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腎不全の緩和ケア

鈴木 利彦(監修) 坂井 正弘(編集) 大武 陽一(編集) 高井 奈美(編集) 平原 佐斗司(編集)

出版社:南山堂

印刷版発行年月:2025/06

腎不全には透析や腎移植などの腎代替療法が複数あり,それらの導入や,場合によってその見合わせにより,予後もそれぞれ大きく変化する点が,他の臓器不全と異なる特徴です.さらに近年では高齢化に伴い,透析の見合わせによる保存的腎臓療法(CKM)や,意思決定に迷う場合の期限付き透析の実施(time limited trial)といった,考慮すべき選択肢も増えており,関わる医療者も腎臓内科や泌尿器科,透析医療,在宅医療や緩和ケアなど多領域・多職種にわたります.本書では,腎代替療法の有無を問わず,保存期から末期腎不全、そしてエンドオブライフ期に至るまで患者さんのたどる道のりを念頭に,ふまえておくべき背景知識を解説し,多様な状況への対処法を豊富な事例とともに探ります.患者さんに最期の時まで自分らしく穏やかに過ごしてもらうための方法を,関係者皆で考えていくための一冊です.

QUICK生理学・解剖学

人体の構造と機能・病態生理

松尾 理(編)

出版社:羊土社

印刷版発行年月:2022/02

効率的に学習できる,最初に読むべき生理学・解剖学の統合型教科書!要点整理と明快な図表で長期記憶に結びつきやすく,国試練習問題で到達目標がわかりやすい.将来の医療職に役立つ質の高い情報をギュッと凝縮!

Hospitalist Vol.6 No.4 2018

2018年4号

特集:心不全

出版社:メディカル・サイエンス・インターナショナル

印刷版発行年月:2019/02

特集:心不全
本特集では,急性心不全を「救急外来でみたとき」に,その「入院後超急性期」「慢性期」「終末期」に,それぞれ何をすべきかをまとめます。急性心不全は,エビデンスのある治療がほとんどなく,生理学に応じた治療を理解し,目の前の患者の心不全の生理を考察し,それに対する介入が重要です。一方,慢性心不全は,生理学のみならずアウトカムスタディに基づく治療(エビデンス)が重要です。今回はその双方を盛り込んで企画しました。

心不全はStage分類でも理解できますが,「進行性の病気」であり予後が悪く,例えばStage 4の癌患者より,目の前の心不全患者のほうが予後が悪い場合があります。したがって,予後予測とそれを適切に伝えるスキルが必要になります。予後改善を目指した治療の導入のみならず,まさかのプランを患者とともに話し合うアドバンス・ケア・プランニングも,心不全ケアには必須です。最大限に治療をしても症状がとれない末期心不全になると,症状緩和が重要になります。家族へのグリーフケアも意識せねばなりません。これらの内容も盛り込んでいます。

すべての循環器患者を専門医だけでケアするのはとても難しい時代が到来しつつあります。循環器医と総合内科医が協力して心不全を管理していくために,本特集がまずその共通言語を提示するものとなり,将来を見すえた診療の橋渡しの1つとなることを目指します。

医学のあゆみ295巻8号

造血幹細胞研究の革新と臨床応用への挑戦

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2025/11

造血幹細胞研究の革新と臨床応用への挑戦
企画:山﨑 聡(東京大学医科学研究所幹細胞治療研究センター幹細胞治療研究分野)

・造血幹細胞研究は単なる細胞補充源としての理解を超え,新たなパラダイムシフトの渦中にある.微小環境との複雑な相互作用,エピジェネティックな制御,加齢に伴う機能変化,そして疾患発症における異常性など,より深遠なメカニズムの解明が急務とされてる.
・本特集は,造血幹細胞の発生・分化の制御機構といった基礎的テーマから,in vitroにおける造血幹細胞の作製技術や,疾患特異的なクローナル造血の病態といった臨床応用を見据えたトピックまでを網羅的に取りあげ,各筆者が長年の研究を通じて確立してきた“本質的な問い”とそれに向けた“独自の視点”を深く掘り下げる.

3Dマッピングシステム徹底攻略![Web動画付]

アブレーション治療成績を上げよう

中村 啓二郎(編集) 小松 雄樹(編集)

出版社:メジカルビュー社

印刷版発行年月:2023/10

我が国で現在使用できる3種類のマッピングシステムの特徴・機能・使い方を,設定の流れがわかるよう画像を提示してわかりやすく説明。応用編ではシステムごとに,具体的臨床所見を用いて最新の機能を最大限に活用したエキスパートによるマッピングの解釈ならびに治療戦略や,どのように臨床に結び付けるかまで網羅。さらに動画も多数提示して,実地で役立つ内容にまとめている。

「イラスト」めまいの検査 改訂第4版

日本めまい平衡医学会(編)

出版社:診断と治療社

印刷版発行年月:2025/11

めまい診療に欠かせない検査を,目的・準備・手順・結果の解釈・コツやピットフォールまで徹底解説!豊富なイラストで理解が一気に深まります.
今回の改訂では画像検査を新たに加え,PPPDや小児のめまい,加齢性前庭障害など近年注目の疾患も網羅.エッセンスが凝縮され,日常診療でもすぐ役立つ実践書です.
耳鼻咽喉科医だけでなく,看護師・臨床検査技師・言語聴覚士にも忙しい日常診療で頼れる1冊!

臨床栄養 147巻6号

これからの精神科栄養

出版社:医歯薬出版

印刷版発行年月:2025/11

これからの精神科栄養
●精神疾患と栄養に関する研究が進み,精神科領域でも栄養や食事への関心が高まっています.
●一定のスキルを持つ管理栄養士・栄養士を対象に,精神科認定栄養士制度が創設され,専門性を活かした支援が広がっています.
●本特集では,精神栄養学の最新情報をはじめ,急性期病院,精神科病院,社会復帰支援など多様な現場での栄養支援を紹介します.

精神障害のある救急患者対応マニュアル 第2版

上條 吉人(著)

出版社:医学書院

印刷版発行年月:2017/10

精神障害とその関連疾患のある救急患者を対象にした治療マニュアル。救急現場でよく遭遇する幻覚・妄想、急性覚醒剤中毒、せん妄などの症状について、「診断のポイント」「治療フローチャート」「精神科医にうまく引き継ぐコツ」を示しながらコンパクトに解説。また臨床で必須の医薬品を厳選し、それらの特徴と実践的な使い方のポイントをまとめた。救急科と精神科の双方に通暁する著者だから書きうる、現場目線の実践知がここに!

厄介で関わりたくない精神科患者とどうかかわるか

成瀬 暢也(著)

出版社:中外医学社

印刷版発行年月:2021/04

患者の快復を願って必要な治療を提供しようとする.ただそれだけのことなのに,時として生まれる対立,そして陰性感情.そこに絶対的に不足しているのは患者と治療者の信頼関係です.厄介で関わりたくない精神科患者は必ず,深く傷ついています.必要なのは信頼関係に裏付けられた癒しです.人が人を癒すということは精神科医療の原点.しかし,これが容易ではありません.ではどうすればいいのでしょうか.

小児救急標準テキストーbasic編ー

日本小児救急医学会(監修)

出版社:中外医学社

印刷版発行年月:2023/07

プロフェッショナルな小児救急医を目指すための,日本小児救急医学会公認テキスト.
プロフェッショナルな小児救急医を目指すための,日本小児救急医学会公認テキスト.本書は,「改訂版 小児救急医療の教育・研修目標」の内容に準拠し,小児救急の基本的な知識と技術のノウハウを平易かつ網羅的にまとめている.症候編,疾患・外傷編,手技編の3本の柱に分け,各エキスパートの診療技術を集約し,標準化した.小児救急医が身に付けておかなければならない土台となる知識が詰まった,羅針盤的教科書である.

周産期医学55巻5号

ちょっと気になる妊婦・胎児

出版社:東京医学社

印刷版発行年月:2025/05

ちょっと気になる妊婦・胎児

 

健康格差社会 第2版

何が心と健康を蝕むのか

近藤 克則(著)

出版社:医学書院

印刷版発行年月:2022/06

日本が「健康格差社会」であることを世に示した初版の発行後、社会疫学研究の進展により健康格差の存在は共通認識となり、健康格差の縮小が国の政策目標に掲げられるに至った。第2版では初版の内容を基盤にしつつ、この間に蓄積された多くの科学的知見を追加。「健康の社会的決定要因」などに関する議論の動向も解説する。「健康格差」の基本を知る上で最適な定番書。

小児・成人・高齢者の発達障害における診断・鑑別・治療

佐々木 博之(著)

出版社:日本医事新報社

印刷版発行年月:2025/06

「かつての自分が知っていれば」と願った知識を,次の世代の実践力へ。
まずは,はじめにを読んでみて下さい。共感できた精神科医,心理職,教育者にとっての“実務の武器”となる一冊です。

●初診外来で信頼関係と診断精度を両立させる問診のコツ
●WISCの読み解き方と応用のポイント
●小児・成人・高齢者―年齢層ごとの発達障害診療アプローチ
●発達障害専門医だからこそ見える,他疾患への視座

愛知県がんセンター 頸部郭清術

長谷川 泰久(著)

出版社:金芳堂

印刷版発行年月:2016/11

頸部郭清術は甲状腺を含む頭頸部がんの外科治療における基本術式である。画像診断の進歩による進展範囲の診断の精度の向上に伴い、症例の進展度に応じた手術が求められ、選択的頸部郭清術、さらに個別的頸部郭清術へと展開してきていることを踏まえて書き下ろした。

頸部郭清術を行う場合、年齢、全身状態、原発巣・頭頸部転移の進展度や病理組織的悪性度などを考慮して郭清範囲を決定するが、本書ではそれらの知識の解説はなく、頸部郭清術だけに焦点を絞っている。

1章で頸部郭清術の欧米およびわが国の歴史の紹介、2章でリンパ節と筋肉の解剖、続いて3章では術式の分類、4~11章までは愛知県がんセンター方式の手術手技を豊富な画像(術中写真)とカラフルな図解を駆使して解説、最後12章で頸部郭清術の均一化を図った研究班の成果にも触れ、系統的に書かれている。

画像診断の進歩も著しく、郭清範囲が検討されるようになった今日、頸部郭清術の基本はしっかり抑えて、「機能温存」と「低侵襲性」をキーワードとして頸部郭清術の新たな展開に対応した解説書とも言える。

もっとも中核となる「第7章 全頸部郭清術」の一部をサンプルとして公開中!

消化管EUSパーフェクトガイド

藤城 光弘(編)

出版社:日本医事新報社

印刷版発行年月:2017/12

他に類を見ない消化管EUSの入門書が登場!
内視鏡先端に装着したプローブを消化管内から当て、超音波によって消化管壁、病変、消化管外等の情報を得ることができる消化管EUS(endoscopic ultrasonography)。“超音波”と“内視鏡”の利点を活かし、低侵襲に病変の性質や深達度を診断できるこの手技の重要性が近年、高まっています。
本書では黎明期からEUSに携わるプロフェッショナルが集結し、その基礎を徹底解説しました。総論ではスコープの種類別・臓器別の基本走査、国内メーカー主要機種等について詳説、各論では筆者が所属する国内有数の施設で経験された多数の症例を、鮮明な内視鏡画像・エコー画像とともに供覧しています。

病理と臨床 2025年12月号

遺伝性腫瘍

出版社:文光堂

印刷版発行年月:2025/12

遺伝性腫瘍 特集テーマは「遺伝性腫瘍」.病理医のための遺伝性腫瘍総論/遺伝性乳癌卵巣癌症候群/APC関連ポリポーシス/多発性内分泌腫瘍症(1型・2型)/遺伝性びまん性胃癌/過誤腫性ポリポーシス/腎腫瘍易罹患性症候群/遺伝性腫瘍症候群に関連した骨軟部腫瘍 等を取り上げる.連載記事として[マクロクイズ],[がん薬物治療選択に関わるバイオマーカー検査],[鑑別の森]口腔の良性病変と疣贅状癌,[今月の話題] 他を掲載する.

病理と臨床 2025年10月号

卵巣Ⅰ

出版社:文光堂

印刷版発行年月:2025/10

卵巣Ⅰ 特集テーマは「卵巣Ⅰ」.上皮性腫瘍:漿液性腫瘍/上皮性腫瘍:粘液性腫瘍/卵巣類内膜腫瘍─類内膜癌と鑑別診断─/上皮性腫瘍:明細胞腫瘍/漿液粘液性腫瘍/性索間質性腫瘍:顆粒膜細胞腫/胚細胞腫瘍/その他の性索間質性腫瘍・卵巣原発腫瘍 等を取り上げる.連載記事として[マクロクイズ],[鑑別の森]甲状腺の慢性甲状腺炎とMALT リンパ腫,[病理医としてのアドバンテージを体感しよう],[今月の話題] 他を掲載する.

乳癌診療ガイドライン1 治療編 2022年版

日本乳癌学会(編)

出版社:金原出版

印刷版発行年月:2022/06

乳癌の薬物療法、外科療法、放射線療法に関する臨床議題をバックグラウンドクエスチョン(BQ)・クリニカルクエスチョン(CQ)・フューチャーリサーチクエスチョン(FRQ)に分類し、それぞれの科学的根拠、益と害のバランス、患者の希望の一貫性、経済的視点などを踏まえて作成された最新の診療指針。計116項目のBQ、CQ、FRQに加え、新たに治療編全体の総説を掲載。医療者と患者のhared Decision Making実現に必携の一冊。

患者さんと家族のための放射線治療Q&A 2025年版

日本放射線腫瘍学会(編)

出版社:金原出版

印刷版発行年月:2025/04

近年の放射線治療は、少ない治療回数で高い効果と副作用の大幅な低減だけではなく、症状緩和や再発・転移者の予後改善まで効果があります。
手術や抗がん剤とともにがん治療の柱になった一方、目に見えない放射線ならではの不安や疑問を抱く方もいますので、エビデンスにもとづきつつ「患者視点(Q&A 形式)」で解説しました。粒子線や陽子線など最先端の治療法を知りたい方、セカンドオピニオンを求める方にもオススメです。

2025年版 消毒と滅菌のガイドライン

大久保 憲(編集) 尾家 重治(編集) 金光 敬二(編集)

出版社:へるす出版

印刷版発行年月:2025/02

院内の感染制御に必要な最新の消毒/滅菌知識を凝縮

感染症法の制定を受けて作成された『消毒と滅菌のガイドライン』の2025年最新改訂版。消毒・滅菌の基本的な考え方から、消毒薬の使い方、さまざまな機材の消毒・滅菌法、感染症(病原体)別の消毒法、多様な滅菌法の原理・適応など、院内の消毒・滅菌に必要な知識を網羅しました。
今回の改訂では最新の情報を盛り込むとともに、内容を圧縮し必要な知識をよりコンパクトにまとめました。院内の適切な感染制御のため、消毒/滅菌の知識が凝縮されたこの一冊を強くおすすめします。

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