
口腔病理アトラス 第3版
初版発行以来,確固たる支持を得て,今や,歯学部の病理学実習に必須の書となったカラーアトラスの12年ぶりの改訂.わが国の口腔病理学研究者の協力により集められ,収載された病理・組織写真の質の高さは世界に類を見ない.歯科疾患を網羅し,写真の質の高さを保ちつつ,今改訂では臨床を意識して,肉眼写真や画像所見も掲載したほか,新しい腫瘍分類(WHO2017)を踏まえた解説を付した.

リンパ腫アトラス 第5版
1981年の初版刊行以来,絶大な支持を誇る「リンパ腫アトラス」の第5版.WHO分類第4版改訂版(2017)をベースに,近年進歩が著しい免疫組織化学・分子遺伝学的所見を含め,最新の知見を盛り込んだ.また,WHO分類が対象としていない反応性・境界領域病変も取り上げている.旧版同様,精選された組織・細胞写真は,他書にはみない大きさで多数掲載.初学者,専門家を問わず,病理医・リンパ腫診療に携わる医師,必携の書.

臨床雑誌内科 Vol.127 No.5
2021年5月号
内科臨床と性差
内科臨床と性差 1958年創刊。日常診療に直結したテーマを、毎号"特集"として掲載。特集の内容は、実地医家にすぐに役立つように構成。座談会では、特集で話題になっているものを取り上げ、かつわかりやすく解説。

臨床雑誌外科 Vol.83 No.6
2021年5月号
特集 大腸癌肝転移の治療戦略の再考
特集 大腸癌肝転移の治療戦略の再考 1937年創刊。外科領域の月刊誌では、いちばん長い歴史と伝統を誇る。毎号特集形式で、外科領域全般にかかわるup to dateなテーマを選び最先端の情報を充実した執筆陣により分かりやすい内容で提供。一般外科医にとって必要な知識をテーマした連載が3~4篇、また投稿論文も多数掲載し、充実した誌面を構成。

みんな水の中
「発達障害」自助グループの文学研究者はどんな世界に棲んでいるか
ASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠如・多動症)を診断された大学教員は、彼をとりまく世界の不思議を語りはじめた。何もかもがゆらめき、ぼんやりとした水の中で《地獄行きのタイムマシン》に乗せられる。その一方で「発達障害」の先人たちの研究を渉猟し、仲間と語り合い、翻訳に没頭する。「そこまで書かなくても」と心配になる赤裸々な告白と、ちょっと乗り切れないユーモアの日々を活写した、かつてない当事者研究。
*「ケアをひらく」は株式会社医学書院の登録商標です。

看護教育へようこそ 第2版
看護を教える人のための定番入門書、待望の改訂。2022年度の第5次看護基礎教育カリキュラム改正に対応。看護教員の現場の悩みをサポートする構成でお届けします。

放射線・医療安全管理学
診療放射線技師が身につける安全管理は「放射線管理」だけでなく,医療事故防止の観点から「医療安全」の基礎知識の習得は必須である.本書は診療放射線技師国家試験の出題基準ならびに教育カリキュラムにある「放射線安全管理学」,「医療安全管理学」を網羅し,コンパクトに一冊にまとめたテキストである.

医用画像検査技術学 第4版
X線写真はフィルムからデジタル画像化されるなど,画像検査機器の技術革新により環境が大きく移り変わった.13年ぶりの大改訂で,基礎的概論の大幅な見直し,CTやMRIの項目を充実させ,全面的に書きなおした.簡潔明解な教科書として,放射線技師を目指す学生におすすめする.

漢方主治症総覧 鍼灸師と漢方家のための薬方・薬物・鍼灸治療の解説
臨床歴50年以上の著者による漢方治療と鍼灸治療の集大成ここに登場!
第1部「薬方解説180」では、類方も含めて230あまりの薬方の用い方を解説。各薬方の条文や用法・用量はもちろんのこと、主治についても列記している。病理解説は、各薬方に含まれる薬物の気味がいかなる臓腑経絡に作用し、どのように虚実寒熱湿燥を改善するかを述べている。また望診や腹診、六部定位脈診も解説し、項末には鍼灸治療についても掲載している。一目で分かる腹診図つき。
第2部「薬物解説」では、民間薬や各薬方に用いられる薬物の植物名、科名、品考、修治法、薬理・薬効を収録。気味による解説も付記している。
第3部「鍼灸証の解説と治療法」では、鍼灸で治療することが多い疾患に用いられる経穴を列記している。また漢方医学用語の解説を盛り込み、本書を読めば東洋医学の重要なポイントがすべて分かるようになっている。
巻末付録は主治、薬物名、薬効から検索できる索引。

臨床婦人科産科 Vol.75 No.5
5月発売
今月の臨床 頸管熟化と子宮収縮の徹底理解!安全な分娩誘発・計画分娩のために
今月の臨床 頸管熟化と子宮収縮の徹底理解!安全な分娩誘発・計画分娩のために -

スペシャリストがすすめる人工関節手術合併症対策
年々増加する四肢関節の人工関節手術において、安全かつクオリティの高い治療結果を得るには、合併症対策の確かな知識と戦略が極めて重要である。本書では、VTE(静脈血栓塞栓症)や人工関節周囲感染、疼痛・出血管理から、各関節手術の術中合併症、可動域制限、脱臼、弛み・破損の対策まで、専門家が独自の工夫やピットフォールをまじえて解説している。文献などでは学べない合併症対策の「英知」が結集した一冊。

日本内視鏡外科学会雑誌 Vol.26 No.3
5月発売
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medicina Vol.58 No.6
5月発売
特集 デジタル内科学の勃興 オンライン診療,AI,治療用アプリ
特集 デジタル内科学の勃興 オンライン診療,AI,治療用アプリ -

医学のあゆみ277巻8号
災害医療対応の最前線――近年の災害対応からの教訓
災害医療対応の最前線――近年の災害対応からの教訓
企画:近藤久禎(国立病院機構本部DMAT事務局)
・災害医療活動の目的は防ぎえる災害による死亡を低減することにある.災害により発生した患者の救命が注目されてきたが,東日本大震災以降,災害により医療継続困難になった患者の救命も重要な目的と指摘された.
・できるだけ多くの傷病者にできるだけ早く安定化治療・根本治療を行うこと,入院患者への医療を継続することが必要である.この2つの目標を果たすためにも,まず病院の機能保持・拡充を行うことが重要である.
・本特集では災害医療対応の最前線として,病院支援の考え方が整理された過程を紹介し,体制の確立のために必要な情報,物資支援や病院避難,復興支援などの活動,COVIDー19対応の実際について,最新の知見を紹介する.

医道の日本 Vol.71 No.12
2012年12月号
「大人の発達障害」治療と現状
「大人の発達障害」治療と現状 注意欠陥・多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)、アスペルガー症候群(AS)……
これら発達障害はこれまで子ども特有の精神疾患と考えられてきたが、近年、大人になっても症状を抱え続ける人が少なくないことがわかってきた。
今回は、数少ない専門医である星野仁彦氏に、「大人の発達障害」の特徴、治療法、鍼灸マッサージにできることなどをうかがった。

医道の日本 Vol.71 No.11
2012年11月号
ベテラン鍼灸師が語る 往療のメソッド
ベテラン鍼灸師が語る 往療のメソッド 日本の高齢者人口は増加の一途を辿り、
2055年には全人口の4人に1人が75歳以上になると予想されています。
まさに超高齢化社会となった現代において、
政府はこれまでの病院中心型の医療から在宅医療への切り替えを推進しており、
今後、在宅医療へのニーズはますます高まっていくでしょう。
そこで今回は、往療における臨床経験豊富な3人の先生方に集まっていただき、
往療の具体的なメソッドや、鍼灸師としての在宅医療への関わり方、
後進へのアドバイスなどについて話し合っていただきました。

医道の日本 Vol.71 No.10
2012年10月号
トレーナーのロンドンオリンピック
トレーナーのロンドンオリンピック 日本代表選手が史上最多となる38 個のメダルを獲得したロンドンオリンピック。
多くの感動が日本に届けられ、メダリストの凱旋パレードでは約50 万人(主催者発表)が東京銀座の沿道を埋めたという。
選手の活躍の陰には選手を支える人がいる。
選手の身体をケアする帯同トレーナーは、表舞台に立つことはなくても、選手にとってなくてはならない存在である。
ここでは、体操男子の今井聖晃トレーナー、サッカー男子の後関慎司トレーナー、卓球女子の羽生綾子トレーナーにスポットをあて、
各競技の選手の特徴やケアのポイント、オリンピック帯同中のサポートについて聞いた。

医道の日本 Vol.71 No.9
2012年9月号
Dr.GRIP開発者・宇土博氏の「新経絡治療」とは
Dr.GRIP開発者・宇土博氏の「新経絡治療」とは 握りやすく、頚肩腕への負担が少ないペンとしてロングセラー商品となっている「Dr.GRIP」。
この生みの親である医師、宇土博氏は職業病の治療に取り組む一方で、
経絡学説に基づいた独自の鍼治療「新経絡治療」を実践し、医師などの医療者に向けて提唱している。
この「新経絡治療」とはどのような治療法なのか。
また、人間工学と鍼治療にはどのような関連性があるのか、話をうかがった。

医道の日本 Vol.71 No.7
2012年7月号
へき地医療でのEBMの実践を都会で活かすドクターに聞く 医療者よ、患者満足度やQOL向上に逃げ込むな
へき地医療でのEBMの実践を都会で活かすドクターに聞く 医療者よ、患者満足度やQOL向上に逃げ込むな 患者満足度やQOLが医療の指標としてクローズアップされている。
そんななか、「適正な医療」という指標を忘れるなと名郷直樹医師は指摘する。
適正な医療を行うために、医療者は何を身につけるべきなのか。
そして鍼灸師は何を学ぶべきなのか。
へき地医療にかかわり、研修医教育とEBMにも精通する名郷医師に聞いた。

医道の日本 Vol.71 No.6
2012年6月号
鍼灸マッサージ師も見守りに参加しよう!
鍼灸マッサージ師も見守りに参加しよう! 今年4月に介護保険法が改正され、地域包括ケア体制の強化が打ち出された。
高齢者には住み慣れた家、知り合いのいる地域で生活を送ってほしいという機運がますます高まっている。
一方で、独り暮らしの高齢者の孤独死、老老介護など、高齢者を支える難しさから来る問題も浮かび上がっており、
高齢者を独りにさせない、たくさんの人で支えるための様々な試みがなされている。
今回は、そのなかでも「見守り」にスポットを当てた。
自治体が取り組む見守りネットワークはどのようなものなのか、
自治体から参加依頼される場合と事業者からネットワークへの参加を希望する場合など様々あるが、
民間事業者はどのように参加しているのか、そして鍼灸マッサージ師はいかにして貢献できるのかを探ってみた。