりました!」(共著:村上正洋)。
