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医学のあゆみ268巻12号

創薬インフォマティクス

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2019/03

創薬インフォマティクス
企画:広川貴次(産業技術総合研究所創薬分子プロファイリング研究センター分子シミュレーションチーム)
・近年のビッグデータ解析やAI技術,遺伝情報データの進歩に伴い,創薬インフォマティクスは今後の創薬研究を支える技術として注目されている.本特集では,本分野の第一人者の先生方に最新情報を紹介いただく.
・創薬インフォマティクスは,バイオインフォマティクス(生物情報科学)とケモインフォマティクス(化合物情報科学)を融合した横断的分野で,病態生理に関する情報管理に関する多様な領域が含まれている.
・近年では,PubChemやChEMBLを代表する膨大な化合物情報データが公開されるようになり,アカデミア創薬という選択肢が生まれるなど,創薬インフォマティクスはまさに学問として黎明期にあるといえる.

医学のあゆみ268巻11号

膵癌の予後改善に向けて

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2019/03

膵癌の予後改善に向けて
企画:古瀬純司(杏林大学医学部腫瘍内科学)
・「2018年のがん統計予測」において膵癌は,罹患数・死亡数ともに従来の五大がんの1つである肝癌を抜いてしまった.5年生存割合は切除例を含めても10%未満であり,主要ながん種のなかで最低の状況である.
・膵がんは早期の特徴的な症状に乏しいため早期診断・治療が困難である.また切除可能例は20~30%程度であり,根治切除後も再発が多い.最近の免疫チェックポイント阻害薬もなかなか効果が期待できない.
・これらの膵癌治療の困難なハードルを越えるべく,多くの専門家がさまざまな方面から工夫し努力している.本特集では,膵癌の診断から切除手術,薬物療法を中心に,予後改善に向けた最新情報を解説いただく.

医学のあゆみ268巻6号

細胞の極性化がもたらす生命現象

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2019/02

細胞の極性化がもたらす生命現象
企画:髙橋雅英(名古屋大学大学院医学系研究科分子病理・腫瘍病理学)
・細胞極性は,細胞内の成分が一つの軸に沿って空間的に偏りを持って配置される性質である.1細胞内に形態的・生理的な偏りを持つことで,細胞は方向性を持って分裂,移動,分化できる.
・従来は,モデル動物を用いた発生学の分野において細胞極性形成の機序が解析されてきた.最近では技術の進展により,哺乳類でも細胞極性の異常と先天性疾患などとの関連が解析できるようになってきた.
・今後は,マウス個体やオルガノイドでも細胞極性を解析・操作できる技術の進展が期待される.本特集では,形態形成,がんの進展,神経回路形成など,多様な生命現象をもたらす細胞極性に関する最新の知見を集めた.

医学のあゆみ268巻4号

カテーテルアブレーションの最近の進歩

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2019/01

カテーテルアブレーションの最近の進歩
企画:平尾見三(東京医科歯科大学医学部附属病院循環器内科)
・1990年初頭にわが国に臨床導入されたカテーテルアブレーション法は,この30年近い年月のなかで非薬物的な循環器治療法として確立されたばかりか,依然として日進月歩の技術革新が続いている.
・それに伴い,適応対象の不整脈は拡大し,2000年前後には心房細動のアブレーション治療が可能となった.その結果,わが国のアブレーション件数は10年前の約2.5万件/年から,現在9万件/年まで増加した.
・本特集では,実際にアブレーションや機器開発に第一線で取り組んでいる先生方に,診断機器・治療機器領域の技術革新の臨床応用法,また頻脈のアブレーション標的の特定方法の進歩について解説いただく.

医学のあゆみ268巻3号

自閉症学――自閉症・発達障害の病態解明に向けて

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2019/01

自閉症学――自閉症・発達障害の病態解明に向けて
企画:内匠 透(理化学研究所脳神経科学研究センター精神生物学チーム)
・自閉症は正式には自閉スペクトラム症(ASD)とよばれ,社会性の問題を主症状とする多彩な精神疾患で,脳の発達障害である.発症率は増加の一途のたどり,少子化に悩む先進国にとっては大きな社会問題でもある.
・自閉症の治療法には療育以外に確固たるものが存在しないが,臨床トピックスとして,オキシトシン療法の可能性のほか,注意欠如・多動症(ADHD)を例に発達障害において発達軌道を追う重要性を紹介いただく.
・“自閉症学”ともよべる新学術領域は,人文社会学・心理学から脳科学・人工知能(AI)まで幅広い分野をカバーするが,本特集では基礎・臨床医学両方の観点からの生物学的アプローチを中心に解説いただく.

医学のあゆみ268巻2号

Gorlin症候群――発生から治療法まで

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2019/01

Gorlin症候群――発生から治療法まで
企画:藤井克則(千葉大学大学院医学研究院小児病態学)
・Gorlin症候群は,1960年に報告された高発癌性の神経皮膚症候群である.日本国内ではまだよく知られていない疾患かもしれないが,疾患背景には多くの生物学的に興味ある事実がある.
・本症候群の責任遺伝子がヘッジホッグ蛋白の受容体PTCH1であることが報告され,シグナル異常症として脚光を浴びた.現在,vismodegibをはじめ,この経路を標的とした治療が期待されている.
・本特集では,Gorlin症候群をめぐる数多くの話題に触れ,研究と臨床の第一線で活躍される先生方に,ヘッジホッグシグナルが生体に果たす役割を解説していただく.

医学のあゆみ268巻1号

第1土曜特集

白血病UPDATE

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2019/01

白血病UPDATE
企画:黒川峰夫(東京大学大学院医学系研究科血液・腫瘍内科学)
・白血病は速やかな診断と治療の導入が重要な役割を果たす疾患である.古くから細胞形態に基づいた診断法が確立されてきたが,近年では遺伝子異常やゲノム解析が診断に大きく寄与するようになっている.
・最近ではAMLに対し,遺伝子変異を標的とした治療薬が臨床に導入されつつある.さらに,ALLの一部に対し,新たな抗体医薬や免疫細胞治療が有望な効果を持つものとして注目されている.
・白血病の治癒率の向上を目指した治療における進歩は目を見張るものがある.本特集では,特に注目を集めているトピックについて,各領域のエキスパートの先生方に最近の知見をわかりやすくまとめていただく.

医学のあゆみ268巻10号

顔面神経麻痺の形成外科的治療──最近の話題

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2019/03

顔面神経麻痺の形成外科的治療──最近の話題
企画:朝戸裕貴(獨協医科大学形成外科学教室)
・顔面神経に関する研究の進歩により,完全麻痺の状態で陳旧化する患者は減少したものの,麻痺の回復後に残存する異常共同運動や顔面拘縮に対する治療など,形成外科的治療は以前にも増して重要になってきている.
・マイクロサージャリーを用いた神経血管付き筋肉移植術の登場により,顔面神経麻痺に対する形成外科的治療は大きく発展し,陳旧性顔面神経麻痺の患者が閉瞼機能や“笑い”の表情を取り戻せるようになってきている.
・とくに神経端側縫合による神経再建術などは,形成外科的治療の幅を大きく広げるコンセプトとして最近注目を集めている.本特集では顔面神経麻痺治療のエキスパートの先生方に,各種治療法について解説いただく.

医学のあゆみ268巻9号

第1土曜特集

遺伝性心血管疾患のすべて

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2019/03

遺伝性心血管疾患のすべて
企画:小室一成(東京大学大学院医学系研究科循環器内科学)
・循環器疾患というと環境因子の影響が大きく,遺伝性疾患は心筋症などごく少数に限られると考えられていたが,解析技術の進歩により新事実が次々と明らかになり,遺伝子変異の同定は大きな意味を持つようになった.
・疾患の原因遺伝子が同定されることで,precision medicineの可能性が広がる.がんではすでにprecision medicineに基づいた診療が行われているが,循環器疾患でも重要となってこよう.
・2000年ヒトゲノム計画によりすべてのゲノムが明らかになり,医学の飛躍的な発展が期待されたが,その期待はいま現実化しつつある.本特集では20もの遺伝性心血管疾患を取り上げ,最新の知見を紹介いただく.

医学のあゆみ268巻7号

血糖管理の新展開──CGM・ポンプ・データマネジメントシステム指導から人工膵臓まで

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2019/02

血糖管理の新展開──CGM・ポンプ・データマネジメントシステム指導から人工膵臓まで
 企画:渥美義仁(永寿総合病院 糖尿病臨床研究センター)
 ・糖尿病の血糖コントロール目標はHbA1cで示されるが,低血糖や血糖変動を反映しない点が課題である.SMBGも一日数ポイントの測定に限られ持続的でないため,低血糖予防と血糖管理への寄与に限界がある.
 ・これらの課題に対し,血糖変動を持続的に把握することができるモニタリングシステムとして,持続グルコースモニタリング(CGM)とフラッシュグルコースモニタリング(FGM)などが注目を集めている.
 ・CGMとFGMはスマホアプリとの親和性が高く,家族や医療スタッフ間での即時共有が可能となる.しかしデータが膨大で解析が容易ではないため,データマネジメントシステム指導の充実も求められる.

医学のあゆみ268巻5号

第1土曜特集

動脈硬化UPDATE

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2019/02

動脈硬化UPDATE
企画:山下静也(りんくう総合医療センター病院長,大阪大学大学院医学系研究科総合地域医療学寄附講座)
・動脈硬化の分子機構は,細胞生物学的・分子生物学的レベルで詳細が明らかになってきた.一方,マクロファージ,炎症,脂肪酸代謝に関わる酵素群,脂肪酸結合蛋白との関係も明らかになっている.
・臨床的観点からは,糖尿病合併リポ蛋白代謝異常,高HDL血症の臨床的意義に関する最近の疫学研究,治療における性差,抗体医薬の開発による治療などについて,各領域の専門家に解説していただく.
・さらに,HDLをターゲットとした薬物療法,脂肪組織由来間葉系前駆細胞移植による血管再生療法のほか,動脈硬化性疾患予防ガイドラインや,スタチン不耐の診療ガイドなどについても最新の情報を紹介する.

医学のあゆみ268巻8号

睡眠呼吸障害の現状と治療・管理の進歩

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2019/02

睡眠呼吸障害の現状と治療・管理の進歩
企画:陳 和夫(京都大学大学院医学研究科呼吸管理睡眠制御学)
・成人,小児の睡眠呼吸障害,とくに閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)は頻度が高く,その理解はきわめて重要である.OSA発症の三大要因は肥満,男性,加齢であり,生活習慣病との関連も注目されている.
・平成30年度の診療報酬改定により,持続陽圧呼吸療法(CPAP)の遠隔モニタリング加算が認められた.また,6カ月以上の減量治療後の高度肥満OSA患者の肥満手術の保険適応も拡大された.
・本特集では,治療管理環境の大きな変化とCPAP治療患者の継続的な増加が認められているOSAを中心に,睡眠呼吸障害の頻度,治療と管理に関して,明日の実地診療に役立つ情報を解説いただく.

臨床雑誌内科 Vol.127 No.1

2021年1月号

COVID-19に正しく立ち向かうために

出版社:南江堂

印刷版発行年月:2021/01

COVID-19に正しく立ち向かうために 1958年創刊。日常診療に直結したテーマを、毎号"特集"として掲載。特集の内容は、実地医家にすぐに役立つように構成。座談会では、特集で話題になっているものを取り上げ、かつわかりやすく解説。

臨床雑誌外科 Vol.83 No.1

2021年1月号

最先端の消化器外科クリニカルパス

出版社:南江堂

印刷版発行年月:2021/01

最先端の消化器外科クリニカルパス 1937年創刊。外科領域の月刊誌では、いちばん長い歴史と伝統を誇る。毎号特集形式で、外科領域全般にかかわるup to dateなテーマを選び最先端の情報を充実した執筆陣により分かりやすい内容で提供。一般外科医にとって必要な知識をテーマした連載が3~4篇、また投稿論文も多数掲載し、充実した誌面を構成。

臨床栄養 138巻1号

新型コロナウイルス感染症-栄養部門の対応 この1年,そしてこれから 前編

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2021/01

新型コロナウイルス感染症-栄養部門の対応 この1年,そしてこれから 前編

糖尿病プラクティス 38巻1号

糖尿病と感染症-新型コロナウイルスの時代を生き抜く-

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2021/01

糖尿病と感染症-新型コロナウイルスの時代を生き抜く-

Medical Technology 49巻1号

腹部エコー検査のステップアップ-エコーで悪性腫瘍を疑ったら

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2021/01

腹部エコー検査のステップアップ-エコーで悪性腫瘍を疑ったら
 腹部エコーで悪性腫瘍を疑ったら,どのように検査を行い,どのような点を評価し,レポートには何を書いたらよいのか―病変の大きさや性状,質的評価に加え,周囲組織との関係・浸潤範囲などの評価,転移性腫瘍を疑った場合は原発巣の検索などを行い,加えて臨床に役立つポイントをおさえたレポートを作成することが重要となります.
 そこで本特集では,代表的な悪性腫瘍について,そのエコー評価のポイント(着眼点・評価項目,検査の進め方,鑑別疾患,他の検査結果と併せた総合的評価など)をご解説いただきます.基本から一歩進み,腹部エコーの知識・スキルを向上させるために,ぜひ本特集をお役立てください.
(編集部)

J. of Clinical Rehabilitation 30巻1号

チームマネージメント-リハビリテーション科医の視点

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2021/01

チームマネージメント-リハビリテーション科医の視点
 リハビリテーション医療では,多くの職種がかかわりチームを形成して治療にあたる.リハビリテーション科医は,そのなかで舵取り役として,患者にとって最大・最良の力を発揮できるように調整をする.このチームマネージメントの必要性と重要性は,おそらく多くの人が理解をしているが,一方でその実際や具体的方策については十分な議論はなされていない.
 リハビリテーション科医のかかわるマネージメントは,症例レベル:患者の担当チームとしてのチームマネージメント,多職種連携:リハビリテーション科医主導の多職種連携におけるチームマネージメント,リハビリテーション科レベル:診療科としてのマネージメント,病院レベル:リハビリテーション病院としてのマネージメント等,さまざまである.
 本特集では,日頃第一線で試行錯誤しながらチーム医療を実践している先生に,チームマネージメントのあり方について執筆していただいた.リハビリテーションチームの概論(大高洋平氏)から始まり,重度障害のある困難症例のリハ医としての舵取りの実際(松浦大輔氏),多職種連携チームマネジメントの例として,骨転移キャンサーボード(石田由佳子氏・他)そしてCOVID-19流行下でのリハビリチームのマネージメント(森 直樹氏),リハビリテーション科としてのマネージメント(小口和代氏・他),最後にリハビリテーション病院全体のマネージメント(小川太郎氏・横串算敏氏)について,実践のなかで得られた貴重な経験とチームやマネージメントについての考え方を惜しみなく紹介していただいた.
 これらの報告を読むと,リハビリテーション科医のマネージメントがいかに多様であるかということを再認識する.そして,マネージメントを行ううえでの課題を明確にし,1つひとつ地道に解決をし,適切にシステム化するということがいかに大切かということにも気づかされる.
 本特集が,他人から見れば一見わかりにくく何をしているのかわからない,マネージメントという厄介な仕事に日々汗をかきながら取り組んでいる皆様の一助になれば幸いである.(編集委員会)

誰も教えてくれなかった糖尿病患者の感染症診療

感染症合併例はココに気をつけて!

石井 均 (編)

出版社:医学書院

印刷版発行年月:2020/12

糖尿病患者は免疫不全状態であり、感染症に罹患しやすいが、感染症診断が遅れがちである。また罹患すると感染症が重症化しやすいうえ、血糖コントロールも難しくなり高血糖が悪化する。新型コロナウイルス感染症においても、糖尿病患者は重症化しやすいと言われている。そこで糖尿病と関連の深い感染症を中心に、感染した糖尿病患者を診療する際に必要な情報を内科医向けにまとめた。

高次脳機能障害・発達障害・認知症のための邪道な地域支援養成講座 実戦編

粳間 剛 (原作)

出版社:三輪書店

印刷版発行年月:2020/08

「高次脳機能障害・発達障害・認知症のための邪道な地域支援養成講座」の”実戦編”

ADHDやASDといった発達障害のある当事者の困りごとの原因として、注意障害などがトピックとなってきた。問題の主体は、社会的コミュニケーションの問題、あるいは共感性の問題と呼ばれているものである。知能に問題がなくても、共感性、社会性に問題があれば、社会生活はできない。また、こうした社会性の問題は、知能の問題をも伴う高次脳機能障害でも認知症でもおきる。だからといって知能の問題だけに注目していていいだろうか?社会性の支援はどうしたらいいだろうか?

注意と感情を他者と共有することは、共感性の礎になる。そのため、本書では、まず共感性の基礎作りとなる注意の要素訓練(マインドフルネス瞑想)と感情を他者と共有する能力(情動の伝染)について紹介し、その応用段階である社会的な視点取得の解説へとすすみ、最終的には「当事者の視点に基づく支援」すなわち「ポジティブな行動支援」の具体的な話へと展開する。社会性の支援のためには、限りある当事者の「注意資源」を「社会性に割り振るためのコツ」が必要である。

あなたの知らない「社会リハビリテーション」がつまった新しい1冊である。

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