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医学のあゆみ273巻11号

アブレーション(ラジオ波,マイクロ波,凍結療法など)の実績と今後の展開

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2020/06

アブレーション(ラジオ波,マイクロ波,凍結療法など)の実績と今後の展開
企画:椎名秀一朗(順天堂大学大学院医学研究科消化器画像診断・治療学)

・『医学のあゆみ』231巻3号で“ラジオ波焼灼療法(RFA)――低侵襲治療の現状と今後の展開”の特集が掲載されてから10年がすぎた.この間,アブレーションは躍進し確固たる地位を占めるようになった.
・近年,RFAでは複数病変の症例でも過不足なく焼灼可能な可変式電極が導入され,国産機器も市販された.また,高出力でアンテナ冷却機能が付き,短時間で大きな範囲を焼灼できる新世代マイクロ波焼灼術も注目される.
・肝癌の治療でも分子標的薬が広く使われるようになった.低侵襲にもかかわらず局所根治性が高いアブレーションは薬物療法との併用でも大きな役割を果たすと予想される.

医学のあゆみ273巻10号

第1土曜特集

マクロファージの功罪――疾患病態誘導と制御におけるマクロファージの役割

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2020/06

マクロファージの功罪――疾患病態誘導と制御におけるマクロファージの役割
企画:樗木俊聡(東京医科歯科大学難治疾患研究所生体防御学分野)

・マクロファージの機能は多彩であり,免疫学の範疇に収まらない.その多彩な機能のゆえんを考えるとき,マクロファージの発生・分化は不可避である.
・本特集では,各組織マクロファージの第一線の基礎・臨床研究者を迎え,感染症,がん,慢性炎症を含むさまざまな病的・疾患環境で,マクロファージがいかに生体防御や病態形成に関わるか,最新情報を解説いただく.
・マクロファージと組織環境との相互作用の詳細を解明することによって,新たな分子標的が見出され,予防や治療に応用される未来に期待したい.

医学のあゆみ273巻1号

第1土曜特集

神経変性疾患の治療開発の現状――新たな戦略構築の基盤をめざして

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2020/04

神経変性疾患の治療開発の現状――新たな戦略構築の基盤をめざして
企画:貫名信行(同志社大学大学院脳科学研究科)

・神経変性疾患は神経難病ともいわれるように,その治療は困難と思われてきた.神経変性の過程で異常タンパク質の蓄積が認められること,病因遺伝子,疾患関連遺伝子が存在することなどは明らかになりつつある.
・本特集は,2013年の特集“神経変性疾患―研究と診療の進歩”から7年間の進歩をみるものでもある.主要な神経変性疾患に対してすでにさまざまな治験が行われていることがわかる.
・研究開発の背景となる技術や類似の分子メカニズムによるアミロイドーシスの治療開発,筋ジストロフィーの治療開発に必要なレジストリーの確立など,神経変性治療開発の参考となるものについても執筆していただく.

医学のあゆみ272巻9号

第5土曜特集

オートファジー――分子機構・生物学的意義・疾患との関わり

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2020/02

オートファジー――分子機構・生物学的意義・疾患との関わり
企画:水島 昇(東京大学大学院医学系研究科分子細胞生物学専攻分子生物学分野)

・オートファジーとは,細胞質成分をリソソームで分解する細胞機能と一般に定義される.なかでもマクロオートファジーとよばれる,オートファゴソームを利用した経路が最もよく知られており,研究されてきた.
・また,マクロオートファジーだけではなくミクロオートファジー,膜透過型オートファジー,クリノファジーに代表されるその他のオートファジーについてもさまざまなエビデンスが得られてきた.
・本特集は,ここ数年の最新トピックスを中心にしつつも,オートファジー研究分野の基礎から臨床までを俯瞰できるように構成した.分野内だけではなく,分野外の研究者にとっても有用なものとなれば幸いである.

医学のあゆみ272巻8号

手術後の認知機能低下──そこに立ち向かう

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2020/02

手術後の認知機能低下──そこに立ち向かう
企画:松本美志也(山口大学医学部麻酔・蘇生学)

・高齢者の手術の際には,術前から自覚症状のない何らかの病態が進行することで認知機能の予備力が低下し,そこに入院による環境の変化,麻酔,手術侵襲が加わることで術後の認知機能が低下すると考えられる.
・術後の認知機能の低下は患者のQOLを低下させるだけではなく,合併症の増加や予後に影響を与える可能性があるため,それを防ぐ取り組みが重要となる.
・本特集では,現状をよく理解してどのような方策を立てるべきかを執筆いただく.いたずらに術後認知機能低下を恐れることなく,高齢者自身と医療従事者とが力を合わせて認知機能低下に立ち向かえる一助としたい.

医学のあゆみ272巻7号

ACLF(acute-on-chronic liver failure)

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2020/02

ACLF(acute-on-chronic liver failure)
企画:持田 智(埼玉医科大学消化器内科・肝臓内科)

・肝硬変患者は,飲酒,感染症,消化管出血などを契機に,肝予備能が短期間に低下する場合がある.この病態をacute-on-chronic liver failure(ACLF)とよんでいる.
・厚生労働省“難治性の肝・胆道疾患に関する調査研究”班の劇症肝炎分科会は,“わが国のACLFの診断基準”を2018年に発表し,同年度からこれに準拠した症例の全国調査を実施している.
・わが国におけるACLFの研究は開始直後であり,解決しなくてはならない事項は山積している.本特集ではACLFに関する研究の現況を整理し,今後の方向性を展望することをめざす.

医学のあゆみ272巻6号

ALS(筋萎縮性側索硬化症)治療の最前線

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2020/02

ALS(筋萎縮性側索硬化症)治療の最前線
企画:井上治久(京都大学iPS細胞研究所増殖分化機構研究部門幹細胞医学分野,理化学研究所バイオリソース研究センター/革新知能統合研究センター)

・運動神経細胞の変性に基づき,進行性の筋力低下・筋萎縮によって,全身の運動機能を消失する筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis:ALS)は,1869年にはじめて報告された.
・その後,現在に至るまで依然としてALS根本的治療法がなく,その治療法を見出すことは医学の最上の命題のひとつともいわれている.
・本特集では,ビッグデータ解析からの新知見,新たな早期診断法開発,遺伝子を標的とする治療モダリティ,ロボットスーツ技術,よりヒトに近い新たなALSモデル,iPS細胞技術などについてを述べる.

医学のあゆみ272巻5号

第1土曜特集

気分障害UPDATE──難治性うつ病に対しあきらめず取り組む

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2020/02

気分障害UPDATE──難治性うつ病に対しあきらめず取り組む
企画:渡邊衡一郎(杏林大学医学部精神神経科学教室)

・世界保健機関(WHO)によると,うつ病は2023年にはすべての疾患における“障害調整生命年(DALYs)”の1位になると予測されている.うつ病が与える経済的損失は,今後ますます大きくなるであろう.
・米国の大規模研究STAR*Dにおいて,全例にSSRIを投与し,非寛解例などには変薬や増強・併用,さらには認知療法までも付加して1年以上経過しても,約1/3は寛解しないことが示されている.
・本特集では,この“難治性うつ”の診断をどう再考するか,さまざまな併存症についての検討のほか,アドヒアランスへの配慮や望ましい薬物療法上の工夫,精神療法の効果,神経刺激療法などについて取り上げる.

医学のあゆみ272巻4号

エクソソームと疾患医学

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2020/01

エクソソームと疾患医学
企画:下村伊一郎(大阪大学大学院医学系研究科内分泌・代謝内科学)

・近年,エクソソームが注目されている.細胞膜蛋白からエンドソームを介して細胞内多胞体(MVB)で生成される内因性微粒子で細胞外に排出される.さまざまな臓器保護効果を有することがわかってきている.
・エクソソームはさまざまな機序で多くの生命現象に関わり,また種々の疾患の病因・病態として関わることが明らかにされつつある.その詳細を突き詰めていくことは,疾患医学・医療への新たな扉を開く可能性を有する.
・本特集では,現在のエクソソーム研究を,最先端で牽引される先生方に,それぞれのお立場で,現状,考え方,展望を述べていただく.

医学のあゆみ272巻3号

たこつぼ症候群のすべて

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2020/01

たこつぼ症候群のすべて
企画:明石嘉浩(聖マリアンナ医科大学循環器内科)

・たこつぼ症候群は,1990年代に日本から世界へ向けて発信された疾患概念であり,今ではこの名前を用いて全世界の研究者が論文を執筆するに至る.
・2004年以降,諸外国より診断基準が発表されるようになり,大がかりなポジションステートメントが2018年にヨーロッパ心臓病学会から報告されたが,診療ガイドラインはいまだにない.
・たこつぼ症候群における分子メカニズムやカテコールアミン動態は,発症機序にせまることができる可能性を秘めている.近年注目される脳心連関ついても,この症候群を理解するには必要な概念である.

医学のあゆみ272巻2号

ラミノパチーとはなにか

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2020/01

ラミノパチーとはなにか
企画:小室一成(東京大学大学院医学系研究科循環器内科学)

・ラミノパチーの多くはラミンA/C遺伝子の変異によって発症するが,その変異の部位によって筋ジストロフィー,拡張型心筋症(DCM),リポジストロフィー,白質ジストロフィー,早老症などさまざまな疾患を発症する.
・わが国において心臓移植を必要とする重症心不全患者の大部分を占めるのがDCMである.DCMについては数多くの原因遺伝子が同定されているが,そのなかでも最も予後不良なのがラミン遺伝子変異によるものである.
・ラミン遺伝子変異からラミノパチーを発症する機序がわかれば,重症心不全をはじめ多くの疾患に対する新規治療法の開発につながるのではないかと期待して,本特集を企画した.

医学のあゆみ272巻13号

不整脈のPrecision medicine

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2020/03

不整脈のPrecision medicine
企画:清水 渉(日本医科大学大学院医学研究科循環器内科学分野)

・先天性QT延長症候群(LQTS)に代表される遺伝性不整脈は,心筋の活動電位を形成するイオンチャネルやこれに関連する細胞膜蛋白などをコードする遺伝子上の変異によって,特徴的な心電図異常と致死性不整脈を発症する.
・遺伝性不整脈には先天性LQTSのほかに,ブルガダ症候群,カテコラミン誘発多形性心室頻拍(CPVT),進行性心臓伝導障害(PCCD),QT短縮症候群(SQTS),早期再分極症候群(ERS)などが含まれる.
・不整脈患者でもiPS細胞から心筋細胞を作製し,患者ごとの心筋細胞の機能解析を行うことにより,precision medicineや新規の病態解明の可能性が期待されている.

医学のあゆみ272巻12号

遺伝と精神疾患

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2020/03

遺伝と精神疾患
企画:岩田仲生(藤田医科大学医学部精神科)

・精神医学が扱う“疾患”とは,そもそも何であろうか.――精神医学はいまだにその解が得られていない,あるいはその病態生理が明らかになると感染症,神経変性症,腫瘍など,ほかの領域の疾患とされ,今日に至っているのがこの100年の歴史であろう.
・100年前には親から子へ形質がどのように継承されるか不明であったが,メンデル法則の発見,DNA二重らせん構造とそれによる遺伝情報継承メカニズムの解明,そしてヒトゲノム解読を起点とした現在のゲノム医科学の進展は,疾患研究に革命的なパラダイムをもたらしている.
・遺伝要因の解析は本特集で詳細されているとおり,ビッグデータとその解析に依拠するところであり,今後はこれらのビッグデータ――遺伝要因を基軸に行動情報,さまざまな臨床情報(画像,バイオマーカー)を複合的に解析することで,新たな精神医学の未来を切り開いていく黎明期に今いるのではないか.

医学のあゆみ272巻11号

CKDにおけるたんぱく質制限の功罪

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2020/03

CKDにおけるたんぱく質制限の功罪
企画:猪阪善隆(大阪大学大学院医学系研究科腎臓内科学)

・腎は老廃物の排泄に関わる臓器であり,腎機能が低下した患者に対して,摂取量を調整する食事療法,とくにたんぱく質制限は100年以上の歴史があり,CKD患者の治療の根幹のひとつでもある.
・本特集では,基礎研究の見地からたんぱく質制限の腎保護メカニズムや,腎機能悪化,心血管イベント・死亡をアウトカムとした臨床研究のエビデンスについて解説いただく.・たんぱく質制限がもたらすリスクとしてのフレイル,サルコペニア,および,たんぱく質制限が推奨される患者と推奨できない患者についてや,病診連携を行ううえでのたんぱく質制限の意義についても解説いただく.

医学のあゆみ272巻10号

第1土曜特集

間葉系幹細胞の基礎と臨床応用

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2020/03

間葉系幹細胞の基礎と臨床応用
企画:戸邉一之(富山大学大学院医学薬学研究部(医学)内科学第一講座)
梅澤明弘(国立成育医療研究センター研究所再生医療センター)

・間葉系幹細胞は基質のリモデリングなど,組織の恒常性維持に関与し,生体組織の支持構造を構成し,実質細胞を支える.この支持機能は体内においても試験管内においても確認され,サイトカインおよび膜分子を介した細胞間相互作用による.
・実質細胞への支持機能とともに,免疫調節機能を有し,炎症性腸疾患および移植片対宿主病(GVHD)の治療薬として開発が進んでいる.神経系障害への回復を薬効とした間葉系幹細胞を主成分とする再生医療製品も開発された.
・間葉系幹細胞に関わる医療は代謝から再生医療まで貢献する可能性があり,日常生活の質の向上はもちろん,保健・医療・経済の観点からもその価値は高い.今回は,基礎的側面から臨床応用に至るまでの,間葉系幹細胞の生物学および医学を特集する.

医学のあゆみ272巻1号

第1土曜特集

エピジェネティクスと疾患

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2020/01

エピジェネティクスと疾患
企画:牛島俊和(国立がん研究センター研究所エピゲノム解析分野)
・がんのエピジェネティック診断は一部は臨床応用され,さらに臨床研究で有用性が試されているものがいくつも出現した.治療分野では,DNA脱メチル化剤とヒストン脱アセチル化酵素阻害剤はその使い方が深化した.
・精神・神経疾患,代謝疾患,腎臓病,循環器疾患,自己免疫・アレルギー疾患などでもエピゲノム異常が見つかっており,一部には病態の原因と考えられる異常もある.
・本特集では,これらの成果をまさに牽引されてきた研究者・医師の方々に,各分野のエピジェネティクス研究が,現在・近未来・将来の臨床にどのようにつながるのか解説いただく.

大阪市立十三市民病院がつくった 新型コロナウイルス感染症もっと対応BOOK

西口 幸雄(監修) 白石 訓 森坂 佳代子 (編著)

出版社:照林社

印刷版発行年月:2020/12

国内初の"新型コロナ専門病院"である、大阪市立十三市民病院が経験した症例をもとに、COVID-19患者の治療・ケアについてまとめました。
重症化を防ぐリスク管理、薬物治療、呼吸管理、栄養管理、褥瘡対策、リハビリテーション、医療安全管理など、COVID-19患者に対応する医療機関、医療従事者に必要な知識がつまっています。
主に感染対策について解説している『新型コロナウイルス感染症〔COVID-19〕対応BOOK』の続編です。

大阪市立十三市民病院がつくった 新型コロナウイルス感染症[COVID-19]対応BOOK

大阪市立十三市民病院COVID-19対策委員会(監修) 西口 幸雄 白石 訓 山本 紀子 (編著)

出版社:照林社

印刷版発行年月:2020/07

●国内初”コロナ専門”病院の十三(じゅうそう)市民病院による対応マニュアル。
●感染症の専門でもない一般の急性期総合病院が、新型コロナウイルス感染症専門病院として、どのような対策を立て、実践したのか。
●全科病棟に対応しており、院内の感染対策、体制の見直しを行う医療機関、介護施設の教育・研修ツールとして必読の一冊。
※経験した症例をもとにCOVID-19患者の治療・ケアについてまとめた続編『新型コロナウイルス感染症もっと対応BOOK』もご覧ください。

つくる・あそぶを治療にいかす 作業活動実習マニュアル 第2版

古川 宏 (監修)

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2018/11

●初版から6年,作業活動の好評テキストが待望の改訂!
●作業活動を長年実践・指導してきた作業療法士が,作業技術についてわかりやすく解説した好評テキストの改訂版!
●作業の治療的意味,作業の対象者,即活用できる作業手順,作業療法士としての工夫,補助具,注意事項について解説.
●改訂では,最近の作業活動の方向性やMTDLPの視点,新しく登場した道具や物品を追加.作業分析や治療効果なども刷新.
●養成校の「作業活動学」「作業技術学実習」のテキストに最適.過去13年分の国家試験過去問題も収載!

エピゲノムをもっと見るための

クロマチン解析実践プロトコール

ChIP-seq、ATAC-seq、Hi-C、smFISH、空間オミクス…クロマチンの修飾から構造まで、絶対使える18選!

大川 恭行 (編)

出版社:羊土社

印刷版発行年月:2020/12

エキスパートらによる,エピゲノムによる遺伝子発現制御をさらに一歩深く見るための最先端プロトコール集.シングルセルレベルの解像度や,空間情報も求められる時代に,本当に使える実験法はこれだ!

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