
NAFLD/NASH診療ガイドライン2020 改訂第2版
日本消化器病学会・日本肝臓学会の共編による診療ガイドライン。Mindsの作成マニュアルに準拠し、臨床上の疑問をCQ(clinical question)、BQ(background question)、FRQ(future research question)に分けて記載。CQではエビデンスレベルと推奨の強さを提示。NAFLD/NASH診療における、疫学、病態、診断、治療、予後・発癌・フォローアップ等について、エビデンスに基づき現時点の標準的な指針を示す。

消化器外科2020年12月号
見直そう!;大腸がんに対する腹腔鏡・ロボット手術の基本手技
見直そう!;大腸がんに対する腹腔鏡・ロボット手術の基本手技 腹腔鏡・ロボット手術のような低侵襲手術は大腸癌に対する手術として適したアプローチであるといえる。本号では、大腸癌の部位別の基本術式について、術野展開方法を中心とした術式のポイントを写真・イラストを用いてわかりやすく解説した。

急性白血病診療テキスト エキスパートに学ぶ
抗がん剤治療が奏効しにくく,「不治の病」と見られがちだった急性白血病は近年,新薬などが承認され,その治療法は大きく進歩しつつある.本書では,急性骨髄性白血病・急性リンパ性白血病について,それぞれ前半部分で治療を安全に行うための血液学の基礎医学の知識,後半部分でそれぞれの疾患・病態に対する標準治療をエビデンスに基づき解説.より臨床の現場に即して使いやすいように,レジメンも記載した.

Heart View Vol.25 No.1
2021年1月号
【特集】抗血小板・抗凝固薬投与の問題は解決した?
【特集】抗血小板・抗凝固薬投与の問題は解決した?

古典的要点に学ぶ151生薬
センプク漢方セミナー長沢道寿「増補能毒」
現代につながる処方-古典に学ぶ漢方の知恵
長沢道寿の『増補能毒』は経験に基づいた、現代にも通じる漢方処方が記されている古典的名著です。読みにくいと思われる古典を著者がわかりやすく読み解いていきます。難しいと思われがちな漢方の古典ですが、漢方処方に対する道寿の熱い思いが伝わってくるような1冊です。ワンポイントアドバイスも面白い。

≪専門医のための精神科臨床リュミエール 21≫
前頭葉でわかる精神疾患の臨床
精神疾患の臨床症状と前頭葉機能の関連について,最新の知識をまとめた一冊.前半では前頭葉の構造と機能について,各部位ごとに最先端の研究を詳述し,後半ではそれを踏まえて,認知症,統合失調症,気分障害をはじめとするさまざまな精神疾患について明らかとなってきた前頭葉の構造と機能の特徴を解説.「精神の座」とされてきた前頭葉の機能から精神疾患を読み解く.

はじめての鍼灸マッサージ治療院 開業ベーシックマニュアル
「治療院を開業したい」と思ったら、まずこの1冊!
開業に必要な手順・手続きを、順を追って丁寧に解説
治療院の開業は治療家にとって大きなターニングポイント。治療の腕を磨かなければならないのはもちろんですが、それと同じくらい大切なのが、治療院経営について学ぶことです。
本書は、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師が治療院を開業する際に、必ず知っておかなければならない準備や手続き、そして経営の考え方について、イラストや図解を交えながら、分かりやすく解説。「開業資金が足りない」「どこで開業するか決められない」「そもそもどんな治療院にしたいか分からない・・・・・・」といった基本的な悩みに対して、治療家に役立つ内容にしぼって解説しています。

血管インパクト イラストと雑学で楽しく学ぶ解剖学
「血管」のことが楽しく学べるテキストです!
イラストで楽しく学べるテキスト「インパクト」シリーズ最新作。今回は「血管」がテーマです。主な血管ごとに、身体のどこを通るのか、どう枝分かれするのかを、わかりやすく図示しました。シリーズの特徴である雑学は今作でも盛りだくさん。既刊の『マッスルインパクト』『ボーンインパクト』『神経インパクト』と合わせて読めば、よりいっそう解剖学が楽しくなります!

Medical Technology 48巻12号
教えて! POCT
教えて! POCT
2004 年にはじめてPOCT ガイドラインが発行され,以来,POCT は多様な発展を遂げてきました.迅速・簡便な操作で,検査結果を臨床に提供できることはPOCT の最大の特長であり,診療所や在宅医療,また災害現場など,多用なニーズがあることからも注目を集めています.そのようななか,編集部に「POCT について初心者でもわかるように,取り上げていただけないでしょうか?」との声が届きました.
そこでこのたび,POCT について読者の方からお寄せいただいた疑問や知りたい内容について,ご専門の先生方にご回答・解説をいただく特集をお届けします.みずからが検査者として使用する機会は少なくとも,検査のプロとして他職種の方達をサポート,運用し模範を示せるよう,本特集をご活用いただければ嬉しく思います.(編集部)

Medical Technology 48巻11号
検査室からみた生活習慣病-症例から学ぶ 病態と検査データの見方
検査室からみた生活習慣病-症例から学ぶ 病態と検査データの見方
生活習慣病は重篤な疾患の危険因子となり,身近でかつ重要な疾患群です.読者の皆様からは「生活習慣病に必要な検査とその結果の見方について教えてもらいたいです」,「検査結果を見た医師がどのように考え,診療・治療につなげていくのか知りたいです」といった声を頂戴しています.
そこで今回は,「検査室からみた生活習慣病」をテーマに,生活習慣病を有する各症例から検査データの読み解き方と診療の流れをご解説いただきます.第2 章は冒頭に症例を提示し解説,という流れになっておりますので,自分だったらどう考えるか,シミュレーションしながら読み進めていただければ幸いです.(編集部)

Medical Technology 48巻10号
着眼点を鍛える! 高齢者における細胞診
着眼点を鍛える! 高齢者における細胞診
今や日本は全人口の約28%を65 歳以上が占める超高齢社会となりましたが,高齢者を対象とした細胞診は,良悪性の判定が困難な細胞が出現したり,領域によって細胞観察時の注意点や思考プロセスが異なるなどの特徴があり,また典型像と異なる細胞像を呈することも,難しさを感じさせる原因となっています.
そこで本特集では,豊富なご経験をお持ちの先生方が高齢者の細胞診を行う際に何に着眼し,どのような思考プロセスで検査を行っているかご紹介いただきます.プロの視点を学びとり,ご自身の糧にしていただければと思います.(編集部)

検査と技術 Vol.49 No.1
2021年1月発行
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総合リハビリテーション Vol.48 No.12
2020年12月発行
特集 障害者の加齢に伴う問題とその支援
特集 障害者の加齢に伴う問題とその支援 障害児者も加齢により,さまざまな成人の疾患への罹患率が増え,長期間障害をもって暮らしてきたことによる二次障害も頻度が増加します.そして家族や支援者の加齢や疾患といった変化にも対応しなければなりません.医療の進歩によって得られつつある障害児者の寿命の延伸が,ゆたかなものになるように,周囲や環境も支援方法や制度を変更していく必要があります.本特集では,さまざまな立場の方々から,障害児者の加齢に伴う問題とその支援についてご執筆いただきました.

臨床皮膚科 Vol.74 No.13
2020年12月発行
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BRAIN and NERVE Vol.72 No.12
2020年12月発行
特集 超高齢期の精神神経疾患を診る
特集 超高齢期の精神神経疾患を診る 超高齢社会の日本では,脳神経内科の臨床においても80歳以上の患者の診療を行う機会が増えている。しかしながら,多くの研究や臨床試験は超高齢者を対象としていないため治療に関するレベルの高いエビデンスに乏しく,また,多岐にわたる基礎疾患やそれに対する薬物治療が病態を複雑にしている。本特集ではエキスパートにより,日々の診療で出会う機会の多い代表的な疾患の病態を解説したうえで,鑑別診断・治療の考え方について論じる。

生体の科学 Vol.71 No.6
2020年12月発行
特集 新組織学シリーズI:最新の皮膚科学
特集 新組織学シリーズI:最新の皮膚科学 -

Medical Technology 48巻9号
消化管エコーの基礎とテクニック
消化管エコーの基礎とテクニック
超音波検査は非侵襲的で高い空間的分解能を有し,リアルタイムに観察可能といった特長を活かして,多くの診療科で用いられる必要不可欠な検査となっています.一方でその診断能は検者の技量に依存するところも大きく,特に消化管領域では腸管内ガスの影響などにより,難しさを感じている方も少なくないと伺います.
そこで本特集では,消化管エコーのスペシャリストである先生方より,解剖・装置設定といった知識面から,描出のコツ・ピットフォールといったテクニック面まで,幅広くご解説をいただきます.ぜひ本特集を日常検査にお役立てください.(編集部)

Medical Technology 48巻8号
今,注目すべき輸入感染症
今,注目すべき輸入感染症
グローバル化により,かつてでは考えられないほど簡単に世界中を行き来できるようになりましたが,これにより,日本でもインバウンドや海外渡航者が増え,日常診療でまれな輸入感染症に遭遇する可能性が高まってきています.
そこで今月は,輸入感染症について知っておきたい知識や取りうる対策について,特集をお届けします.1 章では,日本におけるインバウンドの現状を俯瞰していただくとともに,どのような感染症があり,注意をすべきかといった点を,概説いただきます.これをふまえ2 章では,各輸入感染症に関して,臨床検査技師として知っておくべき臨床的特徴や診断のポイント,検査法などについて,ご解説いただきます.“ その時”に備えてご一読いただければ幸いです.(編集部)

Medical Technology 48巻7号
検査室における感染対策を学び直す-再録『必携 検査室の感染管理』-
検査室における感染対策を学び直す-再録『必携 検査室の感染管理』-
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染が世界中で,そしてわが国でも広がりをみせ,大きな影響を与えています.2020 年4 月7 日に出された緊急事態宣言は5月25 日に全国で解除されましたが,今後も感染拡大防止のための方策を継続していくことが重要である状況に変わりはありません.
そこで小誌では,臨床検査業務に従事されている皆様の感染管理にお役立ていただけるよう,2015 年に発行いたしました臨時増刊号『必携 検査室の感染管理』(43 巻13 号)より,基本的な感染対策についてまとめられている論文を抜粋し,再録することといたしました.微生物・感染症検査に従事されている方々のみならず,血液検査や一般検査,生理検査などに従事されている方々が感染対策上留意すべき点もご解説いただいております.患者さんを守り,そして検者自身を感染から守るために,本企画をお役立ていただけましたら幸いです.(編集部)

Medical Technology 48巻6号
臨床化学検査でピットフォールに落ちないために
臨床化学検査でピットフォールに落ちないために
臨床化学検査は自動化が進み,その検査のほとんどが,検体を置いて分析装置のスタートボタンを押せば結果が得られる時代となりました.しかも近年では検査の信頼性が飛躍的に向上しています.これには,分析装置の性能の向上,バーコードシステムなどによる分析前過誤の減少,情報システムによる前回値との比較などが寄与しており,臨床検査技師をはじめ,試薬メーカー,機器メーカー,情報処理技術者などの努力の賜物といえるでしょう.しかし日常検査の信頼性や精度が向上した反面,数値(異常値)をそのまま信じ込む医師の割合が高くなっています.すなわち,誤報告が重大事故に直結する可能性が高い状況にあることを,我々は肝に銘じなければなりません.実際には,現場には多くの落とし穴(ピットフォール)が存在します.みんなで協力して穴の存在に気づき,埋めていく必要があります.
近年の臨床検査では,職人芸を廃し,標準作業手順書に忠実に従って業務を行うことが求められる傾向にあります.しかし,ピットフォールの発生時に,「自分はマニュアルどおりに業務を行ったのだから悪くない」という考えは危険です.一方ピットフォールを発見し,原因を探り,再発の防止策を実施し,それを学会や論文で発表して医療の発展に貢献できたらどうでしょう.臨床化学検査はとても面白い検査になると思いませんか?
臨床化学検査は,多くの検体を正確・迅速に報告することが必要ですが,通常の検査結果を正しく素早く報告しながら,異常を発見したらじっくりと対応する,このバランスをどう取るかが醍醐味だと考えます.本特集の執筆者は,いずれも現場においてていねいにピットフォールの穴埋めをされてきた第一人者の方々です.多くの貴重な経験や提言が記されており,きっと皆様のお役に立てるものと思います.どうぞ本特集を良い意味で楽しんでいただき,業務にお役立ていただければ嬉しく思います.
企画監修 清宮正徳(国際医療福祉大学 成田保健医療学部 教授)